福岡県への移住や就職に興味のある方向けに、地域や仕事場に訪れ、
「くらし」と「しごと」を体験いただく企画が「福岡くらしごと体験」です。

利用者が希望する事業者のもとで「しごと」を体験しながら、
周辺地域の先輩移住者や地域住民の方との交流を通じて「くらし」の体験を行い、
移住後の生活をイメージすることができます。体験費は無料です。その“体験先”をご紹介します。

 

MURA FARM


住所:福岡県糸島市本1541‐1/事業内容:パクチー、リーフレタス、グリーンリーフの栽培

 

福岡県糸島市は、佐賀県と福岡市に隣接する海・山の大自然に囲まれた地域です。一次産業も盛んで若手農家も多く、糸島市で生産された「糸島ブランド」の食材も注目を浴びています。

糸島市長糸地区で農業を営むMURA FARMの大村昌弘さん、直美さん夫妻は、パクチーをメインに葉物野菜を栽培しています。飯塚市出身の昌弘さんは、30歳で脱サラし糸島へ移住。直売所・レストランの”伊都安蔵里”で働いたのち、2年の農業研修を経て独立しました。

「自然相手の農業に興味があって、糸島に来ました。隣が福岡市なので、消費者もたくさんいて出荷先にも困らないかなと思って。やるなら競合が少ない野菜の方が売れると思ったので、うまく育ったパクチーを主に栽培しています」

福岡県はパクチーの生産量日本一ですが、糸島市ではパクチーの栽培はあまりされていなかったとか。農業研修先で葉物野菜の栽培技法を学んだことから、同じ葉物野菜で、かつ周辺地域で競合が少ないパクチーをメインにしようと考えたといいます。

独特なクセと爽やかな香りが特徴的なパクチー。MURA FARMのパクチーは柔らかく甘みがあり「このパクチーなら食べられる」と話す消費者の方も多く、独立後から順調に販売先も増え続けているそうです。

 

MURA FARM

今回体験できる内容


今回体験できる内容は、植え付けや草取り、ビニールハウスの修繕作業など。植え付けから収穫、出荷までの回転が早いため、短い体験の日程でも全体の流れや野菜の育ち方などを見学することができます。

MURA FARMでは、パクチーやリーフレタス、グリーンリーフなどの葉物野菜を中心に栽培しています。ビニールハウスで栽培するパクチーは、植え付けから1ヶ月程度で収穫となるそう。そのため、常に繁忙期だといいます。

「糸島市は移住者も増えていて、どんどん可能性が広がっています。農業未経験でも大歓迎です。あまり気負わず、気軽に来てもらえたら」

ご自身も未経験から農業の世界に飛び込んだ昌弘さん。奥様の直美さんとともに、和やかな雰囲気で迎えてくれたのが印象的でした。独立までの経緯や方法、糸島への移住や農業など、あなたの疑問や不安に思うことをなんでも聞いてきてくださいね。

 

MURA FARM

「好き」より、「うまくいくやり方」を模索。こだわらないことがこだわり


好きなことを追求するより、目指すところから逆算して物事を選択してきたという昌弘さん。移住先を糸島市にしたことも、栽培する野菜にパクチーを選んだことも、戦略的に考えた結果だといいます。

「無農薬で栽培していますが、農業について特別なこだわりはないんです。それがこだわりというか。自然相手なので思うようにならないこともありますが、”これを作りたい”という気持ちより、いろいろ試して、”これならうまくいく”というやり方で進めてきました」

こだわりを持ちすぎると、目的を見失ってしまうこともあるのではないでしょうか。「特にこだわりはない」と話す昌弘さんの柔軟さの裏には、大きな流れを動かす原動力があるように感じます。

「移住したい」「農業がしたい」というあなたの思いを、現実的に叶え続けるために、大村さん夫妻のもとでの体験は唯一無二のものになるのではないでしょうか。

 

スケジュール


1日目(13:00~17:00)
1.ごあいさつ、やりたいことや目的の確認
2.お仕事の説明
3.仕事のお手伝い
・植え付けや草取り、ビニールハウスの修繕作業など
※時期・状況によって作業が変わります。

2日目(9:00~17:00)
1.仕事のお手伝い
・植え付けや草取り、ビニールハウスの修繕作業など
※時期・状況によって作業が変わります。

3日目(9:00~15:00)
1.仕事のお手伝い
・植え付けや草取り、ビニールハウスの修繕作業など
※時期・状況によって作業が変わります。
2.体験の感想、質疑応答

 

補足事項


最少催行人数:1名
費用:無料(宿泊費別)※宿泊費は一部補助されます。
宿泊場所 :近隣宿泊施設

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