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	<title>廃炉 | Nativ.media | 地方移住・関係人口創出のプラットフォーム</title>
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		<title>【福島・震災から15年】移住者を含めた地域住民と双方向の対話を。廃炉情報誌『はいろみち』が発信する廃炉の今と未来</title>
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		<dc:creator><![CDATA[未来ワークふくしま]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 05 Nov 2025 01:00:55 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[★Nativ.チャンネル]]></category>
		<category><![CDATA[地方移住]]></category>
		<category><![CDATA[廃炉]]></category>
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					<description><![CDATA[福島12市町村は、2011年に発生した東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所の事故により避難指示が出された地域です。震災からまもなく15年。東京電力ホールディングス株式会社（以下、東京電力）では、廃炉に向けた作業を続ける一方、廃炉に対する近隣住民への理解を深めるためのさまざまな取り組みも続けています。その一つが、廃炉情報誌『はいろみち』の発行です。今回は、その『はいろみち』を起点に、廃炉に向けた東京電力の取り組みとその想いをご紹介します。 「地域により届きやすいメディア」を目指し発刊 『はいろみち』は東京電力の社員が直接編集に関わる隔月発行の廃炉情報誌です。第1号の発行は2017年。既存メディアを通じた発信だけでなく、地域に直接届くかたちで情報を発信し、安心・安全に取り組む活動に少しでも理解と関心をいただきたい。そんなアイディアから生まれたといいます。  東京電力が発行する『はいろみち』表紙（東京電力提供）  2023年から『はいろみち』の編集を担当する三瓶哲世（さんぺい あきよ）さんは神奈川県横浜市の出身。1995年の入社以来、神奈川県内で勤務してきましたが、勤続27年目で初となる県外勤務地が福島第一原子力発電所でした。神奈川時代は営業所での窓口対応や太陽光発電の新設受付などが担当業務の中心。『はいろみち』のような広報業務は初めての経験でしたが、今では『はいろみち』編集の中心的存在として、発電所内はもちろん、近隣地域も飛び回りながら編集作業にあたっています。 「東京電力では、震災後まもない時期から今日まで、発電所周辺地域の復興推進活動を継続しておこなっています。帰還困難区域の除草や掃除、地元のお祭りやイベントへの協力などに加え、大熊町と浪江町では毎月1回、地域の方と対話会も開催しています。『はいろみち』はそうしたイベントで配らせていただいているほか、周辺市町村では市町村の広報誌と一緒に各ご家庭に配布しています」 『はいろみち』の編集に関わる社員は4名（2025年10月現在）。デザインを担当する外部の制作会社のスタッフも含めたメンバーで作られています。誌面は表紙を含め全8ページ。廃炉の進捗や技術的な解説、若手社員へのインタビューなどで構成されています。 「取材の内容によっては我々編集スタッフも全身防護服を着て廃炉の現場まで入っていきます。『はいろみち』のタイトルのとおり、まさに自分が廃炉の歩みの途上にいるのだと実感しながら編集作業をしています」  三瓶哲世さん  広報活動の一環として地域住民と交流する機会も多いという三瓶さん。震災直後は神奈川県の営業所でもお叱りの電話を受けるケースが少なくなかったと言いますが、福島に来てからは温かい声をかけてもらうことのほうが段違いに多いと話します。 「頑張ってね、長くかかるよね、というお声をいただく機会が非常に多く、ありがたいです。『はいろみち』にはご意見をお寄せいただくためのハガキが付いていて、毎号20～30通の反響をいただきますが、半分以上は“廃炉の状況がわかった”とか“廃炉を身近に感じた”といったご意見で、励みになります」 震災時は7歳。自ら志願し廃炉の最前線へ 震災から時間が経過するとともに会社は世代交代が進み、事故発生後に入社した社員の割合が徐々に増えています。あの日に起きたことを社内でどう伝え、その教訓をどう共有していくかが、会社のこれからの重要な取り組みとなります。 そこで、『はいろみち』では毎号、若手社員を対象としたインタビュー“MIRAI×MICHI”（ミライミチ）を連載しています。そこには、廃炉の未来を担う社員の想いを紹介するだけでなく、廃炉への責任感を次世代の社員へつないでいく意図もあります。 2024年12月に発行された第47号の“MIRAI×MICHI”に登場したのは、2022年入社の上沼栞愛奈（かみぬま しえな）さん。福島第一原子力発電所が立地する大熊町の南隣りの富岡町出身です。震災当時は7歳。自らも事故に伴い避難を経験しました。 「富岡町を離れて県内の体育館で何日か過ごしていたとき、ボランティアの方がおにぎりを作ってくれたり水を配ってくれたりしているのを見て、“かっこいいな”と思い憧れました。中学、高校と進んでもその憧れは変わらず、復興に関わる仕事に就きたいと考えていましたが、高校3年生のときに映画『FUKUSHIMA 50（フクシマフィフティ）』を観て決意が固まり、東京電力への就職を志望しました」  上沼栞愛奈さん  入社後は、福島第一廃炉推進カンパニー 建設・運用・保守センターの「機械部 1～6号機械設備グループ」に所属。5号機・6号機内に滞留する水の処理に使う一時保管タンクの設備改善に従事しましたが、その後異動し、現在は廃炉の現場でおこなわれるさまざまな工事の監理に携わっています。直接現場に入り作業する、廃炉のメイン工程に関わる役割。業務構造をより深く理解し成長したい、廃炉の中核的な作業に携わりたいとみずから志願したそうです。 工事は、1～2ヵ月程度で終わる小さなものから1年間にわたるような大きなものまでさまざま。30年とも40年ともいわれる廃炉作業は、それら一つひとつの工事の地道な積み重ねによって達成されます。 「工事の始まりはけっこうしんどいんです（笑）。作らなくちゃいけない資料は多いし、工事に入る企業の方とさまざまな調整もしなきゃいけないし。それらを全部整えて、問題がないかがしっかり確認できてから、やっと作業が始まります。でも、どんなにしんどい工事でも必ず終わりがあります。その終わったときの達成感が、仕事のやりがいや面白さにつながっています」  打ち合わせ中の上沼さん。職場に女性は1人だけながらポジティブな性格で組織に欠かせない存在に（東京電力提供）  自身が掲載された『はいろみち』を見た上司や同僚から「載ってたじゃん！とからからかわれました」と屈託なく笑う上沼さん。一方、記事を見た地域の方からはうれしい反響があったと三瓶さんが教えてくれました。 「上沼の記事を見て、“当時7歳の富岡の子が大人になって東電で頑張っていることを知り涙が出た”とハガキで感想を送ってくださった方がいて、私も感動しました。原発事故によって皆さんから厳しい目が向けられる環境であるのに、それでもなお東京電力に入社したのはなぜなのか、社外の皆さんは少なからず疑問を感じると思います。しかし、そこには必ずストーリーがあります。“MIRAI×MICHI”に登場する社員は多くが震災後の入社です。少しでも多くの方にそのストーリーを知っていただけたらと思っています」 なお、『はいろみち』はインターネットでも見ることができます。上沼さんが登場した『はいろみち』第47号はこちらよりご覧ください。 移住者を含めた地域住民と双方向の理解を 前例のない、緊張感を伴う作業が続くなかでも、2人はそれぞれに高い目標をもって仕事に取り組んでいます。上沼さんの一番の目標は、人身災害の一切ない安全な現場の実現です。 「工事に関わる立場として、たった一つの人身災害でも起こしてはならないと強く思います。人身災害などのトラブルを起こしてしまえば、地域の方々をまた不安にさせてしまう。それだけは絶対に避けなければいけません。その徹底に加え、今後は、現場を知っているからこそお伝えできる廃炉の状況などを自分なりに発信していけたらと思っています」 三瓶さんは、地域とのさらなる関わりづくりを目標に挙げます。 「地域の方々との対話はどれだけ語っても語りつくすことはないと思いますし、対話がなければ安心・安全への取り組みの理解は広がっていかないと思っています。今後はさらにその点に力を入れていきたいです。『はいろみち』はもちろん情報発信に欠かせないツールですが、そのツールをきっかけに、互いに信頼し合える双方向のコミュニケーションを生み出すことが最終地点ではないでしょうか。それを目指し、もっともっと地域の方とつながっていくことが目下の目標です」 そして、その「地域の方々」にはもともと住んでいた方だけでなく、もちろん移住者の方も含まれると三瓶さんは続けます。 「この地域に移住を検討されている方のなかには、“本当に住めるの？”とか“危ないんじゃないの？”といった疑問をもつ方がまだいらっしゃるのではないかと思っています。そうした方にも、『はいろみち』を通して少しでも現状を伝えていきたい。それもきっと、我々の廃炉作業や復興推進活動に課された一つの使命だと思っています」 廃炉に携わる彼らもまた、帰還した方や移住者と同じ、地域に住む一人。それぞれの暮らしを営みながら、今日も廃炉にまつわるさまざまな作業にあたっています。 廃炉情報誌『はいろみち』はインターネットでも見ることができます。 ＞廃炉情報誌『はいろみち』 ■東京電力ホールディングス株式会社 福島第一廃炉推進カンパニー 所在地：〒979-1301　福島県双葉郡大熊町大字夫沢字北原22 HP：https://www.tepco.co.jp/decommission/project/team/ ※所属や内容は取材当時のものです。 文・写真：髙橋晃浩 ※本記事はふくしま12市町村移住ポータルサイト『未来ワークふくしま』からの転載です。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>福島12市町村は、2011年に発生した東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所の事故により避難指示が出された地域です。震災からまもなく15年。東京電力ホールディングス株式会社（以下、東京電力）では、廃炉に向けた作業を続ける一方、廃炉に対する近隣住民への理解を深めるためのさまざまな取り組みも続けています。その一つが、<a href="https://www.tepco.co.jp/decommission/visual/magazine/">廃炉情報誌『はいろみち』</a>の発行です。今回は、その『はいろみち』を起点に、廃炉に向けた東京電力の取り組みとその想いをご紹介します。</p>
<h2><strong>「地域により届きやすいメディア」を目指し発刊</strong></h2>
<p>『はいろみち』は東京電力の社員が直接編集に関わる隔月発行の廃炉情報誌です。第1号の発行は2017年。既存メディアを通じた発信だけでなく、地域に直接届くかたちで情報を発信し、安心・安全に取り組む活動に少しでも理解と関心をいただきたい。そんなアイディアから生まれたといいます。</p>
<div id="attachment_88620" style="width: 1034px" class="wp-caption aligncenter"><img fetchpriority="high" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-88620" class="size-large wp-image-88620" src="https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/10/202510touden_hairomiti-2_teikyo-1024x683.png" alt="" width="1024" height="683" srcset="https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/10/202510touden_hairomiti-2_teikyo-200x133.png 200w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/10/202510touden_hairomiti-2_teikyo-300x200.png 300w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/10/202510touden_hairomiti-2_teikyo-400x267.png 400w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/10/202510touden_hairomiti-2_teikyo-600x400.png 600w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/10/202510touden_hairomiti-2_teikyo-768x512.png 768w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/10/202510touden_hairomiti-2_teikyo-800x533.png 800w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/10/202510touden_hairomiti-2_teikyo-1024x683.png 1024w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/10/202510touden_hairomiti-2_teikyo-1200x800.png 1200w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/10/202510touden_hairomiti-2_teikyo-1536x1024.png 1536w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><p id="caption-attachment-88620" class="wp-caption-text">東京電力が発行する『はいろみち』表紙（東京電力提供）</p></div>
<p>2023年から『はいろみち』の編集を担当する三瓶哲世（さんぺい あきよ）さんは神奈川県横浜市の出身。1995年の入社以来、神奈川県内で勤務してきましたが、勤続27年目で初となる県外勤務地が福島第一原子力発電所でした。神奈川時代は営業所での窓口対応や太陽光発電の新設受付などが担当業務の中心。『はいろみち』のような広報業務は初めての経験でしたが、今では『はいろみち』編集の中心的存在として、発電所内はもちろん、近隣地域も飛び回りながら編集作業にあたっています。</p>
<p>「東京電力では、震災後まもない時期から今日まで、発電所周辺地域の復興推進活動を継続しておこなっています。帰還困難区域の除草や掃除、地元のお祭りやイベントへの協力などに加え、大熊町と浪江町では毎月1回、地域の方と対話会も開催しています。『はいろみち』はそうしたイベントで配らせていただいているほか、周辺市町村では市町村の広報誌と一緒に各ご家庭に配布しています」</p>
<p>『はいろみち』の編集に関わる社員は4名（2025年10月現在）。デザインを担当する外部の制作会社のスタッフも含めたメンバーで作られています。誌面は表紙を含め全8ページ。廃炉の進捗や技術的な解説、若手社員へのインタビューなどで構成されています。</p>
<p>「取材の内容によっては我々編集スタッフも全身防護服を着て廃炉の現場まで入っていきます。『はいろみち』のタイトルのとおり、まさに自分が廃炉の歩みの途上にいるのだと実感しながら編集作業をしています」</p>
<div id="attachment_88619" style="width: 1034px" class="wp-caption aligncenter"><img decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-88619" class="size-large wp-image-88619" src="https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/10/202510touden_hairomiti-2-1024x683.jpg" alt="" width="1024" height="683" srcset="https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/10/202510touden_hairomiti-2-200x133.jpg 200w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/10/202510touden_hairomiti-2-300x200.jpg 300w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/10/202510touden_hairomiti-2-400x267.jpg 400w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/10/202510touden_hairomiti-2-600x400.jpg 600w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/10/202510touden_hairomiti-2-768x512.jpg 768w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/10/202510touden_hairomiti-2-800x533.jpg 800w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/10/202510touden_hairomiti-2-1024x683.jpg 1024w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/10/202510touden_hairomiti-2-1200x800.jpg 1200w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/10/202510touden_hairomiti-2-1536x1024.jpg 1536w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><p id="caption-attachment-88619" class="wp-caption-text">三瓶哲世さん</p></div>
<p>広報活動の一環として地域住民と交流する機会も多いという三瓶さん。震災直後は神奈川県の営業所でもお叱りの電話を受けるケースが少なくなかったと言いますが、福島に来てからは温かい声をかけてもらうことのほうが段違いに多いと話します。</p>
<p>「頑張ってね、長くかかるよね、というお声をいただく機会が非常に多く、ありがたいです。『はいろみち』にはご意見をお寄せいただくためのハガキが付いていて、毎号20～30通の反響をいただきますが、半分以上は“廃炉の状況がわかった”とか“廃炉を身近に感じた”といったご意見で、励みになります」</p>
<h2><strong>震災時は7歳。自ら志願し廃炉の最前線へ</strong></h2>
