【あのまち・このまち】～豊かな自然と暮らす、源流の郷、日南町～
日南町は中国山地の真ん中にあり、人口は４３００人ほどです。町の９０％は豊かな森林となっています。
また、病院、保育園、小中学校、役場、スーパーが町の中心部にあり、コンパクト・ヴィレッジ構造に基づく町づくりを目指しています。四季折々の素晴らしい自然の中で子育てができ、子どもたちの多くが伝統行事に参加しています。受け継がれる伝統文化とともにどこか懐かしい日本の風景が日南町にあります。
＝＝＝移住者インタビュー＝＝＝
農業研修生２期生として２０１０年に日南町へ移住した糸田川 啓さん
＜農業を始めようと思ったきっかけは？＞
一番の理由は、自分で作ったものを食べたいと思ったからです。もう一つの理由は、小学校５年生の時に東日本大震災で被災したからです。被災時は避難所で生活をして、食料がないと困ると実感しました。
＜日南町での農業はいかがですか？＞
やはり平場に比べると涼しいので、寒暖差を上手に利用してトマトなどは良い味に仕上がります。特に野菜は手をかけたらかけた分だけ良いものができます。それがちゃんと生活につながれば本当に楽しいです。
にちなん中国山地林業アカデミー１期生として２０１９年に日南町へ移住した吉田 岳史さん
＜日南町に移住しようと思ったきっかけは？＞
私は首都圏で公務員として事務職を長年やってきました。一生のうち一回は汗水たらして働きたいという思いがでてきて、林業を志すようになりました。まずは林業大学校で林業を学ぼうと思って、日南町に林業アカデミーができるということでこちらに来ました。
＜林業のやりがいは何ですか？＞
私が今伐っている木は５０年前１００年前に先代の方が植えられたもので、私が植えているものは５０年後１００年後を見据えながらしている仕事です。そういった意味では長期的な視点の中で仕事ができる、また、自然の中で山そのものが仕事場ということが本当に魅力的だと思います。
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