こんにちは。私は、ローカル線 気の向くまま途中下車ぶらり旅だいすきな、「第二のふるさとを探す旅2021」ナビゲーターのたびぐらしです。コロナ禍の収まっている合間に、皆さま旅や日々の暮らしを楽しんでいらっしゃるでしょうか?

あなたには、心のふるさとがありますか?

ある方にもない方にも、この1年間、西日本エリア各地の魅力的な地域で活躍する方々の姿、おもしろいことが現在進行形で起こっている現象やスポットを、「リアル追体験型のオンライン旅と交流」でお届けすることで、1年後には皆さんにも第二・第三のふるさとと思えるような大好きな地域がいくつも生まれてしまう、そんなことを目指しているプロジェクトです。

さて、11月6日(土)に行いました、第6回ふるさと旅【#6福井ー鯖江の旅】の振り返りと、12月11日(土)に予定しています【#7島根ー邑南町の旅】の予告編をお届けします。

 

#6福井ー鯖江の旅 の振り返り◆

RENEWのその先へ!進化するものづくりのまち鯖江は、「じゃない人」が活躍できる町です。

🍀開催概要 https://tabigurashi-06.peatix.com/
🍀見逃し配信はこちらからどうぞ。https://youtu.be/jcIlF8ntj4Q
🍀ロケ地マップはこちらからどうぞ。ふるさと旅マップ

◆11月6日(土)15~17時頃

◆水先案内人:TSUGI 新山 直広さん、RENEW あかまる隊 笠川 睦さん
(後半のゲスト:COS KYOTO 北林 功さん ※Design Week Kyoto,Tango)


11月の第二のふるさと旅は、RENEW延期で普段着の装いの鯖江・河和田地区より「じゃない人」に注目しながらお届けしました。

※最後にはちょこっと、越前箪笥のタンス通り、越前和紙の今立エリア、越前海岸盛り上げ隊のことも駆け足で一瞬ご紹介しました。気になる方はアーカイブ動画をチェックください。

水先案内人として、インタウンデザイナーのTSUGI 新山さん、RENEWのあかまる隊としてふるさと福井の素晴らしさを再発見しなら参加してきた笠川くん、後半は丹後編でも登場いただいた北林さんにも参加いただいてのクロストークから、数々の目からウロコ発言が沢山出てきました。

<ふりかえるキーワード>

▼「最高のものづくり」と「最愛のものづくり」の違い。

▼B2B、B2Cから「E2C」へ。(Experience,Education)

▼新山さんが移住してきたときは久しぶりの第1号だからプレッシャーがあったけど、今や、谷口さんはじめ、地域にお父さんみたいな人が4人ぐらいいる!その人たちに支えられている。

▼今度は「じゃない人」たちが外から町に入ってきたときに新山さんが兄貴分になることで、地域プレイヤーの厚みをつくれる。

▼森ハウスをつくった森くんが地域にカオスを持ち込んでくれたおかげで、「ちゃんとしなきゃ、カッコよくなきゃいけない」という変なこだわりから解放された。カオスでも参加している皆が楽しけりゃいいんだ、と。森くんの存在で新山さんは変わった!

▼自分の出身地の魅力を知らないまま出ちゃった若者は多い。社会人になって魅力を再発見した時に帰れるポジションがあるのはとてもよいこと。

▼RENEWの「まちひとしごと」のコーナーは、「全国にも頑張っている素敵な地域・人たちがこんなにいるんだよ」ということを、鯖江の人たちに知ってもらいたかった。それが結果、よい越境コミュニティになっていて嬉しいこと。

▼RENEWに一瞬来ておわりじゃなくて、泊まって体験してもらえる、中長期滞在して関わってくれる人が増える上で、森ハウスと、今漆琳堂さん達と仕掛けようとしているまち宿は絶対に必要。井波のB&Cにも学びながら計画中!

鯖江のことをもっと知りたい方は、ぜひ3月に延期になったRENEWへお出かけください!
https://renew-fukui.com/about/

何か関わりたくなった方は、あかまる隊に問い合わせてみましょう!
https://renew-fukui.com/akamaru/…

 

#7島根ー邑南町の旅 予告編◆ 2つの邑南町に出会うオンライン旅・・・・・・

耕すシェフを育てる町と、トロッコとINAKAイルミで繋がる都市♡ローカルの絆

🍀参加申込 https://tabigurashi-07.peatix.com/

【第7回:島根県ー邑南町の旅】

◆12月11日(土) 16:00~18:00(※いつもより1時間開始が遅いためお気を付けください)
◆水先案内人:NPO法人 江の川鐡道 森田 一平さん

<第1部:オンライン旅の時間 16:00~17:20頃>
16:00~ ①「第二のふるさとを探す旅」の企画主旨と旅の仕方のガイダンス
16:10~ ②アイスブレイク 参加者アンケート
16:20~ ③地域で活動する水先案内人と一緒に、オンラインまち歩き(追体験型)

