【しまね移住女子ブログ】井上雅央里 vol.4

みなさん、こんにちは!冬真っただ中ですね。
しまね女子ブログ 東部担当の松江市在住の井上雅央里です。

今回は、『仕事』編について、書いてみようと思います♪
ネット環境があればどこでも仕事ができる時代になったとはいえ、
まだまだ移住を機に転職や新しい事にチャレンジする方も多いのかなと思います。私自身がまさにその一人。
「仕事」と一言で言っても、働き方、経済的価値観、モチベーション、暮らしとのバランス、それは1人ひとり違うし、その都度変わっていくものなのかなぁと考えていて。

松江駅から車で約15分、和倉山の頂上からの朝日

 

移住してもうすぐ丸5年。仕事への向き合い方は今も変わり続けています。
ただ一つ言えることは、ここに移住したからこそ、出来たこと、一歩踏み出せたことが沢山ある。(おセンチ風)

回想入れつつ、今日も元気にレッツラゴー!

以前の職場からの景色

◇移住前の仕事

私の移住前の仕事の経緯をざっくり。国際物流、幼児教育、旅行会社、最後は京都で販売員という流れ。当時は、自分の興味の赴くまま、転職を重ねていました!移住しようと思ったきっかけは、30歳を前にして多様な自然がある町で暮らしたい、何か自分でチャレンジしたいと思ったのがはじまり。

夏祭りに出店

 

海外の方々と大学生の交流イベントを企画

 

◇移住~1年間

地域おこし協力隊として赴任(島根県地域おこし協力隊についてhttps://furefure-shimane.jp/chiikiokoshi/
松江市の地域おこし協力隊はフリーミッション型というのを取り入れていて、これ!といったことが決まってなかった私は、それならチャレンジしたい私も行けるかも!と思い、任期をスタート。
OBOGとの関わりも盛んで、地元企業の経営者陣のサポート体制も得られるという点もかなり心強かったです。フリーミッションなので、まずは自分の興味関心があることを見つけるために、最初は同期と市内を沢山巡りました。
1年目は、色んなイベントのスタッフをさせて頂いたりと、おかげで徐々に知り合いや友人が増えていきました。

◇移住後2~3年目

協力隊2,3年目は、そんなご縁から気持ちが通じあえる仲間たちとの出会いのおかげで、みんなでプロジェクトや団体を立ち上げ、活動を本格的にスタート!

皮むき間伐の様子

◇森のこと

移住して、山や森との距離がすごく近くなって(島根県は、土地の森林率が全国4位と森林が沢山)歓びの嵐、そんな中人が森に入らなくなってしまっている人工林が課題になっている状況があることを知り、女子4人で森の皮むき間伐を通して女性も子供も未来に繋がる森づくりを行う「きると」を発足、定期的に森でイベントを開催、森の整備を行っています。

美術館での海洋ごみの展示アート作品

 

アート作品

 

海洋プラスチック商品:歯ブラシスタンド

◇海のこと

また移住して、日本海の美しさに感動。街の中心から20,30分行けば出逢えるターコイズブルーの海は本当に圧巻です。
これまたその一方で海洋ごみの課題があることを知り、島根大学の学生たちと海の環境教育などを行う「しまねLINK」を立ち上げ、ビーチクリーンをはじめ、環境講座、海洋プラスチックを利用した商品制作、アート制作、教材開発、展示企画などを実施♬

水辺近くでリヤカー屋台ROKKAKAKUを開催

 

出雲国風土記にも登場する1300年以上続く矢田渡船

 

水辺の朝市AOMMの様子

◇水辺にまつわること

またまた移住して、松江市内は『水の都松江』と言われるほど、街中が水の豊かさで溢れていることにも感激。湖、雨が多い、堀川、水路、池、海、ありとあらゆるとこに!この水辺と人との距離がもっと近くなったら、素敵~!と思い、地元で長く続く観光渡船を活かした水辺活用などを行う「どっこい舎」を立ち上げ、観光船企画、若手船頭、朝市、無人島キャンプ場など様々な取組を行いました!
神話の国、島根でその土地の文化にどんどん惹かれるようになっていました。

