地方移住の下見はオンライン相談も合わせると50箇所を超えました(Twitter@c7local)。山形県には、山・温泉・雪・人・方言など、東京にはない日本の豊かさがある。テレワーク移住先としてもポテンシャルが高い。2021年からはテレワーク移住も「移住支援金」の対象となっているので、より敷居が低くなりました。
山形県移住支援事業
山形県の移住支援金
支給金額
100万円:世帯での移住の場合
60万円:単身での移住の場合
支援対象者の要件
(1)(2)(3)の全てに該当する方が対象
*細かな条件もありますので詳細はHPを御確認ください。
(1)移住元:移住前、東京23区内に在住、または東京23区内に通勤。
(2)移住先:山形県内に移住し、申請後5年以上継続して移住先市町村に居住する意思があること。
(3)就業等:(a)~(e)のいずれかを満たすこと。
(a)マッチングサイト山形県移住支援金対象求人サイトに掲載されている求人に応募して就業すること
(b)起業支援金の交付決定を受けていること
(c)専門人材として就業すること
(d)テレワークにより移住元での所属先企業等の業務を引き続き行うこと
(e)関係人口として移住すること
詳細は⇒山形県への移住・就職で移住支援金最大100万円をサポート
移住支援金(正社員雇用促進奨励金)に関するQ&A/参照:山形県ホームページ
Q:Uターン・Iターンとはどういう人が対象ですか。
A:「Uターン者」は山形県出生者となります。本県出生者以外の方は「Iターン者など」に含みます。
Q:コロナを起因とは。コロナ解雇などの理由での移住でなければだめでしょうか。
A:新型コロナの影響による地方移住への関心が高まっています。この機会に移住したいと考えた方であれば該当になります。
Q:パートで採用となりました。対象になりますか。
A:正規雇用が条件となります。パート採用は対象になりません。
Q:令和3年3月に東京の大学を卒業し、4月から山形に帰ってきて正社員として働くことになりました。奨励金の対象になりますか。
A:新規学卒者は対象となりません。
Q:移住支援金だけの申請はできますか。
A:支援金のみの申請はできません。移住支援金を支給するには、雇用契約書や出勤簿・賃金台帳の写しなど、事業者が作成する書類も確認いたします。そのため、移住支援金の申請は事業者を経由して提出してもらいます。同じく奨励金のみの申請もできません。
詳しくは⇒正社員雇用促進奨励金(移住支援金)支給に関するQ&A
自治体の移住関連補助金・助成金
市区名:移住支援制度
山形市:定住者向け奨学金返還支援事業。空き家バンク物件の購入または賃借した場合の助成。
米沢市:空き家の改修に要する経費の補助。
鶴岡市:お試し住宅アパートタイプ(県外移住希望者を対象に最長1年間、お手軽な家賃で貸出)を実施。
酒田市:移住お試し住宅利用促進補助金。空き家バンクを利用し、購入又は賃貸借して改修工事を行う場合の助成。
村山市:Uターン就職活動交通費支援。村山市就業者等定住促進助成金。村山市子育て応援・定住促進事業補助金。
長井市:定住促進補助金・長井市住宅リフォーム補助金。新規就農支援制度。長井市起業・創業支援事業補助金。
天童市:定住促進・子育て世帯支援事業補助金。移住推進空き家利活用補助金。
東根市:定住促進助成金。
尾花沢市:宅地取得等助成事業。空き家バンクに登録された物件を転入者または子育て世帯が改修する場合に助成。
南陽市:子育て世代定住促進交付金。
上記はごく一部のご案内です。
詳細は、各自治体のホームページをご確認下さい。
山形県の基礎知識
山形県について
年配の方とお話すると方言が強くて何を言っているのかわかりません(笑)。秀麗な山々に囲まれ、のんびりした空気が流れ、心地よい方言が聞こえる。何だか日本じゃないような感覚になります。移住先としても、観光地としても魅力的な県。もっと山形詣でする人が増えてほしいなと思います。
面積:9,325.15km2(全国9位)
人口:1,051,974人(2022年1月、全国36位)
隣接都道府県:宮城県、秋田県、福島県、新潟県
山形県出身の芸能人
石澤智幸 (テツandトモ)、ウド鈴木、ビートきよし、あき竹城、渡辺えり、橋本マナミ、眞島秀和 etc.
