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	<title>Nativ.Life Interview | Nativ.media | 地方移住・関係人口創出のプラットフォーム</title>
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	<description>地方に関わる生き方を探そう。</description>
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		<title>大好きだった場所に“地域おこし協力隊”で飛び込んでみた！“日常のアート”で歴史の町に新しい風を感じる場づくりへの挑戦</title>
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		<dc:creator><![CDATA[Nativ.media編集部]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 05 Jun 2026 01:27:03 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[働き方]]></category>
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					<description><![CDATA[北海道小樽市。歴史的な建造物や運河が織りなす美しい景観で知られるこの一大観光地に、一人の新しい地域おこし  [...]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="fusion-fullwidth fullwidth-box fusion-builder-row-1 nonhundred-percent-fullwidth non-hundred-percent-height-scrolling" style="--awb-border-radius-top-left:0px;--awb-border-radius-top-right:0px;--awb-border-radius-bottom-right:0px;--awb-border-radius-bottom-left:0px;--awb-padding-top:0px;--awb-padding-bottom:0px;--awb-margin-top:0px;--awb-margin-bottom:0px;--awb-flex-wrap:wrap;" ><div class="fusion-builder-row fusion-row"><div class="fusion-layout-column fusion_builder_column fusion-builder-column-0 fusion_builder_column_1_1 1_1 fusion-one-full fusion-column-first fusion-column-last" style="--awb-padding-top:0px;--awb-padding-bottom:0px;--awb-bg-size:cover;--awb-margin-bottom:0px;"><div class="fusion-column-wrapper fusion-column-has-shadow fusion-flex-column-wrapper-legacy"><div class="fusion-text fusion-text-1">
<p>北海道小樽市。歴史的な建造物や運河が織りなす美しい景観で知られるこの一大観光地に、一人の新しい地域おこし協力隊が着任しました。札幌出身の鳥井麻祐（とりい まゆ）さんです。彼女は前職での建築設計のキャリアを活かしながら、小樽の魅力を伝える独自の情報発信や、市民を巻き込んだコミュニティの場づくりに奔走しています。</p>
<p>一見、スムーズに地域に馴染んでいるように見える彼女ですが、その歩みの裏には、仕事に追われた会社員時代の葛藤や、学生時代から培ってきたクリエイターとしての経験がありました。観光地として完成された小樽の街に、クリエイターの視点から新たな「余白」を見出し、日常とアートを緩やかに繋ごうとする新人隊員の原点と、その原動力となっている根本的な価値観や想いについて、ネイティブ.メディア編集長の倉重によるインタビューで迫りました。</p>
<h2>1. 多忙な職場で悩む日々から、思い切って大好きだった小樽へ。</h2>
<p><div id="attachment_108376" style="width: 549px" class="wp-caption aligncenter"><img fetchpriority="high" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-108376" class="size-full wp-image-108376" src="https://nativ.media/wp-content/uploads/2026/06/2af5ddf8652c4ddd8ce7762780f88e5e.png" alt="" width="539" height="400" srcset="https://nativ.media/wp-content/uploads/2026/06/2af5ddf8652c4ddd8ce7762780f88e5e-200x148.png 200w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2026/06/2af5ddf8652c4ddd8ce7762780f88e5e-300x223.png 300w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2026/06/2af5ddf8652c4ddd8ce7762780f88e5e-400x297.png 400w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2026/06/2af5ddf8652c4ddd8ce7762780f88e5e.png 539w" sizes="(max-width: 539px) 100vw, 539px" /><p id="caption-attachment-108376" class="wp-caption-text">[インタビュー中の鳥井さん]</p></div><strong>倉重：</strong>着任されてから半年ほどが経つそうですね。まず最初に、小樽に来られる前のことについて伺えますか。元々は札幌のご出身だそうですね。</p>
<p><strong>鳥井：</strong>はい、生まれも育ちも札幌です。前職では建築関係の会社に新卒で入社して、主に飲食店の内装設計や現場の管理などを担当していました。仕事の関係で、いろんな地域に数ヶ月単位で住むような生活も経験したんです。</p>
<p><strong>倉重：</strong>建築の設計や現場管理というと、かなりクリエイティブな反面、非常にハードな仕事だというイメージもあります。</p>
<p><strong>鳥井：</strong>そうですね、本当に仕事に追われる毎日でした。当時は精神的にも体力的にもいっぱいいっぱいになりながら、なんとか食らいついている感じでしたね。でも、自分にとって必要な経験だと割り切って、約2年間はとにかくやろうと決めて必死に頑張りました。</p>
<p><strong>倉重：</strong>今の時代、中々そういう機会が無いようですが、大変な環境の中で約2年間やり切ったのはすごいですね。そこから地域おこし協力隊という特殊な道を選ばれたのは、どのような転換点があったのでしょうか？ ある意味大きな飛躍がありますよね…。</p>
<p><strong>鳥井：</strong>実は、次に何をするかを完全に決める前に、その会社を退職したんです。もともと個人でZINE（ジン）と呼ばれる冊子の自主制作をしていたり、プライベートで空間装飾の仕事をいただいたりしていたので、まずはフリーランスとしてやっていこうかなと考えていました。</p>
<p><strong>倉重：</strong>なるほど。でも、できちゃいそうですよね。</p>
<p><strong>鳥井：</strong>はい。そんな中、札幌の近くで空間展示のお手伝いをしていた時に、たまたま今の所属先である<a href="https://otarucreativeplus.org/" target="_blank" rel="noopener">NPO法人OTARU CREATIVE PLUS</a>（以下OC＋）の福島さんご夫妻が通りかかって、お話をさせていただきました。そこで初めて、小樽で新しい地域おこしの取り組みがあるという話を詳しく伺ったんです。</p>
<p><strong>倉重：</strong>まさに自分発信からの、引き寄せの出会いだったわけですね。その小樽の話を聞いたとき、どういう気持ちでしたか？</p>
<p><strong>鳥井：</strong>実は、小樽の協力隊の募集については、たまたま自分でも少しチェックしていたんです。だから福島さんから詳しいお話を伺ったときに「あ、あの募集のことだ」と、パズルのピースが繋がったような感覚がありました。<span style="font-weight: 400;">その後、正式な形で公募に応募し、選考を経て着任しました。</span><span style="font-weight: 400;"><br />
</span></p>
<p><strong>倉重：</strong>運命を感じますよね。元々、小樽という街に対して何か特別な思い入れや、繋がりがあったのですか？</p>
<p><strong>鳥井：</strong>はい、札幌に住んでいたときも、都会の喧騒から少し離れたいなと感じるときは、よく電車に乗って小樽に遊びに来ていました。昔から大好きな街でしたし、自分がやってきた空間づくりの経験が、この街の空き空間の活用に活かせるかもしれないと考えたら、すごくワクワクしたんです。</p>
<p><strong>倉重：</strong>そうですか。そうなると色々頭を巡りますよね！</p>
<p><strong>鳥井：</strong>ですね。大学はデザイン学部で建築を専攻していたのですが、学生時代にコロナ禍と重なったこともあって、空き家のリノベーションを手伝うために長万部町へ行ったり、小樽にあるゲストハウスの床を剥がしに行くのを手伝ったりもしていたので…。</p>
<p><strong>倉重：</strong>学生時代から、すでにそういった地域の古い建物やDIYの現場に、自ら飛び込んでいたんですね。</p>
<p><strong>鳥井：</strong>そうなんです。昔から古い建物や空間が大好きだったんですよね。</p>
<p><strong>倉重：</strong>忙しい日々の中で培った建築のスキルと、学生時代からの表現者としての経験が、小樽という場所で一気に結びついたんですね。</p>
<p><strong>鳥井：</strong>今思えばそうだったのかもしれませんね。OC＋での雇用形態やミッションを伺ったときも、自分のやりたいことと地域の課題が一本化しているように感じました。小樽市からそのミッションに沿った業務を委嘱されている形態なので、目的がはっきりしているのも動きやすいかもと。これまでの経験を注ぎ込める場所として、小樽へ移住する覚悟が決まりました。</p>
<h2>2. 日常に溶け込む小樽特有の「文化」を再発見する日々</h2>
<p>現在、鳥井さんは、小樽市から業務委託を受けたOC＋に雇用される地域おこし協力隊員として、日々活動しています。</p>
<p><strong>倉重：</strong>今、具体的にはどのようなお仕事をされているのでしょうか。</p>
<p><strong>鳥井：</strong>大きく分けて三つの業務があります。一つ目は旧第三倉庫など北側エリアの観光周遊に向けた活用を考えること。<span style="font-weight: 400;">具体的には、イベントの企画運営やエリアの魅力を活かした活用方法の検討などを行っています。これはOC＋の設立目的とも深く関わる活動です。</span>二つ目が地域の魅力発信で、それに合わせて、先日この冊子を制作しました。三つ目が、地域活性化の事業づくりですね。</p>
<p><div id="attachment_108383" style="width: 710px" class="wp-caption aligncenter"><img decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-108383" class="size-full wp-image-108383" src="https://nativ.media/wp-content/uploads/2026/06/bd0d203e72ad6635beb090cf4265d043.png" alt="" width="700" height="400" srcset="https://nativ.media/wp-content/uploads/2026/06/bd0d203e72ad6635beb090cf4265d043-200x114.png 200w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2026/06/bd0d203e72ad6635beb090cf4265d043-300x171.png 300w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2026/06/bd0d203e72ad6635beb090cf4265d043-400x229.png 400w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2026/06/bd0d203e72ad6635beb090cf4265d043-600x343.png 600w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2026/06/bd0d203e72ad6635beb090cf4265d043.png 700w" sizes="(max-width: 700px) 100vw, 700px" /><p id="caption-attachment-108383" class="wp-caption-text">[鳥井さんが制作に関わった冊子「OTARU TRACE &amp; RECORD」]</p></div><strong>倉重：</strong>この冊子、とても自由なフォーマットで素敵ですね。自治体が発行する冊子のイメージを全く感じません。</p>
<p><strong>鳥井：</strong>ありがとうございます。こういう公的なものを作るのは初めてで…。できるだけ色々な方に、新しい軸で小樽を見てほしいなと思って、移住者の方などにインタビューもさせてもらったんです。同世代の仲間とチームを組んで、相談しながら作りました。</p>
<p><strong>倉重：</strong>このレベルのものを、着任半年でこうやって実現するのは、並大抵のことではないのではないでしょうか…すごいですが、かなり大変だったのではないですか？</p>
<p><strong>鳥井：</strong>そうですね。私が着任したのが9月だったのもあり、実質2、3ヶ月で仕上げたので、みんなで冷や汗をかきながらやっていましたね（笑）</p>
<p><strong>倉重：</strong>三つ目の「地域活性化の事業づくり」というのは、具体的にどんなことをされているのですか？</p>
<p><strong>鳥井：</strong>今はOC＋が主催している会議のサポートをしています。2ヶ月に1回、市民の方が「こういうことをやりたい」とプレゼンをして、みんなでブレインストーミングをする場なんです。今回の冊子作りでも、この会議がきっかけで繋がったご縁がありました。</p>
<p><strong>倉重：</strong>市民の方がアイデアを持ち寄る場が定期的にあるのは、とてもいい刺激になりそうですね。</p>
<p><strong>鳥井：</strong>そうですね。毎回10人から20人くらいが集まって、場所もゲストハウスのフリースペースや新しい観光施設など、色々なところを変えながら開催しています。</p>
<p>忙しくも充実した業務をこなす一方で、小樽での「暮らし」そのものが、クリエイターである鳥井さんにとって大きなインスピレーションの源になっています。札幌という都市から移住し、実際住んでいるなかで彼女の目に映る小樽は、刺激に溢れていました。</p>
<p><strong>倉重：</strong>実際に小樽に住んでみて、印象は変わりましたか。生活環境などはどうでしょう？</p>
<p><strong>鳥井：</strong>はい、すごく変わりました。ちょっと変な視点かもしれませんが、私がまず面白いなと思ったのが、街に響くサイレンの音なんです。<span style="font-weight: 400;">通称「製缶のポー」は、平日に 1日5回 鳴らされています</span><span style="font-weight: 400;"> 。特に印象的なのは、</span>朝の7時半と8時に、北海製罐の工場から街中に”ウィ〜ン”という巨大なサイレンが鳴り響くんですよ。始業の合図らしくって…。</p>
<p><strong>倉重：</strong>そんなに朝早くから、しかも街中に聞こえるくらい大きな音が鳴るんですか？</p>
<p><strong>鳥井：<span style="font-weight: 400;">初めて聞いたときは、驚くほど迫力があるんですけど</span></strong>、それが生活にすっかり馴染んでいるのが面白くて。気になって工場長に直接聞きに行ったら、昔は寮から工場まで歩いて30分かかったから、寮からの出発の目安として未だに7時半に鳴らしているんだそうです。</p>
<p><strong>倉重：</strong>なるほど。当時の労働文化が、今もそのまま街の音として残っているんですね。</p>
<p><strong>鳥井：</strong>そうなんです。他にも、ゴミ収集車が音楽を鳴らしながら走ってくる音や、朝早くから鳴くカモメの声など、小樽ならではの音がたくさんあります。今も街頭放送が流れていたり、町内会の古い掲示板がしっかり機能していたりするのも新鮮でした。</p>
<p><strong>倉重：</strong>地域の皆さんからすると当たり前の風景が、鳥井さんにとっては全て新鮮な刺激なんですね。</p>
<p><strong>鳥井：</strong>いい表現かは分かりませんが、リアルの「どうぶつの森」（大人気のコンピューターゲーム）<span style="font-weight: 400;">のように、街を歩くだけで発見がある感覚なんです。</span>街を歩いていると「これ、何かに使えるな」と思う素材が落ちていたりして。みんなが当たり前だと思っている日常の中に、これまで大切にされてきた生活や文化が潜んでいるなと感じています。</p>
<p>観光地として綺麗に整備された表向きの顔だけではなく、その裏側に息づく泥臭くも愛おしい生活の営み。鳥井さんはクリエイター特有の視点と感性で、小樽という街の「余白」を楽しみながら、次なる仕掛けのヒントを日々拾い集めているようです。</p>
<div id="attachment_108382" style="width: 710px" class="wp-caption aligncenter"><img decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-108382" class="size-full wp-image-108382" src="https://nativ.media/wp-content/uploads/2026/06/c7784b716a0e9b969263c04dd62f51d0.png" alt="" width="700" height="400" srcset="https://nativ.media/wp-content/uploads/2026/06/c7784b716a0e9b969263c04dd62f51d0-200x114.png 200w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2026/06/c7784b716a0e9b969263c04dd62f51d0-300x171.png 300w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2026/06/c7784b716a0e9b969263c04dd62f51d0-400x229.png 400w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2026/06/c7784b716a0e9b969263c04dd62f51d0-600x343.png 600w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2026/06/c7784b716a0e9b969263c04dd62f51d0.png 700w" sizes="(max-width: 700px) 100vw, 700px" /><p id="caption-attachment-108382" class="wp-caption-text">[鳥井さんの活動の様子]</p></div>
<h2>3. 残された「余白」を、アート視点で人が緩やかに繋がるコミュニティへ</h2>
<p><strong>倉重：</strong>まだ半年たったばかりで、ある意味スタート地点から少しではありますが、3年間の任期中に成し遂げたいことや、その先の目標などはありますか？</p>
<p><strong>鳥井：</strong>そうですね。やっぱり自分は「空間」を作りたいという意識が強いなって思います。歴史的な建造物や空き家などを活用しながら、文化的な活動がずっと続けられるような仕組みや場づくりをしたいですね。単発のイベントで終わらせるのではなく、持続できるものを作っていくことが目標です。</p>
<p><strong>倉重：</strong>具体的には、どのような場づくりをイメージされているのでしょうか？</p>
<p><strong>鳥井：</strong>私が以前よく滞在していたゲストハウスやレジデンスには、ものづくりをする人たちが自然と集まっているような場所がありました。そこで「次はこういうものをつくりたいね」とか話し合って、まさに次のアクションに繋がるクリエイティブな場所だったんです。</p>
<p><strong>倉重：</strong>クリエイター同士が刺激し合えるようなコミュニティですね。</p>
<p><strong>鳥井：</strong>小樽に来てから、そういった場所がまだ少し足りないなと感じていて。必ずしもクリエイターだけじゃなくて、どんな人もそうした場所があると、色んなことが生まれる気がしてます。何かを表現したい人たちが、プレッシャーを感じずに緩やかに繋がれる場所を作りたいなと思っています。</p>
<p><strong>倉重：</strong>小樽と言う場所と、アートやデザイン軸の相性は、とても良さそうに感じますね。今まではどちらかというと「歴史」的な少し重みのある感じを持っていましたが…。</p>
<p><strong>鳥井：</strong>アートやデザイン自体も、少し敷居が高くて余裕のある人が楽しむものというイメージがあるかもしれません。でも私はアートは特別なものではなく、同じ景色を違う角度から見るための「フィルター」のようなものだと思っています。</p>
<p><strong>倉重：</strong>日常の風景を少しだけ豊かにしてくれる、身近なツールのような感覚ですね。</p>
<p><strong>鳥井：</strong>その通りです。なので、今まで培ってこられた地域の皆さんの思いや歴史も、そうした感覚で、新しい見え方や魅力が引き出せるんじゃないかと。今はOC＋の中で、食とアートをどう絡めていくかという会議もしています。視覚的なものだけでなく、小樽ならではの音や匂いや味覚なんかも新しく感じるような、そんな空間やコミュニティづくりに参加できたら面白いなと考えているところです。</p>
<p><strong>倉重：</strong>最後に、今、新たに地域おこし協力隊の募集も始まっています。これから地域に関わろうとしている方や、鳥井さんと同じように小樽に飛び込んでみようと考えている方へメッセージがあったら、ぜひお願いします。</p>
<p><strong>鳥井：</strong>小樽は完成された観光地のイメージが強いかもしれませんが、一歩裏に入ればまだまだたくさんの「余白」があります。視点を少し変えるだけで新しい活用方法が見つかるので、そういうギャップを面白がれる人には、たまらなく楽しい街だと思います。</p>
<p><strong>鳥井：</strong>もちろんアート軸だけでなくて、色んな可能性があると思いますので、そういう意欲や感覚のある人には、是非応募して頂きたいと思いますね。一緒に活動できるのを楽しみにしています。</p>
<p><strong>倉重：</strong>勇気の湧くメッセージ、ありがとうございました！</p>
<h2>編集後記</h2>
<p>地方移住や地域おこしと聞くと、つい「大きな課題解決」をしなければならない、重責をになうものと思いがちです。しかし鳥井さんは、むしろ自分の中から湧いてくる感覚を大切に、それと街の波長を合わせるような意識で、自由に活動しているようなイメージでした。彼女のように、自分の好きなテーマを起点として、街の余白を等身大で面白がりながら、地域の人たちと溶け込んで活動する姿勢こそが、結果的に地域に馴染んだ新しい風を吹き込むのだと強く感じました。</p>
<p>今回、新たに3名の地域おこし協力隊の募集が始まっています。ミッションはそれぞれ全く別のものですが、もしこの記事を読んでいただいた皆さんが、少しでもその気持ちを揺さぶるものを感じていただけたのなら、是非その機会をもう少し深掘りしていただければと思います。もしかしたら、そこには鳥井さんと同じような、あなた自身の新しい一歩になる引き寄せのチャンスが込められているかもしれません。</p>
<p>以下の3つのおすすめ記事を是非つづけて読んでみて下さい。</p>
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		<title>「今の暮らしが一番しっくりくる」東京から広島へ。程よさが心地いい福山市は“選択肢”に溢れた街だった。</title>
		<link>https://nativ.media/102492/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[Nativ.media編集部]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 02 Mar 2026 23:00:38 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[働き方]]></category>
		<category><![CDATA[地方移住]]></category>
		<category><![CDATA[インタビュー]]></category>
		<category><![CDATA[おすすめ記事（編集部用）]]></category>
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		<category><![CDATA[東広島市]]></category>
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		<category><![CDATA[Nativ.Life Interview]]></category>
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					<description><![CDATA[都市には、たくさんの選択肢がある。 けれど実際は、通勤時間に追われ、家賃に追われ、仕事に追われ、「選べな  [...]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="fusion-fullwidth fullwidth-box fusion-builder-row-2 nonhundred-percent-fullwidth non-hundred-percent-height-scrolling" style="--awb-border-radius-top-left:0px;--awb-border-radius-top-right:0px;--awb-border-radius-bottom-right:0px;--awb-border-radius-bottom-left:0px;--awb-padding-top:0px;--awb-padding-bottom:0px;--awb-margin-top:0px;--awb-margin-bottom:0px;--awb-flex-wrap:wrap;" ><div class="fusion-builder-row fusion-row"><div class="fusion-layout-column fusion_builder_column fusion-builder-column-1 fusion_builder_column_1_1 1_1 fusion-one-full fusion-column-first fusion-column-last" style="--awb-padding-top:0px;--awb-padding-bottom:0px;--awb-bg-size:cover;--awb-margin-bottom:0px;"><div class="fusion-column-wrapper fusion-column-has-shadow fusion-flex-column-wrapper-legacy"><div class="fusion-text fusion-text-2"><p><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;"></span></p>
