下川町にはおもしろい人がたくさんおり、また、新しい挑戦を応援してくれる声がたくさんあります。
雰囲気を伝えるため、以前は「まずは来てみなよ!」と声をかけていました。
しかしコロナ禍以降、気軽に行き来することが難しくなり、多くの方にとって「すぐ近く」「普段の行動範囲内」ではない私たちは、どうしたら町の魅力を伝えることができるかを考えました。
そこでコロナ禍以降、できるだけリアルな暮らしや情報がお届けできるよう、毎月1回以上オンラインイベントを行ってきました。
テーマによっては、多くの方が楽しんでもらえそうなテーマや、何度も開催することが難しいイベントもたくさんありました。
また、参加していただいた方のご協力もあり、毎回とっても盛り上がり、私たち自身、楽しく開催しています。
この雰囲気を伝えるため、思い切ってイベントをアーカイブ動画として残すことにしました。
※下川側がメインで話す「町を知ってもらう」イベントはできるだけアーカイブに残したいと思っています。
参加者さまとわいわいお話しするような参加型のイベントは、動画には残しません。
この記事の目次
そもそも、下川町ってどんな町?
概要
下川町の規模は東京23区と同程度で9割が森で占められています。
基幹産業は林業・林産業・農業・酪農です。
3,200人という少ない人口の8割が半径1kmの市街地に暮らしており、その範囲に主要な施設やスーパー・飲食店がそろっていて、不便のない暮らしを送ることができます。普段は車を使わずに暮らすことも可能。
また、町民同士もすぐに歩いて遊びに行ける距離に住んでいるので、飲みに行っても終電や終バスを気にせず盛り上がることも多いです。
季節・自然を楽しむ町民性や、移住者が多く新しい挑戦に寛容な町の雰囲気も相まって、町民同士が仲良く、半年前に移住してきた私も「大人になっても友達ができるんだな」と実感しています。
また、スキージャンプ競技の一流選手を多く輩出し、先般引退した岡部孝信選手を初め、伊東大貴選手、伊藤有希選手、そしてレジェンド葛西紀明選手の出身地。
町内に無料のスキー場や、スキージャンプ場もあり、町外から「スキージャンプ留学」に来る学生もいます。
下川町といえば、SDGs!?
他の地域や企業に先んじて取り組み出したSDGs。
役場職員と町民が手を取り「住みやすい町はなんだろう?」と自分たちの頭で考え、動いた結果、
・2008年の環境モデル都市
・2017年SDGsアワード 内閣総理大臣賞受賞
など、横浜市・北九州市を始めとした都市に並んで国からも選定されています。
これは町有林(約4,600ha)経営の継続を基盤に温室効果ガス吸収削減などに先進的に取り組み、森林の価値創造、エネルギー、超高齢化社会への対応などに積極的に取り組むまちづくりを進めた結果です。
【下川町版SDGs】2030年のありたい姿
2030年の下川町のありたい姿を町民が主体となって話し合い、SDGsに紐づいた「下川版SDGs」を作り、それを町の最上位計画(総合計画)と位置付けて、町の各施策が動いています。
町の運営を町民主体で行っていることで、私自身「自治」とはなにか?を考える機会も多いです。
どんな暮らしができるの?
春(4~5月)ー
雪が完全にとけるのはGW前。町民が自由に入れる森がいくつもあるから、雪が残る森に入っては山菜を採り、山菜パーティをしたり、家の庭ではジンギスカンが始まります。どこからともなくジンギスカンのいい香りが漂ってくると「お!ジンギスカンだな。うちらもやろうか!」となるのがこの季節。
夏(6~8月)ー
暑い日は+30℃まで上がりますが湿度が低くカラっとしていて、窓をあければクーラーはいりません。春から夏にかけて天気は多少不安定ですが、梅雨はないので住宅も傷みにくく洗濯物が翌日まで乾かないことはごく稀にしかありません。町内を流れる名寄川で魚釣りや遊ぶにはもってこいの季節です!
