ご家族(奥様と3歳のお子様)で東京都港区から和歌山市へ移住された、たくみんさんにZoomインタビューさせて頂きました。ご夫婦で移住を検討されている人にとっては、たくみんさんのお話はきっと参考になります。どんな過程を経て和歌山へ移住したのか、移住前に何が大切なのか、そんなことがお伝え出来ればと思います。

紀三井寺から見下ろす和歌山市

紀三井寺から見下ろす和歌山市

どうして東京から和歌山へ移住したのですか?

 
東京都港区から和歌山県和歌山市へ移住された、たくみん夫妻さんにZoomインタビューさせて頂きました。

たくみんさんのプロフィール〜2020年10月に東京都港区から和歌山市へ移住。ご家族(奥様、お子様)お仕事〜ネットショップ運営、奥様は移住を機に地域と関わるお仕事で起業。地域でのコミュニティ作りや情報発信を行っています。Twitter⇒たくみん☆古民家ファミリー移住☆東京→和歌山

 
 
なぜ地方移住を考えたのですか?
子供が成長するにつれ、もう少し広い部屋に住みたいなと。港区で実現しようとすると一気に家賃が上がる。どうすればいいかなと?と考えていた時に、地方移住をすすめるYouTubeを見て、地方移住を考え始めた。
 
 
なぜ港区から和歌山市へ移住されたのですか?
ご夫婦で日本地図を眺めながら、どこへ移住するかを検討。有楽町のふるさと回帰支援センター(ここでは全国の移住相談が可能)へ行って情報収集も。千葉県いすみ市、埼玉県秩父市、静岡県浜松市など、下見も実施。
 
秩父は町の雰囲気も気に入り移住したいという気持ちに。ところが、実際に物件を探し始めると全く見つからない。待てど暮らせど見つからない。同じ時期に移住を検討されていたご友人も、物件探しには苦労されているようでした。
 
そんな状況が続いていた時、お婆様が他界されるまで住んでいたお宅が10数年も空き家のままになっているというお話が。築100年以上の古民家、リフォーム不要、家賃も当面不要(えっ!?)そこからトントン拍子で和歌山へ。
 
 
移住して良かった点や失敗点などあれば教えて下さい。
移住して1年が経って、和歌山が本当に気に入っているとのこと。友達も出来た。新たな仕事(奥様が地域交流のお仕事で起業)も出来た。色んな方々に支えられ協力頂いた。田舎過ぎず、海も山もあって最高!
 
固定費が安い、食べ物が新鮮で安い。何か事を始めると、まわりのみんなのサポートが手厚い。友達ができるようになってから、より和歌山暮らしが楽しくなったとも。
 
 
ニワトリを飼っているようですが?
雑草対策でニワトリを飼い始めました。ヒヨコさんからあっという間に成長。毎日産みたて卵が食べられるなんて幸せとのこと(⇒たくみんさんTwitter
 

和歌山へ移住するまでの流れ

和歌山移住
 
10ヶ月で検討から移住までを実現
 
YouTubeを見ていて「地方移住いいかも」と思う。
 ↓
奥様に相談する
 ↓
奥様反対する
(東京港区での子育てが快適)
 ↓
たくみんさんの情熱プレゼン続く
(約1ヶ月)
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徐々に奥様が前向きに
 ↓
ご友人たちと移住ミーティングを実施
(めちゃ盛り上がる、その後秩父へ移住したご友人も)
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ふるさと回帰支援センターをご夫婦で訪問
(有楽町の移住相談窓口)
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移住の目的、理想の暮らしをリストアップ
 ↓
下見を実施
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気に入った移住候補先で物件探し
 ↓
お気に入りの秩父で物件見つからず
 ↓
最終的に生前お婆様が住まれていた和歌山の古民家へ
 

地方移住を検討する方へ

和歌山移住
先輩移住者さんに話を聞くことをおすすめします。視野が広がるし、移住後もとても頼りになります。奥様からは、移住に関する行政サービスをどんどん活用して下さいとのと。お試し移住や、お仕事体験、その他の移住支援サービスなど。ちなみに奥様は、わかやま地域課題解決型起業支援補助金を活用して起業されています。凄っ!
 
これからのビジョンは?
「人が集まる家にしたい!」と力強くおっしゃっていました。和歌山についての情報発信やコミュニティ作りを通して、地域と関わり人と関わりたいとのこと。すでに地域の人や移住検討者を巻き込んでコミュニティ活動をされているので、和歌山移住に興味がある方は、たくみん夫妻にご相談あれ。
 
 

和歌山先輩移住者さんへのインタビューを終えて

 
ご夫婦の暖かさや、幸せな雰囲気が、パソコン越しでも伝わってきた。先日、大学生がたくみん古民家に下宿されたようです。誰かを受け入れるって、とても大変なこと。たくみん夫妻は、笑顔で見知らぬ人を迎え入れて、その出会いや時間を宝物にしていた。
 
「人が集まる家にしたい!」は、もう既に実現できていた。たくみん夫妻がいるから和歌山に移住したい、そんな人がきっと増えるんだろうなと思った。和歌山に興味津々、たくみん夫妻にも会いたい。私も機会を作ってたくみん夫妻に会いに行きます!
 
 
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筆者の地方移住の進捗

会社がリモートワークを推進していることもあり、移住へのハードルはかなり下がった。とは言え、娘の教育環境のことなども考えると、完全移住は少し先になりそう。なので第一ステップとして週末移住あるいは週中移住の二拠点居住を検討中。思春期まっさかりの娘にとってパパ不在は願ったり叶ったりかも(笑)

サラリーマンをしながら地域活性化事業(空きスペース活用、シェアハウスetc.)をやってみようかと思っています。地方でお役立ちできる事業が作れたら本望。なので色んな人にお話を聞くようにしています。地方移住&起業で人生を楽しくしていきます。今のところの移住候補地は以下の通りです。都内からアクセスの良いところを探しています。

・山梨県(都留市、大月市、上野原市) ・神奈川県小田原市
・茨城県(結城市、土浦市)など

【著者】旅行会社にて地域交流事業に従事。1972年生まれ大阪市出身。関西大学経済学部経済学科卒業。エネルギーを軸とした地域財源作り、地域プロモーション、人材育成、地域ブランディングなど、様々な「地域☓ビジネスソリューション」を経験。全国の名旅館・ホテルを300施設以上を訪問し地域の課題解決に取り組んでいる。この先1〜2年で地方移住を検討中、地方移住ブログにて移住先の下見情報や補助金情報などを公開中⇒「地方移住してテレワークで働けば、人生めちゃ楽しいやん!と思う。」にて公開中。Twitterはフォロワー数3000人。