<p><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;">都市には、たくさんの選択肢がある。</span><br />
<span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;">けれど実際は、通勤時間に追われ、家賃に追われ、仕事に追われ、「選べない毎日」を過ごしている感覚がある人も少なくありません。</span></p>
<p><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;">今回お話を伺ったのは、広島県福山市で暮らす井上友香さん。</span><br />
<span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;">東京や関西でキャリアを積み重ねたのち、「今、福山市での暮らしが一番しっくりくる」と語ります。その理由は、派手な成功でも、劇的な転機でもありませんでした。</span></p>
<p><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;">Nativ.media編集部の室井が、井上さんのこれまでのストーリーと現在の暮らし、そして“しっくりくる”と感じているその理由について丁寧にひもときます。</span></p>
<h2 class="mceTemp"><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;">「限界まで頑張る」が正解だった20代</span></h2>
<p data-start="392" data-end="450"><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;"><strong data-start="392" data-end="399">室井：</strong> 今日はありがとうございます。まずは、これまでどんな場所で暮らしてこられたのか、教えていただけますか。</span></p>
<p data-start="452" data-end="530"><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;"><strong data-start="452" data-end="459">井上：</strong> はい。大学進学で東京に出ました。その後、関西で働いたり、関東の別のエリアに住んだり、転勤で広島市に戻ったりと、いろいろな地域を経験しました。</span></p>
<p data-start="532" data-end="555"><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;"><strong data-start="532" data-end="539">室井：</strong> 都市も郊外もご存じなのですね。東京での暮らしや</span><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;">働き方はどのようなものだったのでしょう。</span></p>
<p data-start="660" data-end="735"><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;"><strong data-start="660" data-end="667">井上：</strong> 当時は茨城県の守谷市（もりや）に住んでいたのですが、勤務地はお台場だったので片道1時間半から、乗り換えを含めると100分以上かけて通っていました。土日は守谷の自然に癒されるんですが、平日の日常があまりに重くて…。当時は海外の取引先を担当していたこともあり、21時に仕事が終わって、そのまま深夜1時のフライトで出張へ向かうこともありました。20代だったので体力はありましたし、「今は頑張る時期だ」と思っていました。</span></p>
<p data-start="737" data-end="758"><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;"><strong data-start="737" data-end="744">室井：</strong> かなりのハードさが伺えます…。その働き方や暮らしに迷いはありませんでしたか。</span></p>
<p data-start="760" data-end="863"><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;"><strong data-start="760" data-end="767">井上：</strong> 当時は、あまりなかったですね。実績も出ていましたし、大きな仕事を任せてもらえることが嬉しかったです。</span><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;">ただ、どこかで「このままずっと続けるのかな」と思ったときに、ふと立ち止まったんです。</span></p>
<p data-start="865" data-end="889"><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;"><strong data-start="865" data-end="872">室井：</strong> 何が引っかかっていたのでしょう。</span></p>
<p data-start="891" data-end="973"><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;"><strong data-start="891" data-end="898">井上：</strong> 収入はありました。でも、とにかく時間がなかった。</span><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;">通勤も長くて、満員電車も日常で。</span><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;">“通勤時間って苦痛だな”と、心のどこかで思っていました。</span><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;">それに、百貨店で買い物をしたり、ブランドのものを身につけたりすることも楽しかったのですが、だんだんと「これって本当に必要なのかな…」と感じるようになりました。</span></p>
<p data-start="1048" data-end="1072"><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;"><strong data-start="1048" data-end="1055">室井：</strong> 価値観が変わっていったのですね。</span></p>
<p data-start="1074" data-end="1163"><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;"><strong data-start="1074" data-end="1081">井上：</strong> はい。</span><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;">“自分を過剰によく見せる必要はないな”と思うようになりました。</span><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;">物欲がなくなったというより、「何に満足するのかの対象」が変わったんだと思います。その後、東京の下町エリアで暮らし始めたのですが、そこでの生活が私の転機になりました。60円のメンチカツを2つ買って、ビールを飲む。そんな質素な生活が、何よりも自由で楽しくて。「ああ、私はブランド物に囲まれなくても、自分の心地よささえあれば幸せなんだ」と確信した瞬間でした。</span></p>
</div><div class="fusion-text fusion-text-3"><h2 data-start="1170" data-end="1184"><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;">環境を変えるという決断</span></h2>
<p data-start="1186" data-end="1223"><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;"><strong data-start="1186" data-end="1193">室井：</strong> その後、転勤で広島に戻られたんですよね。福山市へ移られたきっかけは結婚だったと伺いました。</span></p>
<p data-start="1225" data-end="1283"><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;"><strong data-start="1225" data-end="1232">井上：</strong> そうです。広島市で働いていたときに今の主人と出会いました。彼は福山市出身で、はじめは遠距離のような形でした。</span></p>
<p data-start="1285" data-end="1316"><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;"><strong data-start="1285" data-end="1292">室井：</strong> 福山市へ住む決断に、不安はありませんでしたか。</span></p>
<p data-start="1318" data-end="1408"><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;"><strong data-start="1318" data-end="1325">井上：</strong> ありましたよ。福山市は車社会だったこともあり、今まで日常的に運転していなかったので不安でした。でも、転勤を繰り返してきた経験があったので、「なんとかなるかな」という感覚もありました。</span></p>
<p data-start="1410" data-end="1435"><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;"><strong data-start="1410" data-end="1417">室井：</strong>かっこいい(笑)　働き方も大きく変えられましたよね。</span></p>
<p data-start="1437" data-end="1528"><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;"><strong data-start="1437" data-end="1444">井上：</strong> はい。一度、責任の重いポジションから離れようと思って、派遣という形で働き始めました。</span><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;">「土日のために生きる」くらいの気持ちで、オンとオフを分けたいと思ったんです。それまでの「自分を大きく見せる」働き方に疲れ果てていたということもありました。</span></p>
<p data-start="1410" data-end="1435"><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;"><strong data-start="1410" data-end="1417">室井：</strong>実際に「福山で派遣社員」として働いてみて、いかがでしたか。</span></p>
<p data-start="1437" data-end="1528"><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;"><strong data-start="1437" data-end="1444">井上：</strong> 驚いたのは、地方には仕事が溢れているという事実でした。「地方に行くと仕事がない」ってよく言われますけど、そんなことない。特に都会でキャリアを積んできた人なら、選べる立場になれるんです。時給も思っていたより高くて、お金の不安がすっと消えました。</span></p>
<p data-start="1530" data-end="1549"><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;"><strong data-start="1530" data-end="1537">室井：</strong> そうなんですね！それは確かに意外かもしれません…！当時はかなり思い切った選択をされたと思いますが、振り返ってみるとどうですか？</span></p>
<p data-start="1551" data-end="1655"><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;"><strong data-start="1551" data-end="1558">井上：</strong> そうですね。でも私は、「一ぺん環境を変えてみるのはいい」と思っています。</span><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;">少しずつ変わろうとしても、同じ環境にいると難しいこともある。思い切って変えてみて、合わなければ戻ればいい。</span></p>
<p data-start="1657" data-end="1686"><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;"><strong data-start="1657" data-end="1664">室井：</strong>なるほど。“戻れる”前提があると、動きやすいですね。その後、いまの会社に入られた経緯も、これまでの経験がつながっているのですよね。</span></p>
<p data-start="1688" data-end="1753"><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;"><strong data-start="1688" data-end="1695">井上：</strong> そうですね。都会で働いていた頃の仕事ぶりを知ってくださっている方から声をかけていただきました。正直、また忙しくなるのではという迷いもありました。でも、いまは役割も働き方も違います。</span></p>
<div id="attachment_102524" style="width: 543px" class="wp-caption aligncenter"><img decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-102524" class="wp-image-102524 size-full" src="https://nativ.media/wp-content/uploads/2026/02/fd7122f36c2aef666a5405af8a38cb43-e1771461930383.jpg" alt="" width="533" height="400" /><p id="caption-attachment-102524" class="wp-caption-text"><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;">現在勤めている会社での社員旅行の様子</span></p></div>
<p data-start="1657" data-end="1686"><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;"><strong data-start="1657" data-end="1664">室井：</strong>どのような違いがありますか。</span></p>
<p data-start="1688" data-end="1753"><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;"><strong data-start="1688" data-end="1695">井上：</strong> 裁量がありながら、通勤時間が短いこと。これは本当に大きいです。忙しい日もありますが、19時前には帰れる日も多い。「今日は大変だった」と思っても、まだ夕方6時半。そこから自分の時間がある。<br />
都会で頑張った経験があったからこそ、いまの仕事にもつながっていますし、福山市には“働く場所の選択肢”がちゃんとあると実感しています。</span></p>
</div><div class="fusion-text fusion-text-4"><h2 data-start="1760" data-end="1779"><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;">福山市で見つけた「選べる暮らし」</span></h2>
<p data-start="1781" data-end="1812"><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;"><strong data-start="1781" data-end="1788">室井：</strong> 実際に暮らしてみて、どんな変化がありましたか。</span></p>
<p data-start="1814" data-end="1843"><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;"><strong data-start="1814" data-end="1821">井上：</strong> 一番は、“選択肢が広い”と感じたことです。</span></p>
<p data-start="1845" data-end="1878"><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;"><strong data-start="1845" data-end="1852">室井：</strong> 地方は選択肢が少ない、という声もよく聞きますが逆なんですね！</span></p>
<p data-start="1880" data-end="1975"><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;"><strong data-start="1880" data-end="1887">井上：</strong> 私もそう思っていました。でも違いました。</span><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;">家も車も価格帯が幅広く、自分に合うものを選べます。</span><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;">“買えない”のではなく、“無理に買わなくていい”という感覚です。</span></p>
<p data-start="1977" data-end="2004"><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;"><strong data-start="1977" data-end="1984">室井：</strong> 生活コストの面でも変化はありましたか。</span></p>
<p data-start="2006" data-end="2081"><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;"><strong data-start="2006" data-end="2013">井上：</strong> あります。家賃や食費など日常の生活コストが抑えられる分、旅行に行きたいと思えば思った時に行けます。</span><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;">節約して我慢して、ではなく、自然と余裕が生まれる感じです。</span></p>
<p data-start="2083" data-end="2098"><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;"><strong data-start="2083" data-end="2090">室井：</strong> 余裕、ですか。</span></p>
<p data-start="2100" data-end="2166"><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;"><strong data-start="2100" data-end="2107">井上：</strong> はい。</span><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;"><strong data-start="2114" data-end="2147">「旅行に行きたければ行けばいい。帰ってきたら、ほっとする」</strong>。</span><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;">この感覚があるのは大きいです。</span></p>
<p data-start="2168" data-end="2192"><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;"><strong data-start="2168" data-end="2175">室井：</strong> 福山市は食の面でも魅力だとお聞きしました。</span></p>
<p data-start="2194" data-end="2269"><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;"><strong data-start="2194" data-end="2201">井上：</strong> そうですね。釣り好きな方から新鮮でおいしいお魚をいただいたり、家庭菜園の野菜を分けてもらったり。自分でも料理が好きなので、日々のごはんが楽しいんです。</span><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;">以前都会で暮らしていた時には取り寄せていたような食材が、普通に手に入る。</span><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;">しかも無理のない価格で！</span></p>
<p data-start="2313" data-end="2333"><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;"><strong data-start="2313" data-end="2320">室井：</strong> 食の充実…それは確かに豊かですね。</span></p>
<div id="attachment_102525" style="width: 410px" class="wp-caption aligncenter"><img decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-102525" class="size-full wp-image-102525" src="https://nativ.media/wp-content/uploads/2026/02/4222CDE0-9B64-4B18-85C0-5D07BC40CF91-400x533-1.jpg" alt="" width="400" height="533" srcset="https://nativ.media/wp-content/uploads/2026/02/4222CDE0-9B64-4B18-85C0-5D07BC40CF91-400x533-1-200x267.jpg 200w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2026/02/4222CDE0-9B64-4B18-85C0-5D07BC40CF91-400x533-1-225x300.jpg 225w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2026/02/4222CDE0-9B64-4B18-85C0-5D07BC40CF91-400x533-1.jpg 400w" sizes="(max-width: 400px) 100vw, 400px" /><p id="caption-attachment-102525" class="wp-caption-text"><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;">山に詳しい地域の方からもらった育ちすぎたたけのこ。「塩漬けにして、自家製メンマにした」と井上さん</span></p></div>
<p data-start="2335" data-end="2397"><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;"><strong data-start="2335" data-end="2342">井上：</strong> それに、雪がほとんど降らないので、冬の出費も少ないです。スタッドレスタイヤが不要なのは、意外と大きいですよ。</span></p>
<p data-start="2399" data-end="2418"><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;"><strong data-start="2399" data-end="2406">室井：</strong> 雪が降らないのはいいですね。日々の忙しさはどうでしょうか。</span></p>
<p data-start="2420" data-end="2514"><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;"><strong data-start="2420" data-end="2427">井上：</strong> 忙しい日はあります。でも、忙しさに飲み込まれる感覚はありません。仕事が終わったあとに、「今日はどう過ごそうかな」と考えられる余白があるんです。料理をする日もあれば、誰かと食事に行く日もある。その日の気分で選べる。その自由さが、いまの私にはちょうどいいですね。</span></p>
<p data-start="2516" data-end="2544"><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;"><strong data-start="2516" data-end="2523">室井：</strong> “ほどよさ”という言葉がぴったりですね。</span></p>
<p data-start="2546" data-end="2637"><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;"><strong data-start="2546" data-end="2553">井上：</strong> そうなんです。田舎すぎたら私は福山市に飽きていたかもしれません。でも、決して娯楽がないわけじゃない。自然もあり、お店もたくさんある。</span><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;">私にとっては、この<strong>“ほどよさ”こそが最高の選択肢</strong>なんです。</span></p>
