2023年2月にオープンした千葉県ワーケーションサイトは、ワーケーションに活用できる県内の宿泊施設やワークスペース・地域の魅力がつまった体験プログラムなどを紹介するサイトです。首都圏にありながら豊かな緑と海に囲まれ、風光明媚で温暖な千葉県。新鮮な山の幸や海の幸のグルメ、マリンスポーツや観光だけでなく、ワーケーションとしてしっかり仕事ができる環境があります。首都圏からアクセスが良い「ちょっとちかば」で個人でも企業の合宿などでも気軽に何度でも訪れやすい千葉県のここでしか味わえないワーケーションを紹介しています。普段とは違う場所で仕事をしながら、千葉を知り、千葉での余暇を楽しんでみるのはいかがでしょうか。個人利用だけでなく、大人数でも受け入れ可能な施設やモデルコースを発信していますので、ワーケーションや合宿・研修の導入を検討されている企業の方にもおすすめです。
モデルコースでは、企業向けのオフサイトミーテイングやサーフィンワーケーションなどのコースを紹介しています。移動時間も比較的少なく、電車、高速バス、自家用車など都心から気軽に訪れることができます。仕事時間、余暇時間などの計画が立てやすく、メリハリのある充実した時間が過ごせるはずです。モデルコースを参考に、次に紹介するワーケーション施設なども取り入れて、自分だけの千葉ワーケーションをカスタマイズしてはどうでしょうか。
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千葉県ワーケーション2泊3日体験ツアーを実施
2022年12月には千葉県主催で2泊3日の企業型ワーケーション体験ツアーが北総エリアと南房総エリアで開催されました。ツアーの参加者は東京に本社がある企業の経営者や人事担当が多く、「社員の休息目的でワーケーション導入を検討している」「リモートワークで減っている社員同士の交流を活性化させたい」「地方向けビジネスを展開しており、事業のヒントを探りたい」など、様々な目的を持った方が参加されていました。
参加者の中には「興味はあったが、今までワーケーションをしたことがなく、オンとオフをうまく切り替えられるのか心配」という人も。体験ツアーでは各エリアのテレワーク環境を巡りながら、自然が織りなす美しい景観や地域で暮らす人たちとの交流を楽しみました。ここからは北総エリア、南房総エリアの2地域で行われたツアーの詳細をご紹介します。
【北総エリア】歴史ある街並みと雄大な海を楽しむ。都会の喧騒から離れ、地域の暮らしに触れるワーケーション体験
千葉県北総エリアでは、2022年12月6日から2泊3日でワーケーション体験ツアーを開催しました。日本の空の玄関口である成田国際空港を持つ北総エリアは、江戸時代の街並みが色濃く残る重要伝統的建造物群保存地区の「香取市佐原地区」や、東国三社の一つで関東屈指のパワースポット「香取神宮」など、歴史的な風情を味わえるエリアとして多くの観光客が訪れています。
また水揚げ量日本一の漁港としても知られる「銚子漁港」など、豊かな自然がある地域なのも特徴です。歴史や自然を感じる美しい景観がある北総エリアを訪れることで、刺激やインスピレーションを得てもらいたいという思いから、今回のワーケーション体験ツアーの開催にいたりました。
ツアー当日は「佐原町並み交流館」にて、北総エリアに縁のある伊能忠敬が行った歩測を体験。その後、佐原の街を巡りながら歴史的資源を活用した観光まちづくりのポイントの紹介がありました。自由行動の時間では「馬場酒造本店」での酒造見学や「香取神宮」の参詣、自由散策など思い思いの時間を楽しみました。
「NIPPONIA SAWARA」が改修したレストラン「LU EN」では、魚介類や野菜、日本酒など地元の食材を使ったフレンチを堪能できます。料理やお酒に舌鼓を打ちながら、参加者同士で普段の仕事内容やワーケーション経験について情報交換する場面も見られました。
