地域を応援したい人と、地域を繋ぐ「チイオシ~チイキ推し活プロジェクト~」。
今回は、三重県で地域活性化のキーパーソンとして活躍するチイオシアンバサダー、森田裕行さんにお話を伺いました。地方銀行の経営職という経歴を持ちながら、なぜ今、故郷・三重の魅力発信に情熱を燃やすのか? その原動力と、チイオシで描く未来について語っていただきます!

銀行員から地域活性化の事業で起業。故郷・三重への恩返しを誓うまで

 ――まず、森田さんが現在どのような活動をされているか教えてください。

㈱三重シティプロモーションの森田裕行です。
「まいぷれ地域情報サイト」を通じて、三重県全域の魅力発信や、地域が抱える課題解決に取り組んでいます。前職は地方銀行の経営職の経験を活かして、三重県の自治体様や企業様と連携しながら、地域課題解決やシティプロモーション活動を行っています。

――銀行員から、全く違う分野に転身されたのですね。きっかけは何だったのでしょうか?

実は、私の原点は幼少期にあるんです。三世代同居の家庭で育ち、自給自足が可能な地域で祖父母、両親と共に一次産業に関わりながら、自然の中で自由に成長しました。

幼い頃から地域の歴史や、そこに関わった祖先の話を聞いてきました。そんな故郷が少しずつ過疎化していくのを目の当たりにし、「地域に恩返しをしたい」という強い使命感が芽生えたのが、一番のきっかけですね。銀行員時代に培った知識や人脈を、今度は地域のために活かしたい、そう思ったんです。

森田さんが語る!伊勢神宮・鈴鹿だけじゃない、三重の“奥深い”魅力

――三重県というと、伊勢神宮や鈴鹿サーキットが有名ですが、森田さんから見た三重の魅力とは何でしょうか?

もちろん、それらも素晴らしい三重の魅力です。でも、それだけではありません。豊かな自然が育む山海の幸、歴史と文化が息づく伝統、暮らしを豊かにする多様な「住」が揃っています。


南北に長い地形を活かし、松阪牛や新鮮な海の幸、日本酒など、多彩な食材が楽しめます。地元の食材を使った料理教室や生産者との交流会など、「食」を体験できる機会も豊富です。

また、三重県は関西大阪市、東海名古屋市と都市にも近く、便利さと自然の穏やかさが共存する住みやすい地域です。海の見える家や里山の古民家など、理想の暮らしがきっと見つかります週末には温泉や地域イベントでリフレッシュするのもおすすめです。

観光だけでなく、「住む・体験する・食べる」 という多彩な楽しみ方ができるのが三重県の魅力なんです。

――森田さんからみる三重県の地域課題は何でしょうか?

三重県の地形は南北は約200㎞と非常に広い広い地域です。そのため各地の情報が一元化されず、まとまった情報発信管理ができていないという問題を抱えています。

地域ごとの魅力や情報が、それを必要としている人にうまく届きづらいという現状があります。各地の特色があるにもかかわらず眠ったお宝となっています

だからこそ、私のようなアンバサダーが、北から南まで、各地域のキーマンと連携して、三重全体の魅力を発信し、繋いでいく役割を担うことが重要だと考えています。
三重県全域一丸となって次世代の三重県を考え、地域会社ならではの強さを発揮していければと思っています。

人と語り、自然に触れる。活動の原動力は「人の笑顔」

――お話を伺っていると、森田さんの地域への熱意が伝わってきます。お休みの日は何をされているんですか?

趣味は「人と話し、共感し合うこと」ですね。

なので、休日も自宅にこもっていることは、ほとんど無いです。
外に出てさまざまな体験を楽しんだり、自然に触れたり、地域の人と交流したり。五感を使いながら日々新しい刺激を受けたり、自然の生あるものと触れ合いながら、生命の大切さを感じることが好きなんです。

その中で「古い伝統や歴史を尊重しながら、未来へつながる「今」を楽しく生きること」を大切にしています。

――意外な一面があれば教えてください。

実は…高所恐怖症でして。高層ビルや飛行機が苦手ですね。(苦笑)

――そうだったんですね(笑)。そんな森田さんの活動のやりがいは何でしょうか?