<p>震災から時間が経過するとともに会社は世代交代が進み、事故発生後に入社した社員の割合が徐々に増えています。あの日に起きたことを社内でどう伝え、その教訓をどう共有していくかが、会社のこれからの重要な取り組みとなります。</p>
<p>そこで、『はいろみち』では毎号、若手社員を対象としたインタビュー“MIRAI×MICHI”（ミライミチ）を連載しています。そこには、廃炉の未来を担う社員の想いを紹介するだけでなく、廃炉への責任感を次世代の社員へつないでいく意図もあります。</p>
<p>2024年12月に発行された第47号の“MIRAI×MICHI”に登場したのは、2022年入社の上沼栞愛奈（かみぬま しえな）さん。福島第一原子力発電所が立地する大熊町の南隣りの富岡町出身です。震災当時は7歳。自らも事故に伴い避難を経験しました。</p>
<p>「富岡町を離れて県内の体育館で何日か過ごしていたとき、ボランティアの方がおにぎりを作ってくれたり水を配ってくれたりしているのを見て、“かっこいいな”と思い憧れました。中学、高校と進んでもその憧れは変わらず、復興に関わる仕事に就きたいと考えていましたが、高校3年生のときに映画『FUKUSHIMA 50（フクシマフィフティ）』を観て決意が固まり、東京電力への就職を志望しました」</p>
<div id="attachment_88621" style="width: 1034px" class="wp-caption aligncenter"><img decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-88621" class="size-large wp-image-88621" src="https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/10/202510touden_hairomiti-3-1024x683.jpg" alt="" width="1024" height="683" srcset="https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/10/202510touden_hairomiti-3-200x133.jpg 200w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/10/202510touden_hairomiti-3-300x200.jpg 300w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/10/202510touden_hairomiti-3-400x267.jpg 400w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/10/202510touden_hairomiti-3-600x400.jpg 600w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/10/202510touden_hairomiti-3-768x512.jpg 768w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/10/202510touden_hairomiti-3-800x533.jpg 800w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/10/202510touden_hairomiti-3-1024x683.jpg 1024w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/10/202510touden_hairomiti-3-1200x800.jpg 1200w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/10/202510touden_hairomiti-3-1536x1024.jpg 1536w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><p id="caption-attachment-88621" class="wp-caption-text">上沼栞愛奈さん</p></div>
<p>入社後は、福島第一廃炉推進カンパニー 建設・運用・保守センターの「機械部 1～6号機械設備グループ」に所属。5号機・6号機内に滞留する水の処理に使う一時保管タンクの設備改善に従事しましたが、その後異動し、現在は廃炉の現場でおこなわれるさまざまな工事の監理に携わっています。直接現場に入り作業する、廃炉のメイン工程に関わる役割。業務構造をより深く理解し成長したい、廃炉の中核的な作業に携わりたいとみずから志願したそうです。</p>
<p>工事は、1～2ヵ月程度で終わる小さなものから1年間にわたるような大きなものまでさまざま。30年とも40年ともいわれる廃炉作業は、それら一つひとつの工事の地道な積み重ねによって達成されます。</p>
<p>「工事の始まりはけっこうしんどいんです（笑）。作らなくちゃいけない資料は多いし、工事に入る企業の方とさまざまな調整もしなきゃいけないし。それらを全部整えて、問題がないかがしっかり確認できてから、やっと作業が始まります。でも、どんなにしんどい工事でも必ず終わりがあります。その終わったときの達成感が、仕事のやりがいや面白さにつながっています」</p>
<div id="attachment_88618" style="width: 1034px" class="wp-caption aligncenter"><img decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-88618" class="size-large wp-image-88618" src="https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/10/202510touden_hairomiti-1_teikyo-1024x681.jpg" alt="" width="1024" height="681" srcset="https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/10/202510touden_hairomiti-1_teikyo-200x133.jpg 200w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/10/202510touden_hairomiti-1_teikyo-300x199.jpg 300w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/10/202510touden_hairomiti-1_teikyo-400x266.jpg 400w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/10/202510touden_hairomiti-1_teikyo-600x399.jpg 600w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/10/202510touden_hairomiti-1_teikyo-768x511.jpg 768w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/10/202510touden_hairomiti-1_teikyo-800x532.jpg 800w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/10/202510touden_hairomiti-1_teikyo-1024x681.jpg 1024w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/10/202510touden_hairomiti-1_teikyo-1200x798.jpg 1200w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/10/202510touden_hairomiti-1_teikyo.jpg 1516w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><p id="caption-attachment-88618" class="wp-caption-text">打ち合わせ中の上沼さん。職場に女性は1人だけながらポジティブな性格で組織に欠かせない存在に（東京電力提供）</p></div>
<p>自身が掲載された『はいろみち』を見た上司や同僚から「載ってたじゃん！とからからかわれました」と屈託なく笑う上沼さん。一方、記事を見た地域の方からはうれしい反響があったと三瓶さんが教えてくれました。</p>
<p>「上沼の記事を見て、“当時7歳の富岡の子が大人になって東電で頑張っていることを知り涙が出た”とハガキで感想を送ってくださった方がいて、私も感動しました。原発事故によって皆さんから厳しい目が向けられる環境であるのに、それでもなお東京電力に入社したのはなぜなのか、社外の皆さんは少なからず疑問を感じると思います。しかし、そこには必ずストーリーがあります。“MIRAI×MICHI”に登場する社員は多くが震災後の入社です。少しでも多くの方にそのストーリーを知っていただけたらと思っています」</p>
<p>なお、『はいろみち』はインターネットでも見ることができます。上沼さんが登場した『はいろみち』第47号は<a href="https://www.tepco.co.jp/decommission/visual/magazine/pdf/hairomichi_047.pdf">こちら</a>よりご覧ください。</p>
<h2><strong>移住者を含めた地域住民と双方向の理解を</strong></h2>
<p>前例のない、緊張感を伴う作業が続くなかでも、2人はそれぞれに高い目標をもって仕事に取り組んでいます。上沼さんの一番の目標は、人身災害の一切ない安全な現場の実現です。</p>
<p>「工事に関わる立場として、たった一つの人身災害でも起こしてはならないと強く思います。人身災害などのトラブルを起こしてしまえば、地域の方々をまた不安にさせてしまう。それだけは絶対に避けなければいけません。その徹底に加え、今後は、現場を知っているからこそお伝えできる廃炉の状況などを自分なりに発信していけたらと思っています」</p>
<p>三瓶さんは、地域とのさらなる関わりづくりを目標に挙げます。</p>
<p>「地域の方々との対話はどれだけ語っても語りつくすことはないと思いますし、対話がなければ安心・安全への取り組みの理解は広がっていかないと思っています。今後はさらにその点に力を入れていきたいです。『はいろみち』はもちろん情報発信に欠かせないツールですが、そのツールをきっかけに、互いに信頼し合える双方向のコミュニケーションを生み出すことが最終地点ではないでしょうか。それを目指し、もっともっと地域の方とつながっていくことが目下の目標です」</p>
<p><img decoding="async" class="aligncenter size-large wp-image-88623" src="https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/10/202510touden_hairomiti-5-1024x683.jpg" alt="" width="1024" height="683" srcset="https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/10/202510touden_hairomiti-5-200x133.jpg 200w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/10/202510touden_hairomiti-5-300x200.jpg 300w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/10/202510touden_hairomiti-5-400x267.jpg 400w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/10/202510touden_hairomiti-5-600x400.jpg 600w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/10/202510touden_hairomiti-5-768x512.jpg 768w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/10/202510touden_hairomiti-5-800x533.jpg 800w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/10/202510touden_hairomiti-5-1024x683.jpg 1024w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/10/202510touden_hairomiti-5-1200x800.jpg 1200w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/10/202510touden_hairomiti-5-1536x1024.jpg 1536w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></p>
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<div class="article">
<p>そして、その「地域の方々」にはもともと住んでいた方だけでなく、もちろん移住者の方も含まれると三瓶さんは続けます。</p>
<p>「この地域に移住を検討されている方のなかには、“本当に住めるの？”とか“危ないんじゃないの？”といった疑問をもつ方がまだいらっしゃるのではないかと思っています。そうした方にも、『はいろみち』を通して少しでも現状を伝えていきたい。それもきっと、我々の廃炉作業や復興推進活動に課された一つの使命だと思っています」</p>
<p>廃炉に携わる彼らもまた、帰還した方や移住者と同じ、地域に住む一人。それぞれの暮らしを営みながら、今日も廃炉にまつわるさまざまな作業にあたっています。</p>
<p>廃炉情報誌『はいろみち』はインターネットでも見ることができます。<br />
＞<a href="https://www.tepco.co.jp/decommission/visual/magazine/">廃炉情報誌『はいろみち』</a></p>
</div>
</article>
</div>
<hr />
<div class="px-4">
<article class="single-post px-4 max-w-3xl mx-auto my-8 md:my-16 single-articles">
<div class="article">
<p><strong>■東京電力ホールディングス株式会社 福島第一廃炉推進カンパニー</strong><br />
所在地：〒979-1301　福島県双葉郡大熊町大字夫沢字北原22<br />
HP：<a href="https://www.tepco.co.jp/decommission/project/team/">https://www.tepco.co.jp/decommission/project/team/</a></p>
<p><sub>※所属や内容は取材当時のものです。</sub><br />
<sub>文・写真：髙橋晃浩</sub></p>
</div>
</article>
</div>
<div>※本記事は<a href="https://mirai-work.life/magazine/15862">ふくしま12市町村移住ポータルサイト『未来ワークふくしま』</a>からの転載です。</div><p>The post <a href="https://nativ.media/88617/">【福島・震災から15年】移住者を含めた地域住民と双方向の対話を。廃炉情報誌『はいろみち』が発信する廃炉の今と未来</a> first appeared on <a href="https://nativ.media">Nativ.media | 地方移住・関係人口創出のプラットフォーム</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
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		<title>【福島・震災伝承 震災から15年】若いからこそ届く言葉もある。20代語り部が伝える震災の記憶｜語り部インタビュー</title>
		<link>https://nativ.media/87291/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[未来ワークふくしま]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 03 Oct 2025 01:00:16 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[★Nativ.チャンネル]]></category>
		<category><![CDATA[地方移住]]></category>
		<category><![CDATA[廃炉]]></category>
		<category><![CDATA[Uターン]]></category>
		<category><![CDATA[おすすめスポット]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://nativ.media/?p=87291</guid>

