名前:矢野 りか子(やの りかこ)さん
生年月日:1998-05-27
職業:学生
出身地:千葉県市川市
居住地:千葉県市川市

勤務先:うるマルシェ(うるま市)
滞在期間:7月30日から8月18日まで(20日間)

趣味:洋楽を聴きながらの田舎ドライブ
特技:英語、絵、デザイン系

【ふるさとワーホリとは】
都市に暮らす人々が一定期間その地域に滞在し、働きながら地元の人々と交流する総務省のプログラムです。
https://okinawa-iju-wh.jp/

-参加した理由を教えて下さい
沖縄への移住を考えており、沖縄についての知識を深めて地域の人々と交流したかったからです。
専攻しているデザインの知識を、地方活性に生かしたいので、地方に滞在して課題を明確にしたいと思いました。

-なぜ、沖縄だったんですか?
留学先のカナダで出会った沖縄出身の友人に会いに、ことし2月に旅行で訪れたことがありました。将来的には自然が多い場所に移住したいと思っていた矢先、自然もあって都市生活もある沖縄に魅力を感じました。

-沖縄の第一印象はどうでしたか?
優しくて丁寧に仕事を教えてくれて助かりました。沖縄と千葉では人間関係の在り方が違う面もあると聞いていたので、どのような感覚や距離で接すれば適切なのかと最初は不安な面もありましたが、おおらかに対応してくれて、そんな心配は最初から要らなかったなぁと思わせてくれました。

■どんなお仕事をしましたか?→主にうるま市の特産品を販売する「うるマルシェ」

ある1日のスケジュール
 07:30 起床、朝の支度
 08:30 職場到着。開店前の清掃や商品補充など
 09:00 開店。矢野さんは主にレジ打ち担当。品出しや値札貼りなど売り場の整理をしてた時も。
 12:00 休憩。店内で弁当を購入し、徒歩1分の自宅で食べる。その間に洗濯など家事もする。
 13:00 午後の業務
 17:30 終業。道向かいのイオンで買い物。

「人が優しいんですよね。お客さんも優しくて、すぐ話しかけてくれるんです。商品を手にして『これ、おいしい?』とか『今日暑いね』とか。手間取って列を待たせてしまっても『全然大丈夫だよ』って待ってくれて。とてもフレンドリーだなぁって感じます」

最初は溶け込めるかどうか不安だった矢野さんも、職場のみなさんとすぐに打ち解けたようです。
他のレジのメンバーとも和気あいあい。それほど忙しくない時は雑談も交えながら笑顔が飛び交います。

■お住まいの感じ、見せてください→職場の裏手で通勤ラクラク

住まいは、職場のすぐ裏手です。
「便利だと思います。というか、すごい便利です。田舎って聞いてたけど、生活に支障はないですよ」
と語りながら、学校の課題に向き合う矢野さん

ロフトベッドで毎朝目覚めます。

「車も支給してもらって、よく(本島対岸の西海岸まで)夕日を見に行ってます。仕事もできて収入もあるし、最初に航空券だけ払えば、経済的にはむしろプラスです」と、沖縄での生活を快適に過ごしていました。

■ふるさとワーホリを振り返ってみて、いかがでしたか?

-沖縄でのワーホリ生活、点数を付けるなら何点ですか?
「えー、満点です。毎日充実していました。嫌なことがなくて、職場の人たちも優しかったです。(職場の)「うるマルシェ」には沖縄らしい食べ物もいっぱいあって、地元との(食文化などの)違いも感じることができました」

-将来を描く上で何かヒントは得られましたか?
「『移住』が現実味を帯びてきました。これまでは、地元が千葉なので、学校を卒業したら東京とかその辺りで仕事を探して、っていうふうに考えていたんですけど、今は『やりたい仕事があれば地方でもどこでも行ってみたい』と考えています」
「ちょうど那覇のデザイン会社でとても入りたい所が見つかって、面接を受けるんです。東京にあっても遜色ないような素敵な会社です。在学中でも採用してもらえるようなので、頑張ります」

-意外とここが大変だった、という一面はありましたか?
「車社会なので、車がないと移動が思っていたより大変だなと思いました。初日だけ那覇空港からうるま市までレンタカー無しで移動しないといけなかったのですが、大丈夫だとたかをくくっていました。そしたらバスが不便だったり時間通り来なかったりするので、結局タクシーで移動しました。初日だけは余裕を持って移動の予定を立てた方がいいと思います」

-ふるさとワーホリへの参加を考えている人に一言下さい。
「私も多少参加を迷ったのですが、もし時間が許すなら参加した方がいいです。短期間だけお試しで沖縄に住めるチャンスってなかなか無いです。家も仕事もサポートしてくれます。絶対に新しい発見がありますし、いい思い出を作れます」

都市に暮らす人々が一定期間その地域に滞在し、働きながら地元の人々と交流する「ふるさとワーキングホリデー」
「旅行以上移住未満」の日々を通して、あなたももう一つふるさと、増やしてみませんか?
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このシリーズでは、全国各地から沖縄県に集まった「ふるさとワーホリ」の参加者を通して、それぞれのプチ移住を追体験します。
■沖縄県ふるさとワーキングホリデー
https://okinawa-iju-wh.jp/
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