地域おこし協力隊として働かせていただいた3年間。手厚いサポートのもと、その他にも色々やらせて頂き、改めて有難かったなぁと。(しみじみ)

◇4~5年目

地域おこし協力隊の任期を終え、活動をまだ続けたいという気持ちがあり、就職すると言う形ではなく、また活動をひとつの事に絞るのではなく、いくつかのことを掛け合わせて働くスタイルで個人事業主としてスタートすることに。
決めたと!というよりは、まずは心が動く方に挑戦してみよう!みたいな心模様だったように思います。そんな中、想っていたことがまたいくつか実現していきました!

古道具小物

 

蚤の市イベント出店の様子

 

お店の床板に古材を導入

 

◇古いもの

古い建築や、古い物が好きだった私。松江は古くて素敵な建物が多く、よく散策していました。
ちなみに島根県は築年数50年以上の家の割合が高い県、第一位です!最初は古民家をリノベーションしたいと思っていましたが、解体する家や空き家になる家の循環を少しでも良くできたらいいかも!と思い、古道具と古材を扱う古道具屋「凩」をスタート!ご自宅に引き取りに行くのですが、山陰ならでは品も多く、いつも宝探しに行くような気分で、テンション上がってしまいます。

倒木処理の様子

 

伐っている様子

 

販売している暮々米(ぼぼまい)

◇自然の営み

こっちに来て、自然と関わりたい気持ちがどんどん膨らみ、自然の中で日が暮れるまで、ぽんぽこたぬきのように野良仕事が出来たら最幸だな~と友人と一緒に「暮々山(ぼぼやま)商店」と言う屋号で、草刈りや、庭木伐採、田んぼでお米づくりなど行う仕事を移住5年目で新たに始動。
刈った草を堆肥に出来ないかチャレンジしたり、草木の特性について学んだり、生き物たちと戯れたり、学びが沢山です。

好きなことをやっていく中で、お金になること、ならないこともあります(笑)でも経験や人との出会い、自分の内側の変化が半端ないのです。その全てを自身の報酬と考え、すべてを混ぜ混ぜまぜ合わせスタイルで生きております。最近では、パラレルワーカーと言うようですが。

上記の内容はこれまでの活動や振り返りも含め書かせていただきました。まだまだ書ききれないことも沢山。
どれもこれも、移住する前は全く1ミリも予想していなかったこと。
今思う事。こっちに来て仕事の枠を超えて、地域や自然の活動を楽しみながら生きてる人が沢山いて、出会う方たちの背中がどれもかっこよすぎて、たまんなくトキメクのですが、そのおかげでこんなにワクワク自分もし続けることができてるんだなぁと。

「仕事」は奥が深いですが、心地良いと感じる生き方=自分の働き方になっていくと幸せ~と思い、目の前のことを楽しんでいるオンマイウェイです♬自分の気持ちに素直に、最終的には生きる力満載の地球人になっていたい(笑)

なんと次回が最終回!松江市内の色々『環境編』お送りします~!読んでくださり、ありがとうございました!

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【名前orペンネーム】井上雅央里(いのうえかおり)
【居住市町村】松江市
【UターンorIターン】Iターン
【移住前の居住地(都道府県)】京都府
【年代】30代
【お仕事】パラレルワーカー(自然をフィールドにした環境循環活動、観光事業など)

【好きなこと】
自然、生き物、手仕事、アート

【Love shimaneとしてひと言】
古から紡がれてきた人の営み、自然の美しさ、そして人のぬくもり。
島根のパワーを、毎日ハートで感じています!
そんな島根ライフの様子をお送りしていきます。どうぞ宜しくお願いします♬

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