<div id="attachment_102522" style="width: 510px" class="wp-caption aligncenter"><img decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-102522" class="size-full wp-image-102522" src="https://nativ.media/wp-content/uploads/2026/02/c913a31ab5bf0f653b563c57200c4aa7-e1771462473907.jpg" alt="" width="500" height="500" /><p id="caption-attachment-102522" class="wp-caption-text"><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;">芋ほりを楽しむ井上さん</span></p></div>
</div><div class="fusion-text fusion-text-5"><h2 data-start="2644" data-end="2658"><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;">「一ぺん、環境を変えてみればいい」生きづらさを感じている人へのエール</span></h2>
<p data-start="2660" data-end="2707"><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;"><strong data-start="2660" data-end="2667">室井：</strong> いま、都市で働きながら生きづらさを感じている人に、どんな言葉をかけたいですか。</span></p>
<p data-start="2709" data-end="2771"><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;"><strong data-start="2709" data-end="2716">井上：</strong> 「一ぺん、環境をガラッと変えてみるのはいいよ」と言いたいです。今の場所で少しずつ変えようとしても、シームレスに物事は変わりません。通勤時間の苦痛や、自分を見失うような忙しさは、場所と仕事を変えることでしか断ち切れない。だけど、「唇から血が出るほど歯を食いしばって頑張る時期」が人生には何度かあると思っていて、都会での経験は決して無駄にはならないですよ。でも、頑張れなくなった時に逃げる場所はあってもいい。福山に来てみて、「やっぱり都会がいい」と思ったら戻ればいいんです。もし福山に来るなら、私がいるから大丈夫（笑）。移住の不安を払拭してあげたいし、面白いコミュニティも紹介できます。</span></p>
<p data-start="2660" data-end="2707"><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;"><strong data-start="2660" data-end="2667">室井：</strong>なんて心強いんだ！(笑)　以前、移住者の視点で複数の方と本音で語り合いながら福山市の魅力について深堀しつつ伝えていくセミナーに出ていらっしゃいましたよね。</span></p>
<p data-start="2660" data-end="2707"><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;"><strong data-start="320" data-end="327">井上：</strong> はい。「地域の仕事“ホンネ”サロン」というセミナーに登壇しました。実際に福山市で暮らす人たちと率直に話す場をつくりました。良いところだけを切り取るんじゃなくて、不安や戸惑いも含めて地方移住の本音の話を共有する時間でした。</span></p>
<p data-start="2660" data-end="2707"><span style="color: #ff0000;"><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif; font-size: 10pt;">▽「地域の仕事“ホンネ”サロン　福山市」のアーカイブ動画は、こちらからどうぞ</span></span></p>
<p data-start="2660" data-end="2707"><iframe src="//www.youtube.com/embed/9d_KH1tCOPs?si=OffVUOi3FAcTUMl7" width="560" height="314" allowfullscreen="allowfullscreen"></iframe></p>
<p data-start="176" data-end="213"><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;"><strong data-start="176" data-end="183">室井：</strong> あの時間は、まさに“選択肢を具体的に見せる場”でしたよね。</span></p>
<p data-start="215" data-end="359"><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;"><strong data-start="215" data-end="222">井上：</strong> そう思います。移住って、良い面だけを切り取ると理想論になってしまう。でも実際は、迷いや不安も含めて現実です。だからこそ、実際に暮らしている人の言葉をそのまま聞ける場は大事だと思っています。きれいごとではなく、生活の解像度が上がると、自分の中で判断できる材料が増えるんです。</span></p>
<p data-start="2660" data-end="2707"><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;"><strong data-start="2660" data-end="2667">室井：</strong>最後に、福山市での暮らしをひと言で表すならなんでしょうか。</span></p>
<p data-start="2660" data-end="2707"><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;"><strong data-start="2886" data-end="2893">井上：</strong><strong data-start="2896" data-end="2916">「今の暮らしが一番しっくりくる」</strong>ですね。選択肢があるから、無理をしなくていい。自分のペースで選び続けられることが、いちばんの安心だと思います。</span></p>
<div id="attachment_102526" style="width: 543px" class="wp-caption aligncenter"><img decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-102526" class="wp-image-102526 size-full" src="https://nativ.media/wp-content/uploads/2026/02/f77c46aef5735c41b3832ae9962fab28-scaled-e1771462317613.jpg" alt="" width="533" height="400" /><p id="caption-attachment-102526" class="wp-caption-text"><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;">音楽フェスでの一枚</span></p></div>
<p data-start="2886" data-end="2978"><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;"><strong data-start="2854" data-end="2861">室井：</strong> 生活に余白があるからこその選択肢、だったのですね。今日は、選択肢という言葉の意味を改めて考えさせていただきました。井上さんが選び続けてきたことの積み重ねが、「今が一番しっくりくる」という言葉につながっているのですね。もし今、どこかに暮らしの違和感を抱えている人がいるなら、選択肢が増える場所を探してみるのも一つかもしれませんね。本日はありがとうございました。</span></p>
</div><div class="fusion-text fusion-text-6"><h2><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;"><b>編集後記</b></span></h2>
<p><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;">井上さんの話を聞きながら、何度も出てきた言葉がありました。それが「選択肢」です。</span></p>
<p><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;">地方へ移ることは、何かを手放すこと、何かを諦めること——そう感じる方も少なくないでしょう。けれど井上さんが語ってくださった福山市での暮らしは、むしろ余白があるからこそ選択肢が増えていく、という発想でした。</span></p>
<p><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;">背伸びも、我慢もいらない。自分に合う幅を選び続けられること。「しっくりくる」という感覚は、偶然訪れるものではなく、環境と向き合い、その都度選び直してきた結果なのだと感じました。もし今、少しだけ違和感を抱えているなら。“正解の場所”を探すのではなく、“選択肢が増える場所”を探してみる、そんな視点もあるのかもしれません。私たちがいま「正解」だと思っている感覚も、経験や年齢を重ねるなかで、少しずつ形を変えていくものです。その変化を恐れず、選び直せる余白を持つことこそが、暮らしの豊かさなのかもしれません。</span></p>
<p><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;"><span style="font-weight: 400;">ここまで読んでいただきありがとうございました！</span><span style="font-weight: 400;">では、また次回のNativ.Life Interviewでお会いしましょう。</span></span></p>
<p style="text-align: right;"><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;">文責：ネイティブ.メディア編集部　室井</span></p>
<p><span style="font-weight: 400; font-family: arial, helvetica, sans-serif;">※Nativ.Life Interviewシリーズ　過去の記事はこちらから。 </span></p>
<p><span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;"><div class="linkcard"><div class="lkc-internal-wrap"><a class="lkc-link no_icon" href="https://nativ.media/91647" data-lkc-id="620" target="_blank"><div class="lkc-card"><div class="lkc-info"><div class="lkc-favicon"><img decoding="async" src="https://www.google.com/s2/favicons?domain=nativ.media" alt="" width="16" height="16" /></div><div class="lkc-domain">Nativ.media | 地方移住・関係人口創出のプラットフォーム</div></div><div class="lkc-content"><figure class="lkc-thumbnail"><img decoding="async" class="lkc-thumbnail-img" src="//nativ.media/wp-content/uploads/2025/12/f385cd3c6f29c3b953ecee0bc7594309-150x150.png" width="100px" height="108px" alt="" /></figure><div class="lkc-title">東広島への&quot;飛び込み移住&quot;で手に入れた、代替されない自分だけの仕事〜産地コーディネーター「レモ兄」が挑む、AI時代に“ヒト”が繋ぐ一次産業の未来〜</div><div class="lkc-date">&#x1f552;&#xfe0f;2025-12-10</div><div class="lkc-excerpt">東京生まれ東京育ちの大嶋憲人さんは、今、広島県東広島市を拠点にレモンをはじめとした一次産品の販路づくりを担う「産地コーディネーター」として活動しています。全身黄色の服に、黄色い軽バン。まちを走るだ...</div></div><div class="clear"></div></div></a></div></div></span><br />
<span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;"><div class="linkcard"><div class="lkc-internal-wrap"><a class="lkc-link no_icon" href="https://nativ.media/83109" data-lkc-id="516" target="_blank"><div class="lkc-card"><div class="lkc-info"><div class="lkc-favicon"><img decoding="async" src="https://www.google.com/s2/favicons?domain=nativ.media" alt="" width="16" height="16" /></div><div class="lkc-domain">Nativ.media | 地方移住・関係人口創出のプラットフォーム</div></div><div class="lkc-content"><figure class="lkc-thumbnail"><img decoding="async" class="lkc-thumbnail-img" src="//nativ.media/wp-content/uploads/2025/06/7-3-150x150.png" width="100px" height="108px" alt="" /></figure><div class="lkc-title">「二拠点生活」ってホントのところ何がいいの？〜広島と東京を行き来している編集長に聞いてみた〜</div><div class="lkc-date">&#x1f552;&#xfe0f;2025-06-13</div><div class="lkc-excerpt">ネイティブ.メディアでは、この度新たに「Nativ.Life インタビュー」という連載企画を始めることになりました。この連載は、移住や二拠点居住などの様々な形で地域と関わりながら、“自分らしい生き方”を選んだ人...</div></div><div class="clear"></div></div></a></div></div></span><br />
<span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;"><div class="linkcard"><div class="lkc-internal-wrap"><a class="lkc-link no_icon" href="https://nativ.media/84250" data-lkc-id="517" target="_blank"><div class="lkc-card"><div class="lkc-info"><div class="lkc-favicon"><img decoding="async" src="https://www.google.com/s2/favicons?domain=nativ.media" alt="" width="16" height="16" /></div><div class="lkc-domain">Nativ.media | 地方移住・関係人口創出のプラットフォーム</div></div><div class="lkc-content"><figure class="lkc-thumbnail"><img decoding="async" class="lkc-thumbnail-img" src="//nativ.media/wp-content/uploads/2025/07/15-150x150.png" width="100px" height="108px" alt="" /></figure><div class="lkc-title">沖縄移住で手に入れた「自分基準」の幸せ。ゆきこさんが見つけた新しい生き方 〜海・空・太陽！だけじゃない？沖縄で”何も諦めない”心地いい暮らしとは〜</div><div class="lkc-date">&#x1f552;&#xfe0f;2025-07-16</div><div class="lkc-excerpt">この春新たに始まった連載企画「Nativ.Life インタビュー」。移住や二拠点居住などの暮らしの場所を自ら選ぶ様々な生き方を実際に選んだ人たちから、これからの時代の新しい生き方やライフシフトの形を探るヒント...</div></div><div class="clear"></div></div></a></div></div></span><br />
<span style="font-family: arial, helvetica, sans-serif;"><div class="linkcard"><div class="lkc-internal-wrap"><a class="lkc-link no_icon" href="https://nativ.media/88058" data-lkc-id="603" target="_blank"><div class="lkc-card"><div class="lkc-info"><div class="lkc-favicon"><img decoding="async" src="https://www.google.com/s2/favicons?domain=nativ.media" alt="" width="16" height="16" /></div><div class="lkc-domain">Nativ.media | 地方移住・関係人口創出のプラットフォーム</div></div><div class="lkc-content"><figure class="lkc-thumbnail"><img decoding="async" class="lkc-thumbnail-img" src="//nativ.media/wp-content/uploads/2025/10/7ffd2ca5672dceff51b5d921d13bbab3-150x150.png" width="100px" height="108px" alt="" /></figure><div class="lkc-title">介護きっかけの二地域生活で手に入れた、自分らしい生き方〜アグレッシブだけど&quot;無理&quot;はしない。カレーと介護と学生たちへの応援でつむぐ、大崎上島で育つ新しい“繋がり”とは〜</div><div class="lkc-date">&#x1f552;&#xfe0f;2025-10-16</div><div class="lkc-excerpt">この春新たに始まった連載企画「Nativ.Life インタビュー」。移住や二拠点居住などの暮らしの場所を自ら選ぶ様々な生き方を実際に選んだ人たちから、これからの時代の新しい生き方やライフシフトの形を探るヒント...</div></div><div class="clear"></div></div></a></div></div></span></p>
</div><div class="fusion-clearfix"></div></div></div></div></div>
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		<title>東広島への&#8221;飛び込み移住&#8221;で手に入れた、代替されない自分だけの仕事〜産地コーディネーター「レモ兄」が挑む、AI時代に“ヒト”が繋ぐ一次産業の未来〜</title>
		<link>https://nativ.media/91647/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[Nativ.media編集部]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 10 Dec 2025 11:30:20 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[働き方]]></category>
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					<description><![CDATA[東京生まれ東京育ちの大嶋憲人さんは、今、広島県東広島市を拠点にレモンをはじめとした一次産品の販路づくりを担  [...]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="fusion-fullwidth fullwidth-box fusion-builder-row-3 nonhundred-percent-fullwidth non-hundred-percent-height-scrolling" style="--awb-border-radius-top-left:0px;--awb-border-radius-top-right:0px;--awb-border-radius-bottom-right:0px;--awb-border-radius-bottom-left:0px;--awb-padding-top:0px;--awb-padding-bottom:0px;--awb-margin-top:0px;--awb-margin-bottom:0px;--awb-flex-wrap:wrap;" ><div class="fusion-builder-row fusion-row"><div class="fusion-layout-column fusion_builder_column fusion-builder-column-2 fusion_builder_column_1_1 1_1 fusion-one-full fusion-column-first fusion-column-last" style="--awb-padding-top:0px;--awb-padding-bottom:0px;--awb-bg-size:cover;--awb-margin-bottom:0px;"><div class="fusion-column-wrapper fusion-column-has-shadow fusion-flex-column-wrapper-legacy"><div class="fusion-text fusion-text-7">
<p><span style="font-weight: 400;">東京生まれ東京育ちの大嶋憲人さんは、今、広島県東広島市を拠点にレモンをはじめとした一次産品の販路づくりを担う「産地コーディネーター」として活動しています。</span><span style="font-weight: 400;">全身黄色の服に、黄色い軽バン。まちを走るだけで目を引くその姿から、地元では「レモ兄（れもにい）」の愛称で親しまれています。</span><span style="font-weight: 400;">高齢化や担い手不足が進む中山間地。6次産業化という言葉が広がり、「作る・伝える・売る」を農家自身が一手に担うことが理想とされてきましたが、現実には「生産だけでも手一杯」という声も少なくありません。そこで大嶋さんは、生産者と消費者の「あいだ」に入り込む“専属エージェント”のような「産地コーディネーター」という役割を自らつくり出し、日々走り回っています。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">一方で、世の中ではAIをはじめとするデジタル技術が急速に進化し、「人とAIの役割の違い」や「人がやることで価値のある仕事とは何か？」など議論されています。本記事では、Nativ.media編集長の倉重が、大嶋さんのこれまでのストーリーと、AI時代にあえて“人の手触り”にこだわる仕事観をたどりながら、「地方と関わりたい」「一次産業を応援したい」と考える読者が、一歩を踏み出すヒントを探っていきます。</span></p>
<h2><b>東京育ちの“レモ兄”が、広島・東広島に飛び込むまで</b></h2>
<p><b>倉重： </b><span style="font-weight: 400;">今日はお時間をいただき、ありがとうございます。まずは、今どこでどんな暮らしと仕事をしているのかから伺ってもいいですか？</span></p>
<p><b>大嶋：</b><span style="font-weight: 400;"> はい、もちろん。今は広島県の東広島市を拠点に、一次産業の支援をする仕事をしています。農家さんだけじゃなく、漁師さんや畜産農家さんも含めて、「オールジャンル」で関わっています。</span></p>
<p><b>倉重：</b><span style="font-weight: 400;"> 一次産業といっても幅広いですよね。具体的には、どういう支援をしているんでしょう。</span></p>
<p><b>大嶋：</b><span style="font-weight: 400;"> なかなか自分たちだけでは販路をつくれない生産者さんの代わりに、新しい売り先を探してきて、つないでいく役割です。自分が卸業者のような立場で仕入れて、飲食店さんに卸したり、オンラインショップで販売したりと、販売代行に近いことをしています。</span></p>
<p><b>倉重：</b><span style="font-weight: 400;"> いわゆる「作る人」が、自分で販路まで全部やるのは相当な負担ですよね。6次産業という言葉もありますが、むしろ二次・三次の部分を引き受けているイメージでしょうか。</span></p>
<p><b>大嶋：</b><span style="font-weight: 400;"> そうですね。生産のプロである農家さんや漁師さんに、全部を背負わせるのはやっぱり難しい。「いいものを作る人」と「それを届ける人」を分けて、それぞれの得意な部分に集中できるようにしたい、というのが出発点でした。</span></p>
<blockquote>
<p>広島県東広島市のまちでは、全身黄色の服に黄色い車で走り回る彼の姿が、少しずつおなじみになりつつあります。産地コーディネーターの大嶋憲人さん。地元では「レモ兄」の愛称で呼ばれています。インスタグラムのフォロワーは約3,000人。市役所の職員や飲食店の人から「いつもSNS見てます」「レモ兄ですよね？」と声をかけられることも増えてきました。初対面なのに、すでに名前と顔が一致している。そんな“顔の見える関係”が、少しずつ広がっています。</p>
</blockquote>