					<description><![CDATA[東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の発生からまもなく15年。避難指示が出された福島12市町村では、移住者だけでなく一度故郷を離れた人も、生まれ変わろうとするまちで新たな暮らしを営んでいます。今回は、浪江町出身で双葉町にある東日本大震災・原子力災害伝承館で働く横山和佳奈さんに、震災時の記憶や語り部としての想いを語っていただきました。 無意識にふたをした避難当時の記憶 東日本大震災・原子力災害伝承館（以下、伝承館）は、福島12市町村のなかで最後に避難指示が解除された双葉町に2020年9月に開館しました。福島で起きた未曽有の複合災害をリアルに伝える施設であるとともに、来館者に防災に対する学びや気付きを与える施設でもあります。一般の来館者はもちろん、小中学校の校外学習や企業研修など、団体での見学も多く受け入れています。 横山さんはこの伝承館で、事務職員として勤務しながら、震災と原発事故の経験を来館者に伝える「語り部（かたりべ）」として活動しています。彼女の地元は、伝承館がある双葉町の北隣の浪江町請戸（うけど）地区。震災当時は浪江町立請戸小学校の6年生で、まもなく中学校に進学するタイミングでした。 横山さんは、請戸小学校の校舎内で大きな揺れに見舞われます。学校から海岸まではわずか300mほどの距離。感じたことのない強く長い揺れがようやく収まり校庭に出ると、学校から2kmほど離れた大平山という小高い丘まで逃げるよう先生に指示されました。 「怖くはありましたけど、パニックとまではいかなかったかな。友達全員が“しっかり逃げよう”という意識だったと思います。本物の津波はもちろん、津波の映像も見たことはなかったので、津波がどんなに恐ろしいものなのか実感がなかったんだと思います。 ただ、思い出そうとしても、避難時の記憶があちこち抜け落ちているんです。避難している途中の1箇所か2箇所だけ写真のように記憶が残っているぐらいで、動画としてはまったく残っていなくて。ショックが大きくて、自分の記憶に無意識にふたをしたんだと思います」 その後、浪江町役場に移動して一夜を明かし、翌12日の朝に家族と合流。ほっとしたのも束の間、原発事故による避難が始まります。 「12日の朝に原発から離れたところへ移動するように言われ、近所の方と一緒に浪江町の山あいの津島地区に移動しました。その日の夕方には、一緒に避難した方の親戚が葛尾村にいらっしゃるというので葛尾村に行って夜ご飯をいただいたのですが、寝ようと思っていたときに葛尾村にも避難指示が出て、寝る間もなく母の実家がある郡山市まで移動。さらにそのあと2週間ほどは東京の叔母の家にもお世話になりました。3月末になると、教員をしている父が福島に戻らなければならなくなり、急いで郡山市内でアパートを探し、同時に私の中学校の入学準備も整えました。ここまでのすべてが震災後1ヵ月以内の出来事。文字どおり怒涛でした」 若い語り部だからこそ伝えられることもある その後、横山さんは郡山市内の中学、高校を卒業し、宮城県内の大学に進学します。新たな学びとして選んだのは心理学。その背景にあったのは、震災後のご自身の経験です。 「中学1年生のとき、学校にスクールカウンセラーの方が来てくださったんですが、いろいろな話をするうちに、だんだん心が軽くなっていくような感覚がありました。いつかまた災害が起きたら、そのときは自分が心を軽くする側に立ちたいと思ったんです」 震災の経験に導かれ過ごした大学の4年間。その学びが現在の語り部の活動につながっていくことになります。 「学生時代からメディアで被災体験を話す機会があり、就職してからも自分の言葉で伝えることを続けていきたい気持ちがありました。そんななか、新たにオープンした伝承館で震災と原子力災害を伝える仕事があることを知りました。伝承館は請戸からほんの2kmくらいしか離れていないので、自分の被災体験を伝えていくうえでこれほどピッタリな場所はないと感じました。 語り部の活動をしていて特によかったと思うのは、被災地出身の方に向けてお話しするときです。私が浪江町の出身だと伝えると、“実は自分も…”といって親近感をもって接してくださいますし、遠慮なく想いを吐き出せる相手だと思ってもらえているのかなと思います。カウンセラーは相談者に寄り添い過ぎてもいけない立場なんですが、“ほかの人には話せないけれど、この人だったら話せるかも…”と思ってもらえているならうれしいです」  語り部として被災体験を伝える横山さん（東日本大震災・原子力災害伝承館提供）  語り部というと人生を長く経験した人が担う役割のようなイメージをもつ方も多いのではないでしょうか。しかし、20代の若い語り部だからこそ果たせる役割もあると横山さんは言います。 「子ども達に向けては、ベテラン世代の方が話すよりも私のような世代が話すほうが伝わりやすいかもしれません。子ども達は、おじいちゃんおばあちゃん世代の方の話だと、どうしても昔の話に聞こえてしまうと思うんです。“私はあなたと同じぐらいの年齢の頃に地震に遭っているんだよ”という伝え方ができることで、より共感してもらえるんじゃないかと思っています。 震災からまもなく15年経つということは、今の中学生から下の子ども達は震災のときにはまだ生まれていなかったということ。彼らにとって震災は教科書のなかの話なのだと意識して、ていねいに伝えなければいけないと思っています」 地域の伝統を移住者にも受け継いでほしい 横山さんが生まれ育った浪江町でも、伝承館がある双葉町でも、復興の歩みは着実に進んでいます。その状況を横山さんはどのように感じているのでしょうか。 「帰還者か移住者かに関係なく、住む人が増えてきているのはとてもいいことだと思います。一方、復興を進めることは古い建物を壊していくことでもあって、風景がどんどん変わることに寂しさを感じるときもあります。でも、町のこれからを考えればそれを拒否できないし、受け入れなければ復興は進んでいかないこともわかっています。 それを理解したうえで移住者の皆さんにお願いしたいのは、お祭りや芸能などの地域の伝統は受け継いでほしいということ。地区ごとの小さいお祭りもぜひ守っていってほしいですね」 最後に、伝承館を訪れる人に語り部として何を感じて欲しいかを教えていただきました。 「津波の力でつぶれてしまった消防車など、視覚的に強烈な展示もありますが、ぜひ間近で見ていただき、この地でどんなことが起きたのかを知っていただきたいと思います。館内には各所で映像が流れていて、当時の証言を観ることもできますし、現在37名いる語り部の話を聞いていただければ、語り部それぞれの15年がよりリアルに感じられるはずです。それらに触れることで、いつ起きるかわからない災害への教訓や備えを身につけていただければと思います」  津波の力でつぶれてしまった消防車  故郷の魅力を聞くと、「おいしいものがたくさんあることと、日の出や月の出、夕焼けがきれいなこと」と笑顔で教えてくれた横山さん。その表情から、離れていた時間も故郷を愛する心を失わずに生きてきたことが伝わってきました。震災の記憶をたどることはときに苦しくもあると言いますが、それでも彼女は、故郷への想いを胸に、伝承館を訪れた人々に自らの経験を伝え続けています。 伝承館をはじめとする、東日本大震災の伝承施設はこちらの記事でも紹介しています。 ＞ふくしま12市町村で東日本大震災を知る ■東日本大震災・原子力災害伝承館 所在地：〒979-1401　福島県双葉郡双葉町大字中野高田39 HP：https://www.fipo.or.jp/lore/ 横山和佳奈（よこやま　わかな） さん 浪江町出身。震災と原発事故に伴う避難により小学校の卒業の直前に郡山市へ避難し、その後、宮城県内の大学に進学。卒業後の2021年に東日本大震災・原子力災害伝承館に就職し同年5月に語り部デビュー。震災前から現在まで、浪江町請戸地区の伝統芸能「請戸の田植踊」の伝承に携わっている。 ※所属や内容は取材当時のものです。 文・写真：髙橋晃浩 ※本記事はふくしま12市町村移住ポータルサイト『未来ワークふくしま』からの転載です。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の発生からまもなく15年。避難指示が出された福島12市町村では、移住者だけでなく一度故郷を離れた人も、生まれ変わろうとするまちで新たな暮らしを営んでいます。今回は、浪江町出身で双葉町にある東日本大震災・原子力災害伝承館で働く横山和佳奈さんに、震災時の記憶や語り部としての想いを語っていただきました。</p>
<h2><strong>無意識にふたをした避難当時の記憶</strong></h2>
<p><a href="https://mirai-work.life/magazine/9981/#:~:text=%E7%B4%B9%E4%BB%8B%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82-,%E6%9D%B1%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%A4%A7%E9%9C%87%E7%81%BD%E3%83%BB%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E7%81%BD%E5%AE%B3%E4%BC%9D%E6%89%BF%E9%A4%A8,-%E6%9D%B1%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%A4%A7%E9%9C%87%E7%81%BD%E3%82%84">東日本大震災・原子力災害伝承館（以下、伝承館）</a>は、福島12市町村のなかで最後に避難指示が解除された双葉町に2020年9月に開館しました。福島で起きた未曽有の複合災害をリアルに伝える施設であるとともに、来館者に防災に対する学びや気付きを与える施設でもあります。一般の来館者はもちろん、小中学校の校外学習や企業研修など、団体での見学も多く受け入れています。</p>
<p><img decoding="async" class="aligncenter size-large wp-image-87312" src="https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/09/230b4fe04e86feb71222c20c165b9132-1024x614.jpg" alt="" width="1024" height="614" srcset="https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/09/230b4fe04e86feb71222c20c165b9132-200x120.jpg 200w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/09/230b4fe04e86feb71222c20c165b9132-300x180.jpg 300w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/09/230b4fe04e86feb71222c20c165b9132-400x240.jpg 400w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/09/230b4fe04e86feb71222c20c165b9132-600x360.jpg 600w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/09/230b4fe04e86feb71222c20c165b9132-768x461.jpg 768w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/09/230b4fe04e86feb71222c20c165b9132-800x480.jpg 800w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/09/230b4fe04e86feb71222c20c165b9132-1024x614.jpg 1024w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/09/230b4fe04e86feb71222c20c165b9132-1200x720.jpg 1200w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/09/230b4fe04e86feb71222c20c165b9132-1536x921.jpg 1536w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></p>
<p>横山さんはこの伝承館で、事務職員として勤務しながら、震災と原発事故の経験を来館者に伝える「語り部（かたりべ）」として活動しています。彼女の地元は、伝承館がある双葉町の北隣の浪江町請戸（うけど）地区。震災当時は浪江町立請戸小学校の6年生で、まもなく中学校に進学するタイミングでした。</p>
<p>横山さんは、請戸小学校の校舎内で大きな揺れに見舞われます。学校から海岸まではわずか300mほどの距離。感じたことのない強く長い揺れがようやく収まり校庭に出ると、学校から2kmほど離れた大平山という小高い丘まで逃げるよう先生に指示されました。</p>
<p>「怖くはありましたけど、パニックとまではいかなかったかな。友達全員が“しっかり逃げよう”という意識だったと思います。本物の津波はもちろん、津波の映像も見たことはなかったので、津波がどんなに恐ろしいものなのか実感がなかったんだと思います。</p>
<p>ただ、思い出そうとしても、避難時の記憶があちこち抜け落ちているんです。避難している途中の1箇所か2箇所だけ写真のように記憶が残っているぐらいで、動画としてはまったく残っていなくて。ショックが大きくて、自分の記憶に無意識にふたをしたんだと思います」</p>
<p><img decoding="async" class="aligncenter size-large wp-image-87307" src="https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/09/636c50bb5514fda6af3558279ab8d4f3-1024x683.jpg" alt="" width="1024" height="683" srcset="https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/09/636c50bb5514fda6af3558279ab8d4f3-200x133.jpg 200w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/09/636c50bb5514fda6af3558279ab8d4f3-300x200.jpg 300w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/09/636c50bb5514fda6af3558279ab8d4f3-400x267.jpg 400w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/09/636c50bb5514fda6af3558279ab8d4f3-600x400.jpg 600w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/09/636c50bb5514fda6af3558279ab8d4f3-768x512.jpg 768w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/09/636c50bb5514fda6af3558279ab8d4f3-800x533.jpg 800w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/09/636c50bb5514fda6af3558279ab8d4f3-1024x683.jpg 1024w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/09/636c50bb5514fda6af3558279ab8d4f3-1200x800.jpg 1200w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/09/636c50bb5514fda6af3558279ab8d4f3-1536x1024.jpg 1536w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></p>
<p>その後、浪江町役場に移動して一夜を明かし、翌12日の朝に家族と合流。ほっとしたのも束の間、原発事故による避難が始まります。</p>
<p>「12日の朝に原発から離れたところへ移動するように言われ、近所の方と一緒に浪江町の山あいの津島地区に移動しました。その日の夕方には、一緒に避難した方の親戚が葛尾村にいらっしゃるというので葛尾村に行って夜ご飯をいただいたのですが、寝ようと思っていたときに葛尾村にも避難指示が出て、寝る間もなく母の実家がある郡山市まで移動。さらにそのあと2週間ほどは東京の叔母の家にもお世話になりました。3月末になると、教員をしている父が福島に戻らなければならなくなり、急いで郡山市内でアパートを探し、同時に私の中学校の入学準備も整えました。ここまでのすべてが震災後1ヵ月以内の出来事。文字どおり怒涛でした」</p>
<h2><strong>若い語り部だからこそ伝えられることもある</strong></h2>
<p>その後、横山さんは郡山市内の中学、高校を卒業し、宮城県内の大学に進学します。新たな学びとして選んだのは心理学。その背景にあったのは、震災後のご自身の経験です。</p>
<p>「中学1年生のとき、学校にスクールカウンセラーの方が来てくださったんですが、いろいろな話をするうちに、だんだん心が軽くなっていくような感覚がありました。いつかまた災害が起きたら、そのときは自分が心を軽くする側に立ちたいと思ったんです」</p>
<p>震災の経験に導かれ過ごした大学の4年間。その学びが現在の語り部の活動につながっていくことになります。</p>
<p>「学生時代からメディアで被災体験を話す機会があり、就職してからも自分の言葉で伝えることを続けていきたい気持ちがありました。そんななか、新たにオープンした伝承館で震災と原子力災害を伝える仕事があることを知りました。伝承館は請戸からほんの2kmくらいしか離れていないので、自分の被災体験を伝えていくうえでこれほどピッタリな場所はないと感じました。</p>
<p>語り部の活動をしていて特によかったと思うのは、被災地出身の方に向けてお話しするときです。私が浪江町の出身だと伝えると、“実は自分も…”といって親近感をもって接してくださいますし、遠慮なく想いを吐き出せる相手だと思ってもらえているのかなと思います。カウンセラーは相談者に寄り添い過ぎてもいけない立場なんですが、“ほかの人には話せないけれど、この人だったら話せるかも…”と思ってもらえているならうれしいです」</p>
<div id="attachment_87309" style="width: 1034px" class="wp-caption aligncenter"><img decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-87309" class="size-large wp-image-87309" src="https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/09/aa0de4f96d6bc6d7c382c848e482a6d8-1024x768.jpg" alt="" width="1024" height="768" srcset="https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/09/aa0de4f96d6bc6d7c382c848e482a6d8-200x150.jpg 200w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/09/aa0de4f96d6bc6d7c382c848e482a6d8-300x225.jpg 300w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/09/aa0de4f96d6bc6d7c382c848e482a6d8-400x300.jpg 400w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/09/aa0de4f96d6bc6d7c382c848e482a6d8-600x450.jpg 600w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/09/aa0de4f96d6bc6d7c382c848e482a6d8-768x576.jpg 768w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/09/aa0de4f96d6bc6d7c382c848e482a6d8-800x600.jpg 800w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/09/aa0de4f96d6bc6d7c382c848e482a6d8-1024x768.jpg 1024w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/09/aa0de4f96d6bc6d7c382c848e482a6d8-1200x900.jpg 1200w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/09/aa0de4f96d6bc6d7c382c848e482a6d8-1536x1152.jpg 1536w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><p id="caption-attachment-87309" class="wp-caption-text">語り部として被災体験を伝える横山さん（東日本大震災・原子力災害伝承館提供）</p></div>