<第2部:交流の時間 17:20~18:00頃> ※お時間は前後する可能性があります。
17:20~ ④参加者とのQ&A、交流タイム
17:40~ ⑤参加者チェックアウト、旅マップの公開

日頃地域で想いをもって活動する水先案内人のメンバーと語らいながら、写真や動画を通して、参加者全員でぶらりまち歩きしているかのような感覚になるオンライン旅の時間を楽しみます。

※画像引用元:https://ohnansmilenavi.com/about/

◆私が衝撃を受けた、2つの邑南町に出会う旅◆

【Part1】攻めの邑南町=A級グルメで地域の雇用を創出しつづける地域商社

邑南町(おおなんちょう)は、過疎の先進地、島根県の真ん中らへんの山間部にあります。著書「ビレッジプライド~0円企業の町をつくった公務員の物語」を読んで、なぜ過疎の町・邑南町でそんなことが可能だったのか、どこからそのモチベーションが湧いてくるのか、疑問だらけだったので、その仕掛け人、寺本課長を訪ねました。平野レミさんが遊びに来ていらっしゃるという中、貴重なお時間を割いて、7箇所を駆け足でご案内くださいました。

 

・ビレッジプライド邑南とシェアオフィス&宿泊所

・黒毛和牛の繁殖牧場「楽農会22」、合同会社nature’s game、やまめの養殖

・邑南そばの学校/手打ちそば 千蓼庵/そば街道の展開

・JAしまね日和店改修→コミュニティスペース「ヒワココ」とガソリンスタンドに 

・保育園跡を、邑南町立食の学校に(約60軒開業、よしもと住みます芸人のお話)

・大人気の島根県立矢上高校と学生寮

・A級グルメのはじまり、里山イタリアンAJIKURA(町営→今はローカルフードラボ)

・香木の森公園、カジュアル鉄板 香夢里

・自然放牧牛乳のソフトクリームMilk&Bean’sMuiミューイ(シックスプロデュース)

・にっぽんA級グルメのまち連合の活動(北海道鹿部町・島根県西ノ島町・宮崎県都農町)

A級グルメでわざわざ訪れられる町になったーーという程度の知識しかなかった邑南町、今や農福連携、越境入学で大人気の高校・・・等、ただの食や地産品開発に留まらない、地域に足りていない機能を順次カバーする地域商社のモデルがそこにありました。また、邑南町役場と、地域商社と、まわりの民間企業と。絶妙に役回りを分担されながらここまで積み上げて来られた印象をもちました。

 

◆私が衝撃を受けた、2つの邑南町に出会う旅◆

【Part2】自然体の邑南町=廃線跡に皆でトロッコを走らせたい!長町先生も入れ込んだINAKAイルミを存続させたい!ひとつのビジョンに広島と地元から集まってくる人たち

  • 「JR三江線が廃線になってから、廃線敷にトロッコを走らせるプロジェクトを通じて、あきらめムード漂っていた町を自分たちの力でなんとかしようと、外からどんどん人が集まってくる町に変えたすごい先輩がいる。」・・・と、関係人口&鉄道好きローカルジャーナリストとして有名な田中輝美さんから紹介を受けたのが、森田一平さんでした。
  • 11月20~21日、INAKAイルミと天空の駅を行き来するトロッコを支える方々と交流して、また森田さん・井上さん(うづい通信部)のお話を聞いて、「私の今までの”関係人口”の理解は浅かった…」と衝撃を受けました。
  • これまで無意識に、一人でも多くの人に、地域の方々のお話に耳を傾けてもらって、現地に足を運んでもらって、一人でも多くその地域に愛着を持って関わりたいと思う人を増やしたいと思い活動を続けてきた自分がいました。
  • でも邑南町・宇都井駅の近くに集まってくる人々は、基本的に何ら見返りを期待せず、何かの役に立ちたい、何でもいいから関わりたい、自分自身が楽しみたい、という方々が、誰に頼まれたわけでもなく自然と集まってきていました。今まで、都市部から田舎に来てくれる人には何か対価やおもてなしを用意しないと続けてきてくれない、と頭のどこかで思い込んでいた私にとってはショッキングな現象でした。
  • そして、継続のために、若手や後継者が増えてほしい思いはあるけれども、そんなに沢山来られてもおもてなしはできないので、無理に観光に来てほしいとか移住者が増えてほしいという思いはなくて、心から喜んで関わり続けてくれる人が、数少なくてもいいからじわじわと増えてくれれば充分なんだと。
  • 町の変化は、トロッコの運行だけではなく、「観光やめます。関係はじめます」と謳う「新しい観光の学校」や「おおなんDIY木の学校」の成果物として、「うづい通信部」「mikke」「コイサイド」という素敵なゲストハウス&カフェ等が3つも誕生していました。古本屋、フリーペーパー屋、空手道場・・・、鉄道も通らなくなった大半が空き家の町並みの中に、ぽつぽつと新しい拠点ができ始めていました。
  • 広島などの都市部から、なぜ鉄道でもバスでも行きつけない邑南町に人々が通ってくるのか?!ローカルに足りないものと都市部に足りないものががっちりマッチングしていることと、それでもまだまだ足りないものが、1日半の滞在を通して少し見えた気がしました。

