都市部から阿南市に移住してきた地域おこし協力隊の2人
阿南市を流れる川でSUPに乗るこちらの男性2人。彼らは都市部から阿南市に移住してきた『地域おこし協力隊』です。兵庫県出身の小田将生さん(写真左)と東京都出身の篠﨑健司さん(写真右)は、それぞれ任期2年目と1年目の地域おこし協力隊として、阿南市近辺の自然を活用したアクティビティ(サップ)ツアーを開催しています。
現在30歳の小田さんは、海外で美容師になるべく、20歳から8年間、東南アジア等の国を転々としていたという変わった経歴の持ち主。
「海外で美容師になりたくて、東南アジアの国で道行く人の髪を路上で切ったりしていました。そんな感じで美容師を目指していたのですが、海外にいると旅人とよく出会うんですよ。彼らはすごく自由に生きていて、その影響で『自分も自由に旅して暮らしたい』と思うようになりました」
そんな心境の変化がありつつ、世の中では新型コロナウイルスのパンデミックが起こり、日本に帰国することになった小田さん。その後は大分県を拠点に日本中を旅する生活をしていたといいます。
「日本を旅していた時期はすごく自由を感じてはいたのですが、自由すぎると逆に生活にハリが出ない感じがしたんですよね。そんなときに、移住関連のHPで阿南市の地域おこし協力隊の募集情報を見て。阿南市のことはほとんど知らなかったのですが、視察に来たときに出会った人や素晴らしい環境に惹かれて、移住することにしました」
一方の篠﨑さんは2024年春に大学を卒業したばかりの22歳。東京生まれ東京育ち、大学も都内で、これまで東京以外に住んだことはなかったのだそうです。
「父が長崎の離島・壱岐の出身で、今も祖父母の家があるので、ときどき壱岐に遊びに行っていたんです。その経験から、将来は東京ではなく自然豊かな場所で暮らしたいと思っていました。でも、『とりあえず』という感じで東京で就活もしていて。何社か内定をもらっていたのですが、『やっぱり何か違うな』と思っていました。そんなときに地域おこし協力隊という制度を知って、いろいろ調べて、阿南市での募集を見つけました。阿南市は海も山も川もあって、自然豊かなのはもちろんですが、“適度な田舎”という感じでとても住みやすいです。東京に帰省しようと思えば、夜行バス一本で帰れますし」
SUPタウン阿南市での川サップ
おそらく一般的には海のイメージが強いSUPですが、阿南市では海だけでなく川にも素晴らしいSUPのフィールドがあります。小田さんと篠﨑さんに教えてもらったおすすめの川サップポイントを少しご紹介します。
初心者にもおすすめなのは阿南市役所のすぐ横を流れる桑野川。川の流れが弱く、誰でも安全にSUPを楽しむことができます。市役所近辺の河原は広くて、川岸まで車で入っていけるため、SUPの準備が楽なのもポイントです。
河口付近には鉄道橋があって、汽車(気動車)が通る真下をSUPでくぐれるレアなポイントでもあります。鉄道マニアも必見です。
桑野川は夕方のサンセットSUPの場所としても人気で、夕焼けがきれいな日には素晴らしい景色を見ることができます。仕事終わりにSUPするには最高のポイントですね!
また、桑野川の隣には阿南市で一番大きな川『那賀川』があります。那賀川でもSUPは可能で、サンセット時の景色も最高ですが、桑野川に比べて風の影響を受けやすく流れも強いため、体力のある上級者向けのポイントです。
那賀川でのアクティビティツアーを開催する『4CORNER』
そんな那賀川では、小田さん篠﨑さんが運営する『4CORNER』でサップやパックラフトのアクティビティツアーを開催しています。2人は那賀川での川サップの魅力をこう話します。
「那賀川の下流の方もいいですが、少し上流に行けば下流域とはまた違った素晴らしい自然の景色の中でSUPを楽しむことができます。川サップは流れに身を任せながらクルージングができるので、パドルでこがずともボードの上で寝ているだけでも気持ちいいですよ」
那賀川でのアクティビティツアーは夏休みのレジャーにもぴったり。今年の夏は、家族で一度遊びに来てみてはいかがですか?きっと、SUPタウン阿南市での暮らしに興味が湧くはずですよ。
4CORNER
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