<p>語り部というと人生を長く経験した人が担う役割のようなイメージをもつ方も多いのではないでしょうか。しかし、20代の若い語り部だからこそ果たせる役割もあると横山さんは言います。</p>
<p>「子ども達に向けては、ベテラン世代の方が話すよりも私のような世代が話すほうが伝わりやすいかもしれません。子ども達は、おじいちゃんおばあちゃん世代の方の話だと、どうしても昔の話に聞こえてしまうと思うんです。“私はあなたと同じぐらいの年齢の頃に地震に遭っているんだよ”という伝え方ができることで、より共感してもらえるんじゃないかと思っています。<br />
震災からまもなく15年経つということは、今の中学生から下の子ども達は震災のときにはまだ生まれていなかったということ。彼らにとって震災は教科書のなかの話なのだと意識して、ていねいに伝えなければいけないと思っています」</p>
<h2><strong>地域の伝統を移住者にも受け継いでほしい</strong></h2>
<p>横山さんが生まれ育った浪江町でも、伝承館がある双葉町でも、復興の歩みは着実に進んでいます。その状況を横山さんはどのように感じているのでしょうか。</p>
<p>「帰還者か移住者かに関係なく、住む人が増えてきているのはとてもいいことだと思います。一方、復興を進めることは古い建物を壊していくことでもあって、風景がどんどん変わることに寂しさを感じるときもあります。でも、町のこれからを考えればそれを拒否できないし、受け入れなければ復興は進んでいかないこともわかっています。<br />
それを理解したうえで移住者の皆さんにお願いしたいのは、お祭りや芸能などの地域の伝統は受け継いでほしいということ。地区ごとの小さいお祭りもぜひ守っていってほしいですね」</p>
<p><img decoding="async" class="aligncenter size-large wp-image-87311" src="https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/09/6f6e00d0ce33ebe7ea81b85eddb94210-1024x683.jpg" alt="" width="1024" height="683" srcset="https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/09/6f6e00d0ce33ebe7ea81b85eddb94210-200x133.jpg 200w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/09/6f6e00d0ce33ebe7ea81b85eddb94210-300x200.jpg 300w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/09/6f6e00d0ce33ebe7ea81b85eddb94210-400x267.jpg 400w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/09/6f6e00d0ce33ebe7ea81b85eddb94210-600x400.jpg 600w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/09/6f6e00d0ce33ebe7ea81b85eddb94210-768x512.jpg 768w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/09/6f6e00d0ce33ebe7ea81b85eddb94210-800x533.jpg 800w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/09/6f6e00d0ce33ebe7ea81b85eddb94210-1024x683.jpg 1024w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/09/6f6e00d0ce33ebe7ea81b85eddb94210-1200x800.jpg 1200w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/09/6f6e00d0ce33ebe7ea81b85eddb94210-1536x1024.jpg 1536w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></p>
<p>最後に、伝承館を訪れる人に語り部として何を感じて欲しいかを教えていただきました。</p>
<p>「津波の力でつぶれてしまった消防車など、視覚的に強烈な展示もありますが、ぜひ間近で見ていただき、この地でどんなことが起きたのかを知っていただきたいと思います。館内には各所で映像が流れていて、当時の証言を観ることもできますし、現在37名いる語り部の話を聞いていただければ、語り部それぞれの15年がよりリアルに感じられるはずです。それらに触れることで、いつ起きるかわからない災害への教訓や備えを身につけていただければと思います」</p>
<div id="attachment_87308" style="width: 1034px" class="wp-caption aligncenter"><img decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-87308" class="size-large wp-image-87308" src="https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/09/89776a779b43b6de2ea21befe2ecb8c7-1024x683.jpg" alt="" width="1024" height="683" srcset="https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/09/89776a779b43b6de2ea21befe2ecb8c7-200x133.jpg 200w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/09/89776a779b43b6de2ea21befe2ecb8c7-300x200.jpg 300w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/09/89776a779b43b6de2ea21befe2ecb8c7-400x267.jpg 400w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/09/89776a779b43b6de2ea21befe2ecb8c7-600x400.jpg 600w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/09/89776a779b43b6de2ea21befe2ecb8c7-768x512.jpg 768w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/09/89776a779b43b6de2ea21befe2ecb8c7-800x533.jpg 800w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/09/89776a779b43b6de2ea21befe2ecb8c7-1024x683.jpg 1024w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/09/89776a779b43b6de2ea21befe2ecb8c7-1200x800.jpg 1200w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/09/89776a779b43b6de2ea21befe2ecb8c7-1536x1024.jpg 1536w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><p id="caption-attachment-87308" class="wp-caption-text">津波の力でつぶれてしまった消防車</p></div>
<p>故郷の魅力を聞くと、「おいしいものがたくさんあることと、日の出や月の出、夕焼けがきれいなこと」と笑顔で教えてくれた横山さん。その表情から、離れていた時間も故郷を愛する心を失わずに生きてきたことが伝わってきました。震災の記憶をたどることはときに苦しくもあると言いますが、それでも彼女は、故郷への想いを胸に、伝承館を訪れた人々に自らの経験を伝え続けています。</p>
<p>伝承館をはじめとする、東日本大震災の伝承施設はこちらの記事でも紹介しています。<br />
＞<a href="https://mirai-work.life/magazine/9981/">ふくしま12市町村で東日本大震災を知る</a></p>
<p><strong>■東日本大震災・原子力災害伝承館</strong><br />
所在地：〒979-1401　福島県双葉郡双葉町大字中野高田39<br />
HP：<a href="https://www.fipo.or.jp/lore/">https://www.fipo.or.jp/lore/</a></p>
<div class="wp-block-fks12-articles-profile wp-block-profile">
<div class="image">
<div class="avatar">
<h4><span class="inline-block mr-2"><strong>横山和佳奈（よこやま　わかな）</strong></span> さん</h4>
<p class="excerpt">浪江町出身。震災と原発事故に伴う避難により小学校の卒業の直前に郡山市へ避難し、その後、宮城県内の大学に進学。卒業後の2021年に東日本大震災・原子力災害伝承館に就職し同年5月に語り部デビュー。震災前から現在まで、浪江町請戸地区の伝統芸能「請戸の田植踊」の伝承に携わっている。</p>
<div class="px-4">
<article class="single-post px-4 max-w-3xl mx-auto my-8 md:my-16 single-articles">
<div class="article">
<p><sub>※所属や内容は取材当時のものです。<br />
文・写真：髙橋晃浩<br />
※本記事は<a href="https://mirai-work.life/magazine/15262">ふくしま12市町村移住ポータルサイト『未来ワークふくしま』</a>からの転載です。<br />
</sub></p>
</div>
</article>
</div>
</div>
</div>
</div><p>The post <a href="https://nativ.media/87291/">【福島・震災伝承 震災から15年】若いからこそ届く言葉もある。20代語り部が伝える震災の記憶｜語り部インタビュー</a> first appeared on <a href="https://nativ.media">Nativ.media | 地方移住・関係人口創出のプラットフォーム</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
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		<title>ふくしま12市町村で東日本大震災を知る</title>
		<link>https://nativ.media/70700/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[未来ワークふくしま]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 17 Jun 2024 01:00:18 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[★Nativ.チャンネル]]></category>
		<category><![CDATA[地方移住]]></category>
		<category><![CDATA[福島県]]></category>
		<category><![CDATA[おすすめスポット]]></category>
		<category><![CDATA[廃炉]]></category>
		<category><![CDATA[移住]]></category>
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					<description><![CDATA[福島12市町村のことを知るうえで、東日本震災や東京電力第一原子力発電所（以下、福島第一原発）の事故の歴史は切り離して考えることができません。福島県内にはその歴史と教訓を後世に残すさまざまな伝承施設があり、地域のことをより深く知ることができます。今回は、福島12市町村へ移住を検討する際にぜひ足を運んでもらいたい東日本大震災の伝承施設をご紹介します。 東日本大震災・原子力災害伝承館 東日本大震災や原子力災害について知るのなら、まずは双葉町にある「東日本大震災・原子力災害伝承館」を訪ねてみましょう。ここは世界でも類を見ない複合災害の記録や教訓を後世に伝え、防災や減災、復興に役立てることを目的に、福島県によって作られた伝承施設です。 館内では、シアターや展示などを通して、福島県浜通り地域を中心に震災前の暮らしや震災直後の様子、復興の歩みなどを知ることができます。原発事故直後のまちの状況や過酷な避難の様子を伝える展示からは、当時の混乱が見えてきます。津波の被害を受けた消防車も展示されており、津波の被害がどれほどのものだったのかがよくわかります。 語り部による講話も毎日開催されており、実際に震災や避難を経験した方から生の言葉を聞くことができます。被災体験は、一人ひとり異なるもの。メディアを通してではなく、実際にさまざまな体験をした方の話を直に聞くことで、震災や原子力災害の現実をより深く知ることができます。 実際にその地域で震災を経験していない人も、語り部の話を聞くことでその地域で起きた事を自分事として捉えやすくなります。地域が経験した複合災害の歴史とその教訓を理解しておくことは、復興のさなかにある地域で生活していくうえでも大切なことではないでしょうか。 ■東日本大震災・原子力災害伝承館 所在地：〒979-1401　福島県双葉郡双葉町大字中野字高田39 営業時間：9:00～17:00（最終入館16:30） 休館日：毎週火曜（祝祭日の場合は翌日）年末年始（12月29日～1月3日）。 入館料：大人600円、小中高生300円、未就学児無料 https://www.fipo.or.jp/lore/ 震災遺構 浪江町立請戸小学校 津波の被害を実際に見て知りたい場合は、「震災遺構 浪江町立請戸小学校」に足を運んでみてください。 原発事故により全町避難となった浪江町ですが、津波による被害も甚大でした。請戸地区は2017年に避難指示が解除されましたが、津波による災害危険区域に指定され、住居の新築はできず、集落があった場所には今も更地が広がっています。 更地のなかに一つ、津波被害の遺構として残されているのが請戸小学校です。「請戸の暮らしを感じられる唯一の場所として残してほしい」といった住民の声なども踏まえ、2021年から一般公開されており、被災当時のまま残る県内唯一の震災遺構として、津波の恐ろしさを多くの人に伝えています。建物の安全性を保つための補修はしていますが、津波によって流された教室の壁やゆがんだ骨組みは当時のまま。泥にまみれた掲示物やノートパソコンなどもそのまま残されています。 大きな被害を受けた請戸小学校ですが、当時の教職員と児童は自力で何キロも歩いて避難し、津波による人的被害は免れました。その経緯から、「奇跡の学校」とも呼ばれています。全員が約6km先の浪江町役場に避難するまでの経緯は、順路に沿って絵本形式で紹介されています。全員が生き残るため、手をつなぎ助け合いながら必死に逃げた当時の緊迫感が、手に取るように伝わってくる内容です。 2階の教室の黒板には、来訪者や卒業生、取り残されたランドセルなどを回収した自衛隊員などによる寄せ書きがびっしりと書かれています。1人の犠牲者も出さなかった請戸小学校の存在は、津波の恐ろしさをリアルに感じさせつつ、もしものときにどのように命を守る行動をするべきかも考えさせてくれます。 ■震災遺構　浪江町立請戸小学校 所在地：〒979-1522　福島県双葉郡浪江町請戸持平56 営業時間：9:30～16:30（最終入館16:00） 休館日：毎週火曜（祝祭日の場合は翌日）。年末年始（12月28日～1月4日）。 入館料：一般300円、高校生200円、小中学生100円、未就学児無料 https://namie-ukedo.com/ とみおかアーカイブ・ミュージアム 住民目線で震災や原子力災害を知りたい方は、「とみおかアーカイブ・ミュージアム」にも足を運んで下さい。 原発事故により全町避難を余儀なくされた富岡町。現在は一部の帰宅困難地域を除き避難指示が解除され、住民の帰還も少しずつ進んでいます。 地元住民の目線で伝えるために富岡町が設置した伝承施設がとみおかアーカイブ・ミュージアムです。震災前の歴史や文化、そして震災後の地域の変化を後世につなげていくことを目的としています。富岡町に限らず、周辺地域の歴史などを知ることもできるので、富岡町以外への移住を考えている人にもおすすめの施設です。 保管されている資料のほとんどは震災後の町から収集されたもので、その数実に約5万点。そのうち約430点を常設展示しています。震災前の商店街の模型や津波被害にあったJR富岡駅の改札、止まったままの時計からは、震災前後の町の様子が浮かび上がってきます。麓山の火祭りの様子や、町民が大事にしていた子安観音像などの展示では、富岡町の歴史や伝統に触れることもできます。 さらに歩を進めると、震災当日の経験や原子力災害と全町避難の記録、住民の目線から避難の様子を描いたシアター映像などの展示が続きます。 津波で被災したパトカーの展示は、とりわけ存在感を放っています。震災当日、町中をまわり最後まで避難を呼びかけ続けた2人の警察官は、このパトカーとともに津波にのまれてしまいました。海水を被ったパトカーの保管は困難で廃棄される予定でしたが、「命がけで町民を守ろうしたパトカーを保存してほしい」という住民からの嘆願書などを受け、保存のための特別な処理を施して展示が実現しました。 とみおかアーカイブ・ミュージアムでは、それまであった日常と、震災後の町の姿を比較することで、複合災害により町が受けた被害をより深く理解することができます。 ■とみおかアーカイブ・ミュージアム 所在地：〒979-1151　福島県双葉郡富岡町大字本岡字王塚622-1 営業時間：9:00～17:00（最終入館16:30） 休館日：毎週月曜（祝祭日の場合は翌日）年末年始（12月29日～1月3日）。 入館料：無料 https://www.manamori.jp/museum/ 廃炉について知るなら  東京電力廃炉資料館  福島第一原発では廃炉作業が進められています。「原発事故で被害を受けた地域に移住」というと、家族や友人に心配されることもあるかもしれません。福島12市町村で暮らすのであれば、廃炉に関する正しい理解も必要ではないでしょうか。 廃炉について知りたい人は、まずは富岡町にある「東京電力廃炉資料館」に足を運んでみましょう。ここは東京電力が原発事故後に設置した施設で、事故の記録と反省を踏まえ、その教訓を伝えるために作られました。事故当時の状況や、実際に作業にあたっていた社員の声などが紹介されています。廃炉作業の工程や現在の状況などについても詳しい解説があり、福島第一原発の廃炉の今を知ることができます。  東京電力廃炉資料館では、福島第一原発で現在廃炉作業に従事している人の数を表示している  また、原子力災害後の福島県全体の自然環境について知りたい人は、福島県三春町にある「コミュタン福島」に足を延ばしてみるのも良いでしょう。震災当時の新聞が展示されているなど、震災後の歩みを知ることができます。 移住後は、東京電力が主催する「福島第一原子力発電所視察・座談会」に参加することも可能です。原発敷地内で原子炉建屋の外観などを実際に目で見て、廃炉の状況を知ることができます。また、座談会では、東電社員に直接質問したり、意見交換をしたりできるため、原発事故と廃炉作業について詳しい情報を得る機会になるでしょう。 福島第一原子力発電所視察・座談会のレポート記事はこちら。 ＞https://mirai-work.life/magazine/9337/ ■東電廃炉資料館 所在地：〒979-1112　福島県双葉郡富岡町中央3-58 営業時間：9:30～16:30  [...]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>福島12市町村のことを知るうえで、東日本震災や東京電力第一原子力発電所（以下、福島第一原発）の事故の歴史は切り離して考えることができません。福島県内にはその歴史と教訓を後世に残すさまざまな伝承施設があり、地域のことをより深く知ることができます。今回は、福島12市町村へ移住を検討する際にぜひ足を運んでもらいたい東日本大震災の伝承施設をご紹介します。</p>
