vol.5:北海道・富良野市で過ごした初めての夏を振り返る
1. はじめに
皆さまお久しぶりです。
富良野市地域おこし協力隊のオカダです。
夏は何かと忙しく、バタバタしているうちに気づけば間を空けての更新となってしまいました。
さて、そんな富良野に移住して初めての夏も、そろそろ終わりを迎えつつあります。
お盆が過ぎると急に秋になるのが北海道。
今年の夏はとても充実したものになりました。
この場でぜひ語らせていただければと思います!
なので、今回のテーマはズバリ!『富良野の夏を振り返る』になります。
更新できていなかった間の富良野の夏について、振り返らせてください。
北海道への移住を考えている方には、北海道のリアルな夏事情を知っていただけるのかなとも思います。
2.富良野の夏イベントを振り返る
富良野の夏イベント
フラノビ・アモール
富良野の夏、恒例のイベント“フラノビ・アモール”。
2008年から始まり、コロナ禍で一時中止があったものの、18年続くビアガーデンイベントです。
7、8月の金曜日に計4回開催されましたが、初回は参加者側で楽しみ、あとは運営側で携わらせていただきました。
運営は皆、富良野市の会社員や公務員。
飲食の出店も、市内の商店街や飲食店から出ています。
富良野に縁あるアーティストたちのパフォーマンスも見所です。
こちら、いつ行ってもお客さんで賑わっており、お手伝いではてんやわんやしていましたが、どの日もとても楽しかったです。
来年の開催も楽しみです!
▼今年(2025年)の公式HP
ふらの北海へそまつり2025
こちらも富良野の夏の風物詩。
富良野市は北海道のど真ん中に位置しているため、北海道のへそと呼ばれています。
そんな富良野市で、毎年7月28・7月29日に開催される“北海へそまつり”。
地元の食材を使った料理の屋台が並ぶ特産市“ふらのへそグルメ”。
富良野市民によるステージパフォーマンス。
そして何より、お腹を顔に見立てて絵を描き、頭を大きな笠で隠して踊る“北海へそ踊り大会”。
地元の方によると、へそまつりの日は毎年必ず雨が降るそうです。
今年も雨が降っていましたが、雨なんかが気にならなくなるほど楽しいお祭りでした。
私の知り合いもたくさん参加しており、皆、酒を飲んだり踊ったりと、各々が楽しい時間を過ごしていました。
へそ踊りはなんと、当日飛び込み参加も可能。
踊り方や、お腹に描く絵については公式サイトにも情報が載っているので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
来年、あなたの参加を心よりお待ちしております。
▼北海へそまつり公式HP
もちろん、夏のイベントは他にも色々ありました。
また、“ bonchi fes. FURANO 2025 ”や“ふらのワインぶどう祭り”も近々開催されます。
富良野のイベントはどれも楽しいものばかりなので、ぜひ一度、来てみてください!
これが富良野の夏!
富良野の夏はラベンダーが有名です。
しかしここはあえて、日常生活で実際に身近にある“富良野の夏”の写真をドン!

いつも行列! “カレーのふらのや”でやわらか骨付きチキンのスープカレーをいただきました✨

ふらの五条大橋近くの河川敷。前方には山!