山形県の住みここちランキング2021
順位 昨年 自治体名 偏差値
1位 1位 東根市 71.2
2位 2位 天童市 66.8
3位 3位 山形市 62.2
4位 5位 酒田市 54.8
5位 6位 鶴岡市 52.1
6位 8位 寒河江市 52.0
7位 4位 東置賜郡高畠町 52.0
8位 7位 南陽市 51.6
9位 – 東村山郡山辺町 49.9
10位 10位 東田川郡庄内町 48.5
出典:いい部屋ネット「街の住みここちランキング山形県2021」
住みここち比較(東根市・天童市・山形市)
東根市┃ひがしねし
さくらんぼの町、近年は人口増加率が高いです。山形新幹線延伸に伴うさくらんぼ東根駅の開業など、交通の要衡としても発展を続けています。
天童市┃てんどうし
将棋とラ・フランスの町。山形県のほぼ中央に位置、東南に蔵王連峰を望み西に月山を仰ぐ美しい自然に恵まれています。近年は山形市のベッドタウンして発展しています。
山形市┃山形市
仙台市と隣接。城下町の風情を残した街並み、蔵王や山寺などの観光地を有するほか、米やさくらんぼなどの豊富な果物、そばや山形牛、地酒などの食も自慢。
幼稚園・保育園:東根市/天童市/山形市
公立保育所数:3ヶ所/4ヶ所/10ヶ所
0歳児保育を実施している公立保育所:2ヶ所/0ヶ所/10ヶ所
公立保育所定員数:390人/300人 1010人
公立保育所在籍児童数:363人/276人/789人
私立保育所数:6ヶ所/10ヶ所/32ヶ所
0歳児保育を実施している私立保育所:6ヶ所/10ヶ所/32ヶ所
私立保育所定員数:358人/976人/2888人
私立保育所在籍児童数:405人/941人/2637人
保育所入所待機児童数:0人/0人/0人
0歳児の認可保育所月額保育料:48,800円/51,800円/43,700円
認定こども園数:4園/7園/28園
預かり保育実施園数-私立:2園/3園/9園
長期休業期間中の預かり保育実施園数-私立:2園/3園/9園
小学校・中学校:東根市/天童市/山形市
公立小学校1学級当たりの平均生徒:21.5人/20.5人/22.1人
公立中学校1学級当たりの平均生徒:21.5人/20.5人/22.1人
公立小中学校の耐震化率:100.0%/100.0%/99.6%
公共料金・インフラ:東根市/天童市/山形市
ガス料金(22m3使用した場合の月額):-/-/山形ガス株式会社5929円
水道料金(口径20mmで20m3の月額):東根市4510円/天童市4840円/山形市4345円
下水道料金(20m3を使用した場合の月額):東根市3300円/天童市3300円/山形市3355円
下水道普及率:91.4%/98.9%/97.8%
医療:東根市/天童市/山形市
一般病院総数:2ヶ所/3ヶ所/13ヶ所
一般診療所総数:35ヶ所/51ヶ所/251ヶ所
小児科医師数:7人/5人/69人
小児人口10000人当たり:10.63人/6.23人/23.32人
産婦人科医師数:2人/6人/42人
15〜49歳女性人口1万人当たり:2.15人/5.18人/8.79人
介護保険料基準額(月額):6100円/6000円/5800円
参考データ:goo住宅・不動産>暮らしデータ
山形県の移住体験者インタビュー切り取り
先輩移住者が移住前も移住後も強い味方。先輩移住者の声に耳を傾けよう。
【山形県尾花沢市│移住者インタビュー】大阪から移住
尾花沢でのお仕事探し
最初にもお伝えしたとおり、スイカ農家の研修生として日々努力しているRさん。移住される方が不安に思っているお仕事面について、お話をうかがってみました。「スイカ農家は夏にガッツリ働くんですけど、冬場何をしようかというのがあるんですよ。夏に稼いで、冬はのんびりという選択肢もあるけど、結構仕事のスカウトもあるんですよ。」地域になじめるかな?
