8/20に本番を迎える癒しのマルシェ×朗読劇「負けるな!ギョーザランド!」。

本番に向け、準備が本格化しています。

 

【本番直前! 稽古&打ち合わせレポート】

 

この日は午前中に演出家・音響・照明スタッフによる打ち合わせが行われ、会場設営や段取りを細かくすり合わせました。舞台の進行や演出、機材配置など、本番当日の流れを念入りに確認し、万全の体制で臨めるよう準備を進めています。

 

午後からはキャストによる稽古が行われ、場当たりでシーンごとの立ち位置やセリフのタイミング、動きなどを細かくチェック。演出家からの指導のもと、それぞれが役作りに取り組み、さらに深い演技を目指します。残された時間の中で、一人ひとりが本番に向けて最終調整に入っています。

 

 

 

地元で演劇を続けていける舞台を

 

地元の高校生や一般の大人たちが、プロの声優とともに作り上げる、唯一無二の朗読劇。そもそもの始まりは、若者からシニアまで幅広い世代から「地元にも小劇場があれば…」という声を聞いたことでした。

 

栃木県内には、演劇部など演劇に携わる層が200人ほどいます。しかし、高校を出て演劇の道を志しても、活躍する場所がほとんどないのが実情。上京してもライバルが多すぎて、結局別の仕事に就いて夢を諦める人も少なくありません。私自身も劇団出身ですが、花開かず演劇を出産して辞めてしまいました。どんな形であれ、演劇に携わりたかったという気持ちがずっとありました。

 

地元にも劇場があればという声を聞いて、「だったら地元で、少しでも多くの人が携われる舞台を作ろう」と思ったのです。

 

朗読劇は、高校生、一般、プロと年齢も経験もさまざまな10人が集まり、合宿などを行い作り上げていきます。接点がない10人ですが、演劇が好きという共通点があります。だから不思議と仲良くなり、それぞれの意見を尊重し、切磋琢磨して本番を目指しています。

 

 

栃木の魅力を再認識!家族で楽しめる一日に

 

原作の漫画作品は、栃木神・チャオズと、いちごの天使イチマルが、ギョーザの国・栃木県を救うコミックエッセイです。記憶を失った主人公が小さい頃を思い出しながら、それまで好きじゃないと思っていた地元の良さに気づいていくストーリー。佐野ラーメンやあしかがフラワーパークなど、ご当地ネタも満載です!8月6日に発売した単行本『負けるな!ギョーザランド!』も、会場にて販売。原作を読んでから舞台を観るのも、舞台のあとに手に取るのもおすすめです!

 

 

当日は、朗読劇だけでなく「癒しのマルシェ」も同時開催!ワークショップやキッチンカーなど、地元の魅力が詰まったブースが並び、家族で楽しめる1日になります。そして佐野市のご当地キャラクター「さのまるくん」も登場予定!会場をさらに盛り上げてくれます。

 

夏の思い出にぴったりな癒しとエンタメの詰まった1日。演劇が好きな方も、初めて触れる方も、ぜひご家族やご友人と一緒にお越しください!

 

問い合わせ:癒しのマルシェ実行委員会(070-1398-0222)