秋(9~10月)ー
日本でほぼ最初の紅葉がみられます。森にはきれいに乾燥したドライフラワーが落ちているから、家にお持ち帰りして飾るのも乙です。キノコも豊富なので、秋の味覚には事欠きません。台風は滅多に来ないから、安心してキャンプなどのアウトドアが楽しめます。
冬(11~3月)ー
年に1度ほど-30℃まで冷え込むことがあります。1~2月の厳寒期の積雪は少ないため、雪かきや車の運転も、初心者でも問題ないという声も聞きます。日本一の雪質ともいわれるふわふわキラキラの雪で、ウインタースポーツはもちろんのこと、近年は自作の雪板(雪の上のサーフィン)で雪原を滑る遊びが流行っています。家の中は分厚い断熱材で覆われているから、ぽかぽか快適です!冬を待ちに待っている町民も数多くいます。
アーカイブ動画視聴方法
どんなイベントを開催しているの?
イベントでは町を紹介するようなものから、季節の楽しみ方、町民とのオンライン交流会、町民に登壇していただき町の暮らしを忖度なしで話してもらうもの、地域おこし協力隊の活動報告会など、幅広く開催しています。
最近は「ローカルの関わりしろの見つけ方」「地域に住むのはキャリアダウンに繋がるの?」など、よく相談いただく声をもとに、
下川に住んで「いる」人、住んで「いた」人、関わりがある人など、それぞれの立場から実際に感じたことをざっくばらんに話してもらうようなイベントも。
また、知るだけでなく暮らしを体験してもらおうと、実際に私たち移住コーディネーターが近くの山へ出向き、採れた山菜をお送りして一緒に料理するような、体験型のイベントも行っています。
他にも「ベアラボ」や「1年後移住するぞ!プロジェクト」へ参加していただいている方々とオンライン忘年会で下川ビンゴ大会をやったりと、年中楽しんでもらえるようイベントを企画。
どうやって動画は観れるの?
このページの下記へ、動画視聴申し込みURLを載せます。
通知がほしい方や、どんなイベントをやったのか気になる方は、ブックマークをして、ときどき遊びにきてくださいね。
オフラインイベントを堂々と開催するまでは、もう少し時間がかかりそうですが、少しでも下川を感じてもらえたら嬉しいです。
また、アーカイブだけではなく、オンラインイベントの方にも視聴のみ参加でもOKなので、参加お待ちしています〜!
アーカイブ動画はこちら
「移住者のおおい町 北海道下川町をかいつまみ」
一言では言いづらいけと、簡単にまとめるとね…
SDGsアワードは、一度表彰されると殿堂入りして表彰対象基準がぐんと上がるらしいですよ。
第1回に表彰されたってことは、全地域の中でも先んじた取り組みが多いってわけです。
そのあたりの取り組みについても、動画でお話ししていますよ〜。
移住の先輩に聞く!地方暮らしの極意とは?【地方移住”ホンネ”サロン】北海道下川町編
今回登壇いただいたのは、下川町に移住した藤原佑輔さんと、竹本礼子さん。
藤原さんは北海道札幌出身で、生活の中の「今の暮らし、しっくりこないな」という違和感を感じたところから、転職・移住を考え始めたという藤原さん。
誰もが一度は抱いたことがある暮らしの違和感・・・。
そこからどのような経緯で移住し、現在はどのような気持ちなのかに迫ります。
竹本さんはご夫婦で、スポーツと健康を軸に「人の幸せ」にアプローチされています。
実は下川町は、多くの著名なスキー選手が輩出された町としても知られ、竹本さんは次世代の選手を育む要でもあります。
条件が合い、夫婦で移住するという決断をされますが、竹本さんにとって下川町は初めての土地でもありました。
その意思決定はどのように進められたのでしょうか。
藤原さんと竹本さん、2名のお話を通じて地方移住のリアルに迫ります。
▼インタビューでお聞きした主な内容
– 移住のきっかけ/決め手
– 移住の準備とその期間
– 仕事をどうしたか
– 金銭面で生じた課題と解決方法
– 移住後の生活について
(暮らしの変化・生活コスト・ご近所付き合い/コミュニティ・家族について/子育てなど)
– 移住後の人生への満足度