【和歌山県 白浜町】体験できます（求人あり）／本気で革職人を目指したい方必見！長く愛用できる革製品を生み出す『CHOUETTE D’OR』でのアシスタント体験

和歌山県西牟婁郡白浜町にある白良浜。そのビーチには約620ｍに渡って白い砂浜が広がっており、「白浜」という名前の由来になっています。また、そのすぐ近くにはかつて漁師町であった桟橋エリアがあり、現在は若い事業家が集まり、新しいお店が次々とオープンしている地区となっています。

そんな場所に、2016年4月、革製品のアトリエ「CHOUETTE D’OR（シュエットドール）」がオープンしました。オーナーの真鍋吉広さんは、生まれも育ちも白浜です。20代の頃、大阪のアパレル会社で働いていたときに「もっと自分が思うように、伸び伸び働きたい」と考えるようになり、起業を決意しました。

それまでアパレルの販売業務に従事していたなかで、なぜ革製品の起業を選んだのでしょうか。

「学生時代から本革製品が好きでした。革の匂いが好きで、アルバイトをして革製品を買ったりしていました。また、後輩がレザークラフトをやっていて、自分もモノ作りが得意だったので、挑戦してみようと思いました。」

真鍋さんは独学でレザークラフトを学び、2016年にはわかやま産業振興財団主催のビジネスプランコンテストで特別賞を受賞しました。その後、事業を開始し、7年目を迎える現在は4名のスタッフが活躍しています。

「白浜は、和歌山県でも最も有名な観光地の1つですが、農業や飲食業、接客業などが主な業種です。他の仕事の選択肢もあればいいのにと思い、CHOUETTE D’ORを通じて白浜にものづくりの仕事を増やしたいです。」と真鍋さんは話します。

また、白浜は海の幸も有名ですが、食べ物以外では名産品と呼ばれるものが少ないそう。真鍋さんは今後も革製品を作り続け、50年後には白浜の地に根付き、100年後には名産品と認知されるようにしたいと考えています。

白浜に行くと「革製品がある」と言われるような場所にしたい。そんな思いで、真鍋さんは日々仕事に取り組んでいます。

今回体験できる内容

今回の「しごと暮らし体験」では、CHOUETTE D’OR の仕事の一部を体験することができます。掃除や片付けのお手伝いに加えて、革職人のアシスタント業務や制作のサポートをお手伝いいただきます。

滞在中には、真鍋さんを含めた在籍している職人さんと一緒に食事をする時間も設けています。実際に真鍋さんから製品や白浜に対する思いを伺うことができます。

また、店長を務める今井博美さんは東京から移住されてきた方なので、実際に白浜へ移住してみての生の声を聞くことができます。

さらに、本来の業務とは異なりますが、ご希望があれば、お客様向けのレザークラフト体験も実施可能です。

CHOUETTE D’OR のこだわりは、ハンドメイド。各職人が心を込めて作り、それを次の職人へと引き継がれながら製品が完成します。実際に手を動かし、お話を聞くことによって、今後の仕事と暮らしに繋がるヒントを得ることができるでしょう。

しごと・くらしの特徴

真鍋さんが仕事で大切にしているのは「ホスピタリティ」です。お客様に対する心遣いはもちろんのこと、一緒に働く仲間への思いやりも重視しています。誰かが休むときに他のメンバーでカバーすることは当然ですが、仲間への思いやりは、モノづくりの工程のなかでも非常に大切な要素だそうです。

「自分の担当した工程が簡単な作業であっても、気持ちを込めて次の工程に入る職人さんに渡すんです。製品が次第に形になってくると、最後の段階でミスがあれば一からやり直しになってしまいます。そのため、これまでの工程を担当した仲間や次の工程を担当する仲間を思いやりながらバトンを受け渡すことが大切です。そんな思いを持って働いてくれる方が一番です！」

CHOUETTE D’ORでは、お客様が長く愛用できる製品を作ることにこだわっています。その背後には、お客様への思いと職人同士の思いやりが詰まっています。

技術は、真面目に素直にやっていけば、必ず習得できるとのこと。強い意欲と前向きな思いを持って革職人になりたいと願っているなら、夢はきっと叶えられるでしょう。

移住を考えている方はもちろん、将来、革職人になりたいという方にとっても、この体験から多くの情報を得ることができるでしょう。ぜひ CHOUETTE D’OR のスタッフとしての時間を過ごしてください。

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