和歌山県が、2018年4月から企画している起業・就農、就労の体験プログラムが

「わかやま しごと・暮らし体験」です。

利用者が希望する事業者のもとで「しごと」を体験しながら、

周辺地域の先輩移住者や地域住民の方との交流を通じて「くらし」の体験を行い、

移住後の生活をイメージすることができます。体験費は無料です。その“体験先”をご紹介します。

熊野野菜カフェ

住所:和歌山県田辺市中辺路町近露1139
事業内容: 世界的に注目を浴びる熊野古道沿いにあるカフェ・ゲストハウス

熊野古道は、世界でも珍しい「道の世界遺産」。世界から多くのお客様が訪れます。そんな中辺路町近露に「世界と繋がるカフェ」を目指し、日々様々な人をお迎えしている熊野野菜カフェがあります。

運営するのは中岡志乃さん。40歳を目前にし、いろいろな原石が眠っている日本の田舎に移住して、ずっと続けられる「生産者としての仕事」を一度やってみたいと、大手広告代理店を辞め、東京から移住してきました。

地域おこし協力隊の活動を歴て、カフェを立ち上げ、2019年からはゲストハウスを運営するなど活動の幅を広げています。

今回体験できる内容

熊野野菜カフェは、元々酒屋さんだった倉庫をリノベーションしてオープン。近くには観光名所も多く、多くの人が行き交います。朝ごはんも好評で近くのゲストハウスに泊まった方が、利用することも多いそうです。

カフェの営業は土曜日から火曜日の週4日ですが、土曜日と月曜日の2日間は天然酵母のベーグルの販売日。また、カフェという場を活用し、地域のキャンプ場と協業してチェックインなど、地域と密接に関わる事業を展開しています。

この体験では中岡さんと共に、カフェでの接客を行う他、ゲストハウスの運営など地域密着型のビジネスを学べます。希望する体験がありましたらお気軽にご相談ください。

仕事のこだわり

海外の人も多く行き交う熊野古道のこの場所だからこそ、毎日が一期一会の出会いの連続。世界中の人たちとの出会いから毎日が発見の日々です。

旅行者はもちろん、地元の人も別け隔てなく気軽に立ち寄れる場として熊野野菜カフェを運営することで、新しい出会いや、新しいコミュニティが生まれる場所を目指しています。

そんな場所を作るなかでは、思い通りにならないことに直面する時もありますが、その度に壁を乗り越えている中岡さんと共に過ごす3日間は、地域との関係を育むヒントを得る体験となるはずです。

補足事項

宿泊場所 :星の宿 熊野野菜 ベース

体験経費

参加費:無料
宿泊費:1泊22,000円 2名様まで(朝食あり)
※5,000円/泊まで補助あり。初回の体験のみ適用
食費:自費負担
交通費(自宅~集合場所):自費負担

体験者の声

2日という短い間でしたが、現地に行き仕事と暮らしを体験する機会をいただけてとても良かったです。
観光にいくだけでは分からない、住民の方の雰囲気や生活を少し味わうことができました。体験先の中岡さんには移住やカフェについてなど様々なお話を伺うことができ、ゆるいながらも充実した時間でした。参考になることばかりでしたので、今後の人生に活かしていきたいと思います。
移住について、すぐに和歌山県に移住するというよりかは今後いろいろな地域もみて考えようと思いました。今回は体験する機会と支援をいただきありがとうございました。(20代・千葉県在住)
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オーナー様以外にも地域住民の方々にもお話を伺うことができ、移住後の生活を想像することができました。ありがとうございました。(30代・大阪府在住)
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