<div id="attachment_91802" style="width: 710px" class="wp-caption aligncenter"><img decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-91802" class="wp-image-91802 size-full" src="https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/12/6c76e1950cc85199af3043d5291f2a4a.png" alt="" width="700" height="350" srcset="https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/12/6c76e1950cc85199af3043d5291f2a4a-200x100.png 200w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/12/6c76e1950cc85199af3043d5291f2a4a-300x150.png 300w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/12/6c76e1950cc85199af3043d5291f2a4a-400x200.png 400w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/12/6c76e1950cc85199af3043d5291f2a4a-600x300.png 600w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/12/6c76e1950cc85199af3043d5291f2a4a.png 700w" sizes="(max-width: 700px) 100vw, 700px" /><p id="caption-attachment-91802" class="wp-caption-text">[レモ兄こと大嶋さんが支援する農家さんと]</p></div>
</div><div class="fusion-text fusion-text-8"><p><b>倉重：</b><span style="font-weight: 400;"> もともとは、ずっと東京で暮らしていたと伺いました。そこからどうして東広島にたどり着いたんですか。</span></p>
<p><b>大嶋：</b><span style="font-weight: 400;"> 生まれも育ちも東京なんです。大学は農学部で、野菜の研究をしていました。新卒で入ったのは食品メーカーの法人営業で、その次の会社では、スーパーマーケット向けの農産物ブランドをつくる仕事をしていました。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">そこでプロモーション担当として、全国の提携農家さんや漁師さんのところへ行って、インタビュー動画をつくる仕事なんかをしていたんです。</span></p>
<p><b>倉重：</b><span style="font-weight: 400;"> 大学のころからずっと、「食」と「一次産業」に関わってきたわけですね。実際に現場に足を運ぶ機会も多かったんでしょうか。</span></p>
<p><b>大嶋：</b><span style="font-weight: 400;"> はい。産地に行って畑や漁場を見せてもらいながら、採れたてのものをその場で食べていました。現場で味わうと、同じ野菜でも本当においしさが違っていて。その魅力をどう伝えるかを考えるのが、すごく好きだなと感じたんです。「これは自分に合っているな」と思いました。</span></p>
<p><b>倉重：</b><span style="font-weight: 400;"> 畑や海のそばで食べると、まったく別物ですよね。その延長線上に、今の「産地コーディネーター」としての活動がある、という感覚でしょうか。</span></p>
<p><b>大嶋：</b><span style="font-weight: 400;"> そうですね。畑で採れたてを食べたときの感動が、自分の中ですごく大きかったんです。その体験を自分だけのものにしておくのは、もったいないなと感じました。自分の手で届けられたら、食べる人にとってもうれしいし、農家さんにもちゃんと還元できる。そのイメージが今の仕事の原点ですね。</span></p>
<blockquote>
<p>大嶋さんには、「毎年みかんや梨が箱で届く地方の親戚」がいるわけではなかったそうです。友人から「実家のみかんが段ボールで送られてきた」「今年も梨が届いた」と聞くたびに、「いいなあ」とどこか羨ましく思っていました。もし日本中に、「季節の果物や野菜を送ってくれる親友」がいたらどうだろう。そんな妄想をしながら、いつか自分も誰かにとってそういう存在になれたらいい──。いまのレモ兄のスタイルには、その感覚が色濃く反映されています。</p>
</blockquote>
<div id="attachment_91803" style="width: 710px" class="wp-caption aligncenter"><img decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-91803" class="wp-image-91803" src="https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/12/1a5af51d1861b9217bce421a48485c56.jpg" alt="" width="700" height="396" srcset="https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/12/1a5af51d1861b9217bce421a48485c56-200x113.jpg 200w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/12/1a5af51d1861b9217bce421a48485c56-300x170.jpg 300w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/12/1a5af51d1861b9217bce421a48485c56-400x226.jpg 400w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/12/1a5af51d1861b9217bce421a48485c56-600x340.jpg 600w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/12/1a5af51d1861b9217bce421a48485c56-768x435.jpg 768w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/12/1a5af51d1861b9217bce421a48485c56-800x453.jpg 800w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/12/1a5af51d1861b9217bce421a48485c56-1024x579.jpg 1024w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/12/1a5af51d1861b9217bce421a48485c56-1200x679.jpg 1200w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/12/1a5af51d1861b9217bce421a48485c56.jpg 1472w" sizes="(max-width: 700px) 100vw, 700px" /><p id="caption-attachment-91803" class="wp-caption-text">[サラリーマン時代の大嶋さん]</p></div>
</div><div class="fusion-text fusion-text-9"><p><b>倉重：</b><span style="font-weight: 400;"> 広島とは、どんなきっかけでつながったんですか。</span></p>
<p><b>大嶋：</b><span style="font-weight: 400;"> ご縁なんですけど、広島県の大崎上島にいるレモン農家さんとご一緒する機会があって、そこで少しずつ仕事をさせてもらうようになりました。「今度は広島に来て、一緒に一次産業の支援をやろうよ」と声をかけてもらったのが出発点ですね。</span></p>
<p><b>倉重：</b><span style="font-weight: 400;"> そこから一気に「移住」まで進んだわけですね。最初から住まいを決めて移ったわけではなかったと聞きました。</span></p>
<p><b>大嶋：</b><span style="font-weight: 400;"> はい。広島に関わり始めたのは去年の4月なんですが、最初の2カ月くらいは、あえて住まいを決めなかったんです。車に寝袋を積んで車中泊で過ごしながら、「どんな産地があって、どんな人たちがいるのか」を見る期間にしました。</span></p>
<p><b>倉重：</b><span style="font-weight: 400;"> 車中泊で産地巡りって、なかなか攻めた入り方ですよね（笑）。そこで見えてきた景色は、どんなものだったんでしょう。</span></p>
<p><b>大嶋：</b><span style="font-weight: 400;"> 前職で関わっていたのは、長野のレタスや北海道のじゃがいもみたいな「一大産地」が多かったんです。大規模で工業化も進んでいて、太い販路もすでにできている。もちろんそこにはそこなりのやりがいもあるんですが、「自分のキャリアや時間を本当に必要とされているのは、むしろ見えにくい小さな産地なんじゃないか」と思うようになりました。広島の中山間地を回っていると、高齢化や担い手不足、耕作放棄地といった課題が目に見える形で広がっていて、「これは結構やばいな」という危機感がありました。</span></p>
<p><b>倉重：</b><span style="font-weight: 400;"> 同じ「農業」でも、見えている世界がまったく違ったわけですね。</span></p>
<p><b>大嶋：</b><span style="font-weight: 400;"> そうですね。2カ月、車であちこち回りながら見ているうちに、「これはもう現場の近くに住んでやらないと難しい」と腹をくくるようになりました。だったら、しっかり腰を据えてやろうと決めて、東広島を拠点に選んだ、という流れです。</span></p>
<p><b>倉重：</b><span style="font-weight: 400;"> 東京では安定した仕事もあったと思いますが、不安はありませんでしたか。</span></p>
<p><b>大嶋：</b><span style="font-weight: 400;"> もちろん不安でした。でも今はまだ独身で、身軽なタイミングでもあって。「ここでこういう選択ができるのは、多分人生で最後のチャンスだな」と感じたんです。食や農の業界にはこの先も関わり続けたいと思っていましたし、自分の目でもっとリアルな現場を感じたい気持ちが強かった。だったら一度ちゃんと、「現場のそば」に身を置いてみようと。</span></p>
<p><b>倉重：</b><span style="font-weight: 400;"> 20代のうちに、思い切って舵を切ったわけですね。</span></p>
<p><b>大嶋：</b><span style="font-weight: 400;"> そうですね。東京にいたままでも、それなりに安定したキャリアは描けたと思います。でも、「5年後、10年後にこの地方の景色は残っているのか」と考えたときに、自分の人生の時間をここに投じてみたいと本気で思ったんです。</span></p>
<blockquote>
<p><span style="font-weight: 400;">こうして東京から東広島へと拠点を移した大嶋さん。</span><span style="font-weight: 400;">今では黄色い車で山間部から瀬戸内の沿岸部まで走り回りながら、レモ兄として、生産者と街の食卓のあいだを行き来する日々を送っています。</span></p>
</blockquote>
<div id="attachment_91804" style="width: 710px" class="wp-caption aligncenter"><img decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-91804" class="wp-image-91804 size-full" src="https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/12/1f9e494e28d62c28ff51899d9ebfee13.png" alt="" width="700" height="350" srcset="https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/12/1f9e494e28d62c28ff51899d9ebfee13-200x100.png 200w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/12/1f9e494e28d62c28ff51899d9ebfee13-300x150.png 300w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/12/1f9e494e28d62c28ff51899d9ebfee13-400x200.png 400w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/12/1f9e494e28d62c28ff51899d9ebfee13-600x300.png 600w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/12/1f9e494e28d62c28ff51899d9ebfee13.png 700w" sizes="(max-width: 700px) 100vw, 700px" /><p id="caption-attachment-91804" class="wp-caption-text">[クラウドファンディングで発送拠点に改修した東広島・豊栄町の古民家]</p></div>
</div><div class="fusion-text fusion-text-10"><h2><b>「産地コーディネーター」という仕事。農家と食卓をつなぐ新しい役割</b></h2>
<p><b>倉重：</b><span style="font-weight: 400;"> さっき「販売代行に近い」とおっしゃっていましたが、もう少し具体的に、どんなものをどこに届けているのか教えてもらえますか。</span></p>
<p><b>大嶋：</b><span style="font-weight: 400;"> 看板商品はレモンなんですけど、同じ広島県東広島市の産地でいうと、ほかのみかん類の柑橘、じゃがいも、トマト、ピーマン、ナス、玉ねぎなど、地域で育つ野菜をオールジャンルで仕入れています。商店街で露店販売をすることもあれば、飲食店さんに卸したり、ネットで個人のお客様に届けたりもしています。</span></p>
<p><b>倉重：</b><span style="font-weight: 400;"> 農家さんの開拓はどうしているんですか？</span></p>
<p><b>大嶋：</b><span style="font-weight: 400;"> 基本的には「足」で稼いでいます。紹介の紹介でつながることもありますが、時には畑で作業しているおじちゃんに飛び込みで「こんにちは！」って声をかけることもありますよ（笑）。「ここでこういう活動をしていて、美味しいものを探しているんです」って。</span></p>
<p><b>倉重：</b><span style="font-weight: 400;"> 飛び込み営業ですか！ それはなかなか勇気がいりますね。でも、そうやって直接顔を合わせるからこそ、ネットには出回らない逸品に出会えるのかもしれません。</span></p>
<p><b>大嶋：</b><span style="font-weight: 400;">本当にそうです。やっぱり畑に行って、その場で採れたてのものを食べたときの感動ってすごいんですよ。その感動を自分の中に留めておくのは、もったいないんです。だからこそ、「どうやったらこのおいしさを、そのまま誰かの食卓まで持っていけるか」を、いつも考えています。</span></p>
<p><b>倉重：</b><span style="font-weight: 400;"> 「安く仕入れて高く売る」という一般的な卸売とは、少し違うスタンスを感じます。レモ兄が間に入ることの付加価値って、何だと考えていますか。</span></p>
<p><b>大嶋：</b><span style="font-weight: 400;"> 自分の中では、「情報」と「鮮度」、それに「物語」です。市場を通すとどうしても時間がかかりますし、誰が作ったものなのかが見えにくくなってしまう。私が間に入ることで、朝採れのものをその日のうちに飲食店さんに届けたり、「この農家さんはこういう想いで作っているんです」という情報を写真や文章と一緒にセットで提供したりできます。</span></p>
<p><b>倉重：</b><span style="font-weight: 400;"> なるほど。単に野菜という「モノ」を右から左へ流すのではなく、その背景にある情報という「コンテンツ」も一緒に販売しているわけですね。</span></p>
<p><b>大嶋：</b><span style="font-weight: 400;"> おっしゃる通りです。自分でSNSの発信や写真撮影ができる農家さんは、ご自身でやればいいと思うんです。でも、作る腕は超一流なのに、情報発信や営業は苦手という方も多い。そういう方の代わりに、商品の魅力を翻訳して届けるのが自分の役割です。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">飲食店さんには、食材を届けるだけじゃなくて、メニューに載せるための農家さんの顔写真を提供したり、紹介文を書いたりといったサポートもセットで行っています。「この生産者さんから仕入れた食材です」と説明できることは、お店の信頼やブランドにもつながりますから。</span></p>
<blockquote>
<p>大嶋さんは、活動の拠点づくりにも力を入れています。<span style="font-weight: 400;">半年ほど前にはクラウドファンディングを行い、東広島の北部・豊栄町（とよさかちょう）にある築100年ほどの空き家を改修。そこを食材の保管場所兼、発送拠点にしました。山あいの小さな集落に立つ古民家に、レモンや野菜が集まり、そこから全国の食卓へと旅立っていきます。</span></p>
</blockquote>
<p><b>倉重：</b><span style="font-weight: 400;"> 空き家の改修まで！ まさに地域に根を張っていますね。そうやって地道に活動を続けてきて、農家さんとの関係性に変化はありましたか？</span></p>
<p><b>大嶋：</b><span style="font-weight: 400;"> 最近、本当に嬉しいことがあったんです。東広島のとある地域でレモンを作っている農家さんがいらっしゃるんですが、私が毎週のように通って、レモンを仕入れては販売しているうちに、ある日その方が「今後、新規で取引したいという話が来たら、全部レモ兄を通してくれと案内することにしたから」と言ってくださったんです。</span></p>
<p><b>倉重：</b><span style="font-weight: 400;"> ええっ、それはすごい！ つまり、専属エージェントのような立場を任されたということですよね。</span></p>
<p><b>大嶋：</b><span style="font-weight: 400;"> はい。それを聞いた時は、本当に涙が出るほど嬉しかったですね。「ああ、ここまでやってきてよかったな」と心から思いました。単にたくさん買ってくれるから、という理由だけではなく、私が汗をかいて販路を開拓したり、レモンの魅力を発信したりしている姿を見て、信頼してくださったんだと思います。</span></p>
<p><b>倉重：</b><span style="font-weight: 400;"> 「卸問屋」としても、生産者からそこまで信頼されるというのは、最高の名誉ですね。大嶋が目指している「産地コーディネーター」という仕事の輪郭が、少しずつ明確になってきた気がします。</span></p>
<div id="attachment_91805" style="width: 710px" class="wp-caption aligncenter"><img decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-91805" class="wp-image-91805 size-full" src="https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/12/3b2f045c081cdd5cb465fca5ca41e064.png" alt="" width="700" height="350" srcset="https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/12/3b2f045c081cdd5cb465fca5ca41e064-200x100.png 200w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/12/3b2f045c081cdd5cb465fca5ca41e064-300x150.png 300w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/12/3b2f045c081cdd5cb465fca5ca41e064-400x200.png 400w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/12/3b2f045c081cdd5cb465fca5ca41e064-600x300.png 600w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/12/3b2f045c081cdd5cb465fca5ca41e064.png 700w" sizes="(max-width: 700px) 100vw, 700px" /><p id="caption-attachment-91805" class="wp-caption-text">[レモ兄の活動の様子]</p></div>
</div><div class="fusion-text fusion-text-11"><h2><b>AI時代にこそ残る“人の仕事”。移住がくれた使命感とこれから</b></h2>
<p><b>倉重：</b><span style="font-weight: 400;"> 大嶋のお話を聞いていると、ビジネスモデル自体はとても現代的なんですが、やっていることはかなりアナログで泥臭い印象もあります。今は世の中的にAIやITで効率化しようという流れが強いですが、そこについてはどう考えていますか。</span></p>
<p><b>大嶋：</b><span style="font-weight: 400;"> もちろん、SNSでの発信や事務作業などでITツールはフル活用しています。でも、あえて「人が介在すること」にこそ、これからの価値があると思っているんです。</span></p>
<p><b>倉重：</b><span style="font-weight: 400;"> 人が介在する価値、ですか。</span></p>
<p><b>大嶋：</b><span style="font-weight: 400;"> ええ。最近はYouTubeなどを見ていても、AIが作った動画なのか人間が作ったものなのか区別がつかないことが増えていますよね。文章も画像も、AIがどんどん上手になっていく。だからこそ、例えば届いた段ボールの中に手書きの手紙が一枚入っているとか、そういう“人の手触り”に価値が戻ってくる時代が来るんじゃないかなと感じています。</span></p>
<p><b>倉重：</b><span style="font-weight: 400;"> たしかに、AIが当たり前になればなるほど、「誰が」「どんな思いで」届けてくれたのかが、より大事になっていきそうです。</span></p>
<p><b>大嶋：</b><span style="font-weight: 400;"> そう思います。自分はよく「田舎にいる親友みたいな存在になりたい」と言うんです。昔なら、田舎のおばあちゃんや友達が、季節になるとミカンや野菜を段ボールに詰めて送ってくれたりしましたよね。あの感じを、今の時代にもう一度ちゃんとやりたい。</span><span style="font-weight: 400;">全国各地に、「美味しいものが獲れたから送るよ！」って言ってくれる親友みたいな存在がいたら、人生もっと豊かになると思いませんか？ 自分はその一人になりたいし、そんな“親友”の輪を広げていきたいと思っています。</span></p>
<p><b>倉重：</b><span style="font-weight: 400;"> それは素敵ですね。単なる通販ではなく、「あいつが選んでくれたから美味しいはずだ」という信頼関係で成り立つやりとり。それを仕事として成立させようとしているわけですね。</span></p>
<p><b>大嶋：</b><span style="font-weight: 400;"> そうです。AI時代には、逆にそういう人間くさいコーディネーター職こそが、代替されない最強の職業になるんじゃないかと思っています。</span></p>
<p><b>倉重：</b><span style="font-weight: 400;"> 冒頭でも少し話しましたが、この仕事って「AIには代替されない仕事だ」と感じています。人と人の間を行き来して、関係性をつくりながら物を動かしていく。少なくとも50年、もしかしたら100年くらいは、しっかり必要とされる役割なんじゃないかと。</span></p>
<p><b>大嶋：</b><span style="font-weight: 400;"> そうだといいですね。ビジネスモデル自体はシンプルなんですけど、求められるスキルセットは結構多様だと思っています。交渉力やコミュニケーション力、情報発信の力、それからビジネスとして成り立たせる感覚も必要で。どれか一つが欠けても、うまく回らない仕事だなと感じています。</span></p>
<p><b>倉重：</b><span style="font-weight: 400;"> さらに言えば、ITにもある程度精通していないとできないですよね。プログラミングをバリバリやるわけではないにせよ、発信やEC、業務効率化のためのITツールは避けて通れない。</span></p>
<p><b>大嶋：</b><span style="font-weight: 400;"> そうですね。だからこそ、「人の間を行き来する仕事」が最後まで残るのかな、とも思います。テクノロジーを使いこなしつつ、人と人の間にちゃんと入り込める人材が、これからの地方にはもっと必要になる気がします。</span></p>
<p><b>倉重：</b><span style="font-weight: 400;"> 今後の展望としては、どのような未来を描いているのでしょうか。</span></p>
<p><b>大嶋：</b><span style="font-weight: 400;"> まずは、ここ東広島のポテンシャルをもっと引き出したいですね。実は東広島ってすごいんですよ。北に行けば雪が降ってリンゴが採れて、南に行けば瀬戸内の温暖な気候でミカンやレモンが採れる。ひとつの市の中でこれだけ気候と作物の幅がある地域は、全国でも珍しいんです。</span></p>
<p><b>倉重：</b><span style="font-weight: 400;"> へえ、それは知りませんでした！ リンゴとレモンが同じ市内で採れるというのは確かに面白いですね。</span></p>
<p><b>大嶋：</b><span style="font-weight: 400;"> そうなんです。だからこそ、「北のリンゴと南のレモン」をセットにして届けるといった、東広島ならではの企画ができます。こういう組み合わせは、生産者同士がそれぞれの畑にいるだけでは生まれにくくて、コーディネーターが間に入るからこそ生まれる価値です。「東広島ブランド」として、この面白さをもっと外に発信していきたいですね。</span></p>
<p><b>倉重：</b><span style="font-weight: 400;"> それを大嶋一人で？</span></p>
<p><b>大嶋：</b><span style="font-weight: 400;"> いえ、一人の限界も感じているので、ゆくゆくはチームを作りたいと思っています。東広島には大学が3つあって、地域活動に興味がある学生さんも多いんです。ただ、どうしても今の農業ボランティアって、体験して終わりになってしまいがちで、仕事になるイメージが持てない。</span><span style="font-weight: 400;">だからこそ、できれば自分がまずビジネスとして成功例を作って、「産地コーディネーターはちゃんと食える仕事なんだ」と証明したいんです。販売が得意な人、写真や動画が得意な人、ITや情報発信が得意な人。それぞれの強みを活かしてチームを組み、地域全体で一次産業を盛り上げていく。そんなエコシステムを作れたら最高ですね。</span></p>