 

<参考ページ集>

【Part1】攻めの邑南町編

【Part2】自然体の邑南町編

(着工前のクラウドファンディング https://camp-fire.jp/projects/view/287520

【邑南町の歩み】

  • 2004年、瑞穂町・石見町・羽須美村の3町村合併により誕生。
  • 人口は、合併時点で約12,900人→現在約1万人
  • 2010年、INAKAイルミスタート
  • 2011年、A級グルメ構想の取組スタート
    (2018年、4自治体で『にっぽんA級グルメのまち連合』を設立)
  • 2014年、うづい通信部 井上さん、孫ターンで移住
  • 2015年、三江線の廃線が決まる
  • 2017年、森田一平さん、山陰中央新報を早期退職し、邑南町へUターン
  • 2018年3月、三江線廃線とともに、INAKAイルミへの邑南町の補助が途絶える
  • 2018年~、市民主体でINAKAイルミを継続。
  • 2019年~、「おおなんDIY木の学校」スタート
  • 2020年~、「新しい観光の学校」スタート

以上、邑南町の旅、乞うご期待ください✨

 

===========================================

🍀第二のふるさとを探す旅 とは?🍀

これは、あなたの新たな心のふるさとになるかもしれない、西日本エリアの12の地域のものがたりです。それぞれの地域で活躍する方々の想いと、地域の魅力をめいっぱいに詰め込んだものがたりを、2021年6月から毎月1地域、オンラインでお届けします。(ロケ班による現地訪問を追体験するオンライン旅と、地域で活動する方々とのオンライン交流・意見交換等で構成されます。)

2020年、私たちはコロナ禍に翻弄されながらも、オンラインで会議も旅も懇親会もできてしまうことを学びました。それと同時に、心の底から共感したり腑に落ちる体験は、現地に行って、生身の人間と接して、全身と五感を使って空気を感じ取らないと得られないことも実感しました。

私は、いま会いたいけれども会えない地域の人びとと、「いつか会おうね」と言いながら、オンラインで想いを交換するうちに、「第二・第三のふるさと」と思える愛おしい地域が1つずつ増えていきました。そして、タビマエ交流を経てからの現地旅は、リアルで触れ合えた感動がより一層高まることを実感しました。

あなたには「ふるさと」がありますか?今は思い入れのある地域がない、帰るべきふるさとがない方も、このものがたりを聞いた後は、「いつか足を運びたい、現地で会いたい、関わり続けたい!」自然とそんな気持ちになる、宝の原石のような地域ばかりを集めました。

今ふるさとのある方にとっても、第二・第三のふるさととの出会いは、忘れていた何かを思い出したり、今までの暮らしに新しい価値を添えてくれるはずです。さぁ、今月から一緒に、第二のふるさとを探す旅に旅立ちましょう。

🍀今後の予定🍀

2022年も、龍野・津山・北九州・奥大和…等の地域を予定しています。
※今後、特集地域や配信時期は変更となる場合があります。(日時決まり次第お知らせします)

 

=第二のふるさとを探す旅とは?=

◆まとめ記事は、【Nativチャンネルへ】

◆各回レポートは、【公式Facebookページへ】

◆毎月のプログラムお申込みは、【Peatixへ】

◆見逃し配信は、【YouTubeへ】

◆ロケ地に訪問したい方は、【プロット地図をご活用ください】

🌱5月29日開催のプレ座談会のアーカイブをご覧いただくと12地域の概要がつかめます。

🌱オンライン旅ではありますが、ライブ感、現地水先案内人との交流を主眼としていますので、ぜひZoom参加にて双方向交流をお楽しみください。(参加費無料)

🌱どうしてもリアルタイム参加叶わなかった方、YouTubeの見逃し配信もご活用ください。

🌱「第二のふるさとを探す旅」の企画主旨に共感いただいた皆様方、ぜひぜひFacebookページへのいいねやコメント、記事のシェアもよろしくお願いいたします。

🌱ご一緒にオンライン&リアル旅できる日を心待ちにしております♪

 【主催】ふるさと旅企画チーム Mail:tabigurashi.2021@gmail.com

(※私はJR西日本の社員ですが、本企画は、お仕事としてではなく、ビジョンにご賛同いただいた各地域で活躍する組織・個人の皆さま方、及び個人的に支援くださるJR西日本社員有志メンバーで企画・運営しております。)