名前:堀井玲紀(ほりい たまき)さん
生年月日:1991-09-29
職業:団体職員
出身地:富山県
居住地:東京都

勤務先:安田くいなふれあい公園(国頭村)
滞在期間:8月28日から9月12日まで(16日間)

趣味:ツーリングやドライブ、カフェ・喫茶店巡り、映画鑑賞
特技:堀井さん「特になし・・・(´・ω・`)」

【ふるさとワーホリとは】
都市に暮らす人々が一定期間その地域に滞在し、働きながら地元の人々と交流する総務省のプログラムです。
https://okinawa-iju-wh.jp/

-参加した理由をおしえてください。
移住交流の促進など、全国の地域活性を支援する「一般財団法人地域活性化センター」の職員として「ふるさとワーホリ」の事業を活用して若年層を呼び込んでいる沖縄県の取り組みを研究したいと思ったからです。行政側としても参加者としても両面から考え、全国の自治体への提言につなげたいと考えています。

-なぜ、沖縄だったんですか?
「沖縄県は早くからUターン(出身地への移住)、Iターン(出身地以外の場所に移住)、Jターン(出身地近くへの移住)の環境整備に力を入れており、比較的移住・定住事例が多く、県全体での人口が社会増している県だからです」

-国頭村の第一印象はどうでしたか?
「国頭村はとても緑が多く、山育ちの私にとってはとても過ごしやすかったです。本州にはいない生物がたくさんいたのも面白かったです」

■どんなお仕事をしましたか?→ヤンバルクイナの展示施設で来場者への解説や受付業務

ヤンバルクイナの生態展示を通した学びの場の提供などを行う「安田くいなふれあい公園」(沖縄県国頭村)で、堀井さんは勤務していました。

1日のスケジュール(例)はこんな感じです。
 09:00 始業。受付業務。ヤンバルクイナを見に来た家族連れや、パークゴルフを楽しむ人々への対応
 12:00 お昼休憩。「本業(地域活性センター、東京都)の業務もこの間にチェックします」
 13:00 休憩おしまい。午後の業務は来館者にヤンバルクイナに関する説明・解説など
 17:00 片付けなど終業準備
 17:30 退勤

施設で飼育するヤンバルクイナのオス・クー太。人気者です。

ヤンバルクイナについては、他の職員の方が来館者に説明する内容や、館内の資料から学んでいきました。

お客さんはヤンバルクイナに興味津々です。堀井さんに質問をしていきます。

お客さん「縄張りの範囲はどのぐらいなんですか?」
堀井さん「4ヘクタールほどですよ」

世界中で沖縄本島北部にのみ生息する、絶滅危惧種のヤンバルクイナ。堀井さんはそんなヤンバルクイナの魅力をお客さんに伝えてきました。

■地域ではどのように過ごしていましたか?→2年に一度の伝統行事に遭遇!

神輿を担いだ男たちの声が聞こえてきます。
「ビーンクイクイ!」「エイヤサー!」

神輿の上には、桶に入ってかつらと付け髭で威厳の増した長老。
地域の空手使いが先導し、その道を清めます。

これは、国頭村奥集落で2年に一度行われる、無病息災と五穀豊穣を願う地域行事「ビーンクイクイ」です。

そこに、堀井さんもやってきました。地域の人からビーンクイクイの話を「たまたま」聞いて「たまたま」見れたのだそう。

「夜はよく地域のみなさんと飲んでるんですが、それで知って参加させてもらいました」

「作りかけの家で飲み会」という貴重な経験をした堀井さん。観光では決して見ることのできない、ありのままの沖縄の姿に多く触れることができました。

■ふるさとワーホリを振り返ってみて、いかがでしたか?

-印象的だった思い出はありますか?
「職場の上司が住む地域の方々の家での交流です。その他にも、誰かの家にほぼ毎日呼んでいただきました。地域の伝統行事も見れて良かったです。休みの日には伊江島にも足を伸ばすなどしました」

-ふるさとワーホリへの参加を考えている人に一言下さい。
「国頭村ならではの自然環境、食文化、祭りをより身近に体験できます。国頭村の人は温かい人ばかりで、気さくに声掛けしてくれ、とても充実した毎日を過ごせます」

-お世話になった沖縄の皆さんに一言お願いします。
「たった2週間でしたが家族・仲間のように接してくださった国頭村の方々には感謝しかありません。本当にありがとうございました。また遊びに行きます!」

都市に暮らす人々が一定期間その地域に滞在し、働きながら地元の人々と交流する「ふるさとワーキングホリデー」
「旅行以上移住未満」の日々を通して、あなたももう一つふるさと、増やしてみませんか?
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このシリーズでは、全国各地から沖縄県に集まった「ふるさとワーホリ」の参加者を通して、それぞれのプチ移住を追体験します。
■沖縄県ふるさとワーキングホリデー
https://okinawa-iju-wh.jp/
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