「僕の場合、正直方言は苦労しました(笑)。今でもまだ苦労してますよ。農家の方は高齢の方も多いので。『はいづ』とか、『かいづ』とか、まったくわかりませんでした。だけど、挨拶したりしているうちに、みなさんに親切にしてもらえて、子供服のおさがりをいただいたり、野菜をいただくことも多くて、お金では買えない豊かな暮らしをさせてもらっています。」(※はいづ=それ かいづ=これ)引用:移住するなら尾花沢
【山形県天童市│移住者インタビュー】やりたいことにフォーカス
振り返ってみると、移住は自分と向き合う大きなきっかけになったと思います。そして、実際に天童で暮らし、働き方が変わったことで、自分は何がやりたいのかということに意識を向けられるようになりました。それまでの部署の壁の中で与えられた仕事をやるのとは違い、今はやりたい仕事に自分から手を上げられる、チャレンジしたいことにチャレンジできる環境です。自分はこうなりたい、こんな仕事をしたい、ということをしっかり考えられるし、逆にやりたくないことは選ばなくていいんです。金銭面で言うと、以前の方が収入は良かったですよ。でも、都会での生活では得られなかったすばらしい環境を今は手に入れられたと感じています。仕事は自分で選べるようになりましたし、日々の生活を大切に自分らしくいられる。これが、移住前と天童での生活で、大きく変わった点だと思います。地元の食材はどれもとてもおいしいし、各地に温泉があるので日ごろから気軽に楽しめます。また、ふと目を向けた時の大きな山の景色や、雪原に残る動物の足跡とかには癒されますね。私はそんな今の暮らしをとても気に入っています。
【山形県山形市│移住者インタビュー】豊かな自然を楽しむ暮らし
山形は自然が豊かなところもいいですね。産直で初めて見る野菜や山菜と出会ったり、季節ごとに旬のものをいただけることがすごく新鮮で楽しいです。田んぼで稲が実っているのを見て、そろそろ稲刈りだなぁと思っているとスーパーや産直に新米が続々と出てきたりして、見ている景色と自分の生活が連動している感覚があります。夫婦共にアウトドアが好きで、30分くらい車を走らせて気軽に蔵王に行ったり、自然の近くに出かけています。
昨年から今年は山形百名山の本を見て、山登りに挑戦しました。月山などの高山のほか、盃(さかずき)山や富神(とがみ)山、千歳山といった低山にも登っています。ハードな山だと1日かかってしまいますが、低山であれば往復2時間ほどで気軽に行けるのが嬉しいです。
【42道府県どこが良い?】その他のエリア↓
筆者の地方移住の進捗
会社がリモートワークを推進していることもあり、移住へのハードルはかなり下がった。とは言え、娘の教育環境のことなども考えると、完全移住は少し先になりそう。なので第一ステップとして週末移住あるいは週中移住の二拠点居住を検討中。思春期まっさかりの娘にとってパパ不在は願ったり叶ったりかも(笑)
サラリーマンをしながら地域活性化事業(空きスペース活用、シェアハウスetc.)をやってみようかと思っています。地方でお役立ちできる事業が作れたら本望。なので色んな人にお話を聞くようにしています。地方移住&起業で人生を楽しくしていきます。今のところの移住候補地は以下の通りです。都内からアクセスの良いところを探しています。
・山梨県(都留市、大月市、上野原市) ・神奈川県小田原市
・茨城県(結城市、土浦市)など
筆者公式ブログ⇒地方移住とテレワークで人生めちゃ楽しいやん!
NATIV.mediaにて執筆中⇒移住先探しダイアリー