ワーケーションの聖地・和歌山県白浜町(白浜町の取り組みの紹介はこちら)。
今回は、白浜ワーケーションを実際に体験したノマドワーカーのAkinaさんに、白浜でのワーケーションについてインタビューしました。
https://peraichi.com/landing_pages/view/cocoakina
世界を旅しながら働くデジタルノマド。会社員を卒業後、父と世界一周をする。 バリ島でパソコン1台で働いている西洋人に感化され、アジアにおいてもデジタルノマドを広める活動を行っている。 日本国内ではワーケーションの普及活動に積極的に取り組んでいる。
Q:Akinaさん自身について教えてください。これまでどんなお仕事をされてきましたか?また、旅人になったきっかけは?
Akinaさん(以下、Akina):英語教育や出版に関わるお仕事を会社員として8年間働きました。会社員の頃から旅が好きで、有給を取って長期で旅することもありました。会社を辞めたタイミングで2019年5月から世界一周の旅に出て、バリ島でパソコン1台で世界中を旅しながら働いているデジタルノマドたちに出会い、生き方や働き方に感化されました。
Q:今回、南紀白浜に滞在することになったきっかけは?
Akina:先ほどお話ししたバリ島の出会いからご縁があり、現在はHafH(※)のグローバルアンバサダーを務めています。国内外のHafH提携施設の魅力や、場所にとらわれない自由な生き方や働き方を発信しています。南紀白浜にHafHの提携施設が増えたということで、今回実際にワーケーションしてきました。
※HafH:世界中の拠点を自由に選べる定額制の「住まい」と「働く場所」を提供するコリビングプラットフォーム(HafH公式ページより)
Q:今回はどちらに滞在されましたか?また、どんな1日を過ごしましたか?
Akina:ゲストリビング Mu 南紀白浜に2週間ほど滞在しました。午前中は仕事、晴れていたら昼からは観光、雨なら仕事をしました。夜は現地でできた友達と話したりご飯に行ったりしました。
仕事がオフの日は、居酒屋で仲良くなった人に熊野古道に連れて行ってもらうこともありました。
現地の方と知り合って、そのご縁で現地の人しか知らないようなところに連れて行ってもらえるのも、ワーケーションの醍醐味ですね。
Q:海や温泉があるワーケーションは実際どうでしたか?
Akina:最高です!!気分転換に海を見たり、朝ヨガをしたり、施設内にある温泉に入ったりしてリフレッシュしました。
Mu 南紀白浜はコワーキングスペースが多いので、日によって和室や洋室など、気分によって仕事部屋を変えることができました。
お気に入りは和室のコワーキングスペースで、白浜に沈むサンセットを見ながら仕事をする瞬間にワーケーションをしていて本当に良かったと感じました。Q:南紀白浜のお気に入りスポットはありますか?
Akina:白良浜、千畳敷、三段壁……どれも綺麗でした。やはり自然には癒されます。でも、一番印象に残っているのは南方熊楠(※)記念館です。居酒屋で出会った地元の方にすすめられたので行ってみました。熊楠は破天荒で変わり者だったことで有名なんですが、やりたいことに無我夢中な姿を見て、こういう生き方をしてもいいんだと自己肯定感が高まりました。
※南方熊楠(みなかた・くまぐす):和歌山県生まれ。東京での学生生活ののちアメリカ、イギリスに留学。日本の博物学者、生物学者、民俗学者。
Q:ワーケーションを成功させるためのアドバイスがあれば教えてください。
Akina:
②荷物は移動しやすいように少なめにする
③健康管理が重要で、外食続きになりがちなのでキッチンのある施設を選び、自炊もする
以上の3点を心に留めておくと、「住むように働く」スタイルで滞在できると思います。
また、せっかくのバケーションでもあるので、リフレッシュできる要素ありきで場所を選ぶとよいと思います。白浜の場合、ビーチも温泉もあるので煮詰まったら気分転換するには最適でした。
Q:最後に、Akinaさん自身がワーケーションに求めることを教えてください。
Akina:大自然、新しい人との出会い、地元のおいしい食べ物です。今回の白浜ワーケーションでその多くを叶えられました。南方熊楠記念館のような意外な発見があるのも面白いと思います。
新しい人との出会いはビジネスや価値観の出会いにもつながるので、ワーケーションをやめられない一番の理由です。
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ワーケーションの聖地と呼ばれる白浜。実際に白浜ワーケーションを体験したAkinaさんにお話を伺うことで、白浜のリアルな魅力やワーケーションの満足度が高いことが分かりました。
Akinaさん、ありがとうございました!
(本記事の画像はすべてAkinaさんより提供いただきました)
小山 志織
和歌山県出身のフリーライター。「住むように旅をする」をモットーに、2020年7月〜12月まで九州を旅しながら執筆活動を続ける。noteで自身のワーケーション記やエッセイを綴っている。
Twitter:https://twitter.com/shiori_koyama
note:https://note.com/shiori_koyama