「美濃の歴史的資源を未来に残す」ことをミッションに活動するみのまちやは、美濃の町にある全ての空家を魅力的な施設や住居などとして利活用し、空家を0にすることを目標とします。
当社は、4月1日を夢を発信する日にしようとするApril Dreamに賛同しています。このプレスリリースはみのまちや株式会社の夢です。

空家問題

全国的な課題になっている空家の問題は、岐阜県美濃市でも例外ではありません。2021年に行った当社独自調査では、文化庁の重要伝統的建造物群保存地区に指定されたうだつの上がる町並みや付近だけでも40件以上の空家があることがわかりました。

老朽化し倒壊の危険がでてくるため、古い町並みの歴史的な価値のある建物であったとしても、空家の状態のままだと取り壊されてしまうことも珍しくありません。

風情ある美しい町並みの景観を維持するためには、急いで取り掛からなければならない問題となっています。


美濃市うだつの上がる町並み

現在までの取組

美濃市の町づくり事業に取り組む弊社では、「美濃の歴史的資源を未来に残す」ため2019年の会社設立からできる限り空家・古民家の利活用を進めてきました。

2019年 第一期開発 古民家ホテル「NIPPONIA 美濃商家町」 YAMAJOU棟


旧松久才治郎邸


茶室付きの書院

2020年 第二期開発 古民家ホテル「NIPPONIA 美濃商家町」 YAMASITI棟


旧須田万衛門邸


ペットと泊まれる蔵

2021年 第三期開発 古民家シェアオフィス 「WASITA MINO」


相生町の長屋


フリーアドレススペース

美濃の立派な商家の造りを活かしたホテルや、人々が集い交流できるコワーキングスペースなどをリノベーションし運営までしている実績があります。

空家活用に繋げる

2021年12月には調査した空家の中から数件をピックアップし、その日限りのお店として場所を提供するミノマチヤマーケットというマルシェイベントを開催しました。

3日間のイベントでは3,000人以上の来場と60の出店を記録。出店やイベント参加を通じて普段なかなか見ることができない空家や古民家の中を拝見し、移住や出店のイメージを掴んでもらうことを目的としました。


その日限りの本屋さんに


花と食器の出店

結果、事後アンケートでは出店者の約25%がイベントを通して美濃での出店を前向きに検討してくれていることがわかりました。

その後は検討中の出店者が継続して町と関わり続けられるように、規模を小さくして隔月でマルシェイベントを行う「ミノノイチ」も開催しています。

今後の開発

かつての美濃町は、隣町から若者が通う映画館や、地域の人の生活の一部であった銭湯などたくさんの娯楽施設が存在していました。今はそのほとんどが閉館となっていますが、建物は空家となって町にひっそりと生き続けています。

私たちはそんな映画館や銭湯の復活・新しく魅力的な店舗の誘致などを今後の開発目標とし、町に人を呼び込むことができればいつかは美濃の空家を0にすることができると信じています。

また最近では弊社の代表辻が町づくりについてお話させていただく際に発する「空家の数だけ夢がある」の言葉が現実化してきています。

若年層カップルや夫婦が都会から美濃へ移住してそれぞれの得意分野で開業したり、町づくりに興味のある学生が研究対象に美濃を選択したりと空家開発をきっかけに様々な出来事が動き出し、みんなの夢や目標を叶えるきっかけになっていると実感しています。

これからも空家問題と向き合いながら、美濃に新しい流れをつくり続けていきます。

「April Dream」は、4月1日に企業がやがて叶えたい夢を発信する、PR TIMESによるプロジェクトです。私たちはこの夢の実現を本気で目指しています。

会社概要・お問合せ

みのまちや株式会社
住所:岐阜県美濃地本住町1912-1
TEL:0575-29-6611
MAIL:info@nipponia-mino.jp
note:https://note.com/minomachiya