~島根県邑南町は、“A級グルメ構想”の取り組みを全国に広げます~

平成23年より島根県邑南町は、町民と町が一緒になって、農林商工等連携ビジョンを設立し、「本当に美味しいものは地域にあって、その美味しさを本当に知っているのは地域の人々で、彼らが誇りを持ってつくる食はA級であり、永久に残さなければならない。 」という理念であるA級グルメ構想を展開し、平成25年から3年連続社会増の実現、5年間で観光入り込み客92万人、定住者242人(役場が直接関わった定住者の人数)、起業家42名、全国の自治体から多くの注目を集めています。

今回、この邑南町が実践している “A級グルメ構想”の取り組みを全国に広げていくため、想いを共有する4自治体(福井県小浜市、北海道鹿部町、宮崎県都農町、島根県西ノ島町)に呼びかけ、東京をプラットホームとして、全国に5自治体が連合となり発信していきたいと考え、平成30年11月13日14時より、ちよだプラットホームサービススクエアにて 「にっぽんA級(永久)グルメのまち連合」を設立し調印する運びとなりました。

この取り組みについて、 マスコミの皆様の取材のご協力をお願いいたします。

【背景】
今、全国に「食のまち」が増えてきている。確かにそれぞれの地域には美味しいものがたくさんあるが、その地域の美味しい食材を都会へ売り込むことは「食のまち」ではない。観光客などの地域を訪れた客は地域に根ざした食を食べたい。しかし、農林漁業者は急速に減少し、地域の伝統食がなくなってきている。それは必ずしも所得が低いことが原因ではなく、食に関わる人が誇りをもって仕事ができるかどうかの問題であり、その仕事を通して幸せになれるかどうかの問題である。そして、農林漁業とその地域ならではの食がなくなってしまえば、それは地域の個性がなくなることに繋がりかねず、個性がなくなれば、地域は辺境にある、ただの不便な場所になってしまう。地域ならではの食を守り、それを通して地域に人を呼び込み、地域の誇りにつなげていく「A級グルメ」のまちづくりを全国に広げていく必要がある。一つひとつの市町村の発信力は小さいが、複数の市町村が連携して「A級グルメのまち」を宣言することで、全国に理念を発信することができる。また、市町村がこのような宣言をすることにより、自らの地域住民に改めて食のあり方を認識してもらい、理念の実現に向けた取り組みを促すきっかけをつくることにもつながる。

【目的】
都市には、全国各地の食材が集まり、今やないものはないかもしれません。一方、地域には何でもあるわけではないかもしれませんが、その土地の気候風土に根ざし、その時期、その場所でしか体験できない味がある。 A級グルメのまち連合は、「本当に美味しいものは地域にあって、その美味しさを本当に知っているのは地域の人で、彼らが誇りをもってつくる食はA級であり、永久に残さなければならない」という理念のもと

①地域の一人ひとりが、自らの地域の豊かな自然とその恵みである食を将来にわたって守っていくこと
②生産の現場から、加工し、料理し、提供する人々が繋がり、ともに支え合う輪を広げること
③生産者の顔や想いが見える食を提供し、その食をきっかけに地域に人を呼び込み、地域の人々との交流へとつなげることで、訪れた方に感動を提供すること

に取り組み、持続可能な地域づくりにつなげるとともに、この理念に共鳴する自治体を全国に広げていく。

  • 設立調印日時:平成30年11月13日(火)14時~
  • 設立調印場所:ちよだプラットホームサービススクエア4階402号(東京都千代田区神田錦町3-21)
  • 連合調印自治体:
    邑南町(島根県)、西ノ島町 (島根県)、小浜市(福井県)、鹿部町(北海道)、都農町(宮崎県)

《本件に関する問い合わせ先》
島根県邑南町東京PRセンター(担当:岡田)
[TEL/FAX] 03-5823-4440/ 03-5829-6366 [E-mail] k-okada@mizuhosj.co.jp
[住所] 〒101-0025 東京都千代田区神田佐久間町3-27-3 ガーデンパークビル503号

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