<p><b>倉重：</b><span style="font-weight: 400;"> 大嶋がファーストペンギンとなって、後に続く道を作っているわけですね。最後に、移住や二拠点生活に興味はあるけれど、一歩を踏み出せていない読者に対して、何か伝えたいことはありますか。</span></p>
<p><b>大嶋：</b><span style="font-weight: 400;"> 自分も、東京で安定した会社に勤めていた頃は、まさか広島に移住してレモンを売っているとは思っていませんでした。でも、現場を見て「このままだと、本当にこの景色がなくなるかもしれない」と感じたときに、まだ独身で身軽だったこともあって、「この選択ができるのは人生で今が最後かもしれない」と思ったんです。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">移住したからといって、毎日がキラキラしているわけではないですし、正直しんどいことも多いです。でも、自分の足で現場を回って、生産者さんと一緒に汗をかきながら、日本の食卓を支える仕事ができている実感はあります。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">迷っている人がいたら、「完璧な準備が整うのを待つより、まずは小さく関わってみる」のも一つの方法ですよ、と伝えたいですね。たとえば、どこか一つ「応援したい産地」を決めて、定期的にその地域のものを買ってみるとか。それだけでも、十分立派な一歩だと思います。</span></p>
<p><b>倉重：</b><span style="font-weight: 400;"> AI時代だからこそ求められる「人の仕事」としての産地コーディネーター。その等身大のリアルを、しっかり伺えたと思います。ありがとうございました！</span></p>
<p><img decoding="async" class="size-full wp-image-91806 aligncenter" src="https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/12/faa09b22fa2bcf510aeab1351c147e55.png" alt="" width="700" height="350" srcset="https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/12/faa09b22fa2bcf510aeab1351c147e55-200x100.png 200w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/12/faa09b22fa2bcf510aeab1351c147e55-300x150.png 300w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/12/faa09b22fa2bcf510aeab1351c147e55-400x200.png 400w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/12/faa09b22fa2bcf510aeab1351c147e55-600x300.png 600w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/12/faa09b22fa2bcf510aeab1351c147e55.png 700w" sizes="(max-width: 700px) 100vw, 700px" /></p>
<h2><b>編集後記</b></h2>
<p><span style="font-weight: 400;">鮮やかな黄色の衣装で東広島の畑を駆け回る「レモ兄」こと大嶋憲人さん。そのユニークな姿とは裏腹に、語る言葉は非常に論理的で、そして地域への深い愛情に満ちていました。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">印象的だったのは、そのスタンスがボランティアではなく、あくまで「職業」としての一次産業支援だということです。農家や漁師が生産に集中できるよう、販路開拓や情報発信を丸ごと引き受ける存在として、自らの役割をデザインし直している姿は、地方での新しいキャリアモデルの一つに見えました。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">効率化とAI化が加速する現代において、あえて「手間」と「対話」を重視し、生産者と消費者の間に温かい人間関係を再構築しようとする彼の取り組みは、単なる農産物の販売代行ではありません。失われつつある「人と人との繋がり」による、新しい時代の価値創出の試みだとも感じます。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">「5年後、この景色はあるのかな」と大嶋は言いました。東広島の山あいに広がる段々畑や、瀬戸内の穏やかな海辺の風景。その背景には、日々畑や海に立つ人たちの暮らしがあります。地域からの豊かな食文化を守り、次世代に繋いでいくためには、レモ兄のような「産地コーディネーター」の存在が、これからますます不可欠になっていくでしょう。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">そしてこの物語は、東広島だけの話ではありません。日本各地の中山間地や小さな産地でも、「作る人」と「食べる人」の間をつなぐ役割は、まだまだ足りていません。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">読者のみなさんにとっても、「誰かの一次産業を応援してみる」「好きな産地と継続的につながってみる」といった、小さな一歩を考えてみるきっかけになればうれしいです。その先に、新しい仕事や生き方の選択肢が見えてくるかもしれません。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">ここまで読んでいただきありがとうございました！ </span><span style="font-weight: 400;">では、また次回のNativ.Life Interviewでお会いしましょう。</span></p>
<p style="text-align: right;">文責：ネイティブ.メディア編集長　倉重</p>
<p><span style="font-weight: 400;">※Nativ.Life Interviewシリーズ　過去の3本の記事はこちらから。 </span><div class="linkcard"><div class="lkc-internal-wrap"><a class="lkc-link no_icon" href="https://nativ.media/83109" data-lkc-id="516" target="_blank"><div class="lkc-card"><div class="lkc-info"><div class="lkc-favicon"><img decoding="async" src="https://www.google.com/s2/favicons?domain=nativ.media" alt="" width="16" height="16" /></div><div class="lkc-domain">Nativ.media | 地方移住・関係人口創出のプラットフォーム</div></div><div class="lkc-content"><figure class="lkc-thumbnail"><img decoding="async" class="lkc-thumbnail-img" src="//nativ.media/wp-content/uploads/2025/06/7-3-150x150.png" width="100px" height="108px" alt="" /></figure><div class="lkc-title">「二拠点生活」ってホントのところ何がいいの？〜広島と東京を行き来している編集長に聞いてみた〜</div><div class="lkc-date">&#x1f552;&#xfe0f;2025-06-13</div><div class="lkc-excerpt">ネイティブ.メディアでは、この度新たに「Nativ.Life インタビュー」という連載企画を始めることになりました。この連載は、移住や二拠点居住などの様々な形で地域と関わりながら、“自分らしい生き方”を選んだ人...</div></div><div class="clear"></div></div></a></div></div>
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		<title>介護きっかけの二地域生活で手に入れた、自分らしい生き方〜アグレッシブだけど&#8221;無理&#8221;はしない。カレーと介護と学生たちへの応援でつむぐ、大崎上島で育つ新しい“繋がり”とは〜</title>
		<link>https://nativ.media/88058/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[Nativ.media編集部]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 15 Oct 2025 23:30:17 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[働き方]]></category>
		<category><![CDATA[地方移住]]></category>
		<category><![CDATA[インタビュー]]></category>
		<category><![CDATA[おすすめ記事（編集部用）]]></category>
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		<category><![CDATA[関係人口]]></category>
		<category><![CDATA[Nativ.Life Interview]]></category>
		<category><![CDATA[二地域生活]]></category>
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					<description><![CDATA[この春新たに始まった連載企画「Nativ.Life インタビュー」。移住や二拠点居住などの暮らしの場所を  [...]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="fusion-fullwidth fullwidth-box fusion-builder-row-4 nonhundred-percent-fullwidth non-hundred-percent-height-scrolling" style="--awb-border-radius-top-left:0px;--awb-border-radius-top-right:0px;--awb-border-radius-bottom-right:0px;--awb-border-radius-bottom-left:0px;--awb-padding-top:0px;--awb-padding-bottom:0px;--awb-margin-top:0px;--awb-margin-bottom:0px;--awb-flex-wrap:wrap;" ><div class="fusion-builder-row fusion-row"><div class="fusion-layout-column fusion_builder_column fusion-builder-column-3 fusion_builder_column_1_1 1_1 fusion-one-full fusion-column-first fusion-column-last" style="--awb-padding-top:0px;--awb-padding-bottom:0px;--awb-bg-size:cover;--awb-margin-bottom:0px;"><div class="fusion-column-wrapper fusion-column-has-shadow fusion-flex-column-wrapper-legacy"><div class="fusion-text fusion-text-12">
<p><span style="font-weight: 400;">この春新たに始まった連載企画「Nativ.Life インタビュー」。移住や二拠点居住などの暮らしの場所を自ら選ぶ様々な生き方を実際に選んだ人たちから、これからの時代の新しい生き方やライフシフトの形を探るヒントをお届けします。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">第3回は、大阪と広島県大崎上島町を行き来する寺川智子さん。ご両親の介護をきっかけに二地域生活を始め、今は島での暮らしが多めの生活です。元々実家だったメガネ屋さんをDIYで改装して立ち上げた、人気のスパイスカレー店を営みながら、島の学生を支える活動などにも奔走されています。この生活に至った背景や日々の工夫、そして小さな助け合いが地域に生み出す価値などを、Nativ.media編集長の倉重（しげ）とのインタビューで垣間見てみたいと思います。</span></p>
<h2><b>「大阪×広島・大崎上島」— 介護がきっかけの二地域生活の暮らしのリズム</b></h2>
<p><span style="font-weight: 400;"><strong>しげ：</strong>今日はインタビューの機会をいただいて、ありがとうございます。まずは今の暮らしから伺います。大阪と広島の大崎上島町をどんなペースで行き来されていますか？</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;"><strong>寺川：</strong>今は島にいる時間が月の4分の3くらいです。大阪は月に1週間前後、様子を見に帰る感じですね。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;"><strong>しげ：</strong>大阪にはお家があって、ご家族はそちらなんですよね。ご主人は普段は&#8230;？</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;"><strong>寺川：</strong>はい。夫は横浜で単身赴任で勤めています。三人の息子もそれぞれ独立して、全国各地に散らばっています。大阪には夫の両親がいて、ふたりとも元気なんですが、私たち家族も時々大阪に集まるような感じですね。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;"><strong>しげ：</strong>二地域生活を始めたのは、どのくらい前ですか？そのきっかけも教えてください。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">寺川：始めて丸4年になります。きっかけは大崎上島に住む私の実の親の介護でした。父が体調を崩し、月に1回は土日で実家に戻って母をサポートしていたんですが、老老介護で限界が見えてきたので、その頻度と滞在日数を増やしたんです。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;"><strong>しげ：</strong>我々の世代共通の問題ですよね&#8230;。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;"><strong>寺川：</strong>そうですね。父が入院し、母にも物忘れが出てきて、島にいる時間を増やそうと決めました。そこから生活の軸が島に移りましたね。今は母の介護をしながらという感じです。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;"><strong>しげ：</strong>４年前といえばちょうどコロナ禍でしたね。移動は大変ではなかったですか？</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;"><strong>寺川：</strong>そうですね、やや状況が少し落ち着いた頃に動きはじめたくらいかな。この生活を始めるに当たって、大阪でしていた大学の事務の仕事を辞めました。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;"><strong>しげ：</strong>なかなかのご決断ですよね。大阪のご自宅は維持しつつ、島に長く滞在する形ですね。月1回は”大阪に”戻るという..。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;"><strong>寺川：</strong>そうですね。大阪には家がありますし、夫の両親は今も元気なので、私に特別な役目があるわけではないのですが、顔を出すようにしています。逆に少しホッとするようなところもあるので（笑）</span></p>
<p><img decoding="async" class="size-full wp-image-88036 aligncenter" src="https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/10/3.png" alt="" width="750" height="445" srcset="https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/10/3-200x119.png 200w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/10/3-300x178.png 300w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/10/3-400x237.png 400w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/10/3-600x356.png 600w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/10/3.png 750w" sizes="(max-width: 750px) 100vw, 750px" /></p>
<p><span style="font-weight: 400;"><strong>しげ：</strong>二地域生活を始めて、いちばん大きく変わったのは何でしょう。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;"><strong>寺川：</strong>やはり時間の使い方ですかね。島にいると母の様子を見ながらも、自分のやりたいこともできるので。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;"><strong>しげ：</strong>二地域の距離は、負担ではないですか？</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;"><strong>寺川：</strong>距離はありますが、前から月1回は通っていたので、移動自体には慣れています。役割の切り替えがはっきりした分、かえってペースを掴んで無理のない範囲で続けられています。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;"><strong>しげ：</strong>家族の状況の変化に合わせて、島にいる比率を調整してきたわけですね。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;"><strong>寺川：</strong>はい。島での時間を増やす判断は、今は良かったと感じています。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;"><strong>しげ：</strong>大阪でのお仕事を離れたことは大きな転機でしたね。生活の主軸を島に置いた。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;"><strong>寺川：</strong>そうですね。その仕事も好きでしたが、その仕事は誰にでもできるけど、親の介護は私にしかできないと思ったので、こちらを選びました。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;"><strong>しげ：</strong>二地域居住を続けるうえでの、「ルール」みたいなものはありますか。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;"><strong>寺川：</strong>やっぱり、あまり無理をしないことと、どちらも楽しむことですかね。大阪と大崎上島を定期的に行き来することで、自分自身の暮らしのペースを整えているところもある気がしています。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;"><strong>しげ：</strong>なるほど。今の生活になるきっかけは大変な事情のように見えますが、それをかなりポジティブにとらえていらっしゃるのがすごいですね！しかも楽しんでるし超アグレッシブ！（笑）本当に素敵だなと思います。では次は、島での活動について詳しく伺いたいと思います。</span></p>
<h2><b>「島でカレー屋をやってみよう！」—息子さんの後押しで開業、DIY改装とメニュー模索の3年</b></h2>
<p><span style="font-weight: 400;"><strong>しげ：</strong>そもそも、そういう事情でなかなか忙しい中、さらに「島でカレー屋さん」を始めたきっかけは、どんな出来事だったのでしょう。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;"><strong>寺川：</strong>最初のきっかけは、大阪にあるスパイスカレー屋さんのカレー教室に行ったことでした。初めて作ったバターチキンカレーが驚くほど美味しかったんです！(笑）家でも作って家族や近所の人に振るまったら想像以上に好評で&#8230;「これ、いけるね」と。今思えばそれがカレーに関わるきっかけでしたね。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;"><strong>しげ：</strong>なるほど。でもそこから「お店を出す」までにはまだまだ遠い気がするんですが&#8230;そこまではどういう過程があったんでしょう？</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;"><strong>寺川：</strong>介護だけのために島に帰るのはもったいないし、実家が店舗付きだったのでそれで何かできたらと思ったのがきっかけです。</span>やっぱりふるさとの島でも何か自分らしいことをやってみたかったのもあるんですよね。<span style="font-weight: 400;">もちろん色々悩んだんですが、最後の最後は三男のひと言が後押しになりましたね。「カレー屋したらええやん。インスタ作るで」と一緒に乗っていた車の中で言われて（笑）お店の公式アカウントまでササッと立ち上げてくれました。私自身、まだ当時はSNSにも疎くて。でも気づけばあれよあれよと島の人たちが次々フォローしてくれて、「寺川さん、いつオープン？」なんて。もうやるしかないっていう状況になったんです（笑）</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;"><strong>しげ：</strong>いやー。それはすごい！息子さんナイス“追い込み”ですね。</span></p>
<p><div id="attachment_88038" style="width: 760px" class="wp-caption aligncenter"><a href="https://www.instagram.com/takemoto_curry/" target="_blank" rel="noopener"><img decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-88038" class="wp-image-88038 size-full" src="https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/10/2-1.png" alt="" width="750" height="445" srcset="https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/10/2-1-200x119.png 200w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/10/2-1-300x178.png 300w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/10/2-1-400x237.png 400w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/10/2-1-600x356.png 600w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/10/2-1.png 750w" sizes="(max-width: 750px) 100vw, 750px" /></a><p id="caption-attachment-88038" class="wp-caption-text">[<a href="https://www.instagram.com/takemoto_curry/" target="_blank" rel="noopener">TAKEMOTO_CURRY（KARI）のInstagram</a>より]</p></div><span style="font-weight: 400;"><strong>寺川：</strong>はい。郵便局に言っても「カレー屋するん？」なんて声をかけられたりして、いよいよ覚悟が決まりました。そこからレシピ研究を本格的に。最初は牛すじカレー一本で勝負するつもりでしたが、手間とコストがかかりすぎると気づき、方向転換しました。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;"><strong>しげ：</strong>島の人たちがランチで利用しやすい価格帯や食べやすさを意識してメニューを再設計したんですね。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;"><strong>寺川：</strong>島内だと、都会のような金額ではお客さんはあまりきてくれないでしょうしね。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;"><strong>しげ：</strong>準備から開店まではどのくらいの時間を。DIYも多かったとか。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;"><strong>寺川：</strong>仕事を辞めてから丸1年はかかりましたね。できるだけ昔の雰囲気は残しつつも、古い壁は自分で剥がし、床も自分で貼りました。家族や島の仲間も手伝ってくれて、毎日少しずつ進めました。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;"><strong>しげ：</strong>島だと食材を仕入れるのも結構大変ではないですか？</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;"><strong>寺川：</strong></span>野菜などの食材は、なるべく島のものを使います。沢山採れた野菜をいただいたりするのでそれを使わせてもらって作ることも多いです。島でのこの野菜がないと作れないかな&#8230;。私より年上の方ばかりなので、野菜作りを頑張って続けてもらいたいです。</p>
