長野県小谷村では、HAKUBA VALLEY栂池地域において改築整備を進めてる、茅葺き古民家飲食施設の運営事業者を公募型プロポーザル方式により募集します。
事業の趣旨及び施設の運営管理方針
小谷村では、空き家対策や観光振興事業の推進を目的として、平成30年度から当該古民家の利活用を検討し、改修工事を実施しています。
この施設は、栂池地区の中でも、古道「塩の道」沿いに建ち、県宝「牛方宿」に隣接した立地で日本の原風景が残るエリアに位置します。
施設の運営管理について、民間活力やノウハウを取り入れ、多様化するニーズへ効果的・効率的に対応し、沓掛地区で飲食(小谷村ならではの食材も活用した食事を楽しみ、古民家を活用した食事や休憩、特産品の販売、多様な手段により塩の道旅行者などにその土地の魅力を味わってもらうサービス提供のこと)を推進していくため、指定管理者となりうる運営管理候補者の選定をします。
プロポーザルへの参加を希望される方は、募集要綱を確認の上、2021年11月12日~24日までの期間に申請書等を小谷村役場観光地域振興課集落支援係までご提出ください。
なお、事前説明会を2021年11月12日に実施しますので説明会への参加を希望される方は、事前説明会参加申込書を2021年11月8日までに小谷村役場観光地域振興課集落支援係までご提出ください。
施設の概要
(1)名称:沓掛古民家飲食施設(仮称)
(2)所在地:長野県北安曇郡小谷村大字千国乙832-4ほか
(3)施設内容:主屋延床面351.10平米(付帯倉庫9平米含む。)
庭敷地面積639.02平米
敷地総面積878.45平米
※詳細は募集要綱をご確認ください。
業務の範囲及び具体的内容
(1)地域食材等も活用した飲食店業務
(2)地場産品等を販売する物販業務
(3)観光情報等の発信業務
(4)その他村長が別に定める業務
※詳細は募集要綱をご確認ください。
公募に関するスケジュール
(1)募集要綱の配布 令和3年10月 8日(金)~11月19日(金)
(2)事前説明会 令和3年11月12日(金)
(3)公募に関する質問受付 令和3年10月 8日(金)~11月19日(金)
(4)質問に対する回答 令和3年11月22日(月)
(5)申込書類の受付 令和3年11月12日(金)~11月24日(水)
(6)選定委員会 令和3年11月30日(火)
(7)選定結果の通知 令和3年12月 1日(水)
要綱及び提出書類等
募集要綱、仕様書、提出書類等につきましては、小谷村HP(https://www.vill.otari.nagano.jp/www/contents/1632881706416/index.html)にてご確認ください。
塩の道と牛方宿
塩の道は、新潟県の糸魚川から長野県の松本城下まで約三十里(百二十キロ)を結び、信州側で「糸魚川街道」、越後側で「松本街道」と呼ばれた千国街道は又の名を塩の道といわれています。
戦国時代、上杉謙信がこの道を経て、仇敵武田信玄に塩を送ったという「義塩」の有名な故事によるものです。
牛方宿(https://www.vill.otari.nagano.jp/www/contents/1001000000195/index.html)は牛方や牛が泊まった宿で、牛は土間、牛方は牛が見える二階にと、一つの屋根の下に寝泊まりして旅の疲れを癒した宿です。19世紀初期の建築で、間口六間、奥行十間。当時の民家としては、柱の太さや本数、仕組みなどきわめて質の高いものです。平成9年に小谷村有形文化財となり、その後村が買い受けました。母屋は元治元年「千國又兵衛家相図」を元に整備復元され、平成16年春、史料館として開館しました。平成21年4月には県宝に指定されています。
HAKUBA VALLEY
長野県北部の北アルプス山麓に位置する、雄大な山々に囲まれた地“HAKUBA VALLEY”(https://www.hakubavalley.com/ja/)。
1998年長野冬季オリンピックの会場となり、今日では世界中からウインタースポーツを楽しむ多くの方々が訪れる国際山岳リゾートです。
標高3000m級の北アルプスから広がる大自然が作り出した壮大な山岳地形には豊富で良質なパウダースノーが降り積もります。
初心者もゆったりと楽しめる整備されたゲレンデから、総距離8,000mものロングクルージングが楽しめる個性豊かな10スキー場では、思い思いの滑りを楽しむことができます。
長野県小谷村
小谷村(https://www.vill.otari.nagano.jp/www/menu.html)は、長野県の最北西部に位置し、東は長野市と新潟県に接し、西は白馬連峰を境として富山県に、南は白馬村に接しています。
村の中央を日本海に北流する姫川が流れ、これを底辺に標高1600~2800メートルの高山が連なり、急峻な渓谷型の地勢となっています。
村の面積は約268平方キロメートルと広大ですが、面積の88%を森林が占める自然豊かな村です。村の中央にJR大糸線と国道148号が走り、東西の山間部に集落が点在しています。
西側の白馬山麓は比較的緩斜面が続くため高原的景観を有し、良質なスキーゲレンデがつくられています。