虹の橋のたもとへ、いきました。

こんにちは。
富良野市地域おこし協力隊「みー」です。

前回、富良野の大小の山々を散策し、
身近に自然がいっぱいの富良野が変わらず大好きですが…
こちらのタイトルの連載を今回で終了することにいたします…💦

 

愛猫ちっちとの突然のお別れ

6月、7月と富良野も暑い日が続きました。
エアコンはない部屋なので、扇風機、部屋中の換気扇、ミニクーラーなど常にON!
カーテンを閉めたままにしたりと、工夫はしていたのですが
7月に入り、夜でも気温が下がらず、部屋が暑いままの日もあり
ちょっと、私もちっちもグタっとしていた日がありました。

夏バテかなぁ…💦でも、ご飯は食べていた頃のちっち。

カリカリ(ドライフード)を最近、あまり食べてないのでは…と感じ
夏バテかな…と、とりあえず病院を受診してみようと
富良野の友達に聞いたり、富良野の動物病院と検索したりして
「ふらの動物病院」と「ささはら動物病院」を知りました。

まだよく知らない街に引越や転勤、移住をしてきて
どこの病院にいったら良いかわからない…💦
逆に都市で病院が多くても、どこの病院にいったら良いか
わからないのではないでしょうか…。

それはペットに限らずと思いますが、
コンパクトシティ富良野には2つの動物病院がある!
どちらかに伺うしかない!
アパートから近い「ふらの動物病院」に伺ってみることにしました。

ふらの動物病院HPはこちら

猫免疫不全ウイルス感染症

小さな身体で頑張っていたのでしょうか、病院に伺い血液検査をすると
「腎臓病」のステージ4の数値をすでに大きく上回っていると…。
貧血の数値、白血球の数値も異常数値だそうです。

「え?ちゅーるとウエットフードは変わらずモリモリ食べてるのですが💦」

最初は説明を受けても、なかなか現実を受けとめられません。

闘病中のちっち、お皿も色々と替えたら、自力でも水を飲んでくれました。

保護猫譲渡を受けたのが4年前の2021年3月。
この時、ちっちは「猫免疫不全ウイルスが陽性である」という告知がありました。

私は幼少の頃から、家には犬、魚、鳥、虫、そして猫。
たくさんの動物たちが身近にいてくれました。

出会い、そしてお別れは何度も経験していますが、
昔はこまめに動物病院に受診・検査ということも少なかったので
このウイルスがどんなものなのか?
歴代の家の猫たちも検査をしていたらどうだったのか?全くわかりません💦

「病気に掛かりやすい、掛かると治りにくい」
「発症すると寿命は短い」
「一生発症せずに天命を全うする子もいる」

譲渡の前にも色々と調べてみたのですが…
まだまだ良くわからないウイルスのようです。

しかし!ちっちに出会ったのは何かのご縁!譲渡を進めていただきました。
不治の病ですが、一緒の生活を2021年にスタートし、
2024年、一緒に富良野に移住したのです。

2024年10月、富良野移住時のちっちです。ペット可の物件は他の市町村と同じく富良野市でも少ないですが、タイミング良く今のお部屋に入居できました!

今の最善を尽くす

「ふらの動物病院」の先生・スタッフの皆さんは優しい方々で、
言いにくそうなことを、何とか柔らく伝えようとしてくださいます。

処置・処方の参考にする血液検査数値が振り切っているので、
余命何日という表現が正直出来なくて、猫免疫不全ウイルスが発症してしまい
色々併発しているようだとお伝えするしかないです…と。

「治らない」「延命」「看取り」という段階に入っているので
水を飲めていないようなら点滴、
貧血に効く薬の注射を打ってみる、
固形物を食べれないなら液体で少しでも栄養を取る、
抗生剤や高カロリーの栄養補給をシリンジで飲ませる、
出来るのは、今の最善を尽くすことだけ!
それを皆さんでお手伝いしてくださいます。

ちっち、最後まで一緒に頑張ろう!

自宅での点滴にもトライしました。自宅でも出来る方法を初めて学びました。

最期を看取る

猫は隠れて亡くなるという説もあるのですが
野生の頃の遺伝子が残っており、体調不良の時は襲われる危険性もあるため
身を隠す習性が残っているのだそうです。

ちっちもいよいよ歩けなくなってきたのですが、
隠れようとしているようで、寂しくなったら、こちらに来ようと動くので
最期の夜も隣で腕枕で寝ておりました。

ちっちが旅立ったのは、お盆に入った13日深夜1:00頃でしたが
いつものように隣に居れたので、最期を看取ることができました。

いつもこんな感じで、夏も冬もくっついて寝るちっちでした。

自分が良いと思う供養で

今回、ペット火葬車で自宅の前で火葬し、骨上げも出来るという会社に
お願いしてみました。(富良野にも、もちろん来てくれます!)
このようなペット葬儀もあるのですね…。

こちらの会社では今回、「分骨」で骨が入れておけるロケットを
いただけるということです。

私は無宗教ですが、祖母とお寺の説法を聞きに行っていたり
日本では仏式のお葬式が多いので、
「分骨してしまうと、輪廻転生をする時に困るんだよ」とか
「骨になって、土(自然)に還る」いうような話を幼い頃から聞いたことがありました。

「ご家族の、ご自身が良いと思う供養で良いと思いますよ。」

骨上げの際に、担当者の方が優しく丁寧に説明してくださいました。
猫のしっぽの骨は「星形」なんだそうです。
その話を聞いて、ちっちのしっぽの骨を1つ、ロケットに入れることにしました。

ちっちの銀のロケットはお守りで車に乗せています。富良野で出会った作品と一緒に。

思いがけない贈り物

8月末、フラノマルシェ2の「はなや 日々色」さんから突然電話がありました。
フラノマルシェ2「はなや 日々色」の紹介ページはこちら

「ふらの動物病院からお花のお届けがあります。」

「え?!」

大変驚きました!
たまたま、ちっちは闘病中に自宅点滴を取り入れまして
点滴の針などが医療ゴミとなるので、一般ゴミに捨てられないので
届けてくださればこちらで捨てますよ、と言っていただき
つい先日、使用済みの針、未使用の針などを届け、
旅立ったことをお伝えしたのです。

「全員に必ずというわけではないのですが、
旅立ったと知った際には、出来る限りお届けしているようですよ。」

と教えていただきました。

ふらの動物病院からいただいたお花です。ありがとうございます!

ありがとうございました!

富良野市地域おこし協力隊に着任し、
「団塊ジュニアが、猫と富良野に住んでみた」というタイトルで
移住者として、富良野に住んでみないとわからない魅力を探ろう!と
6回の記事を投稿してみました。

今回、愛猫とは急なお別れになってしまいましたが、
富良野市は地方都市ながら2軒の動物病院があり、
万が一の時にも、色々と対応してもらえる地域で、
ペットと安心して暮らせるまちだと感じました。
変わらず「富良野」は素敵なところと言い切れます!

移住には色々な形、人生のタイミングがあると感じていますが
私は団塊ジュニアながら「やってみたい!」と感じた
富良野市地域おこし協力隊に応募して、愛猫を連れて移住が実現できて、
そして、こんなに温かく最期を見送れたのは
富良野に居れたからと感じています。

ここも好きな場所でした。窓全開、網戸越しに富良野の風を感じていたのかな?

富良野市地域おこし協力隊という経験が出来たことに、
富良野で出逢えた皆様に、ふらの動物病院の皆様に、
そして愛猫ちっちに、感謝いたします!

また富良野のどこかで、お会いしましょう♫
ありがとうございました!

 

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