【しまね移住女子ブログ】小山亜理沙 vol.4

こんにちは!しまね女子ブログ 隠岐担当、西ノ島在住の小山亜理沙です。
島の刺激を受けながら変化していった自分自身の“脱皮”ポイントについて、お仕事や暮らしに焦点をあててご紹介しています。

海辺で拾った石に顔を描いてみました。古生物サカバンバスピスです

《転職歴》
移住1年目・・・高校教員
2〜5年目・・・教育コーディネーター(高校で1年間、小学校・中学校で3年間)
6〜8年目・・・複業(教材開発、講師、バスガイド、移動雑貨販売)
9年目・・・雑貨屋・カフェ店長

前回は移住6〜8年目の複業時代についてご紹介しました。
今回で仕事編は一区切り。移住7〜9年目の移動販売・実店舗での雑貨販売&カフェ経営についてお話しします。

【島暮らし×脱皮 その7】ないなら創る!島はチャンスでいっぱい

複業をはじめて、洋裁の楽しさに目覚めたわたくし。
とはいえ、急に洋裁をナリワイとするには厳しいものがあるだろうなぁと感じていました。

また、島にはハンドメイドの服を扱うお店が少なく、作品を作っても販売経路があまりありませんでした。

洋裁と並行してできるお仕事はなんだろう?
どんなお店で作品を取り扱ってもらえるだろうか?

こんなことを考えているうちに、
「ハンドメイド作品を扱う雑貨屋をやろう」
「雑貨屋だけでなく、カフェも併設してお客さんと話せたら楽しいな」
と妄想が膨らみ……。

「子どもの遊び場も作ったら、子どもたちも楽しめるな」
「港にお店を作って、他の島や本土との交流の場にできたらいいな」
「何か新しいものを作ったり、イベントができたらいいな」
「音楽のライブもしたい」
「スパイスカレーも食べたい」
と、妄想はパンパンに膨らみ切っていきました。

夫に相談したところ、
一緒に楽しんでくれそうな感触。

西ノ島の生活は不便なく楽しいのですが、
「もうちょっとこうだったらいいな!」
という+αな部分を詰め込んだお店をつくり、
店番の合間に洋裁をしようという企みがスタートしたのでした。

島にはないものや足りない部分が見えやすいので、そこをチャンスと捉えられると島暮らしは楽しくなります。

【島暮らし×脱皮 その8】こだわりや特性を生かした店作り

くらしの部屋。ソファ席が人気です

あそびの部屋。2階建てのキッズスペースは子どもたちの隠れ家になっています

実店舗を開いてから、お客様から

「居心地がよい」
「ついつい長居してしまう」

という嬉しいお言葉をいただくことが多いです。

居心地の良さは、常に意識している部分です。
自分が居心地の悪さに敏感だから、
こだわることができたのかなと思います。

私は強い光や大きい音が苦手で、作業中に突然電話が鳴る職場は苦手でした。
カフェでの居場所づくりは、自分の特性を活かすことができているなと感じます。

こうすれば居心地が良くなる、という明確な正解があるわけではないので、
今後も試行錯誤していきたいです。

【島暮らし×脱皮 その9】コラボで産まれる“かかわりしろ”を残した店作り

UターンしたHくんがつくるふわふわシフォンケーキ。イベント限定販売

学生時代や教員時代はどちらかというと完璧主義で何でも自分でやりたいタチでした。

隠岐に来て、高校生や島の人と関わるうちに
何でもかんでも自分たちで抱えるのではなくて
手放したり、お任せしたり、一緒にやることで
新たなものが産まれていくこともあるんだなと気付きました。

海月堂は0から10まで自分たちで作り込むのではなく、
本気でやり込む若手の活躍の場を提供していきたいと考えています。

若手が企画・運営するシフォンケーキ販売やカクテルバーは、海月堂の人気イベントです。
海月堂の活動を支えてくれている、隠岐島前(海士町・知夫村・西ノ島町)で大活躍中の『大人の島留学生』についてはこちらを御覧ください。

『大人の島留学生』が企画・運営するカクテルバーイベント

開店前にお店に遊びに来てくれた方が、
「きっとここからいろんなものが産まれるんでしょうね。」と、ぽつりとお話されていたのを覚えています。
海月堂は胎盤のような、何かを育んで産んでいくお店になるのかもしれません。

【島暮らし×脱皮 その10】やってみる!を繰り返してアップデートしていく

店舗がなかなか見つからないので、
2020年12月にライブ配信イベントをしたり、
2021年3月からは実店舗に先立って移動販売をはじめました。

安藤本店様をはじめ、町内各所で出店させていただきました。屋外出店は予想以上に雨風に弱い…!

プログラマーの夫と
元高校教師の私にとって、
雑貨販売ははじめてのことだらけ。

実店舗を開いてからは飲食店経営もはじまって、更にはじめてのことだらけ。

新しいことを始めるときは本やインターネットで情報を集めるのですが、
多くの本は都市部向けに書かれているので、参考にならないことも多いです。

日本海の離島で
どんな雑貨にニーズがあって
どんなお客様がどれくらいの頻度で来るかなんて
インターネットの記事ではわからないのです。

やってみないとわからないことが沢山あるので、現在進行形で試行錯誤しています。

常にバージョンアップしていく
あそびとくらしの店 海月堂
ぜひ遊びにいらしてくださいね。

ここまで、お仕事に関するお話でした。
次回以降は暮らしにフォーカスして
『四季』『グルメ』『子育て』についてご紹介していきます。

ではまた、次回の記事でお会いしましょう!

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【名前】小山亜理沙
【居住市町村】西ノ島町
【UターンorIターン】Iターン
【移住前の居住地(都道府県)】千葉県
【年代】30代
【お仕事】
雑貨屋&カフェ『あそびとくらしの店 海月堂』店長
隠岐デジタルラボ アナログ担当
【好きなこと】
散歩 漫画 音楽 おいしいものを食べること
【Love shimaneとしてひと言】
目も耳も ノイズレスな生活の快適さ 過ごしてみないと気付けません
勢いで遊びに来ちゃいなYO 隠岐は4島周ってMy島を見つけたらいいYO                 
春〜秋がオススメだYO(冬の隠岐にもコアなファンがいます)

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