和歌山県が、2018年4月から企画している起業・就農、就労の体験プログラムが
利用者が希望する事業者のもとで「しごと」を体験しながら、
周辺地域の先輩移住者や地域住民の方との交流を通じて「くらし」の体験を行い、
移住後の生活をイメージすることができます。体験費は無料です。その“体験先”をご紹介します。
ねむの木食堂
住所:和歌山県田辺市中辺路町真砂1−2 事業内容:地元食材たっぷりのお料理の食堂運営
和歌山県中辺路町にある「ねむの木食堂」は、近露で「田舎ごはんとカフェ朴」を営んでいる中峯幸美さんが、ホテルで調理の仕事をしていた友人の鈴木華織さんと一緒に2018年の秋に開いたお店です。
もともとは「清姫茶屋」として親しまれていた施設ですが、オーナーが病気になり休業。施設の前を通るたび、長い間休業していることが気になっていたなか、新たな経営者を募集することを知り「自分でやってみたい!」と決意し応募しました。
今回体験できる内容
田舎ごはんとカフェ朴と同様、旬の野菜や地元の食材にこだわった料理が特徴です。また、オオウナギの生息地と言われる富田川のほとりに位置するため、テラス席では山並みと青空、富田川の清流を楽しみながら、ご飯をいただくことができます。
今回の体験では、3日間を通して配膳や接客など食堂の基本的な業務のお手伝いをする他、鈴木さんが料理を作る姿を間近で見学していただきます。希望する体験がありましたらお気軽にご相談ください。
川の雰囲気を近くに感じながら働く体験は、自然が豊かな環境で働く魅力を感じる時間になるはずです。
仕事のこだわり
ねむの木は荒地(あれち)であっても最初に芽を出すと言われ、花言葉は「胸のときめき」と言われています。胸のときめきを忘れずに、苦しい時でも成長し続けれるようにとの想いから「ねむの木食堂」という名前が付けられました。
昨年10月にオープンしてからは、お弁当やオードブルを始めたり、夏の間の夜営業をしてみたり、チーズケーキが人気になったりと、いろいろ試行錯誤と変化を繰り返しながら、町民に愛されるお店へと成長しています。
思いを繋ぐ形で生まれ、現在進行系で成長している「ねむの木食堂」での体験を通して、中辺路町に暮らす人たちと、仕事の雰囲気を掴んでください。
補足事項
宿 泊 場 所 :近隣宿泊施設