<h2><strong>東日本大震災・原子力災害伝承館</strong></h2>
<p><img decoding="async" class="aligncenter wp-image-70716 size-full" src="https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/sinsaiwakaru2_densyokan_240612.jpg" alt="" width="1280" height="768" srcset="https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/sinsaiwakaru2_densyokan_240612-200x120.jpg 200w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/sinsaiwakaru2_densyokan_240612-300x180.jpg 300w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/sinsaiwakaru2_densyokan_240612-400x240.jpg 400w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/sinsaiwakaru2_densyokan_240612-600x360.jpg 600w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/sinsaiwakaru2_densyokan_240612-768x461.jpg 768w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/sinsaiwakaru2_densyokan_240612-800x480.jpg 800w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/sinsaiwakaru2_densyokan_240612-1024x614.jpg 1024w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/sinsaiwakaru2_densyokan_240612-1200x720.jpg 1200w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/sinsaiwakaru2_densyokan_240612.jpg 1280w" sizes="(max-width: 1280px) 100vw, 1280px" /></p>
<p>東日本大震災や原子力災害について知るのなら、まずは双葉町にある「東日本大震災・原子力災害伝承館」を訪ねてみましょう。ここは世界でも類を見ない複合災害の記録や教訓を後世に伝え、防災や減災、復興に役立てることを目的に、福島県によって作られた伝承施設です。</p>
<p><img decoding="async" class="aligncenter wp-image-70717 size-full" src="https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsai3_240612.jpg" alt="" width="1280" height="853" srcset="https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsai3_240612-200x133.jpg 200w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsai3_240612-300x200.jpg 300w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsai3_240612-400x267.jpg 400w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsai3_240612-600x400.jpg 600w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsai3_240612-768x512.jpg 768w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsai3_240612-800x533.jpg 800w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsai3_240612-1024x682.jpg 1024w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsai3_240612-1200x800.jpg 1200w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsai3_240612.jpg 1280w" sizes="(max-width: 1280px) 100vw, 1280px" /></p>
<p>館内では、シアターや展示などを通して、福島県浜通り地域を中心に震災前の暮らしや震災直後の様子、復興の歩みなどを知ることができます。原発事故直後のまちの状況や過酷な避難の様子を伝える展示からは、当時の混乱が見えてきます。津波の被害を受けた消防車も展示されており、津波の被害がどれほどのものだったのかがよくわかります。</p>
<p><img decoding="async" class="aligncenter wp-image-70718 size-full" src="https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsaiwakaru4_syobosya_240612.jpg" alt="" width="1280" height="853" srcset="https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsaiwakaru4_syobosya_240612-200x133.jpg 200w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsaiwakaru4_syobosya_240612-300x200.jpg 300w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsaiwakaru4_syobosya_240612-400x267.jpg 400w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsaiwakaru4_syobosya_240612-600x400.jpg 600w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsaiwakaru4_syobosya_240612-768x512.jpg 768w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsaiwakaru4_syobosya_240612-800x533.jpg 800w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsaiwakaru4_syobosya_240612-1024x682.jpg 1024w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsaiwakaru4_syobosya_240612-1200x800.jpg 1200w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsaiwakaru4_syobosya_240612.jpg 1280w" sizes="(max-width: 1280px) 100vw, 1280px" /></p>
<p>語り部による講話も毎日開催されており、実際に震災や避難を経験した方から生の言葉を聞くことができます。被災体験は、一人ひとり異なるもの。メディアを通してではなく、実際にさまざまな体験をした方の話を直に聞くことで、震災や原子力災害の現実をより深く知ることができます。</p>
<p>実際にその地域で震災を経験していない人も、語り部の話を聞くことでその地域で起きた事を自分事として捉えやすくなります。地域が経験した複合災害の歴史とその教訓を理解しておくことは、復興のさなかにある地域で生活していくうえでも大切なことではないでしょうか。</p>
<p><strong>■東日本大震災・原子力災害伝承館</strong><br />
所在地：〒979-1401　福島県双葉郡双葉町大字中野字高田39<br />
営業時間：9:00～17:00（最終入館16:30）<br />
休館日：毎週火曜（祝祭日の場合は翌日）年末年始（12月29日～1月3日）。<br />
入館料：大人600円、小中高生300円、未就学児無料<br />
<a href="https://www.fipo.or.jp/lore/">https://www.fipo.or.jp/lore/</a></p>
<h2><strong>震災遺構</strong> <strong>浪江町立請戸小学校</strong></h2>
<p><img decoding="async" class="aligncenter wp-image-70719 size-full" src="https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsaiwakaru5_ukedosyo_240612.jpg" alt="" width="1280" height="826" srcset="https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsaiwakaru5_ukedosyo_240612-200x129.jpg 200w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsaiwakaru5_ukedosyo_240612-300x194.jpg 300w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsaiwakaru5_ukedosyo_240612-400x258.jpg 400w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsaiwakaru5_ukedosyo_240612-600x387.jpg 600w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsaiwakaru5_ukedosyo_240612-768x496.jpg 768w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsaiwakaru5_ukedosyo_240612-800x516.jpg 800w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsaiwakaru5_ukedosyo_240612-1024x661.jpg 1024w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsaiwakaru5_ukedosyo_240612-1200x774.jpg 1200w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsaiwakaru5_ukedosyo_240612.jpg 1280w" sizes="(max-width: 1280px) 100vw, 1280px" /></p>
<p>津波の被害を実際に見て知りたい場合は、「震災遺構 浪江町立請戸小学校」に足を運んでみてください。</p>
<p>原発事故により全町避難となった浪江町ですが、津波による被害も甚大でした。請戸地区は2017年に避難指示が解除されましたが、津波による災害危険区域に指定され、住居の新築はできず、集落があった場所には今も更地が広がっています。</p>
<p>更地のなかに一つ、津波被害の遺構として残されているのが請戸小学校です。「請戸の暮らしを感じられる唯一の場所として残してほしい」といった住民の声なども踏まえ、2021年から一般公開されており、被災当時のまま残る県内唯一の震災遺構として、津波の恐ろしさを多くの人に伝えています。建物の安全性を保つための補修はしていますが、津波によって流された教室の壁やゆがんだ骨組みは当時のまま。泥にまみれた掲示物やノートパソコンなどもそのまま残されています。</p>
<p><img decoding="async" class="aligncenter wp-image-70720 size-full" src="https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsai6_240612.jpg" alt="" width="1280" height="853" srcset="https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsai6_240612-200x133.jpg 200w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsai6_240612-300x200.jpg 300w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsai6_240612-400x267.jpg 400w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsai6_240612-600x400.jpg 600w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsai6_240612-768x512.jpg 768w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsai6_240612-800x533.jpg 800w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsai6_240612-1024x682.jpg 1024w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsai6_240612-1200x800.jpg 1200w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsai6_240612.jpg 1280w" sizes="(max-width: 1280px) 100vw, 1280px" /></p>
<p>大きな被害を受けた請戸小学校ですが、当時の教職員と児童は自力で何キロも歩いて避難し、津波による人的被害は免れました。その経緯から、「奇跡の学校」とも呼ばれています。全員が約6km先の浪江町役場に避難するまでの経緯は、順路に沿って絵本形式で紹介されています。全員が生き残るため、手をつなぎ助け合いながら必死に逃げた当時の緊迫感が、手に取るように伝わってくる内容です。</p>
<p>2階の教室の黒板には、来訪者や卒業生、取り残されたランドセルなどを回収した自衛隊員などによる寄せ書きがびっしりと書かれています。1人の犠牲者も出さなかった請戸小学校の存在は、津波の恐ろしさをリアルに感じさせつつ、もしものときにどのように命を守る行動をするべきかも考えさせてくれます。</p>
<p><img decoding="async" class="aligncenter wp-image-70721 size-full" src="https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsai7_240612.jpg" alt="" width="1280" height="853" srcset="https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsai7_240612-200x133.jpg 200w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsai7_240612-300x200.jpg 300w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsai7_240612-400x267.jpg 400w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsai7_240612-600x400.jpg 600w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsai7_240612-768x512.jpg 768w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsai7_240612-800x533.jpg 800w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsai7_240612-1024x682.jpg 1024w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsai7_240612-1200x800.jpg 1200w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsai7_240612.jpg 1280w" sizes="(max-width: 1280px) 100vw, 1280px" /></p>
<p><strong>■震災遺構　浪江町立請戸小学校</strong><br />
所在地：〒979-1522　福島県双葉郡浪江町請戸持平56<br />
営業時間：9:30～16:30（最終入館16:00）<br />
休館日：毎週火曜（祝祭日の場合は翌日）。年末年始（12月28日～1月4日）。<br />
