皆様、はじめまして!
大町町子育て・健康課の子育て支援課の橋冨と申します。

大町町は九州北部に位置する佐賀県の中でも1番小さな町です。
小さな町だからこそ地域の人同士の距離感が近く、子育てがしやすい環境なのか、大町には多子世帯(子供が3人以上)が多いという特徴があります。実は私自身も5人の子どもを育てながら役場で働いています!
そんな大町ではこの度、地域で支える子育て支援を一緒に考えてくれる2名の地域おこし協力隊を募集することになりました。

活動内容をざっくり申しますと、子育てで大変なパパやママ、保護者の皆さんにホッとするような時間が持てるような”一時預かり”の仕組みを地域の人を巻き込んでつくる仕事です。

大町町では政策として子育て支援の充実を掲げており、協力隊の方にもぜひ、私たちと一緒に盛り上げていただきたいです。一時預かりのような仕組みは、多子世帯でなくても求められていると感じています。今回新しい考え方でどんな子育て支援ができるのか楽しみです。

ミッションの他にも、こういうことができるんじゃないか、など意見があるときは、気軽に相談していただけたらと思っています。それでは、詳しい仕事内容をご紹介してまいりましょう!

パパ・ママがホッとできる時間をつくる! 新しくて必要な子育て支援のかたち

今回のミッションは、地域で支える子育て支援の仕組みづくりを一緒に考えることです。その一つが、子どもの一時預かり。募集タイトルにもあるように、子育て中のお父さんやお母さんたちは、仕事と育児に追われ、自分の時間がなかなか持てません。髪を切りに美容室へ行くのも一苦労です。

よく「子どもはすぐに成長して大きくなるから、子育てできる期間は短い。楽しみなさい」と耳にしますが、我が家のように5人もの幸運を授かると、その期間は相当長くなります。もちろん一時預かりのような仕組みは、多子世帯でなくても求められていると感じています。現状、大町町には一時預かりの仕組みはありません。

この課題を解決できれば、もっと子育てが楽しくなったり、もっと子どもが欲しくなったりするのでは!?と考えています。子育てしたくなる町・多子世帯でも安心して暮らせる町を私たちは目指しています!

\活動の全容はこちら!/
①一時預かり(ファミリーサポート事業など※)の土台作り
②子育てサークルの準備・運営
③保護者等との交流・サポート
④子育て支援活動に関する情報収集・分析・発信
⑤子育て世帯と地域活動との調整
⑥担当課内での定期ミーティング

※厚生労働省の子育て援助活動支援事業(ファミリー・サポート・センター事業)。この制度を活用して一時預かりの施策を展開する自治体が多いなか、大町町ではまだ仕組みを構築できていない状況です。ファミサポの導入だけが手段ではないですが、一時預かりの仕組みを整える力を貸してください!

一見、たくさんの業務が並んでいますが、子育て支援をするためには、保護者や支援活動を行う方たちと信頼関係を築くことが欠かせません。主なミッションである①を達成するためには、②~⑤の活動がとても重要だと考えています。子育てサークルや保護者教室といった取り組みは、お互いに顔が見える関係をつくり、子どもを預けるときの安心感へつながっていくためです。行政だけではなく、地域の方と一緒につくる子育て支援の仕組み。それが、この仕事における最大の特徴です。まずは、大町町のことを知ったり、関係をつくったりすることから始めてください。

職員の私が言うのもなんですが、大町町の子育て支援策は手厚いと思っています。それは、町の自慢と言えるほど。例えば、出生祝い金制度。第3子が40万円、第4子が50万円と、佐賀県内でも比較的高い金額で応援しています。他にも、保育園の副食費(給食費)無償化を実現する、高校生まで医療費助成など、ソフト面を充実させてきました。今後は、ハード面においても計画を進めていく予定です。これからさらに進化を続ける大町町で、一緒に働きませんか?