銚子市では「Hennery Farm」での本来廃棄されてしまうキャベツを使った餃子作り体験や、「銚子海洋研究所」の海洋ゴミ回収プロジェクト、朝日を浴びながらのサンライズヨガといった、社員のチームビルディングやコミュニケーション活性化に取り入れられそうなプログラムも実施。アクティビティを体験しながら、地域課題の解決や環境保全に取り組む地域の人たちとの交流を深めました。
参加者からは「街並みや景色がとても綺麗でリフレッシュできた」「SDGsや地域課題について学べた」などの感想が飛び交い、イルカにも出会うことができ、盛況に終わりました。
【南房総エリア】一年中温暖な気候の南房総で、食事や人との出会い、絶景ビーチでのワーケーションを楽しむ
千葉県南房総エリアは、2022年12月12日から2泊3日でワーケーションツアーを開催しました。南房総エリアは行政や地域まちおこし協力隊、移住者が一丸となって地域活性化の取り組みを行なっています。空き家や廃校を活用した宿泊施設やテレワークスポットも多く、ワーケーションを推進している地域です。三方を海に囲まれている南房総エリアは、海と山の両方の自然や海産・農作物を楽しめるフィールドの多様さが魅力です。アクアラインを通じて東京から日帰りで遊びに行けるため、釣りやサーフィン、ダイビングなどのマリンアクティビティで多くの人が訪れます。また海流や海風の影響で1年中過ごしやすく、避暑・避寒ができることから、二拠点居住や地方移住を検討する人の間で注目が集まっています。
ツアーは勝浦市の朝市散策からスタートし、「妙海寺」の住職さんによるマインドフルネス、「エデンスパ&レストラン」での魚介料理と足湯、うちわ作りや里山でのサイクリング、ジビエをいただきながらの地域交流などを体験しました。
「MUJIみんなみの里」「Living Anywhere Commons館山」では安定したWi-Fi環境の中で自然に囲まれながらテレワークを実践。「Living Anywhere Commons館山」では美しい夕日の海を眺め、その景色に感動する人もいました。
廃校を利活用した複合施設の「小湊さとうみ学校」「シラハマ校舎」「HEGURI HUB」の訪問では、学校ならではのレトロな雰囲気を残しながらも洗練された施設内を見学。参加者からは「移住に興味が出てきた」「社員みんなで行ったら盛り上がりそう」という声が挙がりました。
またウェルネススポーツ普及に取り組む「ウェルネスポーツ鴨川」、「大山千枚田保存会」、里山活用の「ヤマナハウス」、獣害対策に取り組む「館山ジビエセンター」など、地域課題の解決や地域資源の活用に尽力する地域住民の人の話を伺いました。
宿泊施設は国立の小学校の保養所をリノベーションした「ちくらつなぐホテル」。あたたかみのある木目調をベースとしたお部屋やテント・ハンモックがある施設内で、テレワークや参加者同士の交流など、各々がリラックスした時間を過ごしました。
参加者の参加後の感想には「色々な地域に行って話を聞いたことで、南房総への愛着が沸いた」「自社の研修でも取り入れてみたい」といった声が多く、リフレッシュ効果や地域の人との交流など、ワーケーションならではの魅力を体感した様子が感じられました。2地域での体験ツアーを終え、県の担当者は「ツアーを通じて、企業側のニーズを把握することができ、受入地域側に求められるもの等、千葉県のワーケーション受入れの促進に係る課題がみえてきた。今後、受入地域との連携や支援を通して、企業とのマッチングに繋げ、千葉県でのワーケーションを広めていきたい。」と意気込みを語ってくれました。
都内企業のワーケーションや合宿・研修は千葉県へ
都内から車で2時間前後というアクセスの良さと、地域ごとの特色の豊かさが魅力の千葉県。団体でテレワークや宿泊、アクティビティが体験できる施設も増えており、ワーケーションや合宿・研修の候補先として今後も注目していきたいエリアです。テレワークを取り入れる企業が増える中、従業員のモチベーションや一体感、チーム力を高めるために、千葉県でのワーケーションを検討してみてはどうでしょうか?
千葉県でのワーケーションについては、
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