人々の喜びや笑顔を見ることが最大のやりがいです。
活動を通じて地域が活性化し、喜びが生まれる瞬間に何よりの幸せを感じます。

チイオシで三重を推そう!森田さんと一緒にできること

――チイオシのアンバサダーとして、今後はどのような活動を計画されていますか?

三重県全域の魅力を、県内外の方々に届けるためのプロジェクトを色々と考えています。
例えば…

・三重県全域で地域別の良さを考え、近隣から県内外のクライアント様に届けるプロジェクト。
・課題解決策と解決後持続的に継続できるプロジェクト。
・インバウンドを考えたプロジェクト。
・子供たちが安心して三重県で暮らせる街づくりプロジェクト。

など、具体的なプロジェクトを企画中です。

前職の地方銀行員時代で培った人脈と、「まいぷれ三重」の活動を生かし、 課題解決策のプロジェクトやインバウンド向けのプロジェクトなど、多様な活動を進めています。

日々、自治体様や企業様と日々面談も進め、地域課題に向き合い的確な提案を行っています。すでに、大手企業様10社程度との連携もいくつか始まっていて、地域に良い影響を与えられるような準備を着実に進めています。

――どのプロジェクトも非常に楽しみですね!

そうですね。
一番の目的は、地域の特性を活かした施策を展開し、地方が自立しながら発展できるモデルを構築することです。

地域と都市の関係人口施策は重要ですが、現在の公共の取り組みでは、本来の地域活性化につながっているとは言い難く、連携しながら官民、公民連携で継続させたいです。

地方が持続的に発展していくためには、地域自らが主導権を持ち、主体的に取り組むことが不可欠です。そのため、地域同士の連携を強化しながら、資金や人材が地域内で循環する仕組みを構築する必要があります

この課題に対応するため、新たな組織を立ち上げ、地域主体で関係人口の拡大と地域経済の活性化を進めていく予定です。

――実現には課題もあるかと思いますが…

労働にはもちろん相応の対価が必要であり、プロジェクトにも資金が必要です。まずはそこが目下の課題です。労働力と資金があれば、必ず成功させられる、という確信があります

「まずは小さな一歩から」地域と関わりたいあなたへメッセージ

――最後に地域に関わりたいと考えている方へのアドバイスをお願いします。

まずは小さなコミュニティから始め、他のアンバサダー様と交流しながら取り組むことをおすすめします。小さな一歩が大きな変化につながります。

チイオシ自体についても、短期的でなく長期、超長期と考え、形式的な持続性でなく、真の継続性を追求できるコミュニティプラットフォームとなれば良いと考えます。
会員様となっていただき、永続的にご満足いただける内容としていきたいと思っております。

写真左:森田さん

――森田さん、貴重なお話ありがとうございました。

三重県が持つ可能性を具体的に、また熱意を持って語っていただきました。
地域の魅力を引き出しながら新しい挑戦を続ける森田さんの今後の活動が楽しみですね。

森田さんと一緒に三重を「推し」てみたいと思った方は、ぜひチイオシにご参加ください!

「地域貢献に関わりたい」「漠然とだけど地域のために何かをしたい」「ジモトを盛り上げたい」「地域のつながりが欲しい」——そんな想いを持つあなたにぴったりなのが『チイオシ〜地域推し活プロジェクト〜』です。『チイオシ』は、地域と都市を結ぶ新たな関係人口を創出し、地方創生に寄与する会員参加型コミュニティサービスです。

アンバサダーが主催する移住定住、観光、体験、芸術、教育など様々なカテゴリのプロジェクトに参加することができます。また各地域の魅力を発信するアンバサダーたちの最新投稿やイベント情報をいち早くお届けしますよ!

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