和歌山県が、2018年4月から企画している起業・就農、就労の体験プログラムが
利用者が希望する事業者のもとで「しごと」を体験しながら、
周辺地域の先輩移住者や地域住民の方との交流を通じて「くらし」の体験を行い、
移住後の生活をイメージすることができます。体験費は無料です。その“体験先”をご紹介します。
社会福祉法人熊野福祉会
住所:和歌山県田辺市本宮町下湯川479-3 事業内容:特別養護老人ホーム、グループホーム、住宅型有料老人ホーム
熊野本宮大社があることで有名な和歌山県田辺市本宮町。この地で地域のさきがけとして地域の福祉と向きあってきたのが社会福祉法人熊野福祉会です。
1983年から本宮町では高齢者の孤独死が起きはじめました。そんななか「このまちから孤独死をなくそう」という住民の活動から1990年に設立され、現在は4つの福祉施設を運営しています。
体験先のグループホーム下湯川苑は、医師により認知症と診断された方で、入院治療は必要としないが在宅での介護を受ける事が困難な方に入居して頂き、日常生活のお世話をさせていただいています。
今回体験できる内容
グループホームは認知症の高齢者に特化した介護施設のことを言い、ゆったりと普段の生活に近い雰囲気で過ごすことができるのが特徴です。知症介護の知識と技術を持ったスタッフが、利用者と丁寧にコミュニケーションをとり日々の暮らしのお手伝いをしています。
体験者には、食事の手配や入浴の介助の他、リクリエーションなどにも参加をしていただく予定です。他に体験したい希望がありましたら、お気軽にご連絡ください。
仕事のこだわり
地域の介護福祉を切り開いてきたパイオニアとして長い歴史を持つ熊野福祉会。ほとんどの利用者さんが本宮町出身者のため、仕事を通して地域のつながりを感じることができます。
また「はたらく人が幸せじゃなかったら、利用者さんにもやさしく接することが出来ない」という考えから、はたらく人が幸せになる職場づくりに取り組んでいます。その結果、厳しいと言われる業界にあって、10年以上のスタッフが何名も在籍しています。
移住者も積極的に受入れていて、戸建ての社員寮も月額15,000円で利用可能とのこと。体験を通じて仕事とくらしを感じてください。
補足事項
宿 泊 場 所 :近隣宿泊施設