和歌山県が、2018年4月から企画している起業・就農、就労の体験プログラムが

「わかやま しごと・暮らし体験」です。

利用者が希望する事業者のもとで「しごと」を体験しながら、

周辺地域の先輩移住者や地域住民の方との交流を通じて「くらし」の体験を行い、

移住後の生活をイメージすることができます。体験費は無料です。その“体験先”をご紹介します。

農家民宿さーどぷれいす熊野古道

住所:和歌山県田辺市中辺路町野中2045
事業内容:古民家での農家体験等を提供する宿泊施設

「移住には興味あるけど、地域の人たちとのつながりってどうやったら作っていけるんだろう…?」そんな疑問や不安を思ったことがある方にお勧めなのが、「農家民宿さーどぷれいす熊野古道」です。

農家民宿さーどぷれいす熊野古道は、築約100年の古民家を改装した宿泊施設。「さーどぷれいす」とは、1st:自宅、2nd:職場や学校といった日常の生活とは異なる、第3の「非日常的なとびきり居心地いい空間」を意味します。

オーナーの鉄山富弥雄さん(てっさん)は、「半農・半X」な暮らしを求めて2014年に和歌山に移住し、今では中辺路町の自治会長も務めています。さーどぷれいすで農家民宿のお手伝いをしながら、鉄山さんが移住してからどのように地域社会に溶け込んで行ったのか、その秘訣がわかるかもしれません。

今回体験できる内容

農家民宿さーどぷれいす熊野古道は、一棟貸・一日一組限定(2棟運営)の宿泊施設です。また、オーナーの鉄山さん自らが営む無農薬農園での農家体験をはじめ、世界遺産である熊野古道歩きや里山や海・川での田舎体験を提供しています。

今回の体験の主な業務は、古民家である宿のお掃除やメンテナンスと、お客様に非日常的で特別な時間を過ごして頂くための接客のお手伝いといった、基本的な業務になります。

また、2日目には地域ボランティアも体験できるのがこのプランの大きな特徴です。これは地域社会に深く関わり、そこに住む方々と共に助け合い貢献することで信頼関係を築いてきた鉄山さんならでは体験内容です。

仕事の特徴

移住で一番大切なことは「まずそこに住む人たちが何を求めているのかをきちんと理解して応えていくことで、信頼を得ること」だと語る鉄山さん。

また「信頼関係を作るのには時間がかかる。自分がやりたいことばかりを優先しないで、ゆっくりと焦らずに築き上げていくこと」だと言います。

さーどぷれいすが1日1組限定でゆったりとした最高の「非日常的な特別な空間」を提供するこだわりの姿勢からも、鉄山さんの人に対する真摯で丁寧な姿勢を学ぶことができるでしょう。

第3の非日常空間の作り方と共に、”地域社会とつながるとはどういうことか”を学んでみませんか?

 

体験スケジュール

1日目(13:00~17:00)
1.ごあいさつ、やりたいことや目的の確認
2.さーどぷれいす熊野古道の説明
3.宿の仕事のお手伝い
・宿の掃除やメンテナンス
・接客のお手伝い
※実際の仕事状況によって変更があります。

2日目(8:00~17:00)
1.宿の仕事のお手伝い
・宿の掃除やメンテナンス
2.地域のボランティア

※実際の仕事状況によって変更があります。

3日目(8:00~15:00)
1.宿の仕事のお手伝い
・宿の掃除やメンテナンス
2.最後のまとめ
・体験の感想、質疑応答

補足事項

最少催行人数:1名
宿泊場所 :農家民宿さーどぷれいす熊野古道

体験経費

参加費:無料
宿泊費:5,000円/泊まで補助あり
※初回の体験のみ適用
食費:自費負担
交通費(自宅~集合場所):自費負担

体験者の声

体験先で色々な人を紹介してもらい色々な話を聞ける機会を設けて頂き有り難かったです。(30代・神奈川県在住)
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