黒潮香る海釣りのまち、美波町

徳島県南部の太平洋に面したまち、美波町。その名の通り美しい海が自慢の町ですが、黒潮の暖流の影響を受ける美波町の海域は一年中魚影が濃く、海釣りのメジャースポットとしても知られています。なおかつ、市街地も海の近くにあり、釣りを目的に移住するならこんなに適した場所はありません。今回は在住アングラーに美波町での釣り暮らしについてお話を伺ってきましたので、この記事を読んで移住後の自分のライフスタイルを少し想像してみてください。

お話を伺ったのは美波町で『もりのとこや』という理髪店を営む濵野さん。店舗の横に駐めてある軽トラには常にフィッシングカヤックを積んでいるという生粋の釣り好きです。この美波町で生まれ育った濵野さんは、小学生の頃から海で釣りをしていると言います。

「小学生の頃、最初は父親に連れられてアジ釣りをしていました。僕の友達まわりはみんな釣りをしていて、遊びに行くとなったらみんなで釣りに行くのが定番のひとつでしたね。男子の半分くらいは釣りをやっていたんじゃないかなというくらい人気の遊びでした。遠足にまで釣竿を持ってくる子もいましたから(笑)」

美波町なら空いた時間にふらっと釣りに行ける

そんな“海釣りの町”で育った濵野さんですが、高校卒業後は大阪の理容専門学校に進学して釣りから離れた時期もあったのだとか。

「大阪に住んでいたときは全く釣りはしていなかったですね。大阪在住で釣りをしようと思うと、片道数時間かけての遠征になるので。美波町で育った僕にとって、釣りってそういうものじゃないんですよね。空いた時間にふらっと海に行って、ちょっとだけ釣って帰る、みたいな。釣りって、ちょっとした気分転換のような感じなんですよ」

美波町に戻ってきた今では、仕事前の朝マズメ(日の出前後)や仕事終わりの夕マズメ(日没前後)にちょっとだけ釣りに行ったりしているのだそう。市街地が海のすぐ近くにあるため、そうやって空き時間ですぐ釣りに行けるのが美波町の良さだと濵野さんは話します。

普段は気分転換のような軽めの釣りがメインの濵野さんですが、仕事が休みの日にはフィッシングカヤックに乗って本格的な釣行に出ています。ジギングやタイラバで、鯛やメジロなど過去に数々の大物を釣り上げてきているようです。釣りたての美味しい魚が食べられる濵野さん一家が羨ましい!

美波町に移住すれば釣り仲間はすぐにできる

濵野さんは美波町の消防団や草野球チームなど、いくつかの地域コミュニティに属していますが、そういうところで釣り好きの人といっぱい知り合いになるのだそうです。

「何かの地域コミュニティに入れば、必ずと言っていいほど釣り好きの人がいます。中には漁師さんもいたりして、知り合いになっておくと、良い釣り場を教えてくれるんですよ。たまに漁船に乗せてくれたりもね。漁師じゃなくても釣り用の船を持っている人はいっぱいいるので、美波町に移住していろんな知り合いを作っておくと、釣りライフの幅がすごく広がると思いますよ」

釣りは一人で行くのも良いですが、釣り仲間と一緒に行くのもとっても楽しいものです。仕事の合間に一人でふらっと釣りをしたり、みんなでがっつり釣行したり。あなたは美波町でどんな釣りライフを過ごしますか?


濵野さんのお店はこちら
もりのとこや
徳島県海部郡美波町日和佐浦372-2
tel.0884-77-2538
営業時間/8:30-19:00
定休/月曜、第1•3日曜


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