2024年10月12日(土)〜14日(祝・月) に福島県田村市にて、新規就農を希望する方が就農までの過程や必要なことを考えて「就農計画書」を作成する2泊3日のワークショップイベントを開催しました。

一日目は、就農までの流れと就農計画書について学ぶワークセッションと、市内にあるトマト農園の視察を行いました。

農業初心者が作成するにはなかなかハードルが高い「就農計画書」。今回のツアーでは、新規就農のサポート窓口である田村農業普及所と田村市農林課の方にご協力いただき、就農の流れから各々が作りたい作物やその特徴などについて、ひとつずつ調べながら計画書の作成を進めていきました。

訪問したトマト農園GREEN for TABLEさんでは、収穫したミニトマトの選別やパック詰めなどを体験。姉妹一緒に脱OLして農業を始めた生産者さんから、作物を育てる上でのこだわりや農家としての作業の流れなどについてお話しいただき、実際に作業を体験しながら理解を深めました。

二日目はピーマン農家である新田ファームさんでの視察からスタート。新規就農をしてからたった5年で県内収穫量トップクラスになった新田さんの農園でピーマンの収穫作業を体験させてもらいながら、農家として生計を立てるための心構え、楽しみながら農業を行うことの大切さなどを教わりました。

その後、新規就農者が行う農業研修の受け入れ先の一つである「JAアグリサポートたむら」と農産物直売所「ふぁせるたむら」へ。就農前に農業研修をすることの重要性、農産物を直売するにあたっての注意事項などを学びました。ちょうど納品に来た生産者の方からもお話を聞くことができ、就農後のイメージがより深まりました。

三日目は、ミニトマトとふきのとうを栽培している「よしのや農園」さんを見学。田村市が新規就農をする際におすすめしているトマトとふきのとうの組み合わせでの栽培について学び、ミニトマトの収穫体験だけでなく、人を雇用するのに必要なタイミングや人件費、労働時間などについても知ることができました。

終始和やかで楽しい雰囲気のなか行われた今回の就農計画づくり&農業体験ツアー。
参加者の方からは、「より具体的に道筋をたてられそうです。支援金や補助金の制度を出来る限り活用しつつ就農に向けて取り組みたいと思います」「貴重な体験から、今まで知らなかった側面を知ることができました。まずは農業学校に行った方が良いと感じました」などのご感想をいただきました。

田村市の主要農産物を栽培している生産者さんと直接交流し、就農後のビジョンを現実的に考えて計画書に落とし込むことで、ご自身が目指すべき農業をより具体的にイメージしていただけたのではないかと思います。

たむら移住相談室では今後も、地域移住や新規就農をお考えの方に向けたツアーやイベントを開催いたします。ぜひ今後の情報もチェックしてみてください。

たむらぐらし

福島県田村市では、オーダーメイド型農業体験in福島県田村市(一泊二日~)を開催しております。事前ヒアリングによりご希望や考えをお聞きし、農家さんとマッチングいたします。中長期の体験で就農への不安を解消し、就農への第一歩を踏み出してみませんか?
年間を通して受け入れ可能ですので、ご興味を持った方は、ぜひお気軽にたむら移住相談室までご相談ください。