空知川で川遊び体験もさせていただきました。
3.北海道の夏の環境を語る
夏、富良野の気温
そもそもの話、
「北海道の夏って涼しいの?」
とたまに耳にしますが、ぶっちゃけ暑いです。
ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、今年の夏は、沖縄よりも北海道の方が気温が高いなんて日もあったほど。
帯広市では40度を記録しました。
「夏は北海道を避暑地にしよう!」という考えは、実は捨てた方が良かったりします。
富良野市も暑かった!
ですが、暑いには暑いのですが、北海道の夏は比較的過ごしやすいのもまた事実なのかもしれません。
実は今年、夏に九州に行く予定があったのですが、向こうとの違いは暑さの質かなと感じました。
北海道の夏は湿度が低いので、カラッとした暑さです。
反対に九州の夏は、じめっとした蒸し暑さが印象的でした。
福岡空港から外に出た時は驚いたものです。あまりにもサウナ!
そのため、同じ気温でも、もしかしたら北海道の夏の方が過ごしやすいのかもしれません。
北海道は盆地が多い土地です。そして、富良野も盆地に位置しています。
盆地とは、周囲を山や高地に囲まれた、くぼんだ平地のこと。
お椀をイメージするとわかりやすいかもしれません。
盆地には、夏は暑く、冬は寒いという特徴があります。
また、朝晩の気温差が大きいという特徴もあります。(春や秋の服装選びが難しい!)
なので、盆地に位置する富良野市も、夏は暑く冬は特に寒いです。
▼こちらの地図を見るとわかりやすいです(出典:国土地理院地理院地図)
ですが、朝晩の気温差が大きいと農作物に糖度がのるので、富良野の野菜や果物はとても美味しいです。
この夏、メロンもスイカもいただきましたが、どれもジュワッと瑞々しくて甘い果汁が口内に広がり、びっくりしました。とっても美味しかったです!
夏、北海道の夜
富良野は夜が静かだな~と常々感じます。
夏や冬の観光シーズンはそうでもなかったりしますが、大体は静かな印象があります。
なんと言っても夜が早い。
21時にもなれば人通りが少なくなり、住宅地付近はほとんど真っ暗です。
山が近いので、夜は謎の野生動物らしき鳴き声が聞こえることもあります。
虫の鳴き声や蛙の鳴き声も毎晩大合奏なので、慣れないうちは気になってしまうかもしれません。
ですが、慣れてしまえば日常の生活音のひとつとなり、気にならなくなります。
▼そんな富良野の夜を体感できるナイトウォッチングツアーもあります。
北海道の夏、夜は涼しいです。
もちろん、ムシムシして寝苦しい夜もありますが、基本的に夜風が涼しいように感じます。
夜の散歩にちょうど良い気温ではありますが、富良野の夜は何より真っ暗なので、ベランダに出るくらいに留めておいた方が良いのかもしれません。
私自身、本州に数年ほどいましたが、北海道に戻ってきてまず感動したことが夜に窓を開けられる点でした。
北海道はゴキブリが住宅の室内に現れることがほぼほぼありません。
私も本州に行って初めて見たほどなので、北海道にいた習慣そのままに夜に窓を開けて、ヤツの侵入を許してしまった時は何よりもまず驚愕したものです。
「本当にいるんだ!」という感動と、「どうやって退治するんだ…!?」という戸惑いと…。
夜に窓を開けられる。
実は、北海道に戻ってきて良かったなと思うポイントのひとつです。
4.富良野の夏の注意
ヒグマの出没
昨今、クマに関係するニュースを年々耳にする機会が増えている気がします。
富良野は山に囲まれていると上述しましたが、そう!山が近いのでクマの目撃情報も後を絶ちません。
ですが、市街地に出てくる事は殆どなく、目撃場所は基本的に、市街地から少し外れた農村部や山間部が多かったりします。
クマの目撃情報は富良野市のホームページやSNS等で随時発信されています。
▼クマと遭遇した時は?出遭わないようにするには?などについてはこちらをご参考ください
そこで、絶ッッッ対にしてはいけないのは、クマにエサを与えること。
これは本当にしないでください。
一度、人間の食べ物を食べたクマは人を襲うようになります。
過去に、北海道の知床半島でも、観光客が何気なく投げたソーセージによって起きた痛ましい事件もあります。
事件の詳細についてはぜひ、以下のリンクから読んでみてください。
(昨今のクマ事情を踏まえ、とても考えさせられる事件なのでこちら引用させていただきました)
ヒグマと生きるために(知床財団の活動)|知床財団|世界自然遺産「知床」にある公益財団法人
5. 富良野に興味を持った方は
「富良野に移住してみたい!」「移住に興味が出た」「まずはワーケーションで移住体験してみたくなった!」という方は、まずは下の画像をクリック!
▼ワーケーション情報はこちらをご参考ください!(画像をクリック!)
6. おわりに
いかがだったでしょうか?
富良野は住みやすいところだなと日々感じています。
私も移住して9ヶ月ほどとなりましたが、毎週のように新鮮な体験をさせていただいています。
毎日自然とふれ合える。そんな富良野市にぜひ一度、来てみてください!