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完全テレワークなら好きな場所で働くことができる
こんにちは。八ヶ岳南麓で暮らしている、たまさんです。このチャンネルでは主に八ヶ岳南麓でのワーケーション、移住/二拠点生活に関する情報を発信していきます。実際に暮らしてみて感じたこと。八ヶ岳南麓で楽しめるアクティビティなどを発信していきます。僕は完全テレワークの仕事で働いています。なのでテレワークを活用した地方移住/二拠点生活についても発信していきます。 今回はテレワークでの移住について記してみます。就業の不安は地方移住検討における不安として上位に上がることが多い項目です。仕事はあるのか?今の仕事を続けられるのか?という不安です。完全テレワークで働いているならば仕事を変えることなく地方移住も可能です。収入の心配がない、というのは地方移住のハードルを大きく下げてくれることでしょう。 なお、この情報についてはブログ ヤツナビの記事でも記しているので併せてご参照ください。「完全テレワークでの移住生活。メリットと課題」
テレワークで今の勤務先のまま移住を望む人が4割以上
2021年12月に発表されたNTTデータ経営研究所の調査によると地方移住に関心があるのは都市圏生活者のうち約4割。その人達に移住後の仕事について尋ねてみると、4割以上(44.4%)が移住後はテレワークを前提としつつ、今の勤務先で働き続けたいという意向です。これは移住先で新たな仕事を探す(転職, 就農, 企業)の約2倍です。
テレワークで移住する魅力とは?
これまでは仕事が地域に紐付いていたため住みたい地域があっても、そこには自分の経験やスキルを活かせる仕事がない。もしくは会社が限られるといった課題がありました。一方で仕事が変わらないならば地方移住と言っても単なる引っ越しです。また永住を決意しなくとも住む場所を変える、といった自由度も得られます。 また収入の影響を受けないことも魅力の一つです。都市圏と地方では平均給与が異なるためです。例えば東京都と八ヶ岳南麓のある山梨県ではどの程度平均給与が異なるのでしょうか?転職情報のDodaの調査によると東京都の登録者の平均年収は山梨県よりも15%以上高いものとなっています。
都市圏生活者の約4割が地方移住に関心があり、そのうちの4割以上が主にテレワークで今の勤務先で働き続けたい意向だという
完全テレワークができる仕事とは?
テレワークで移住するためには週1日などではなく完全テレワーク(週5日以上)で働くことが前提です。どんな業種、職種が多いのでしょうか?国土交通省の調査で見てみましょう。令和2年(2020年)時点で16.8%の人が週5日以上テレワークが可能となっているようです。完全テレワークが多い業種、職種のデータはないのですが、テレワーク実施率については調査に記載があります。母数が多い業種、職種であれば完全テレワークの可能性も高いでしょうから見てみましょう。 テレワーク実施率が高い業種は情報通信業(66.1%)。次いで学術研究、専門・技術サービス業(47.1%)となっています。2つ目の業種はちょっと分かりにくいのですが、広告業、設計・デザイン業、税理士・会計士などが含まれます。個人事業主なども多い業種です。職種別に言うとTopは研究職(56.0%)。次いで管理職(43.8%)となります。
IT業界(情報通信業)勤務や研究職、専門サービス職などがテレワーク比率が高い仕事
自由な居住地で働ける制度を導入する企業も増えている
企業側でも完全テレワークを前提に自由に居住地を選べる制度を導入するところも増えてきました。昨今記事として掲載された主なものを抜粋します。
- 転職情報サイトDodaを運営するパーソルキャリア株式会社。2021年4月より居住地を自由に選べる制度導入 (パーソルキャリアWebサイトへのLink)
- ヤフー株式会社。2022年4月より全従業員約8000名を対象に全国どこでも居住地を自由に選べる制度を導入(ヤフー株式会社WebサイトへのLink)
またNTTも今後居住地を自由に選べる制度導入を進める、と決算の場で発表しました。大手企業を中心に制度化を進める企業が増えてきています。IT業界ではこれら大手企業だけでなく中小規模の企業でも完全テレワークを進めているところがあります。テレワークでの移住のチャンスは広がっていると言えるでしょう。
テレワークでの移住の課題
残念ながら完全テレワークができる仕事は現時点では一部の業種、職種に偏っています。また自由な居住地で働けるという企業も決して多くはありません。テレワーク移住の最大の課題は対象となる人が限られる、という点でしょう。 また、テレワークで移住すると地域コミュニティとの深い交流が必ずしもできるとはかぎらない、という課題もあります。平日は自宅でフルタイムテレワークとなります。またその相手はこれまでの同僚が中心です。そのため地域で新たに働く(転職, 就農, 起業)場合と比べると地域コミュニティと関わる時間が限られてしまうのです。 しかし、これらの課題が解決できる人にとってはテレワークでの移住は有力な選択肢となると思います。 このチャンネルでは八ヶ岳の様々な情報を発信していきます。あわせて以下のブログ、podcastでも情報発信をしています。 ヤツナビ 八ヶ岳ワーケーション情報 (ブログ) たまさんの八ヶ岳ワーケーションRadio (podcast) ぜひアクセスしてみてください。そして八ヶ岳南麓を楽しんでください。