既存の仕組みの中に入って一緒に活動をするような仕事はたくさんあると思いますが、一緒に考えながら子育て支援の仕組みづくりに取り込める仕事はなかなかないのではないかと思います。地域で支える子育て支援の仕組みを一緒に考えましょう!

大町町は保育園も町立です。保育園~高校までずっと一緒という人も多いのでみんな仲良しです!

大町町は保育園も町立です。保育園~高校までずっと一緒という人も多いのでみんな仲良しです!

左から統括担当の企画政策課の中島さん、担当課の子育て・健康づくり課の橋冨さん、山下さん。

左から統括担当の企画政策課の中島さん、担当課の子育て・健康づくり課の橋冨さん、山下さん。

キラリと輝く先輩協力隊、ここにあり。

大町町には、2019年から子育て支援に取り組んでいる地域おこし協力隊の平井奏さんがいます。平井さんは、子育てサークルを増やし、読み聞かせや工作教室、イベントなど、乳幼児から高校生まで幅広く関わる活動をされています。災害をミッションに活動するもう一人の隊員・公門寛稀さんと一緒につくった拠点施設「Peri.(ペリドット)」は、子どもたちが過ごせる場所の一つになりました。

今回の協力隊募集企画は、平井さんが行ってきた活動の中で、大町町に必要な子育て支援が掘り下げられた結果、生まれました。外からの視点で大町を見てきてくれた平井さんだからこそわかることもたくさんあると思います。

平井さん、私たちの新しい仲間を募集するので、一言お願いします!

平井
「こんにちは!大町町の良さは、子どもから大人まで、道を歩いていると知り合いじゃなくても挨拶をしてくれることです。移住して感動しました。皆さん、すぐに受け入れてくれましたし、私の活動について「いつも一生懸命やってくれてありがとう」って言ってくれます」

平井さんは、地域の方から愛されている人気者で、お母さんたちの相談にも乗ってくれています。職員に言いづらいことも、平井さんなら言える、そんなケースもあるんだと思います。しがらみのない協力隊ならではのメリットではないでしょうか。

平井
「子どもに関わる仕事は、専門職のような型にはまるものが多い中、地域という幅広いジャンルで関われるのがこの仕事の良さだと思います。子どもと関わるためには、保護者からの信頼がないといけない。そこが行政という立場だと安心してもらいやすいですね」

保育士など子どもに関する資格を持ってくれていたら嬉しいですが、資格がなくても平井さんのように子どもと接する仕事をすることができるのもこの仕事の魅力です。平井さんは任期を延長してまだしばらく協力隊として大町に残ってくれることになっているので、これまで平井さんがつくりあげたものを引き継ぐことも、今回お願いしたい業務の一つです。

平井
「今回の募集は協力隊としての活動を通して、大町町が好きになれる企画だなと思いました。私がやってきたことや今の状況を話して、引き継いでもらえたらいいなと思います。来てくださった方に人を紹介したり、相談に乗ったりもできたらと思っています。私は、大町町で協力隊をして楽しかったです。次に来る人も、絶対に楽しいからぜひ来てください!

子育てサークルを手伝ってくださる地域の方と談笑中の平井さん。

子育てサークルを手伝ってくださる地域の方と談笑中の平井さん。

平井さんと公門さんが立ち上げた防災・子育て支援の拠点Peri.

平井さんと公門さんが立ち上げた防災・子育て支援の拠点Peri.

たくさんのご応募お待ちしております! 募集要件について

大町町に生まれ、育ち、嫁ぎ、子育てをしながら、役場の窓口業務をこなせば、いつしか町民の方から「あなたがいると安心するわ」と言われるようになりました。顔を合わせて安心できる、それは小さな町の大きな財産ではないでしょうか。地域には地域の子育てがあると思っています。ぜひ、大町町の子育て支援を一緒につくっていきましょう!

皆様のご応募・お問い合わせをお待ちしております!