<p><span style="font-weight: 400;"><strong>しげ：</strong>なるほどー。それは本当にすごいことですね。みんなが支え合ってる。逆に寺川さんのカレーが、みんなをつなぐような役割も担ってるとも言えそうですね。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;"><strong>寺川：</strong>ありがたいですね。本当に&#8230;。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;"><strong>しげ：</strong>自分も何度か食べさせていただいたんですが、寺川さんのカレーは奇をてらわず、でも家庭では出ない“満足感”もしっかりありますよね。ホントに美味しかったです！</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;"><strong>寺川：</strong>嬉しいです！自分としても「一般的なカレーの枠を超えない」ことに気をつかっているんですよ。田舎のおじいちゃんでも「まあまあ美味しい」と言ってくれる味の範囲に整えつつ、家では作れない一皿にする。尖らせすぎず、少しだけ“外食の楽しさ”を入れるさじ加減を心がけています。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;"><strong>しげ：</strong>看板メニューの一つのバターチキンはまさにその象徴ですね。最近のレトルトも美味しいんですが、やっぱりあの香りは家では味わえない。</span><span style="font-weight: 400;">そこまで研究されて&#8230;。でも基本お店ではワンオペですよね。3種類もつくるのは大変では&#8230;?</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;"><strong>寺川：</strong>最初は大変でしたけど、今はなんとか。配膳だけでなく、時には片付けなども島のお客さんが手伝ってくれたりしますしね。みんな本当に優しいんですよ！</span>先日は、初めて観光で来られたような方も見かねて(笑)コップ運んでくれたりして&#8230;申し訳ないですけど(笑)助けてもらっています。</p>
<p><span style="font-weight: 400;"><strong>しげ：</strong>お店もちょうど丸3年を迎えたところだそうですね。もうすっかり慣れていらっしゃるんですかね。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;"><strong>寺川：</strong>無理しすぎないようにしてますね。私らしい店でいいですし。島の人に喜んでもらえる味を守りながら、来てくれた人の時間を少しだけ豊かにできれば十分だと思っています。</span></p>
<div id="attachment_88037" style="width: 760px" class="wp-caption aligncenter"><a href="https://osakikamijima-navi.jp/archives/2499" target="_blank" rel="noopener"><img decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-88037" class="wp-image-88037 size-full" src="https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/10/1.png" alt="" width="750" height="445" srcset="https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/10/1-200x119.png 200w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/10/1-300x178.png 300w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/10/1-400x237.png 400w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/10/1-600x356.png 600w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/10/1.png 750w" sizes="(max-width: 750px) 100vw, 750px" /></a><p id="caption-attachment-88037" class="wp-caption-text">[大崎上島にある<a href="https://osakikamijima-navi.jp/archives/2499" target="_blank" rel="noopener">TAKEMOTO_CURRY（KARI）</a>]</p></div>
</div><div class="fusion-text fusion-text-13"><h2><b>「つなぐ場をつむぐ」— ひと・情報・チャレンジが巡る島のコミュニティづくり</b></h2>
<p><span style="font-weight: 400;"><strong>しげ：</strong>介護とカレー屋さん。それだけでも大変そうなんですが、さらに島の学生さんたちを支援もされているとか！</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;"><strong>寺川：</strong>はい、そうなんです。一般社団法人の「島つむぎ」という団体に所属してまして、島外から島にある海星高校に入って下宿生活をしている子たちの食事をサポートしてます。&#8221;海星ママ&#8221;という活動ですね。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;"><strong>しげ：</strong>大崎上島は人口約6,000人の町ですが、高校が3つもあって、若い人をよく見かけますよね。やっぱりそれが島の活気の源になっている感じがします。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;"><strong>寺川：</strong>そうなんです！島では島外からの修学旅行生を民泊として受け入れたりもしているんですよ。</span>都会に住む子たちが、島の良さを感じてくれるように島の受け入れ家庭の皆さんは頑張っておられます。</p>
<p><span style="font-weight: 400;"><strong>しげ：</strong>いわゆる関係人口としては地域にとって最高の人材ですよね。大崎上島は、広島県も注力する「学びの島」として有名ですが、そういう島の皆さんのサポートがあってのものなんですね&#8230;。いやホントにすごいな。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;"><strong>寺川：</strong>皆さん、すごいです。海星ママは親元から離れて島に来てくれた子たちに、少しでも美味しい食事をしてもらいたいという気持ちで活動してます。それに今、その活動を島の人たちにも広げて、時々だれもが一緒に食事ができる「島食堂」をやろうという話になって、その準備もしています。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;"><strong>しげ：</strong>なんと。まだ広がるんですか？すごいですね&#8230;。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;"><strong>寺川：</strong></span>10人分作ることになって、じゃあ30人分作って島の人たちにも子供たちと一緒に食べてもらおう！&#8230;と。</p>
<p><span style="font-weight: 400;"><strong>しげ：</strong>いやいやいや&#8230;(笑)  食事できる対象は特に制限無しということですかね。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;"><strong>寺川：</strong>はい誰でも。一人暮らしや単身赴任の方が、たまに温かい料理を囲める場にしたいと思っています。月1回の定期開催を目指せたらいいなと、仲間と相談しながら進めてます。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;"><strong>しげ：</strong>カレー屋さんから、学生さん達の食事、さらには島食堂まで。本当に”食”で島を繋げていらっしゃるんですね。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;"><strong>寺川：</strong>そうできるといいですね。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;"><strong>しげ：</strong>今後、さらにこうした活動がどうなっていけばいいとか、何か考えていらっしゃることはありますか？</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;"><strong>寺川：</strong>そうですね、やっぱりこうした活動に、若い人たちもどんどん関わってもらえると嬉しいですよね。大崎上島は移住者も増えてますし、こうした活動の延長線上が、若い人たちの活動の場や、仕事につながっていったらいいなという思いはありますね。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;"><strong>しげ：</strong>それは本当にそうですよね。町内で様々なユニークな活動をされている人も増えてますし、自治体や広島大学などとの産官学連携の取り組みも、色々伺ってます。そうした活動が次の世代にもつながっていけば、また更に可能性が広がりますよね。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;"><strong>寺川：</strong>はい本当にそうだと思います。誰かの“ちょっとの収入”になる小さな仕事を増やしたいですね。若い人たちが自由に動ける余白を残したいです。</span>若い人たちが私みたいな二地域居住をしながら、島にも住んで、島での役割としての仕事が作れたらと思います。</p>
<p><img decoding="async" class="size-full wp-image-88039 aligncenter" src="https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/10/5.png" alt="" width="750" height="445" srcset="https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/10/5-200x119.png 200w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/10/5-300x178.png 300w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/10/5-400x237.png 400w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/10/5-600x356.png 600w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/10/5.png 750w" sizes="(max-width: 750px) 100vw, 750px" /></p>
<p><span style="font-weight: 400;"><strong>しげ：</strong>最後に伺いますが、今の生活スタイルは寺川さんにとってどんなものですか？</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;"><strong>寺川：</strong>一言で言うと楽しいですよ。やっぱりやりがいもありますし。でも前提として私は恵まれていると思います。お店は実家なので家賃もかかりませんし、生活面を支える夫の収入もありますし。だから無理しすぎないようにやれる環境がありますからね。ありがたいなと思います。私の周りの人で、私のやることを反対する人もいない。応援してくれる人が周りにたくさんいるから何でもできるので、本当に感謝しています。だからこそ、自分らしく”ふるさと”に何かできればとも思います。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;"><strong>しげ：</strong>その姿勢が素敵ですね。しかもそのアグレッシブさは本当に見習いたいです(笑)</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;"><strong>寺川：</strong>背伸びせず続けることが、大事かなと思ってます。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;"><strong>しげ：</strong>ますますのご活躍をお祈りしてます。お体には十分お気をつけて下さい！</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;"><strong>寺川：</strong>はい、ありがとうございます。</span><b style="font-family: -apple-system, BlinkMacSystemFont, 'Segoe UI', Roboto, Oxygen-Sans, Ubuntu, Cantarell, 'Helvetica Neue', sans-serif;"></b></p>
<h2><b>編集後記</b></h2>
<p><span style="font-weight: 400;">介護がきっかけで始めた二拠点生活。それを寺川さんは、持ち前の明るさとアグレッシブさで人一倍前向きに捉えて、島での暮らしの中で自分らしい活動の場を自ら開拓し、それをどんどん広げられています。それでも決して「無理をしない」スタンスで、自分なりに楽しんでいる様子は、島の仲間の支えもあってどこか自然体で穏やかに充実したもののように見えます。こうした姿勢は地域に関わる&#8221;関係人口&#8221;となる人たちにも大いに参考になる気がします。<br />
日々お忙しいとは思いますが、しっかり自分で自分の人生のハンドルを握られているからこそなんだなと強く感じました。寺川さんとお話していると、本当にあっという間に時間が過ぎます。また近いうちに絶品のカレーを頂きながら、続きのお話をうかがいたいなと思いました。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">ここまで読んでいただきありがとうございました！ </span><span style="font-weight: 400;">では、また次回のNativ.Life Interviewでお会いしましょう。</span></p>
<p style="text-align: right;">文責：ネイティブ.メディア編集長　倉重</p>
<p><span style="font-weight: 400;">※Nativ.Life Interviewシリーズ　1本目の記事はこちら。 </span><div class="linkcard"><div class="lkc-internal-wrap"><a class="lkc-link no_icon" href="https://nativ.media/83109" data-lkc-id="516" target="_blank"><div class="lkc-card"><div class="lkc-info"><div class="lkc-favicon"><img decoding="async" src="https://www.google.com/s2/favicons?domain=nativ.media" alt="" width="16" height="16" /></div><div class="lkc-domain">Nativ.media | 地方移住・関係人口創出のプラットフォーム</div></div><div class="lkc-content"><figure class="lkc-thumbnail"><img decoding="async" class="lkc-thumbnail-img" src="//nativ.media/wp-content/uploads/2025/06/7-3-150x150.png" width="100px" height="108px" alt="" /></figure><div class="lkc-title">「二拠点生活」ってホントのところ何がいいの？〜広島と東京を行き来している編集長に聞いてみた〜</div><div class="lkc-date">&#x1f552;&#xfe0f;2025-06-13</div><div class="lkc-excerpt">ネイティブ.メディアでは、この度新たに「Nativ.Life インタビュー」という連載企画を始めることになりました。この連載は、移住や二拠点居住などの様々な形で地域と関わりながら、“自分らしい生き方”を選んだ人...</div></div><div class="clear"></div></div></a></div></div>
2本目はこちら<div class="linkcard"><div class="lkc-internal-wrap"><a class="lkc-link no_icon" href="https://nativ.media/84250" data-lkc-id="517" target="_blank"><div class="lkc-card"><div class="lkc-info"><div class="lkc-favicon"><img decoding="async" src="https://www.google.com/s2/favicons?domain=nativ.media" alt="" width="16" height="16" /></div><div class="lkc-domain">Nativ.media | 地方移住・関係人口創出のプラットフォーム</div></div><div class="lkc-content"><figure class="lkc-thumbnail"><img decoding="async" class="lkc-thumbnail-img" src="//nativ.media/wp-content/uploads/2025/07/15-150x150.png" width="100px" height="108px" alt="" /></figure><div class="lkc-title">沖縄移住で手に入れた「自分基準」の幸せ。ゆきこさんが見つけた新しい生き方 〜海・空・太陽！だけじゃない？沖縄で”何も諦めない”心地いい暮らしとは〜</div><div class="lkc-date">&#x1f552;&#xfe0f;2025-07-16</div><div class="lkc-excerpt">この春新たに始まった連載企画「Nativ.Life インタビュー」。移住や二拠点居住などの暮らしの場所を自ら選ぶ様々な生き方を実際に選んだ人たちから、これからの時代の新しい生き方やライフシフトの形を探るヒント...</div></div><div class="clear"></div></div></a></div></div></p>
</div><div class="fusion-clearfix"></div></div></div></div></div>
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		<title>沖縄移住で手に入れた「自分基準」の幸せ。ゆきこさんが見つけた新しい生き方 〜海・空・太陽！だけじゃない？沖縄で”何も諦めない”心地いい暮らしとは〜</title>
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		<dc:creator><![CDATA[Nativ.media編集部]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 16 Jul 2025 07:25:43 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[働き方]]></category>
		<category><![CDATA[地方移住]]></category>
		<category><![CDATA[インタビュー]]></category>
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		<category><![CDATA[Nativ.Life Interview]]></category>
		<category><![CDATA[沖縄]]></category>
		<category><![CDATA[リモートワーク]]></category>
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					<description><![CDATA[この春新たに始まった連載企画「Nativ.Life インタビュー」。移住や二拠点居住などの暮らしの場所を  [...]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="fusion-fullwidth fullwidth-box fusion-builder-row-5 nonhundred-percent-fullwidth non-hundred-percent-height-scrolling" style="--awb-border-radius-top-left:0px;--awb-border-radius-top-right:0px;--awb-border-radius-bottom-right:0px;--awb-border-radius-bottom-left:0px;--awb-padding-top:0px;--awb-padding-bottom:0px;--awb-margin-top:0px;--awb-margin-bottom:0px;--awb-flex-wrap:wrap;" ><div class="fusion-builder-row fusion-row"><div class="fusion-layout-column fusion_builder_column fusion-builder-column-4 fusion_builder_column_1_1 1_1 fusion-one-full fusion-column-first fusion-column-last" style="--awb-padding-top:0px;--awb-padding-bottom:0px;--awb-bg-size:cover;--awb-margin-bottom:0px;"><div class="fusion-column-wrapper fusion-column-has-shadow fusion-flex-column-wrapper-legacy"><div class="fusion-text fusion-text-14">
<p><span style="font-weight: 400;">この春新たに始まった連載企画「Nativ.Life インタビュー」。移住や二拠点居住などの暮らしの場所を自ら選ぶ様々な生き方を実際に選んだ人たちから、これからの時代の新しい生き方やライフシフトの形を探るヒントをお届けします。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">第2回は、多くの人にとって魅力的に映る地域「沖縄」に移住した”ゆきこ”さん。</span></p>
<p><img decoding="async" class="aligncenter wp-image-84301" src="https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/07/7e4d0f15a01e29574dacaccb157def22.jpg" alt="" width="750" height="422" srcset="https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/07/7e4d0f15a01e29574dacaccb157def22-200x113.jpg 200w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/07/7e4d0f15a01e29574dacaccb157def22-300x169.jpg 300w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/07/7e4d0f15a01e29574dacaccb157def22-400x225.jpg 400w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/07/7e4d0f15a01e29574dacaccb157def22-600x338.jpg 600w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/07/7e4d0f15a01e29574dacaccb157def22-768x432.jpg 768w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/07/7e4d0f15a01e29574dacaccb157def22.jpg 800w" sizes="(max-width: 750px) 100vw, 750px" /></p>
<p><span style="font-weight: 400;">ゆきこさんはもともと都内のベンチャー企業に勤めていたときにコロナ禍になったのをきっかけに、沖縄に移住。今は浦添市で暮らしています。そしてなんと、フルリモート勤務形態のまま千葉県の企業に転職するという”荒技”まで成し遂げています。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">その軽やかで力強い動き方からは、従来の地方移住というキーワードからくるイメージとは全く違う感覚すら感じます。ゆきこさんは、いったいどんな考え方で、どうやって今のくらしを手に入れたんでしょうか？今回は、前回のインタビューに答えたNativ.media編集長の倉重（しげ）さんが、ゆきこさんのこれまでのストーリーを根掘り葉掘り聞いてみました。</span></p>
<h2>フルリモートの中で決めた、&#8221;今なら沖縄”もありかも！</h2>
<p><b>しげ：</b><span style="font-weight: 400;"> ゆきこさん、今日はありがとうございます！「Nativ.Lifeインタビュー」シリーズ、第2弾としてゆきこさんの沖縄での暮らしについて、ぜひ深掘りさせてください！</span></p>
<p><b>ゆきこ：</b><span style="font-weight: 400;"> こちらこそ、ありがとうございます！よろしくお願いします。</span></p>
<p><b>しげ：</b><span style="font-weight: 400;"> ゆきこさんは今、沖縄の浦添市で暮らして、千葉の会社にフルリモートで勤務されているんですよね。新規事業開発室とHRグループを兼務されていて、まさに今どきの新しい働き方を体現されているなと。どんな感じで暮らしてますか？</span></p>
<p><b>ゆきこ：</b><span style="font-weight: 400;"> はい、おかげさまで絶好調ですよ！私は人生、常に絶好調です（笑)   </span></p>
<p><b>しげ：</b><span style="font-weight: 400;"> 素晴らしい！まずは、ゆきこさんが沖縄に移住するきっかけから伺ってもいいですか？初めて沖縄に行ったのは中学校の修学旅行だとお聞きしましたが 、そこからどうやって「住むなら沖縄かな」ってなったんでしょう？  </span></p>
<p><b>ゆきこ：</b><span style="font-weight: 400;"> きっかけは、やっぱりコロナ禍で会社がフルリモートになったことですね 。実は当時、青山の会社に徒歩通勤できる範囲に住んでいたんですけど、家で仕事をする想定の部屋じゃなかったので、リモートワークの環境としては良くなかったんです 。  </span></p>
