サーフィン移住のまち・海陽町の移住体験施設

徳島県南部、『みなみ阿波』の中でも最南端のまち・海陽町。サーフィンの聖地として知られるこの町には、一年中楽しめる波乗りを求めてサーフボードと共に移住者が全国からやってきます。でも、遠くの場所から移住する人にとっては、いきなり本格的に移り住むにはハードルもあることでしょう。そんな方のために、海陽町には“お試し移住”ができる移住体験施設があります。

町営の移住体験施設は2つありますが、今回は海のすぐ近くにあるサーファーにおすすめの『宍喰移住体験住宅』をご紹介します。こちらは一棟貸しの移住体験施設で、海陽町への移住を検討している人であれば、1年間を上限として入居することが可能です(入居前に審査あり※要問い合わせ)。
サーフィンのメジャースポットである『大手海岸』のすぐ近くで、徒歩でサーフィンに出かけることができる、サーファーにとって最高な立地。

令和元年に大規模改修したばかりなので、室内はとってもきれいです。間取りは2LDKですが、間仕切りを自由に開閉できるので、ひとつの大きな空間として使うこともできます。屋外の収納庫もあるため、サーフィン移住のお試しとしてはぴったりの物件です。
見学も可能ですので、興味のある方は海陽町へのサーフィン遠征に合わせて見学予約を入れておきましょう。


宍喰移住体験住宅
構造:木造平屋建て(一軒家)
建物面積:62.37㎡
間取り:2LDK
特別設備:備え付け収納、スロープ
使用料:月額3万円(水道光熱費・ネット料金は別途自己負担)※詳しくはお問い合わせください
https://www.town.kaiyo.lg.jp/docs/2023042600029/
問い合わせ先/海陽町役場産業振興課 tel.0884-73-4161

移住体験施設を経て海陽町の道の駅支配人になった高並さん

大手海岸の前にある『道の駅宍喰温泉・すぎのこ市場』で支配人を務めている高並さんは、移住体験施設での移住体験を経て海陽町に移住した一人です。高並さんが移住したのは2023年。それ以前は神奈川県に住んでいて、海陽町には来たこともなかったし、どんな町なのか全然知らなかったと話します。

「移住フェアで初めて海陽町のことを知りました。以前に仕事の関係で香川にいたことがあって、四国の空気感は気に入っていたのと、その四国の中でも知らない場所だった海陽町に興味が湧いたんです。私はサーフィンなどのマリンスポーツをするわけではないのですが、海は好きで。眺める専門ですが(笑)」

移住フェアがきっかけとなり海陽町に興味を持つようになった高並さん。そして、移住体験施設に入居することになります。

「私の場合は海陽町に移住することはほぼ決まっていたので、移住体験というよりは、移住のための準備期間として入居させてもらいました。それと、今のこの道の駅での仕事も海陽町移住コーディネーターに紹介してもらって。何から何までお世話になりました」

高並さんの勤務先である『道の駅宍喰温泉・すぎのこ市場』は、いわゆる産直市で、自然豊かな海陽町の海産物や農産物がズラリと並んでいます。こちらで買い物するなら、特にお刺身がおすすめ。大ボリュームのお刺身が格安価格で手に入ります。感覚値ですが、これを都市部で購入したとしたら2~3倍くらいの値段になりそうです。

道の駅支配人としての高並さんの仕事は、商品の仕入れや取り引き先の新規開拓、ふるさと納税の返礼品開発などです。この取材日はちょうどふるさと納税の返礼品『季節の野菜セット』の発送準備中でした。こちらは『楽天ふるさと納税』『ふるさとチョイス』から注文できますので、海陽町に興味のある方はぜひチェックしてみてください。

海陽町では自然のリズムのまま暮らせる

海陽町に移住してまだ1年ほどの高並さんですが、すでに都市部や他の町との大きな違いを感じているようです。

「昔は転勤族だったので全国各地いろいろな場所で住みましたが、海陽町の海は抜群にきれいですね。すごく透明感があって、海を眺めると毎回感動しています。それと、海陽町に住んでいると、自然のリズムのまま暮らせるんですよ。都市部だと夜でもお店がいっぱい開いているし、深夜まで明るくて騒がしいので、どうしても生活リズムが崩れます。その点、海陽町には余計なものがないので、自然体で健康に暮らせている気がします」

今はまだ海は眺める専門だという高並さんですが、今後は穏やかな湾内の海でカヤックをやってみたいと話します。

自然に囲まれ、自然体で暮らす、海陽町での移住生活。あなたも、まずは移住体験施設から始めてみませんか?


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