地方移住を検討している人にも人気の高い月刊誌『田舎暮らしの本』(宝島社)2月号で、9回めとなる「住みたい田舎ベストランキング」が発表されました。移住定住の促進に積極的な市町村を対象に、移住支援策や移住者数などを含む272項目のアンケートを実施。645の自治体から届いた回答をもとに、田舎暮らしの魅力を数値化したものです。

今回人口10万人以上の「大きな市」部門では愛媛県西条市、人口10万人未満の「小さな市」では大分県豊後高田市が1位を獲得。大分県豊後高田市は4冠となりました。

それぞれの市の魅力についてご紹介します。

愛媛県西条市は若者世代部門・子育て世代部門・シニア世代部門全てで1位を獲得

2020年には若者部門で全国1位となった西条市が、今回はなんと全部門で1位を獲得。

愛媛県東部に位置する西条市は、南に西日本最高峰の「石鎚山」、北は瀬戸内海に囲まれ、温暖ですごしやすい地域として知られています。また、「うちぬき」と呼ばれる湧水が豊富なため、水道代が無料の地域も。

今回のランキングでのポイントになったひとつが、起業支援です。全国に先駆けて「ローカルベンチャー誘致・育成事業」を展開していることでも知られ、若者世代や起業を目指す人の移住に成果をあげています。また、四国屈指の製造品出荷額等を誇る工業地帯があるため求人が豊富なのもポイントとなっています。

大分県豊後高田市は4冠を達成、こちらも全ての部門で1位に

大分県北部(国東半島の付け根部分)にある豊後高田市は、東野圭吾さん原作の映画「ナミヤ雑貨店の奇蹟」のロケ地でもあり、映画の雰囲気そのままの懐かしい「昭和の町」。西条市と同じく温暖な気候もポイントとなっています。
168項目におよぶ移住・定住支援プログラムが組まれており、なかでも市内保育園の保育料の完全無料化など全国トップレベルの子育て支援に定評があります

他にも町部門に島根県飯南町、村部門に長野県宮田村が総合1位を獲得。
移住先の候補として、チェックしてみてはいかがでしょうか。

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