<p><b>しげ：</b><span style="font-weight: 400;"> なるほど。当時借りていた部屋が、リモートワークには不向きだったと。</span></p>
<p><b>ゆきこ：</b><span style="font-weight: 400;"> そうなんです。それで引っ越しを考え始めたんですけど、東京周辺で家賃を下げて広い家っていうのもピンとこなくて。ディズニーが大好きだから浦安？とか一瞬思ったんですけど、毎週行くものでもないし（笑） </span></p>
<p><b>しげ：</b><span style="font-weight: 400;"> 確かに、年間パスポートがあっても毎週は大変ですもんね（笑）</span></p>
<p><b>ゆきこ：</b><span style="font-weight: 400;"> 当然出身の関西に帰るのも考えました。でも、地元も周辺都市も好きだけど、これまたピンとこなくて…。よく考えたら「どこでも住めるいい時代になったんだ」と思えてきて、「じゃあ沖縄に行くか！」ってなったんです 。自分の中で唯一、「住んでみたいかも」って思えていた場所が沖縄だったんですよね 。  </span></p>
<p><b>しげ：</b><span style="font-weight: 400;"> 「沖縄に行くか！」って、そのフットワークの軽さがすごいですね（笑）。以前から沖縄に特別な思いがあったんですか？</span></p>
<p><b>ゆきこ：</b><span style="font-weight: 400;"> 修学旅行のときに地元の学生と交流する機会があって、そのとき同じ班になった子とずっと繋がってたんです。大学生になってその子に会いに沖縄に行ったり、彼女が就職で本州に来てからはよく遊んだりしていて、「いつか沖縄に移住してたらおもろいな～」って冗談交じりに言ってたんですよ。そのときの会話をふと思い出しました。  </span></p>
<p><b>しげ：</b><span style="font-weight: 400;"> まさにそのタイミングだったんですね！でも、以前は移住って、もっとハードルが高いイメージでしたよね。給料が下がるとか、地方の仕事はなかなかないとか&#8230; 。  </span></p>
<p><b>ゆきこ：</b><span style="font-weight: 400;"> 私もそう思い込んでた部分がありました 。でも、妥協なくフルリモートでビジネスを続ける会社にいさせてもらっていたおかげで、「これまでのキャリアや収入を大きく変えることなく移住が叶うんだ」って思ったら、あんまりリスクないなって 。  それこそ観光で好きなのと住むのとはちがうってことも重々理解もしていたので、「もし嫌だったら帰れるしな」って思えたのは大きかったです。結局気に入って、すっかり住み着いてますけどね。</span></p>
<p><b>しげ：</b><span style="font-weight: 400;"> 確かに、収入が変わらないから、嫌だったら帰ってこようって思えるのは大きいですよね。</span></p>
<p><b>ゆきこ：</b><span style="font-weight: 400;"> そうなんです。それが結構背中を押された部分ですね 。暮らしと向き合ったことで、人生の一部である仕事についても考える機会になりました。バリバリ働きたいタイプではあるので、その上で自分の大事な価値観と発揮したいバリューを考えたときに惹かれたのがいまの会社です。実は当時フルリモートで採用をしていなかったのですが、複数回の会話を重ねてジョインさせてもらいました。</span></p>
<p><b>しげ：</b><span style="font-weight: 400;"> それはすごい！ゆきこさんのその行動力が、自分が求める条件の移住を可能にしたんですね。</span></p>
<blockquote>
<p>ゆきこさんの沖縄移住は、コロナ禍でフルリモートが普及したことが大きな転機となりました。以前は「移住＝キャリアや収入の犠牲」というイメージがあったものの、柔軟な働き方が可能になったことで、そのハードルが劇的に下がったと同時に、フルリモート勤務の中でも転職を実現させた主体的な姿勢が、この「身軽な移住」を可能にしました。沖縄を「好きで住みたい場所」として選び、もし合わなければ帰ればいいという気軽さで踏み出したことも、自分らしい生活を実現するきっかけになったようです。</p>
</blockquote>
<p><img decoding="async" class="aligncenter wp-image-84304 size-full" src="https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/07/8e58dd0055aca47a58c03fde466eaf87.jpg" alt="" width="750" height="563" srcset="https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/07/8e58dd0055aca47a58c03fde466eaf87-200x150.jpg 200w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/07/8e58dd0055aca47a58c03fde466eaf87-300x225.jpg 300w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/07/8e58dd0055aca47a58c03fde466eaf87-400x300.jpg 400w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/07/8e58dd0055aca47a58c03fde466eaf87-600x450.jpg 600w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/07/8e58dd0055aca47a58c03fde466eaf87.jpg 750w" sizes="(max-width: 750px) 100vw, 750px" /></p>
<h2><b>意外と”都会”で”心地よい”沖縄での暮らし</b></h2>
<p><b>しげ：</b><span style="font-weight: 400;"> 実際に沖縄で暮らし始めてみて、どんなことを感じましたか？　行く前と違って「意外」なこととかありますか？</span></p>
<p><b>ゆきこ：</b><span style="font-weight: 400;"> 住んで感じたのは、思っていたより”都会”だなってことですね 。那覇市内には百貨店や免税店もあって、東京に住んでいた頃から好きなアイテムやブランドの買い物にも困ってないです 。</span></p>
<p><b>しげ：</b><span style="font-weight: 400;"> なるほど！沖縄をそういう角度で見るのって新鮮ですね。</span></p>
<p><b>ゆきこ：</b><span style="font-weight: 400;"> 海外ブランドが東京、大阪の次に沖縄に店舗を出すケースも結構ありますね 。ただ物流費の影響なのか、日用品や食品の物価はあまり安くないかもしれません。居酒屋や飲食店も、観光客向けのお店が多いので、やはりお高い傾向がありますね 。</span></p>
<p><b>しげ：</b><span style="font-weight: 400;"> 気候はどうですか？ゆきこさんは寒いのが苦手だとお聞きしましたが 。  </span></p>
<p><b>ゆきこ：</b><span style="font-weight: 400;"> 過ごしやすいです。沖縄って、夏でも猛暑日（35度以上）ほど気温が上がることがあまりないんですよ。高くても32〜33度くらいで、風もあるので、日差しさえ避ければ意外と涼しいくらいです 。  </span></p>
<p><b>しげ：</b><span style="font-weight: 400;"> それは意外！今や沖縄の方が涼しいんですね&#8230;。</span></p>
<p><b>ゆきこ：</b><span style="font-weight: 400;"> あと、沖縄に住みやすいなって思うのは、冬でも気温が高いことより、年間や昼夜の温度差が小さいことですね 。1日の温度差が最大5度くらいで、年間でも最大15度くらいに感じます。この温度差が小さいのが住みやすさのポイントだと思います 。冬の乾燥も少ないから、東京だと膝とかカサカサになってたのがなくなりました（笑） </span></p>
<p><b>しげ：</b><span style="font-weight: 400;"> 湿度も心地いいですよね。沖縄の空も好きだとお聞きしました。</span></p>
<p><b>ゆきこ：</b><span style="font-weight: 400;"> はい、空がめっちゃ好きで。ベランダに椅子出してパソコン作業することもありますし、夕暮れの空を眺めるのが癒しの時間です 。海も綺麗ですけど、空が全然違うんですよ 。  </span></p>
<p><b>しげ：</b><span style="font-weight: 400;"> 人とのつながりについてはどうですか？</span></p>
<p><b>ゆきこ：</b><span style="font-weight: 400;"> 沖縄の人って、初対面は適度な距離感があって丁寧だと感じますね 。新しく知り合った人とも、親しくはなっても「なれなれしく」なりすぎないというか。そういう距離感は自分としては肌に合う気がします。それと同時に、誰と話してもやっぱり地元への愛情はすごく強いのは感じます 。  </span></p>
<p><b>しげ：</b><span style="font-weight: 400;"> ゆきこさんの「居場所」になっている場所もあるとか？</span></p>
<p><b>ゆきこ：</b><span style="font-weight: 400;"> はい、近所にある70代のママが一人で営む小料理屋さんです 。普段、飲み屋で知らない人と話すのはすごく苦手なんですけど、このお店だけはカウンター席で居合わせた人たちと話しながら一緒に飲みます (笑）私の「沖縄の実家」って呼んでるんです。まさに実家になんとなく帰るような、甘えたい気分のときに行きます。</span></p>
<p><b>しげ：</b><span style="font-weight: 400;"> それは素敵な居場所ですね！沖縄の文化で印象的なことはありますか？</span></p>
<p><b>ゆきこ：</b><span style="font-weight: 400;"> 沖縄の方って明るく前向きな雰囲気の人が多いイメージがあるじゃないですか。でも、それってさまざまな背景があるからこそ、明るくたくましく、支え合って生きている努力の結晶なんだなって、沖縄で出会った人たちと接して思いました 。</span></p>
<p><b>しげ：</b><span style="font-weight: 400;"> 音楽も生活に根付いていますよね。</span></p>
<p><b>ゆきこ：</b><span style="font-weight: 400;"> そうですね。本当に日常に音楽があって好きな人も多いと感じます。すぐ踊りますし（笑）  </span></p>
<blockquote>
<p>沖縄での生活は、ゆきこさんにとって意外な発見もあるようです。那覇市内では想像以上に都会的で不便はなく、気候面では年間を通じて温度差が小さいことが快適だとのこと。また沖縄の方との距離感や、対面的な文化なども、ゆきこさんには心地良い様子が伺えます。近所にある小料理屋は「沖縄の実家」とまで呼べる心の拠り所となっていて、地域との深いつながりを感じる場所となっています。</p>
</blockquote>
</div><div class="fusion-text fusion-text-15"><p><img decoding="async" class="size-full wp-image-84303 aligncenter" src="https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/07/a4f16c7e46a46f541e0888b2687cc30c.jpg" alt="" width="750" height="563" srcset="https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/07/a4f16c7e46a46f541e0888b2687cc30c-200x150.jpg 200w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/07/a4f16c7e46a46f541e0888b2687cc30c-300x225.jpg 300w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/07/a4f16c7e46a46f541e0888b2687cc30c-400x300.jpg 400w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/07/a4f16c7e46a46f541e0888b2687cc30c-600x450.jpg 600w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/07/a4f16c7e46a46f541e0888b2687cc30c.jpg 750w" sizes="(max-width: 750px) 100vw, 750px" /></p>
<h2><b>「自分基準」を「自力」で満たす幸せ</b></h2>
<p><b>しげ：</b><span style="font-weight: 400;"> 沖縄への移住で、気づいたことはありますか？</span></p>
<p><b>ゆきこ：</b><span style="font-weight: 400;"> そうですね&#8230;。自分の経験を振り返ると、やっぱり今なら、移住って「そんなに構えなくても、案外挑戦しやすい」ようになってきたんだなと思います 。少し思い切って踏み出してみると、実はそんなにだいそれたことじゃなかったです。  </span></p>
<p><b>しげ：</b><span style="font-weight: 400;"> なるほど。改めてお聞きしたいんですが、ゆきこさんにとっての「幸せ」って、どんな状態のことなんでしょう？</span></p>
<p><b>ゆきこ：</b><span style="font-weight: 400;"> 「自分の価値基準の中で、自力で自分を満たせること」ですね 。価値基準が自分の中にあるものであることと、それを満たせるかが他者に依存せずに自分でどうにかできること、この2つが大事だと思っています 。  </span></p>
<p><b>しげ：</b><span style="font-weight: 400;"> 「自分基準」で「自力」で満たす&#8230;なるほど。沖縄への移住は、その「自分基準」を確かめるきっかけにもなったんでしょうか？</span></p>
<p><b>ゆきこ：</b><span style="font-weight: 400;"> そうですね。振り返ればやっぱり心のどこかで、「逃げ出したい」気持ちもあったと思うんですよね。あの未曾有の事態のコロナ禍の閉塞感とか、世間の基準に無意識に囚われていた雑音や縛りから解き放たれて、自分自身が何がいいのか、どうしたいのかがクリアに見えてきた感覚がありました 。  </span></p>
<p><b>しげ：</b><span style="font-weight: 400;"> 既成概念からご自身をうまく解放されたんですね。</span></p>
<p><b>ゆきこ：</b><span style="font-weight: 400;"> そうかもしれません。自分の基準に従って、自分自身でそれを満たせる状態が、今はすごく幸せなのかなって思ってます 。私の人生のテーマは「心の豊かさ」なんです。自分自身の「心が豊か」な状態であることが、なにより大切なことかなと 。転勤で縁もゆかりもないところへの引っ越しを何度か経験していたからか、沖縄に引っ越したのって本当に大したことではなかったです。でも自分で選択して行動したことは、なんだか自信につながった気がします。</span></p>
<p><b>しげ：</b><span style="font-weight: 400;"> その感覚が、今の仕事にも繋がっているんですね。移住って「なんとかなる」って言われがちですけど、ゆきこさんは「なんとかなる」じゃなくて「なんとかする」って言ってやってきた感じですよね。</span></p>
<p><b>ゆきこ：</b><span style="font-weight: 400;"> 大したことだと思っていなかったと言いつつ、移住って実際そんなに甘くはないと思います。でも主体的に行動さえすれば、色々あっても案外なんとかできる 。現職への転職も、振り返ってみれば「自分がどうありたいか」を起点として動いた結果でしたし 。  </span></p>
<p><b>しげ：</b><span style="font-weight: 400;"> その主体性が本当に素晴らしいですね！  </span></p>
<p><b>ゆきこ：</b><span style="font-weight: 400;"> ありがとうございます。生活水準を下げたくないし、ある程度都会的な暮らしも捨てたくない。でも沖縄に暮らして、周囲の人達との心地いい関係も続けたい。並べてみるとわがままかもしれませんけど（笑）でも、色々なきっかけと、出会いが重なって、それが実現できているのはありがたいし、嬉しいですね！</span></p>
<blockquote>
<p>ゆきこさんの移住は、単なる生活環境の変化に留まらず、自身の「幸せ」に対する深い哲学へと繋がっているようです。彼女にとっての幸せは、「自分の価値基準の中で、自力で自分を満たせること」。世間の基準や他者の評価に囚われず、自分自身の心の豊かさを追求する姿勢が、彼女の生き方の核となっています。その能動的な意志こそが、沖縄での充実した生活を築く原動力となっているのでしょう。</p>
</blockquote>
<p><img decoding="async" class="aligncenter wp-image-84302 size-full" src="https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/07/868992b3baf7331536213a1a0c29c1b3.jpg" alt="" width="750" height="563" srcset="https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/07/868992b3baf7331536213a1a0c29c1b3-200x150.jpg 200w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/07/868992b3baf7331536213a1a0c29c1b3-300x225.jpg 300w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/07/868992b3baf7331536213a1a0c29c1b3-400x300.jpg 400w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/07/868992b3baf7331536213a1a0c29c1b3-600x450.jpg 600w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/07/868992b3baf7331536213a1a0c29c1b3.jpg 750w" sizes="(max-width: 750px) 100vw, 750px" /></p>
<h2><b>編集後記</b></h2>
<p><span style="font-weight: 400;">今回のゆきこさんのインタビューは、本当に多くの気づきとヒントがありました。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">「自分の価値基準で、自力で自分を満たせる」という言葉は、まさに私たち誰しもの「幸せ」のヒントになるんじゃないでしょうか。既成概念に囚われず、自分の感覚に素直になることは簡単ではありません。でもそれを実践することで得られる内面的な充実感は計り知れません。</span></p>
<p>ゆきこさんのように、コロナ禍という社会の変化を逆手に取って、キャリアも生活水準も維持したまま、自身の「心の豊かさ」を追求する姿勢は、多くの人のヒントになるはず。移住が必ずしも「田舎暮らし」や「のんびりした生活」を意味するわけではなく、一定の都会的な利便性を享受しつつ、自分自身の価値観に忠実に暮らせる環境を得られるという新たな可能性を示してくれた気がします。</p>
<p><span style="font-weight: 400;">ここまで読んでいただきありがとうございました！ </span><br />
<span style="font-weight: 400;">では、また次回のNativ.Life Interviewでお会いしましょう。</span></p>
<p style="text-align: right;">文責：ネイティブ.メディア編集部</p>
<p><span style="font-weight: 400;">※Nativ.Life Interviewシリーズ　1本目の記事はこちら。 </span><div class="linkcard"><div class="lkc-internal-wrap"><a class="lkc-link no_icon" href="https://nativ.media/83109" data-lkc-id="516" target="_blank"><div class="lkc-card"><div class="lkc-info"><div class="lkc-favicon"><img decoding="async" src="https://www.google.com/s2/favicons?domain=nativ.media" alt="" width="16" height="16" /></div><div class="lkc-domain">Nativ.media | 地方移住・関係人口創出のプラットフォーム</div></div><div class="lkc-content"><figure class="lkc-thumbnail"><img decoding="async" class="lkc-thumbnail-img" src="//nativ.media/wp-content/uploads/2025/06/7-3-150x150.png" width="100px" height="108px" alt="" /></figure><div class="lkc-title">「二拠点生活」ってホントのところ何がいいの？〜広島と東京を行き来している編集長に聞いてみた〜</div><div class="lkc-date">&#x1f552;&#xfe0f;2025-06-13</div><div class="lkc-excerpt">ネイティブ.メディアでは、この度新たに「Nativ.Life インタビュー」という連載企画を始めることになりました。この連載は、移住や二拠点居住などの様々な形で地域と関わりながら、“自分らしい生き方”を選んだ人...</div></div><div class="clear"></div></div></a></div></div></p>
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		<title>「二拠点生活」ってホントのところ何がいいの？〜広島と東京を行き来している編集長に聞いてみた〜</title>
		<link>https://nativ.media/83109/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[Nativ.media編集部]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 13 Jun 2025 10:00:14 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[働き方]]></category>
		<category><![CDATA[地方移住]]></category>
		<category><![CDATA[おすすめ記事（編集部用）]]></category>
		<category><![CDATA[トップページメインビジュアル（編集部用）]]></category>
		<category><![CDATA[インタビュー]]></category>
		<category><![CDATA[二拠点居住]]></category>
		<category><![CDATA[Nativ.Life Interview]]></category>
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					<description><![CDATA[ネイティブ.メディアでは、この度新たに「Nativ.Life インタビュー」という連載企画を始めることにな  [...]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="fusion-fullwidth fullwidth-box fusion-builder-row-6 nonhundred-percent-fullwidth non-hundred-percent-height-scrolling" style="--awb-border-radius-top-left:0px;--awb-border-radius-top-right:0px;--awb-border-radius-bottom-right:0px;--awb-border-radius-bottom-left:0px;--awb-padding-top:0px;--awb-padding-bottom:0px;--awb-margin-top:0px;--awb-margin-bottom:0px;--awb-flex-wrap:wrap;" ><div class="fusion-builder-row fusion-row"><div class="fusion-layout-column fusion_builder_column fusion-builder-column-5 fusion_builder_column_1_1 1_1 fusion-one-full fusion-column-first fusion-column-last" style="--awb-padding-top:0px;--awb-padding-bottom:0px;--awb-bg-size:cover;--awb-margin-bottom:0px;"><div class="fusion-column-wrapper fusion-column-has-shadow fusion-flex-column-wrapper-legacy"><div class="fusion-text fusion-text-16"><p>
ネイティブ.メディアでは、この度新たに「Nativ.Life インタビュー」という連載企画を始めることになりました。</p>
<p>この連載は、移住や二拠点居住などの様々な形で地域と関わりながら、“自分らしい生き方”を選んだ人たちの生の声を通じて、いまを生きる私たちにとっての“暮らしの選択肢”を見つめ直す企画です。</p>
<p>地域との多様な関わり方が広がるいま、等身大のストーリーとノウハウを通して、<br />
「地方に関わること」がぐっと身近に感じられるようなインタビューをお届けします。</p>
<p>記念すべき第一弾は、ネイティブ.メディア編集長の倉重宜弘（くらしげ よしひろ）さん。<br />
我らが編集長もまた、東京と広島を行き来する“リアルな二拠点生活”を続けている人物です。</p>
<h2><strong>月のおおよそ半分づつ、ちがう場所で暮らしています</strong></h2>
<p>倉重さんは、いま「東京と広島」の二箇所を拠点にした生活をしています。 月の前半は東京、後半は広島。だいたい2週間ごとに行き来しているそうです。<br />
「そんなに頻繁に移動して大変じゃない？」と聞きたくなるかもしれませんが、倉重さんにとっては、「かれこれ３年以上もつづいていて、今ではすっかり馴染んできました。」&#8230;とのこと。どんな経緯でこうした生活になったのか、そのきっかけから聞いてみました。</p>
