【しまね女子ブログ】 あだちしほvol.3

 

〜序章〜

移住するにあたって、お家ともう一つの大きな壁。
それは…

ズバリ。
お仕事!ですよね。

「仕事が見つかってから移住?」
はたまた
「移住してから仕事探し?」

いやいや
「どっちにしても不安やろ!!!!」

なんたって知らん場所での転職。

正直言えば、都会に比べて仕事選べるほどあるんか?
って話。

(ヤケクソ)

はい。今回は、

収入も、やりがいも、プライベートも
果たして自分にあった仕事が見つかるんやろうか。

あぁ〜〜悩むぅ〜

なーんて重く考えがちな
【お仕事のお話】をさせていただこうかと思います。

結論からいうと、
私は移住してから仕事が決まったパターンです。

UIターンしまね産業体験】という制度にまんまと(?)後押しされ、
移住してから自分にあった仕事を見つけていこぉ〜っと
的な、楽観的+勢いで移住しました。

(詳細は【しまね女子ブログ】 あだちしほvol.1 をご覧くださいませ)

産業体験中の1年間で、いろんな出会いがあり、
同時に沢山のチャンスをいただきました。

そんなこんなで(←コレから綴っていくところ)

移住前や移住当初にやりたいと思っていたことが、
ほんの2年足らずで、ほとんど実現してしまうというミラクルが起こったのであります。

「ほんで、職業は?」

と聞かれると、いつも困るんですが

まずは赤裸々、私の収入面から。

《一年目》
産業体験(猪の解体は研修の一環でした)
農家レストランふる里亭でのアルバイト
・簡単なイラスト業

↓↓
《二年目(現在)》
・猪解体(狩猟免許を取ったけど、まだまだペーパー)
・槻之屋ヒーリングや農家レストランふる里亭でのアルバイト
・お菓子販売
・宿の経営

こんな感じです。

(お主、一体何者よ。)

色々しているように見せかけて、
私の行動範囲は、雲南市の温泉地区という小さなところで完結しています。

移住前からの夢と、
移住後に生まれた自分のモットーに従った結果、
こんなお仕事に辿り着きました。

がっぽがっぽ丸儲けしているわけではないので、
生活はずいぶん地味ですが
私なりにやりがいを感じる色々なお仕事たち。

「自分がやりたいこと」と、「地域の方が求めてくださること」が合致して、お仕事につながるというミラクル。

・移住して生まれたモットーって?
・どないしてそんなミラクルが起きたんや?
・どんな仕事内容?
・実際どんな生活してんの?

といったような、
そんなこんななお話を、環境や気持ちの変化などを踏まえながら、
何回かに分けて綴っていこうと思います。

ささッ
寄ってらっしゃい 見てらっしゃい
はっじまっるよ〜

〜第一章 〜 私のモットー

島根に住み始めて、
素敵な人、環境、食材、文化、生活の知恵などにいちいち感動しております。
(現在進行形)

自然豊かな環境はもちろんのこと、
人や生活と関わって味わう感動も。

例えば、

・ゲラゲラ笑いながらも丁寧に方言や文化を教えてくれる人の気さくさ、温かさ。

→最初は方言がわからなくてホンマに会話できんかった…

・手間を惜しまず行われる季節の手仕事。長期保存もお手のモノ。

→味噌、こんにゃく、梅干しなど…「自家製」ってこんなに当たり前?!

・わんさかもらえるお裾分け。

→玄関にこれでもかってぐらいに置かれてたりする。

・地域には猟師さんがいて、畑を守るために猪を仕留めるのは当たり前の風景

→こどもたちも猪を捌くところをちゃんと見て、それを食べる。
この感覚、凄くないですか?
自分が食べてる物の原形を知ってるって、今や当たり前じゃなくなってる

・10時と15時のたばこする時間(作業中のお茶休憩)に出てくるお煎茶とごっつぉ(ご馳走)たち。

 

→え?何?ご飯始まる?
ってぐらい、手づくりのお漬物や煮物なんかがどんどん出てきて、しかも全部美味しい。
都会で買おうと思ったら高い山菜なんかが、平気で出てくる

・山水や薪を使う、生ゴミや落ち葉を肥やしにするなど、資源を無駄にしない生きる知恵。

→資源の有効活用って言葉が少し身近に感じられるようになった。

…例を挙げ出したらなんぼでも出てくるやないか!!

で、思ったことは

「この感動はきっと私だけじゃない。」ってことです。

この感動を大切にしたいし、
もっといろんな方にこの感動を味わってほしいし、
長年住んでらっしゃる地元の方にも、この地域の素敵なところを再認識してほしい。

そんな想いが芽生えました。

そうなれば、
地域に活気が戻って、笑顔な人が増えるんちゃうかなぁ〜
笑顔な人が増えれば、自分もきっと楽しくなるよねぇ〜
(結局は自分本位。)

ってことで、生まれたモットーがこちら!
どん!

【地域にどっぷり浸かること】

です〜〜(パチパチパチパチ)

この暮らしをしていてワタクシ、欲が出てきまして

・移住してから感じている感動を途切れさせたくない。
・温泉地区に来る意味(魅力)を発信していきたいので、もっともっと知りたい。
・高齢化や人手不足が理由で、ちょっと難儀やなって思っているところの力になりたい。
・今までの自分の経験(飲食)を活かしながら、田舎で生きるノウハウを吸収していきたい。

この欲をクリアしていくには、もっと地域にどっぷり浸からなあかんな、と。

忙しい時に忙しいところへ手伝いに行く。
田舎暮らしのネガティブな部分を払拭するヤツになりたいのです。

目指せ!田舎のピンチヒッター!! 

です。

…と、ここで余談を。

ゆくゆくは、料理でその感動を伝えていきたいと思っています。
(移住前からの夫婦二人の夢)

美味しい料理って、ぎょうさんありますよね。
どの地域に行っても、美味しい食材は必ずあるし、
神レベルの料理人さんも沢山いらっしゃいます。

その中で『わざわざ足を運んで食べに来てもらえる武器』を持たないといけない。

これは持論ですが、

「最高に美味しいもん」って
「食べる環境+生産者・作り手の想い」が食べる人に伝わった時に感じる
唯一無二の感動やと思うんです。

この最強タッグを深くリアルに伝えていけるように、
今のうちに生産者さんの想いや、環境(地域のこと)に触れていたいのです〜。

『想いが伝わる料理』を自分たちの武器にしたい!

(産業体験で農業を選んだ理由です。)

はい、ほんで。
そんなこんなな私のメンタル面から、
実際どんな風に仕事に繋がっていったのか。

それは次回のお楽しみ。
もう少しお付き合いくださいませ〜

* … * … * …  * …* … * … Profile* … * …* … * … * … * … * …

【名前】あだちしほ
【移住市町村】雲南市
【UターンorIターン】Iターン
【移住前の居住地】大阪府
【年代】30代
【お仕事】猪解体、畑、宿主、レストラン、菓子製造(湯村の町のピンチヒッター)
【好きなこと】猫
【Love shimaneとしてひと言】
大きく深呼吸できる場所。美味しいことも、楽しいことも、嬉しいこともいっぱい見つけられる場所です。なんたって人が良い。