空き家活用事例② もう一度“人が集まる場”を目指して/ボタニカルショップ＆ステイ THE KANEYA（徳島市） | Nativ.media

長年にわたって入田で親しまれてきた『かねや商店』。惜しまれつつ閉店した後、約10年空き家となっていたが、この地で造園業を営むアイムスタイル株式会社が購入。新たな拠点『ボタニカルショップ＆ステイ THE KANEYA』として、築130年という茅葺屋根の古民家を再生した。

最初こそ社員が業務の合間にDIYで改装していたが、葺き替え用の茅の貯蔵庫として使われていた屋根裏から大量の土が出るなど、作業を進めるごとに難易度が上昇。陣頭指揮を執る前田範泰社長も「これは古民家再生プロの力が必要だ」と判断、建築家に協力を仰いだという。立派な大黒柱や太い梁など、頑丈な構造体や年代物の建具を生かしながらスタイリッシュな施設へとリノベーションしている。