富良野市ワーケーション事業をきっかけに

2025年2月、富良野駅で1人の男性を見送りました。
再会を約束して。

2024年度の富良野市ワーケーション展開費用助成を申請し、
2025年1月から30日間、富良野市にスノーワーケーションでお越しになった林 吟志さん。

【ワーケーションフラノ】林さん、2023年滞在記事はこちら
【ワーケーションフラノ】林さん、2024年滞在記事は
こちら

個人事業主として独立し、リモートワークをしながら
冬は「パウダースノー」を求めて、各地でスノーワーケーションをされている林さん。
富良野の雪に魅せられて、すでに10年前からお越しくださっていたようですが
2023年度は6泊7日の滞在、そして、2024年度は1ヶ月間滞在にチャレンジ!
1つの場所に1ヶ月間滞在するのは初めてのことでした。

【2025年2月_富良野駅にて】滞在中に交流のあった方々が見送りに集まってくださいました。

富良野市ワーケーション展開費用助成金申請に問い合わせたことがきっかけで、
市の移住定住・ワーケーションの担当者をはじめ
商工観光課、先輩移住者の市内事業者の方々、
また、「生まれも育ちも、富良野っ子!」の市内事業者など、
2025年の冬は幅広い交流がありました。

他にもワーケーションでお越しの方や市内事業者を交えて食事会も。「W」マークはワーケーションマーク。思い思いの「W」マークで♪

富良野市ワーケーション展開費用助成金申請にはいくつかの助成要件もあります。
市内事業者等が実施するゼロカーボン推進を目的とした体験プログラムに参加すること、
また、移住を見据えた生活環境等の説明、市内視察に参加することなど数点ありますが
「滞在中、交流会などが開催される場合は、お声掛けします」ということもお伝えしています。

林さんはお声掛けする必要もないくらい?アクティブに行動されていましたが
お声掛けした交流会などにも参加したことで「顔見知り」となり
市内のバス停や、富良野市内を歩いている姿も発見して、手を振り合っていました。
(林さんは車の運転免許を所持していないので、全て公共交通機関、徒歩で移動されます!)

 

富良野の初夏での再会!

そんな林さんから「5月末くらいに富良野にまた帰りますね!」と連絡が・・・。
「???」
もう雪融けちゃったよ?と思いながら、再訪の理由をお聞きすると
「イマイさんの畑のアスパラ収穫を手伝うのです!」と。

【写真左】半農半画家_イマイカツミさん【写真右】林 吟志さん

半農半画家_イマイカツミさんHPはこちら

パウダースノーが大好きな林さんが、雪の無い富良野に来る?
何かあったのでしょうか?

 

スノーワーケーション以外で富良野に再訪した理由

Q:スノーシーズン以外の富良野への来訪は初めてですか?

林さん:はい!グリーンシーズンに訪れるのは初の機会で、雪がない富良野はとても新鮮です。

Q:今回の来訪を決めたきっかけとは?

林さん:イマイさんに2月の懇親会でにお会いしたのですが、
その際にアスパラ栽培、収穫を
1人でされていると聞きました。
アスパラ収穫は単純に人手が必要と聞いたので、是非時期が来たら手伝いに来ます!
と約束したのです。
冬のシーズンで目いっぱい歓迎してもらった富良野に、
何か貢献したいと思っていたので、ぴったりでした。

「ここから富良野スキー場が見えるんです!」と愛おしそうに富良野スキー場を見つめる林さん

車で十数分、移動しただけで遥か遠くに感じる富良野スキー場。
今年の冬、富良野スキー場からも、この農場が見えていたかもしれません。

 

初めての農業体験!

林さんは実は農業体験が初めて!
鎌も鍬も持ったことがなかったそうです。
この日は2日目、朝6時に集合、収穫作業を始めました!

午前6時に集合、収穫作業開始!完全防備で?!林さんの友人も一緒に体験しました!

イマイさん:収穫2日目になると、みんなすぐ上達してくれて助かる!
長さとかもすごく良くなってきた!選別もしやすいよ。
アスパラ収穫は本当に人手が必要なので、普段と比べて
圧倒的に早く収穫が終わるので驚いた。
仕事しながら農作業が両立できるなんて、みんな、すごいよね!

アスパラも豊作でした!

林さん:農作業は大変ですね、6:00~8:00、14:00~16:00で
1日2回、お手伝いしたのですが、想像以上に体力が消耗し
夜、町へ出て、お世話になった方々と再会・交流しようという元気が出ませんでした…。(笑)

1日数時間のうちに、あっという間に伸びるアスパラ。朝採っても昼には伸びていて、一晩経つとまた伸びているので、1日2回収穫しています。


林さん:
土、風、太陽、空、山、木々、鳥のさえずり…何か全身で感じるというか、
知らずに癒されながら仕事をしているみたいな感覚です。
農作業を通じて、心がデトックスできたのを感じたのは貴重な経験です。
自然の恵みを直に体験し、ふと遠くを見ると山々に囲まれ、
すごくリフレッシュして本業に望めました。
特に普段デスクワークをしている人に、特にお勧めしたいです!

最終日は送別会を開いてくださり、バーベキューと花火をしました。来年、また来ます!

林さん:単純作業なところもあるかもしれませんが
目に見えて成果が出るのが良い体験にもなりますし、
畑に出て、土に触れての農業体験は
自然との対話を通じて、自分とも見つめ合える気がします!

 

大地に根付く、自然と向き合う仕事。
土地を変えても出来る仕事。
お互いの仕事を知り、大変刺激があった収穫体験だったようです。

 

人生のタイミング

今、日本では人口減や都市部への集中、地方の過疎化などの問題について
ふるさと納税を始めとして、ワーケーション、ファンクラブ設立・交流などの関係人口創出に加え、
二地域居住推進やふるさと住民登録制度の創設の発表など、地方創生に向けた動きもあります。

それぞれの「人生のタイミング」で住む場所が変わると考えます。
幼少期に体験させたい環境、進学、就職、結婚や転職、親の介護など
自分1人の意志決定だけでは、どうにもならないことも
この先にはあるかもしれません…。

林さんのこれからの人生で、もし何か選択に迷う時や困った時など
「富良野」「富良野の人」を思い出して欲しいです。
実際に富良野に来れない時期があったりするかもしれません。
(もしかしたら、この先、移住・二地域居住もあるかもですね!?)

でも、富良野で築いた「人」の繋がりは人生の宝物です♪
何かしらのヒントをくださったり、話を聞いてくださるでしょう。
一方で林さんの持つスキルやネットワークなどが
富良野で必要とされたり、役立つことがあるかと思います。

朝日の中、鳥たちも鳴き始め、青と緑に包まれて、みんなで体験したアスパラ収穫は貴重な体験だったのでは…。

【2025年5月】再会したメンバーと、新しい出逢いもありました♪

「ただいま」「おかえり」と言える関係性に…。
ワーケーションのその先へ!
富良野市では目的を明確にし、6つのワーケーション事業を展開しております。
(年度予算に達した場合は終了となります、ご了承ください。)

富良野市移住定住・ワーケーション支援事業に関する問い合わせ先

豊かな自然に囲まれた暮らしに憧れている皆様、
まずは!富良野市でワーケーションはいかがでしょうか?

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富良野市総務部シティプロモーション推進課
〒076-8555 北海道富良野市弥生町1番1号
☎0167ー39ー2277
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