入館料：一般300円、高校生200円、小中学生100円、未就学児無料<br />
<a href="https://namie-ukedo.com/">https://namie-ukedo.com/</a></p>
<h2><strong>とみおかアーカイブ・ミュージアム</strong></h2>
<p><img decoding="async" class="aligncenter wp-image-70722 size-full" src="https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsaiwakaru8_musium_240612.jpg" alt="" width="1280" height="795" srcset="https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsaiwakaru8_musium_240612-200x124.jpg 200w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsaiwakaru8_musium_240612-300x186.jpg 300w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsaiwakaru8_musium_240612-400x248.jpg 400w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsaiwakaru8_musium_240612-600x373.jpg 600w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsaiwakaru8_musium_240612-768x477.jpg 768w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsaiwakaru8_musium_240612-800x497.jpg 800w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsaiwakaru8_musium_240612-1024x636.jpg 1024w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsaiwakaru8_musium_240612-1200x745.jpg 1200w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsaiwakaru8_musium_240612.jpg 1280w" sizes="(max-width: 1280px) 100vw, 1280px" /></p>
<p>住民目線で震災や原子力災害を知りたい方は、「とみおかアーカイブ・ミュージアム」にも足を運んで下さい。</p>
<p>原発事故により全町避難を余儀なくされた富岡町。現在は一部の帰宅困難地域を除き避難指示が解除され、住民の帰還も少しずつ進んでいます。</p>
<p>地元住民の目線で伝えるために富岡町が設置した伝承施設がとみおかアーカイブ・ミュージアムです。震災前の歴史や文化、そして震災後の地域の変化を後世につなげていくことを目的としています。富岡町に限らず、周辺地域の歴史などを知ることもできるので、富岡町以外への移住を考えている人にもおすすめの施設です。</p>
<p>保管されている資料のほとんどは震災後の町から収集されたもので、その数実に約5万点。そのうち約430点を常設展示しています。震災前の商店街の模型や津波被害にあったJR富岡駅の改札、止まったままの時計からは、震災前後の町の様子が浮かび上がってきます。麓山の火祭りの様子や、町民が大事にしていた子安観音像などの展示では、富岡町の歴史や伝統に触れることもできます。</p>
<p>さらに歩を進めると、震災当日の経験や原子力災害と全町避難の記録、住民の目線から避難の様子を描いたシアター映像などの展示が続きます。</p>
<p>津波で被災したパトカーの展示は、とりわけ存在感を放っています。震災当日、町中をまわり最後まで避難を呼びかけ続けた2人の警察官は、このパトカーとともに津波にのまれてしまいました。海水を被ったパトカーの保管は困難で廃棄される予定でしたが、「命がけで町民を守ろうしたパトカーを保存してほしい」という住民からの嘆願書などを受け、保存のための特別な処理を施して展示が実現しました。</p>
<p><img decoding="async" class="aligncenter wp-image-70723 size-full" src="https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsaiwakaru9_musium_240612.jpg" alt="" width="1280" height="774" srcset="https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsaiwakaru9_musium_240612-200x121.jpg 200w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsaiwakaru9_musium_240612-300x181.jpg 300w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsaiwakaru9_musium_240612-400x242.jpg 400w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsaiwakaru9_musium_240612-600x363.jpg 600w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsaiwakaru9_musium_240612-768x464.jpg 768w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsaiwakaru9_musium_240612-800x484.jpg 800w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsaiwakaru9_musium_240612-1024x619.jpg 1024w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsaiwakaru9_musium_240612-1200x726.jpg 1200w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsaiwakaru9_musium_240612.jpg 1280w" sizes="(max-width: 1280px) 100vw, 1280px" /></p>
<p>とみおかアーカイブ・ミュージアムでは、それまであった日常と、震災後の町の姿を比較することで、複合災害により町が受けた被害をより深く理解することができます。</p>
<p><strong>■とみおかアーカイブ・ミュージアム</strong><br />
所在地：〒979-1151　福島県双葉郡富岡町大字本岡字王塚622-1<br />
営業時間：9:00～17:00（最終入館16:30）<br />
休館日：毎週月曜（祝祭日の場合は翌日）年末年始（12月29日～1月3日）。<br />
入館料：無料<br />
<a href="https://www.manamori.jp/museum/">https://www.manamori.jp/museum/</a></p>
<h2><strong>廃炉について知るなら</strong></h2>
<div id="attachment_70724" style="width: 1290px" class="wp-caption aligncenter"><img decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-70724" class="wp-image-70724 size-full" src="https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsaiwakaru10_hairosiryokan_240612.jpg" alt="" width="1280" height="801" srcset="https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsaiwakaru10_hairosiryokan_240612-200x125.jpg 200w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsaiwakaru10_hairosiryokan_240612-300x188.jpg 300w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsaiwakaru10_hairosiryokan_240612-400x250.jpg 400w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsaiwakaru10_hairosiryokan_240612-600x375.jpg 600w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsaiwakaru10_hairosiryokan_240612-768x481.jpg 768w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsaiwakaru10_hairosiryokan_240612-800x501.jpg 800w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsaiwakaru10_hairosiryokan_240612-1024x641.jpg 1024w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsaiwakaru10_hairosiryokan_240612-1200x751.jpg 1200w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsaiwakaru10_hairosiryokan_240612.jpg 1280w" sizes="(max-width: 1280px) 100vw, 1280px" /><p id="caption-attachment-70724" class="wp-caption-text">東京電力廃炉資料館</p></div>
<p>福島第一原発では廃炉作業が進められています。「原発事故で被害を受けた地域に移住」というと、家族や友人に心配されることもあるかもしれません。福島12市町村で暮らすのであれば、廃炉に関する正しい理解も必要ではないでしょうか。</p>
<p>廃炉について知りたい人は、まずは富岡町にある「東京電力廃炉資料館」に足を運んでみましょう。ここは東京電力が原発事故後に設置した施設で、事故の記録と反省を踏まえ、その教訓を伝えるために作られました。事故当時の状況や、実際に作業にあたっていた社員の声などが紹介されています。廃炉作業の工程や現在の状況などについても詳しい解説があり、福島第一原発の廃炉の今を知ることができます。</p>
<div id="attachment_70725" style="width: 1290px" class="wp-caption aligncenter"><img decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-70725" class="wp-image-70725 size-full" src="https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsai11_240612.jpg" alt="" width="1280" height="854" srcset="https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsai11_240612-200x133.jpg 200w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsai11_240612-300x200.jpg 300w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsai11_240612-400x267.jpg 400w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsai11_240612-600x400.jpg 600w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsai11_240612-768x512.jpg 768w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsai11_240612-800x534.jpg 800w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsai11_240612-1024x683.jpg 1024w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsai11_240612-1200x801.jpg 1200w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsai11_240612.jpg 1280w" sizes="(max-width: 1280px) 100vw, 1280px" /><p id="caption-attachment-70725" class="wp-caption-text">東京電力廃炉資料館では、福島第一原発で現在廃炉作業に従事している人の数を表示している</p></div>
<p>また、原子力災害後の福島県全体の自然環境について知りたい人は、福島県三春町にある「コミュタン福島」に足を延ばしてみるのも良いでしょう。震災当時の新聞が展示されているなど、震災後の歩みを知ることができます。</p>
<p>移住後は、東京電力が主催する「福島第一原子力発電所視察・座談会」に参加することも可能です。原発敷地内で原子炉建屋の外観などを実際に目で見て、廃炉の状況を知ることができます。また、座談会では、東電社員に直接質問したり、意見交換をしたりできるため、原発事故と廃炉作業について詳しい情報を得る機会になるでしょう。</p>
<p>福島第一原子力発電所視察・座談会のレポート記事はこちら。<br />
＞<a href="https://mirai-work.life/magazine/9337/">https://mirai-work.life/magazine/9337/</a></p>
<p><strong>■東電廃炉資料館</strong><br />
所在地：〒979-1112　福島県双葉郡富岡町中央3-58<br />
営業時間：9:30～16:30<br />
休館日：毎月第3日曜、年末年始（12月29日～1月3日）。<br />
入館料：無料<br />
予約電話番号：0120-502-957（フリーダイヤル）<span style="font-size: 13.3333px">※予約推奨</span><br />
<a href="https://www.tepco.co.jp/fukushima_hq/decommissioning_ac/">https://www.tepco.co.jp/fukushima_hq/decommissioning_ac/</a></p>
<p><strong>■コミュタン福島</strong><br />
所在地：〒963-7700　福島県田村郡三春町深作10-2<br />
営業時間：9:00～17:00<br />
休館日：毎週月曜（祝祭日の場合は翌日）年末年始（12月29日～1月3日）。<br />
入館料：無料<br />
<a href="https://com-fukushima.jp/">https://com-fukushima.jp/</a></p>
<h2><strong>さらに知りたいなら</strong></h2>
<p>他にも、福島が受けた複合災害の経験を伝承する施設はいくつかあります。</p>
<p>楢葉町にある「ナショナルトレーニングセンター Ｊヴィレッジ」は、サッカーで日本初のナショナル・トレーニング施設として誕生しました。</p>
<p><img decoding="async" class="aligncenter wp-image-70726 size-full" src="https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsai12_240612.jpg" alt="" width="1280" height="853" srcset="https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsai12_240612-200x133.jpg 200w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsai12_240612-300x200.jpg 300w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsai12_240612-400x267.jpg 400w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsai12_240612-600x400.jpg 600w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsai12_240612-768x512.jpg 768w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsai12_240612-800x533.jpg 800w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsai12_240612-1024x682.jpg 1024w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsai12_240612-1200x800.jpg 1200w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsai12_240612.jpg 1280w" sizes="(max-width: 1280px) 100vw, 1280px" /></p>
<p>震災後は東京電力の福島復興本社が設置されるなど、原発事故の復旧前線基地として利用されましたが、2019年4月に約8年ぶりに元の姿を取り戻しました。2021年3月には東京オリンピック聖火リレーのスタート地点になるなど、復興のシンボルのひとつとして愛される存在になっています。館内にはJヴィレッジのこれまでの歴史を振り返るパネルが展示されており、地域とともに歩んできた歴史や、復興拠点からもう一度本来の姿を取り戻すまでの道のりを自由に見ることができます。</p>
<p>楢葉町の復興への道のりを知るには、「みんなの交流館　ならはCANvas（キャンバス）」がおすすめです。楢葉町は原発事故による全町避難を経験しています。ならはCANvasは、避難指示解除後に地域コミュニティを再構築するにあたり、町民によるワークショップで語られた思いを反映して作られました。出会いや交流、つながりなどを作る場所であると同時に、震災の記憶を発信する場にもなっています。「震災の記憶を伝えたい」という町民の思いから、一部の柱には、津波で被災した家屋の柱を使用。また、パネル展示では震災の被害や復興の道のりを知ることができます。</p>
