追い風が吹く、挑戦の舞台

日本海の風が抜け、背後に山の稜線が連なる上ノ国(かみのくに)。いま、檜山沖は洋上風力の促進区域に指定され、国の後押しを受けた長期プロジェクトが動き出しています。

そんな上ノ国町では、現在、「空き家問題」に向き合うコーディネートチームメンバーとして、地域おこし協力隊(空き家コーディネーター、移住コーディネーター)を募集しています。

 

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いま見えている課題——家・情報・不安

そんな町の顕在化している大きな問題は、空き家に関することです。空き家はあるのに、すぐ住める状態まで届かない。断熱・水回り・雨漏り・電気といった“最後の数歩”が止まりがちです。情報もまた分散し、所有者・不動産・工務店・役場の情報が一本の線にならない。さらに、移住希望者の不安はパンフレットでは解けません。内見から契約、入居後のご近所デビューまで寄り添う伴走が必要です。

 

上ノ国は海も山もある自然豊かな町です。

協力隊が結成する「住まい×移住」コーディネートチーム

そこで上ノ国町では、地域おこし協力隊を募集し、空き家の見える化→住める化→マッチング→定着化一体で進めるコーディネートチームを立ち上ることにしました。チームとして「住める家と住む人をつなぐ」ことを担っていただきます。今回募集するのは3つのコーディネーターです。

 

<移住コーディネーター>

移住検討者との地域のつなぎ役として、移住相談から移住支援・定住支援につながるお仕事を担当いただきます。

  • 相談受付・ヒアリング(オンライン/対面)と要件整理
  • 町内見学の企画・同行(学校/医療/買物/交通 など生活インフラ)
  • 就労・教育・生活支援の連携調整(家族同伴支援を含む)
  • 案件記録・進捗管理(CRM)、レポート/SNS発信、入居〜定着までの伴走

 

<空き家コーディネーター(DIY担当)>

町内には「少し直せば活用できるのに…」という物件が多くあります。そんな物件の修繕や、地域のお家に関するお困り事を解決していただきます。

  • 物件診断と最小改修計画立案(断熱・水回り・雨漏り・電気)
  • DIY施工の実施と工程/安全管理(養生・工具・資材手配)
  • 成果の可視化(Before/After撮影、数量・費用の記録)
  • 標準化資料の整備(材料表・手順書・チェックリスト)

 

<空き家コーディネーター(不動産管理担当)>

地域内に眠っている空き家の掘り起こしから、所有者との交渉、空き家情報の管理まで、空き家に関する幅広い業務をご担当いただきます。

  • 所有者意向確認、権利関係/登記・相続の整理
  • 空き家台帳整備、空き家バンク掲載、物件情報更新
  • 見学調整〜条件擦り合わせ〜契約実務の伴走
  • 入居後の運用設計(管理スキーム、地域ルール案内、一次対応)

 

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募集概要

ポジション
「住まい×移住」コーディネートチーム

  • 移住コーディネーター
  • 空き家コーディネーター(DIY)
  • 空き家コーディネーター(不動産・管理)
    ※適性に応じて配属/兼務も可

募集人数

  • 若干名(順次決定・定員到達で終了)

契約期間

  • 委嘱日より1年(最長3年まで更新可)

応募要件

  • 年代不問/チームで動ける協働姿勢
  • 普通自動車運転免許
  • 情報発信への意欲(記録・SNS等)
  • 町内居住(住民の一員として行事等に参加)

歓迎スキル

  • 接客・広報・CRM運用/キャリア・生活相談
  • 木造住宅の基礎知識、DIY・安全管理の実務
  • 不動産の基礎知識、宅地建物取引士 など

待遇

  • 雇用形態:業務委託型
  • 報酬:月額29万円(税込)
  • 勤務体系
    • 標準稼働:週5日(内訳:週4日=ミッション業務週1日=Venture Day
  • 活動費:上限200万円 / 年(住宅手当・車両/PC借上料ほか、旅費・研修/資格・活動に必要な経費に柔軟配分)
  • 副業可(許可制・本務に支障のない範囲)

Venture Dayとは、

  • 勤務のうち、週1日を起業準備や自己研鑽に充てていただくことができます。(許可制・内容については役場と協議のうえ決定します)

選考プロセス

  • オンライン面談(カジュアル) → 書類選考 → 現地面接(交通費自己負担)

エントリー

  • まずはカジュアル面談でのご相談のうえ、エントリーしてください。

こんな方におすすめの方

  • 地域活性化に興味がある方
  • 北海道暮らしに憧れがある方

 

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上ノ国というフィールド——“暮らし”が近い町

上ノ国町は日本海に面し、山が生活のすぐそばにある人口約4,000人のまち。港の朝、畑や山の手入れ、子どもたちの放課後——コンパクトな暮らしのリズムが息づき、人の顔が見える距離感が根づいています。中世の山城・勝山館跡が物語るように、かつて海上交易で栄えた“入口のまち”。今も道の駅上ノ国もんじゅから望む海の夕景や、海岸線と史跡が連なる風景にその記憶が重なります。食と手仕事は、海の幸はもちろん菜の花油・木工・ブラックシリカ、近年はワインづくりも。小さな作り手が点在し、丁寧な暮らしの文化が息づいています。

「道の駅もんじゅ」からの景色

 

上ノ国ワイナリーのワイン。