<p><img decoding="async" class="size-full wp-image-83115 aligncenter" src="https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/06/9-1.png" alt="" width="800" height="530" srcset="https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/06/9-1-200x133.png 200w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/06/9-1-300x199.png 300w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/06/9-1-400x265.png 400w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/06/9-1-600x398.png 600w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/06/9-1-768x509.png 768w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/06/9-1.png 800w" sizes="(max-width: 800px) 100vw, 800px" /></p>
<h2><strong>そもそものきっかけは、「仕事」からでした</strong></h2>
<p><span style="font-weight: 400;">もともとは、こんなふうな生活を自発的に計画していたわけではなかったそう。</span><span style="font-weight: 400;"><br />
</span><span style="font-weight: 400;"> きっかけは、シンプルに仕事上の必要性からだったそうです。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;"><br />
</span><span style="font-weight: 400;"> 「最初に起業した会社の主な仕事が、瀬戸内を中心にした地域のマーケティングに関わるものでした。広島中心にメンバーも増やし、オフィスも必要になってきたころに、広島県の企業誘致政策のお話もあり、これはもう拠点をつくるしかないなと。」</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">その結果、自らも広島にも単身用のマンションを構え、「広島と東京、どちらでも暮らす」という形に落ち着いたそうです。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">仕事がきっかけとはいえ、二拠点生活というスタイルを選ぶところが、ある意味倉重さんらしいところですが、本人曰く「思い切ってやってみると不思議なもので、そこで暮らさなければ気づかない発見や、自分でも思っていなかったメリットが増えていった」とのこと。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">それは、どんなことだったんでしょうか。</span></p>
</div><div class="fusion-text fusion-text-17"><h2>危うく”シクジリ”かけた住居選び</h2>
<p>二拠点生活を始めるにあたって、最初に考えるのはもちろん「どこに住むか」ということです。倉重さんは、最初はオフィスに近い利便性だけを重視して、家探しをしていたそうです。というのも、それまでも出張で通っていたその延長の感覚で、”ホテルの代わりの家”という意識しかなかったから。</p>
<p>しかし、広島の職場の仲間に相談したところ、「そんなマチナカに住んでも、広島の良さは分からないですよ！せっかくなんだからもっと広島らしい景色が味わえる場所にしたほうがいいのでは？」と言われて、ハッとしたんだとか。<br />
「つい仕事のことだけ考えていた自分がちょっと恥ずかしいというか、生活するという重みが意識できていなかったんですよね&#8230;。」と苦笑い。</p>
<p>もう1つ意識したのは「日々の生活のための動きを具体的に意識した動線」なんだそう。<br />
広島での生活は「一人暮らし」のため、食生活や買い物を考えた動線が、無理なく描けるかが重要なポイントになってきます。「今から考えると当たり前なんですが、一人暮らし自体久しぶりなので、その生活シーンを思い描くのを忘れていたんですよね。自炊はしない前提だったので、毎日同じものを食べることがないよう、平日も休日も色んなパターンの食生活が想像できるような場所を探すようにしました。」</p>
<p>その結果、当初の想定より少しオフィスから離れてはいるものの、かえってコンパクトで便利な広島の町の魅力を十分堪能できそうな動線が描ける場所をうまく選ぶことができたのは、良かったとのこと。「あのときメンバーに、キツめに指摘してもらってホント良かったです」と笑います。</p>
<p><img decoding="async" class="size-full wp-image-83118 aligncenter" src="https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/06/12.png" alt="" width="800" height="530" srcset="https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/06/12-200x133.png 200w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/06/12-300x199.png 300w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/06/12-400x265.png 400w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/06/12-600x398.png 600w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/06/12-768x509.png 768w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/06/12.png 800w" sizes="(max-width: 800px) 100vw, 800px" /></p>
<h2>２つの場所を行き来して、気づいたこと</h2>
<p>東京〜広島間は、よく「飛行機」か「新幹線」かで意見や好みが分かれる距離感だと言われます。「自分は迷わず新幹線です！」と言い切る倉重さんは、「自分にとってこの新幹線での移動時間は、かなり大事な時間なんです」と話します。<br />
「行き来するのに丸４時間はきつくない？と言われますが、全然そんなことはないですよ。まあ仕事でパソコンを開いてることも多いんですが、 Youtubeを見たり本を読んだりのまとまったインプットの時間にもなります。言ってみれば動くコワーキング的な感覚なんです。」とのこと。<br />
「もっというと、ぼーっと車窓を眺めながら、色々考えるというか、そういう時間としてもいい時間なんだなと感じることも増えています。自分と向き合うというとちょっとカッコつけすぎですが、ニュートラルな感覚で色々と思いをめぐらしていると、不思議と考えがまとまってくることも少なくないんですよね」<br />
さらに倉重さんはこんなことも。<br />
「少し大げさかもしれませんが、二箇所を行き来するときにくぐる”異空間トンネル”というか、そんな感覚もあるんですよね。パラレルワールドを行き来するちょっと不思議な時間のように感じることもあります。これ多分、二拠点生活している人とは共感できる感覚なんじゃないかなと。」</p>
<p>ふたつの土地に身を置くことで、日々の中に“切り替え”が生まれる。<br />
それが結果的に、自分自身をいい意味で”整えてくれる”気がするんだそうです。</p>
<h2>広島の人たちと関わってみると…</h2>
<p>その土地に暮らしてみると、同じ頻度で出張で通っていたときと違って、その地域の人との関係もまた違ってくるそうです。<br />
「広島の人って、基本オープンで気さくなんですよね」 倉重さんが暮らし始めて感じた印象は、さらに続きます。<br />
「色んな方と出会うきっかけ自体はまだ仕事が多いんですけど、自分がここに&#8221;暮らしている&#8221;と話すと、打ち解ける度合いが深いですね。飲み会やごはんに誘われても、帰りの時間を心配しなくて良いですしね（笑）」<br />
地元の日常をテレビのニュースでみていても、気づくことは少なくないようです。<br />
「広島という場所で印象的なのが、やっぱり”平和”というキーワードが日常に根付いているんだなということです。東京だと８月にしか話題にならない戦争や平和に関する話題は、本当に毎日のように目にします。これはもう文化だなと感じます。」<br />
それに…<br />
「あ、あと夕方のニュースの最後は必ず“今日のカープ”っていうコーナーで締められるんですよね。真のカープファンにしか響かないマニアックな情報で、ときどき”？”って思っちゃいます」 と、笑いながら教えてくれました。<br />
“暮らす”というモードでその地域での時間を過ごすことは、想像以上に気づきの多い経験なのかもしれません。</p>
<p><img decoding="async" class="size-full wp-image-83117 aligncenter" src="https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/06/11.png" alt="" width="800" height="530" srcset="https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/06/11-200x133.png 200w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/06/11-300x199.png 300w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/06/11-400x265.png 400w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/06/11-600x398.png 600w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/06/11-768x509.png 768w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/06/11.png 800w" sizes="(max-width: 800px) 100vw, 800px" /></p>
<h2>二拠点生活でのデメリットとは？</h2>
<p>ここまで読んで「なんだかいいな。やってみたいな」と思った人もいるかもしれません。<br />
でも、もちろん現実には、色々と大変なこともあるようです。<br />
「もちろん、生活を二重化することで発生するコストは、馬鹿にならないですね。一人暮らしとはいえ、ある程度の生活コストや必需品にはやっぱりお金がかかりますし。東京には家族がいるので、郵便物や行政の手続きなども時々面倒なこともありますしね。」<br />
でも一方で、こういう面もあるそうです。<br />
「自分が学生時代に一人暮らしをしていたとき以上に、今は一人で生活するための準備がしやすいですね。家電量販店では、冷蔵庫と洗濯機と電子レンジの三点セットでなんと5万円ポッキリ。そこまで安いのは知らなくて驚きましたし、ありがたかったです。あと今はマイナンバーもあるので、住民票を移す手続きも本当に簡単なんですよ。東京と広島では自分の家族が受けられる自治体の補助制度などもほぼ同じだったのもあり、心配していたほどの影響は全くありませんでした。これはその人の状況や地域にもよるとは思いますが。」</p>
<p>二拠点生活はまだまだ公式なスタイルとしては一般化してはいませんが、政府もそれを強く推奨するような流れになってきました。こうしたサービスやサポートは今後さらに便利に良くなっていくかもしれません。</p>
<h2>「完璧な移住」じゃなくていいと思うんです</h2>
<p>倉重さんは言います。<br />
「二拠点生活は、そんなに構えなくても、割と気軽に挑戦できるようになってきたかもしれませんね。」<br />
何かのきっかけで少し思い切って踏み出してみると、思っていた以上に自分の人生に大きなメリットをもたらす可能性がある。そんなふうに捉えているというのが、倉重さんの二拠点生活への考え方のようです。<br />
広島と東京を行き来する暮らしのなかで、倉重さんが日々感じていることがあるといいます。<br />
「全く根拠はないんですが、もしかしたら自分は『どこでもなんとかやっていけるかもしれない』という不思議な”自信”みたいなものが、自分の気持ちの中に備わってきている気がします。」</p>
<p>まったく違う場所で過ごしてみると、<br />
見える景色も、会う人も、なんだか少しずつ変わってきて、自分の可能性みたいなものが、思っているより広いかもしれない…なんて思うこともあるそうです。</p>
<p>観光や出張では気づけなかった、その土地の人や“日常の風景”に出会えるのが、なんとも面白い。「&#8221;住む&#8221;ってやっぱり特別なんですよ。」<br />
半分だけでも、そこに自分の“生活”があると、地域の見え方はもちろん、自分の人生そのものが少し変わって見えてくるのかもしれません。</p>
<p><img decoding="async" class="size-full wp-image-83112 aligncenter" src="https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/06/IMG_1588-scaled.jpg" alt="" width="2048" height="1536" srcset="https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/06/IMG_1588-200x150.jpg 200w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/06/IMG_1588-300x225.jpg 300w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/06/IMG_1588-400x300.jpg 400w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/06/IMG_1588-600x450.jpg 600w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/06/IMG_1588-768x576.jpg 768w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/06/IMG_1588-800x600.jpg 800w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/06/IMG_1588-1024x768.jpg 1024w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/06/IMG_1588-1200x900.jpg 1200w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/06/IMG_1588-1536x1152.jpg 1536w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2025/06/IMG_1588-scaled.jpg 2048w" sizes="(max-width: 2048px) 100vw, 2048px" /></p>
<h2>編集後記</h2>
<p>初回ということもあり、2時間半にわたるロングインタビューで、（たまに脱線したりしながら）終始あたたかくて、少しリラックスしながら話が聞けた時間でした。<br />
「2つの別の世界を行き来している感じ」とか、 「どこでもやっていける自信がつくかも」とか、 倉重さんの口からふいに出てくる言葉は、 どれも聞いていてハッとすることがありました。そんなふうに考えたことなかったな、とか、ちょっとその感覚、味わってみたいかも、と思わされるようなものでした。<br />
はじめは少し俯瞰した地域との関わりだったんですが、気づけば地元の人との飲み会の話や、スーパーの位置情報、最近お気に入りの飲食店の話まで&#8230;どんどんミクロな話しになって来ます。</p>
<p>「ああ、本当にここで暮らしてるんだな」と感じられる内容になりました。<br />
このシリーズでは、今後もこうしたその人なりのリアルな暮らし方の中から生まれる、価値観や考え方の変化を感じられるような、そしてその中から読者の皆さんが何かのヒントを得られるような、そんな記事を出していけたらと思っています。<br />
ここまで読んでいただきありがとうございました！</p>
<p>では、また次回のNativ.Life Interviewでお会いしましょう。</p>
<p style="text-align: right;">文責：ネイティブ.メディア編集部</p>
<p><span style="font-weight: 400;">※Nativ.Life Interviewシリーズ、2本目の記事はこちら。</span><div class="linkcard"><div class="lkc-internal-wrap"><a class="lkc-link no_icon" href="https://nativ.media/84250" data-lkc-id="517" target="_blank"><div class="lkc-card"><div class="lkc-info"><div class="lkc-favicon"><img decoding="async" src="https://www.google.com/s2/favicons?domain=nativ.media" alt="" width="16" height="16" /></div><div class="lkc-domain">Nativ.media | 地方移住・関係人口創出のプラットフォーム</div></div><div class="lkc-content"><figure class="lkc-thumbnail"><img decoding="async" class="lkc-thumbnail-img" src="//nativ.media/wp-content/uploads/2025/07/15-150x150.png" width="100px" height="108px" alt="" /></figure><div class="lkc-title">沖縄移住で手に入れた「自分基準」の幸せ。ゆきこさんが見つけた新しい生き方 〜海・空・太陽！だけじゃない？沖縄で”何も諦めない”心地いい暮らしとは〜</div><div class="lkc-date">&#x1f552;&#xfe0f;2025-07-16</div><div class="lkc-excerpt">この春新たに始まった連載企画「Nativ.Life インタビュー」。移住や二拠点居住などの暮らしの場所を自ら選ぶ様々な生き方を実際に選んだ人たちから、これからの時代の新しい生き方やライフシフトの形を探るヒント...</div></div><div class="clear"></div></div></a></div></div></p>
</div><div class="fusion-clearfix"></div></div></div></div></div>
<div class="osusume-wp"><h3>おすすめ記事</h3><table><tr><th class="osusume-post-img"><a href="https://nativ.media/42573/"><img decoding="async" width="300" height="200" src="https://nativ.media/wp-content/uploads/2022/06/360a7c780c7322a202abc03d75398a49-300x200.jpg" class="attachment-medium size-medium wp-post-image" alt="" srcset="https://nativ.media/wp-content/uploads/2022/06/360a7c780c7322a202abc03d75398a49-200x133.jpg 200w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2022/06/360a7c780c7322a202abc03d75398a49-300x200.jpg 300w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2022/06/360a7c780c7322a202abc03d75398a49-400x267.jpg 400w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2022/06/360a7c780c7322a202abc03d75398a49-600x400.jpg 600w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2022/06/360a7c780c7322a202abc03d75398a49-768x512.jpg 768w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2022/06/360a7c780c7322a202abc03d75398a49-800x533.jpg 800w, 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src="https://nativ.media/wp-content/uploads/2022/06/7dd4c3f74f006b34bb1d70d7adebd54e-300x200.jpg" class="attachment-medium size-medium wp-post-image" alt="" srcset="https://nativ.media/wp-content/uploads/2022/06/7dd4c3f74f006b34bb1d70d7adebd54e-200x133.jpg 200w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2022/06/7dd4c3f74f006b34bb1d70d7adebd54e-300x200.jpg 300w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2022/06/7dd4c3f74f006b34bb1d70d7adebd54e-400x267.jpg 400w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2022/06/7dd4c3f74f006b34bb1d70d7adebd54e-600x400.jpg 600w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2022/06/7dd4c3f74f006b34bb1d70d7adebd54e-768x512.jpg 768w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2022/06/7dd4c3f74f006b34bb1d70d7adebd54e-800x534.jpg 800w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2022/06/7dd4c3f74f006b34bb1d70d7adebd54e.jpg 1024w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></a></th><td class="osusume-post-title"><a href="https://nativ.media/42569/">【しごと暮らし体験】ルアーフィッシング用の釣竿をつくる、伝統工芸品“紀州へら竿”職人のお手伝い体験＠和歌山県橋本市</a></td></tr><tr><th class="osusume-post-img"><a href="https://nativ.media/41190/"><img decoding="async" width="300" height="200" src="https://nativ.media/wp-content/uploads/2022/04/01-300x200.jpg" class="attachment-medium size-medium wp-post-image" alt="" srcset="https://nativ.media/wp-content/uploads/2022/04/01-200x133.jpg 200w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2022/04/01-300x200.jpg 300w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2022/04/01-400x267.jpg 400w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2022/04/01-600x400.jpg 600w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2022/04/01-768x512.jpg 768w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2022/04/01-800x534.jpg 800w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2022/04/01.jpg 1024w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></a></th><td class="osusume-post-title"><a href="https://nativ.media/41190/">【しごと暮らし体験】「その人らしい暮らしの継続」に重点を置いたユニットケア型・特別養護老人ホームで、“最新の介護”の考え方を学んでみませんか？@和歌山県 新宮市</a></td></tr><tr><th class="osusume-post-img"><a href="https://nativ.media/42085/"><img decoding="async" width="300" height="200" src="https://nativ.media/wp-content/uploads/2022/05/5363181e0dc2d7b3adaa4c1fc2eb46c5-300x200.jpg" class="attachment-medium size-medium wp-post-image" alt="" srcset="https://nativ.media/wp-content/uploads/2022/05/5363181e0dc2d7b3adaa4c1fc2eb46c5-200x133.jpg 200w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2022/05/5363181e0dc2d7b3adaa4c1fc2eb46c5-300x200.jpg 300w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2022/05/5363181e0dc2d7b3adaa4c1fc2eb46c5-400x267.jpg 400w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2022/05/5363181e0dc2d7b3adaa4c1fc2eb46c5-600x400.jpg 600w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2022/05/5363181e0dc2d7b3adaa4c1fc2eb46c5-768x512.jpg 768w, https://nativ.media/wp-content/uploads/2022/05/5363181e0dc2d7b3adaa4c1fc2eb46c5-800x534.jpg 800w, 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