<p><img decoding="async" class="aligncenter wp-image-70727 size-full" src="https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsai13_240612.jpg" alt="" width="1280" height="853" srcset="https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsai13_240612-200x133.jpg 200w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsai13_240612-300x200.jpg 300w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsai13_240612-400x267.jpg 400w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsai13_240612-600x400.jpg 600w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsai13_240612-768x512.jpg 768w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsai13_240612-800x533.jpg 800w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsai13_240612-1024x682.jpg 1024w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsai13_240612-1200x800.jpg 1200w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/06/shinsai13_240612.jpg 1280w" sizes="(max-width: 1280px) 100vw, 1280px" /></p>
<p><strong>■ナショナルトレーニングセンター　Jヴィレッジ</strong><br />
所在地：〒979-0513　福島県双葉郡楢葉町山田岡美シ森8<br />
営業時間：6:00～22:00（ショップや施設により営業時間が異なります）<br />
パネル展示の観覧料：無料<br />
<a href="https://j-village.jp/">https://j-village.jp/</a></p>
<p><strong>■みんなの交流館　ならはCANvas</strong><br />
所在地：〒979-0604　福島県双葉郡楢葉町北田字中満260<br />
営業時間：9:00～21:00<br />
休館日：毎月第2、第4火曜、年末年始（12月29日～1月3日）。<br />
入館料：無料<br />
<a href="https://naraha-canvas.com/">https://naraha-canvas.com/</a></p>
<h2>まとめ</h2>
<p>福島12市町村の魅力の一つに、東日本大震災による複合災害という困難な状況を乗り越えようという強い意志が地域に根付いていることが挙げられます。地域がこれまで守り伝えてきたものを理解したうえで、地域で暮らす意識を持つことは、福島12市町村で暮らすうえで大切なポイントになります。</p>
<p>福島12市町村への移住を検討している人や、このエリアついて深く知りたい人は、今回ご紹介した施設にぜひ足を運んでみてください。</p>
<p><span style="font-size: 8pt"><sub>※内容は掲載時のものです。開館時間などの最新情報は各施設のホームページをご確認ください。<br />
文：五十嵐春菜</sub></span></p>
<p>※本記事は<a href="https://mirai-work.life/magazine/9981/">ふくしま12市町村移住ポータルサイト『未来ワークふくしま』</a>からの転載です。</p><p>The post <a href="https://nativ.media/70700/">ふくしま12市町村で東日本大震災を知る</a> first appeared on <a href="https://nativ.media">Nativ.media | 地方移住・関係人口創出のプラットフォーム</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
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		<item>
		<title>事故から13年。福島第一原子力発電所の廃炉の今を知る</title>
		<link>https://nativ.media/67906/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[未来ワークふくしま]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 14 Mar 2024 06:00:18 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[★Nativ.チャンネル]]></category>
		<category><![CDATA[地方移住]]></category>
		<category><![CDATA[福島県]]></category>
		<category><![CDATA[廃炉]]></category>
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					<description><![CDATA[東日本大震災に伴う事故から13年。双葉町と大熊町にまたがる福島第一原子力発電所では、日々多くの作業員が廃炉作業に従事しています。主に福島県浜通りの13市町村に住む方に向けて定期的に開催されている視察・座談会に参加し、30年から40年かかるとされる廃炉作業の進捗状況とこの先の廃炉へのビジョンについて、東京電力ホールディングス株式会社 福島第一廃炉推進カンパニー 廃炉コミュニケーションセンター 副所長兼リスクコミュニケーターの松尾桂介さんに話を聞きました。 建屋ごとに異なる環境に合わせ廃炉作業を進行 廃炉に向けた作業は、大きく4つに分類できます。事故により溶け出した後に冷えて固まった燃料デブリを冷やすことにより発生した汚染水の処理、使用済燃料プールからの核燃料の取り出し、燃料デブリの取り出し、そして、それらの作業によって発生する廃棄物の対策です。そのうち汚染水の対応については、2023年にALPS処理水の海洋放出が始まったことがメディアでも多く取り上げられました。 「放出に際しては、発電所の敷地から約1km先まで放出用のトンネルを掘り、そのトンネルを通じて放出を行っています。放出しているのは、汚染水からトリチウムや炭素14を除く62種類の放射性物質を国の規制基準を下回るまで除去した水で、この水がALPS処理水と呼ばれるものです。ただし、トリチウムは除去できないため、大量の海水で国の基準の40分の1未満となるまで希釈したうえで放出しています」 核燃料の取り出しは、2024年2月現在、1号機から4号機の中にあった3,000体ほどの燃料のうち、3号機と4号機にあった約2,000体の取り出しが終わっています。1号機と2号機に残る約1,000体の取り出しに向けて準備を進めているそうです。 現在の原子炉建屋を見ると、各号機で見た目がかなり違います。これはなぜなのでしょうか。 「事故が起きた状況がそれぞれの号機で異なるためです。例えば、3号機は現在かまぼこのような形状のカバーを乗せた状態になっています。これは、水素爆発のため損傷した建屋に負担をかけないように地上から支え、強度を保ちながら軽量化を考えた構造としたもので、かまぼこ型のカバーの中には核燃料を取り出す装置やクレーンが設置されています。  1号機から4号機までを見渡せる「ブルーデッキ」では今も比較的高い線量が計測されるが、視察の際に防護服の必要はない。参加者は一人ずつ線量計を付け、厳格な時間や線量の管理のもとで視察に参加する  一方、水素爆発を起こさなかった2号機は建屋の壁が残っているため、南側の壁の一部にあなを開け、真横から核燃料を取り出す準備をしています。1号機は水素爆発によって建屋の壁が崩落してしまっているため、今後建屋の周辺にカバーをかけ、そのうえで核燃料を取り出す作業に入る予定です。いずれの号機でも、最大限に安全性を確保しながら、それぞれにベストな方法で燃料や燃料デブリを取り出す方法を選択しています」  カバー設置作業が続く1号機  1日4,500名の作業員が廃炉作業に従事 2024年2月、東京電力は、同年3月に開始予定だった2号機燃料デブリの取り出しを延期すると発表しました。国と東京電力で廃炉工程の目標を定めた「中長期ロードマップ」では2021年中に燃料デブリの取り出しを開始する予定でしたが、これで3度目の延期となりました。この状況について、松尾さんはこう語ります。 「装置の開発や安全性の確認・徹底、新型コロナウイルスの流行による作業の停滞などが遅れの要因です。安全の確保が何より優先されることはすべての廃炉作業に共通しますが、とりわけ燃料デブリの取り出しは廃炉作業の本丸といえるものであり、非常に慎重かつ確実な作業が求められます。今後も安全を最優先に考えながら、早期に開始できるよう準備を進めます」 現在、こうした廃炉の作業には、1日あたり4,500名もの作業員が携わっています。年代は40～50代の方が半数以上を占めており、約7割が福島12市町村を含む福島県内に住む方だそうです。廃炉作業を請け負う企業の中には近隣に宿舎や寮を設けている企業もあり、そこに住みながら作業に従事する方も少なくないとのことです。 また、前例のない廃炉作業を進めるためには国内のさまざまな先端技術を集約し取り組む必要がありますが、現在は県内外の大手企業の技術開発力に依存せざるを得ない状態です。松尾さんは、もっと地元企業にも廃炉に関する高い技術が広がり、将来的には福島県内の力を中心に廃炉が進むことにより、地域経済の循環に貢献できるようになりたいとも語ります。 地域住民に向けた視察座談会を毎月開催 東京電力では、ウェブサイトや記者会見を通して廃炉の最新情報を公表し、また2017年4月からは廃炉情報誌『はいろみち』を隔月で発行しています。実際に福島第一原子力発電所で働く社員が取材や編集を担当する冊子で、周辺自治体に配布しているほか、インターネットでPDF版も公開しています。 ただ、その内容には専門用語も多く、理解が難しいと感じることも少なくありません。松尾さんは、より噛み砕いた表現を用いることを心掛けていると言います。 「カタカナの言葉やアルファベットの略語が多いのは確かですが、それを単純に日本語に置き換えれば伝わるかというと、そうとも言えません。みなさまにとって馴染みのあるようなものに例えて説明するなど、できる限りの工夫をしながら情報を発信しています」  廃炉情報誌『はいろみち』（中央）。視察・座談会では、他にも廃炉作業への理解を深めるさまざまな資料が配布される  また、県内浜通り13市町村に住む人々に向けては、廃炉の状況を実際に目にできる視察・座談会を毎月開催しており、13市町村以外の福島県内の自治体にお住まいの方に向けても、冬場を除き毎月開催しています。富岡町にある東京電力廃炉資料館を発着場所とする4時間ほどの行程で、水素爆発を起こした原子炉建屋を数十メートル離れた場所から見学できるほか、ALPS処理水の海洋放出に関するプロセスの説明や東電社員との意見交換などを通し、廃炉作業の現状と課題を知る機会を提供しています。  東電社員を交えた座談会の様子  「参加者の方からは、単に廃炉の状況を知るだけではなく、実際にそこで働く人の姿を目にすることで廃炉作業をより身近に感じたといった声をいただいています。また、若い参加者の方からは、『友達を誘ったけれど“怖いから”といって断られた』という声もいただきました。実際に来ていただくことで皆様の中で情報がアップデートされ、安心につながるはずだといった考えがありましたが、こちらに来られる以前の段階でそうした印象をお持ちだとすると、さらに広く情報を発信しなければと感じています」 2024年度の視察・座談会は、『18歳以上の方で、現在福島県内にお住まいの方または2011年3月11日時点で福島県内にお住まいだった方』を対象に毎月1回、年12回開催します。 福島への責任を果たすことが会社存続の理由であり使命 今後も長い時間を要する廃炉作業。今後の作業のビジョンと、その中で福島とどう関わっていくのかについて、最後に松尾さんはこう語りました。  松尾桂介 廃炉コミュニケーションセンター副所長  「事故を起こした事業者として福島に対する責任を果たすこと。それが、会社が存続する最大の理由であり使命だと思っています。その使命を踏まえたうえで、廃炉と復興の両立を進めることが、今後のビジョンとなるかと思います。 廃炉作業にはさまざまなリスクが潜んでおり、ときにはトラブルが発生することもありますが、それも含めて正確にお伝えしていくことが必要だと思っています。事故への反省を踏まえながら地道に作業に取り組み、廃炉をしっかり貫徹させることで、少しでも信頼いただけるような存在になっていければと思います」 こうしている時間にも、多くの人が廃炉作業に取り組んでいます。日々積極的に発信される情報に目や耳を傾け、その状況を正しく理解すること。それが今、私たち一人ひとりにできることです。 東京電力ホールディングス 廃炉プロジェクト ＞https://www.tepco.co.jp/decommission/ ※所属や内容は取材当時のものです。 取材・文：髙橋晃浩 ※本記事はふくしま12市町村移住ポータルサイト『未来ワークふくしま』からの転載です。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>東日本大震災に伴う事故から13年。双葉町と大熊町にまたがる福島第一原子力発電所では、日々多くの作業員が廃炉作業に従事しています。主に福島県浜通りの13市町村に住む方に向けて定期的に開催されている視察・座談会に参加し、30年から40年かかるとされる廃炉作業の進捗状況とこの先の廃炉へのビジョンについて、東京電力ホールディングス株式会社 福島第一廃炉推進カンパニー 廃炉コミュニケーションセンター 副所長兼リスクコミュニケーターの松尾桂介さんに話を聞きました。</p>
<h2><strong>建屋ごとに異なる環境に合わせ廃炉作業を進行</strong></h2>
<p>廃炉に向けた作業は、大きく4つに分類できます。事故により溶け出した後に冷えて固まった燃料デブリを冷やすことにより発生した汚染水の処理、使用済燃料プールからの核燃料の取り出し、燃料デブリの取り出し、そして、それらの作業によって発生する廃棄物の対策です。そのうち汚染水の対応については、2023年にALPS処理水の海洋放出が始まったことがメディアでも多く取り上げられました。</p>
<p>「放出に際しては、発電所の敷地から約1km先まで放出用のトンネルを掘り、そのトンネルを通じて放出を行っています。放出しているのは、汚染水からトリチウムや炭素14を除く62種類の放射性物質を国の規制基準を下回るまで除去した水で、この水がALPS処理水と呼ばれるものです。ただし、トリチウムは除去できないため、大量の海水で国の基準の40分の1未満となるまで希釈したうえで放出しています」</p>
<p><img decoding="async" class="aligncenter wp-image-67908 size-full" src="https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/03/genpatsu2_240305.jpg" alt="" width="960" height="640" srcset="https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/03/genpatsu2_240305-200x133.jpg 200w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/03/genpatsu2_240305-300x200.jpg 300w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/03/genpatsu2_240305-400x267.jpg 400w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/03/genpatsu2_240305-600x400.jpg 600w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/03/genpatsu2_240305-768x512.jpg 768w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/03/genpatsu2_240305-800x533.jpg 800w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/03/genpatsu2_240305.jpg 960w" sizes="(max-width: 960px) 100vw, 960px" /></p>
<p>核燃料の取り出しは、2024年2月現在、1号機から4号機の中にあった3,000体ほどの燃料のうち、3号機と4号機にあった約2,000体の取り出しが終わっています。1号機と2号機に残る約1,000体の取り出しに向けて準備を進めているそうです。</p>
<p>現在の原子炉建屋を見ると、各号機で見た目がかなり違います。これはなぜなのでしょうか。</p>
<p>「事故が起きた状況がそれぞれの号機で異なるためです。例えば、3号機は現在かまぼこのような形状のカバーを乗せた状態になっています。これは、水素爆発のため損傷した建屋に負担をかけないように地上から支え、強度を保ちながら軽量化を考えた構造としたもので、かまぼこ型のカバーの中には核燃料を取り出す装置やクレーンが設置されています。</p>
<div id="attachment_67909" style="width: 970px" class="wp-caption aligncenter"><img decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-67909" class="wp-image-67909 size-full" src="https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/03/genpatsu3_240305.jpg" alt="" width="960" height="640" srcset="https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/03/genpatsu3_240305-200x133.jpg 200w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/03/genpatsu3_240305-300x200.jpg 300w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/03/genpatsu3_240305-400x267.jpg 400w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/03/genpatsu3_240305-600x400.jpg 600w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/03/genpatsu3_240305-768x512.jpg 768w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/03/genpatsu3_240305-800x533.jpg 800w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/03/genpatsu3_240305.jpg 960w" sizes="(max-width: 960px) 100vw, 960px" /><p id="caption-attachment-67909" class="wp-caption-text">1号機から4号機までを見渡せる「ブルーデッキ」では今も比較的高い線量が計測されるが、視察の際に防護服の必要はない。参加者は一人ずつ線量計を付け、厳格な時間や線量の管理のもとで視察に参加する</p></div>
