「まあ、食べてみてください」

そう勧められて、ひと切れつまんでみると……とても柔らかく、味にクセもありません。後味も重くなく、あっさりしているため、いくらでも食べられそうです。

「これが鹿の肉です。この美味しさをもっと普及させたいんですよね」
そう話すのは、ジビエ(狩猟によって獲た野生動物の肉)の加工・販売を行う西日本ジビエファーム(山口県山陽小野田市)の仲村真哉さん。近隣で仕留められた動物を重量で買い取り、解体。部位ごとにブロック肉にして真空パック化し、商品として販売しています。

臭いというイメージがある猪も、仲村さんによると「処理の仕方の問題」とのこと。「きちんとすれば本当に美味しいし、生姜焼きなんて言われなければ豚と変わらないですよ」

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病気をきっかけに帰郷し、ジビエ狩猟を始めた仲村さん。
新型コロナウイルスの拡大を受けてレストランからの注文が激減する一方で、ジビエをお家で楽しめるウインナーやソーセージの人気が伸びています。