<p>一方、水素爆発を起こさなかった2号機は建屋の壁が残っているため、南側の壁の一部にあなを開け、真横から核燃料を取り出す準備をしています。1号機は水素爆発によって建屋の壁が崩落してしまっているため、今後建屋の周辺にカバーをかけ、そのうえで核燃料を取り出す作業に入る予定です。いずれの号機でも、最大限に安全性を確保しながら、それぞれにベストな方法で燃料や燃料デブリを取り出す方法を選択しています」</p>
<div id="attachment_67910" style="width: 970px" class="wp-caption aligncenter"><img decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-67910" class="wp-image-67910 size-full" src="https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/03/genpatsu4_240305.jpg" alt="" width="960" height="640" srcset="https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/03/genpatsu4_240305-200x133.jpg 200w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/03/genpatsu4_240305-300x200.jpg 300w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/03/genpatsu4_240305-400x267.jpg 400w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/03/genpatsu4_240305-600x400.jpg 600w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/03/genpatsu4_240305-768x512.jpg 768w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/03/genpatsu4_240305-800x533.jpg 800w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/03/genpatsu4_240305.jpg 960w" sizes="(max-width: 960px) 100vw, 960px" /><p id="caption-attachment-67910" class="wp-caption-text">カバー設置作業が続く1号機</p></div>
<h2><strong>1日4,500名の作業員が廃炉作業に従事</strong></h2>
<p>2024年2月、東京電力は、同年3月に開始予定だった2号機燃料デブリの取り出しを延期すると発表しました。国と東京電力で廃炉工程の目標を定めた「中長期ロードマップ」では2021年中に燃料デブリの取り出しを開始する予定でしたが、これで3度目の延期となりました。この状況について、松尾さんはこう語ります。</p>
<p>「装置の開発や安全性の確認・徹底、新型コロナウイルスの流行による作業の停滞などが遅れの要因です。安全の確保が何より優先されることはすべての廃炉作業に共通しますが、とりわけ燃料デブリの取り出しは廃炉作業の本丸といえるものであり、非常に慎重かつ確実な作業が求められます。今後も安全を最優先に考えながら、早期に開始できるよう準備を進めます」</p>
<p>現在、こうした廃炉の作業には、1日あたり4,500名もの作業員が携わっています。年代は40～50代の方が半数以上を占めており、約7割が福島12市町村を含む福島県内に住む方だそうです。廃炉作業を請け負う企業の中には近隣に宿舎や寮を設けている企業もあり、そこに住みながら作業に従事する方も少なくないとのことです。</p>
<p><img decoding="async" class="aligncenter wp-image-67911 size-full" src="https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/03/genpatsu5_240305.jpg" alt="" width="960" height="640" srcset="https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/03/genpatsu5_240305-200x133.jpg 200w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/03/genpatsu5_240305-300x200.jpg 300w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/03/genpatsu5_240305-400x267.jpg 400w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/03/genpatsu5_240305-600x400.jpg 600w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/03/genpatsu5_240305-768x512.jpg 768w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/03/genpatsu5_240305-800x533.jpg 800w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/03/genpatsu5_240305.jpg 960w" sizes="(max-width: 960px) 100vw, 960px" /></p>
<p>また、前例のない廃炉作業を進めるためには国内のさまざまな先端技術を集約し取り組む必要がありますが、現在は県内外の大手企業の技術開発力に依存せざるを得ない状態です。松尾さんは、もっと地元企業にも廃炉に関する高い技術が広がり、将来的には福島県内の力を中心に廃炉が進むことにより、地域経済の循環に貢献できるようになりたいとも語ります。</p>
<h2><strong>地域住民に向けた視察座談会を毎月開催</strong></h2>
<p>東京電力では、ウェブサイトや記者会見を通して廃炉の最新情報を公表し、また2017年4月からは<a href="https://www.tepco.co.jp/decommission/visual/magazine/">廃炉情報誌『はいろみち』</a>を隔月で発行しています。実際に福島第一原子力発電所で働く社員が取材や編集を担当する冊子で、周辺自治体に配布しているほか、インターネットでPDF版も公開しています。</p>
<p>ただ、その内容には専門用語も多く、理解が難しいと感じることも少なくありません。松尾さんは、より噛み砕いた表現を用いることを心掛けていると言います。</p>
<p>「カタカナの言葉やアルファベットの略語が多いのは確かですが、それを単純に日本語に置き換えれば伝わるかというと、そうとも言えません。みなさまにとって馴染みのあるようなものに例えて説明するなど、できる限りの工夫をしながら情報を発信しています」</p>
<div id="attachment_67912" style="width: 970px" class="wp-caption aligncenter"><img decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-67912" class="wp-image-67912 size-full" src="https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/03/genpatsu6_240305.jpeg" alt="" width="960" height="641" srcset="https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/03/genpatsu6_240305-200x134.jpeg 200w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/03/genpatsu6_240305-300x200.jpeg 300w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/03/genpatsu6_240305-400x267.jpeg 400w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/03/genpatsu6_240305-600x401.jpeg 600w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/03/genpatsu6_240305-768x513.jpeg 768w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/03/genpatsu6_240305-800x534.jpeg 800w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/03/genpatsu6_240305.jpeg 960w" sizes="(max-width: 960px) 100vw, 960px" /><p id="caption-attachment-67912" class="wp-caption-text">廃炉情報誌『はいろみち』（中央）。視察・座談会では、他にも廃炉作業への理解を深めるさまざまな資料が配布される</p></div>
<p>また、県内浜通り13市町村に住む人々に向けては、廃炉の状況を実際に目にできる<a href="https://www.tepco.co.jp/decommission/information/newsrelease/zadankai13-j.html">視察・座談会</a>を毎月開催しており、13市町村以外の福島県内の自治体にお住まいの方に向けても、冬場を除き毎月開催しています。富岡町にある東京電力廃炉資料館を発着場所とする4時間ほどの行程で、水素爆発を起こした原子炉建屋を数十メートル離れた場所から見学できるほか、ALPS処理水の海洋放出に関するプロセスの説明や東電社員との意見交換などを通し、廃炉作業の現状と課題を知る機会を提供しています。</p>
<div id="attachment_67913" style="width: 970px" class="wp-caption aligncenter"><img decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-67913" class="wp-image-67913 size-full" src="https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/03/genpatsu7_240305.jpg" alt="" width="960" height="640" srcset="https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/03/genpatsu7_240305-200x133.jpg 200w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/03/genpatsu7_240305-300x200.jpg 300w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/03/genpatsu7_240305-400x267.jpg 400w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/03/genpatsu7_240305-600x400.jpg 600w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/03/genpatsu7_240305-768x512.jpg 768w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/03/genpatsu7_240305-800x533.jpg 800w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/03/genpatsu7_240305.jpg 960w" sizes="(max-width: 960px) 100vw, 960px" /><p id="caption-attachment-67913" class="wp-caption-text">東電社員を交えた座談会の様子</p></div>
<p>「参加者の方からは、単に廃炉の状況を知るだけではなく、実際にそこで働く人の姿を目にすることで廃炉作業をより身近に感じたといった声をいただいています。また、若い参加者の方からは、『友達を誘ったけれど“怖いから”といって断られた』という声もいただきました。実際に来ていただくことで皆様の中で情報がアップデートされ、安心につながるはずだといった考えがありましたが、こちらに来られる以前の段階でそうした印象をお持ちだとすると、さらに広く情報を発信しなければと感じています」</p>
<p>2024年度の視察・座談会は、『18歳以上の方で、現在福島県内にお住まいの方または2011年3月11日時点で福島県内にお住まいだった方』を対象に毎月1回、年12回開催します。</p>
<h2><strong>福島への責任を果たすことが会社存続の理由であり使命</strong></h2>
<p>今後も長い時間を要する廃炉作業。今後の作業のビジョンと、その中で福島とどう関わっていくのかについて、最後に松尾さんはこう語りました。</p>
<div id="attachment_67914" style="width: 970px" class="wp-caption aligncenter"><img decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-67914" class="wp-image-67914 size-full" src="https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/03/genpatsu8_240305.jpg" alt="" width="960" height="640" srcset="https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/03/genpatsu8_240305-200x133.jpg 200w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/03/genpatsu8_240305-300x200.jpg 300w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/03/genpatsu8_240305-400x267.jpg 400w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/03/genpatsu8_240305-600x400.jpg 600w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/03/genpatsu8_240305-768x512.jpg 768w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/03/genpatsu8_240305-800x533.jpg 800w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2024/03/genpatsu8_240305.jpg 960w" sizes="(max-width: 960px) 100vw, 960px" /><p id="caption-attachment-67914" class="wp-caption-text">松尾桂介 廃炉コミュニケーションセンター副所長</p></div>
<div class="px-4">
<article class="single-post px-4 max-w-3xl mx-auto my-8 md:my-16 single-articles">
<div class="article">
<p>「事故を起こした事業者として福島に対する責任を果たすこと。それが、会社が存続する最大の理由であり使命だと思っています。その使命を踏まえたうえで、廃炉と復興の両立を進めることが、今後のビジョンとなるかと思います。</p>
<p>廃炉作業にはさまざまなリスクが潜んでおり、ときにはトラブルが発生することもありますが、それも含めて正確にお伝えしていくことが必要だと思っています。事故への反省を踏まえながら地道に作業に取り組み、廃炉をしっかり貫徹させることで、少しでも信頼いただけるような存在になっていければと思います」</p>
<p>こうしている時間にも、多くの人が廃炉作業に取り組んでいます。日々積極的に発信される情報に目や耳を傾け、その状況を正しく理解すること。それが今、私たち一人ひとりにできることです。</p>
<p>東京電力ホールディングス 廃炉プロジェクト<br />
＞<a href="https://www.tepco.co.jp/decommission/">https://www.tepco.co.jp/decommission/</a></p>
<p><span style="font-size: 8pt"><sub>※所属や内容は取材当時のものです。<br />
取材・文：髙橋晃浩</sub></span></p>
<p class="sc-gcUDKN emEbro">※本記事は<a href="https://mirai-work.life/magazine/9337/">ふくしま12市町村移住ポータルサイト『未来ワークふくしま』</a>からの転載です。</p>
</div>
</article>
</div><p>The post <a href="https://nativ.media/67906/">事故から13年。福島第一原子力発電所の廃炉の今を知る</a> first appeared on <a href="https://nativ.media">Nativ.media | 地方移住・関係人口創出のプラットフォーム</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
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