東京から新潟へ移住したITエンジニアの木下さんにZoomインタビューしました。新潟へ着いた瞬間「幸せになれる」と確信したそうです。お話をお伺いしているうちにその真意がわかりました。移住を検討している人にとって、木下さんのお話はきっと参考になるはず。*タイトル写真は朱鷺メッセ新潟コンベンションセンターからの夜景
どうして新潟長岡市へ移住したのですか?
ITエンジニアの木下さんにZoomインタビューさせて頂きました。
どうして新潟長岡市へ移住したのですか?
「代表の役に立ちたいと思ったので」が木下さんの回答でした。お勤めされている会社の代表がコロナ前に長岡市へ移住されたようで、追いかける形での移住。代表のお人柄もあったと思いますが、代表や会社の役に立ちたいと思って移住するって、凄いなと思いました。
今どきの地方移住と言えば、リモートワークになったから、東京から離れたいから、もっと豊かに暮らしたいから、富士山が見たいから、けっこう自分本意な理由での移住が多いと思いますが(筆者は自分本意な移住希望者代表です)、木下さんの移住は、視点が違っていました。
もちろんリモートワークになったから移住も実現したとおっしゃっていましたが、自分たちだけでなく、貢献するための最適な場所として選んだ移住先。何とも素敵な移住スタイルだなと思いました。
移住して良かった点や失敗点などは?
良かった点
・有名な花火大会を開催する町だけあり、高い建物が少なく空が大きく感じる。
・信濃川を挟んだ形で町が形成されているので、川を跨いで移動することが多くとても気持ちがいい。
・弥彦山や日本海、信濃川と田んぼがあり、空気がとにかく美味しい。
・イメージ的にはサービスエリアに車から降りて深呼吸する感覚が常にある。
・地方あるあるですが、スーパーで販売されている食材がとても美味しい。
・移住補助金も頂けそう。
知っ得!
長岡市では令和3年3月3日以降に移住した方で、 【就業】【専門人材】【起業】【テレワーク】【関係人口】のいずれかの要件を満たすと、単身の場合は60万円・2人以上の世帯の場合は、100万円の補助金が支給されます。詳細はこちら⇒長岡市移住・就業支援事業補助金
失敗談
・賃貸物件において、インターネットの光ファイバー回線での接続に手こずった。
・建物が対応していなかったり、周りの人の高速ネット回線の優先度が低いためか、導入の必要性を説明する機会がとても増えた。
・スーパーの食材が美味しいからといって、なんでもいいわけじゃなかった。
・売れ残りの詰め合わせも多数あり、本当に粗悪品も売っているので目利きが必要になる。
・飲食店の飯代など物価が少し高い。
まだわからないこと他
・冬がどういう感じなのか。
・美味しい豚肉は、どこにあるのだろう?
・移住者同士の交流の場があったらいいな。
・テレワーク移住なら、どこでも仕事できるを実証したい。
木下さんから移住検討者へのメッセージ
地方移住はとても大変です。どんな生き方をしたいのかを整理してから挑まないと失敗する可能性も大いにあると思っています。しかしながら、しっかり望む生き方・暮らし方を整理して、選び抜いた先には「しっくりくる」「これだっ」という感覚があり、なんともいえない達成感と満足感が湧いてきます。不安感や恐怖もあると思いますが、その先にはしっかりといいものがありますよ。
新潟県長岡市の基礎知識
出典:長岡観光ナビ
新潟県 長岡市(にいがたけけん ながおかし)
新潟県の中南部(中越地方)に位置します。人口は新潟市についで2番目に多く中越地方では最大の人口。街には日本一の大河・信濃川が市内中央を雄大に流れいて、海と山にも囲まれた自然豊かな場所。長岡まつり大花火大会でも知られています。また東京へのアクセスも良く、多様な産業も集積しています。
世帯数:108,891世帯
人口:265,891人(令和3年3月時点)
隣接自治体:新潟市・燕市・三条市・見附市・魚沼市・小千谷市・十日町市・柏崎市・三島郡出雲崎町・刈羽郡刈羽村・西蒲原郡弥彦村
観光レジャー:
国営越後丘陵公園
江口だんご本店
アオーレ長岡
夢現工房
新潟県立歴史博物館
長岡戦災資料館
もみじ園
山本五十六記念館
えちご川口温泉
寺泊水族博物館
良寛の里美術館
長岡城址
悠久山公園
道の駅 R290とちお
寺泊みなと公園
山古志の棚田
吉乃川 洒ミュージアム『醸蔵(じょうぐら)』 etc.
関連記事⇒【地方移住検討中】地方移住先の選定で役立つランキング5選
出典:長岡市 市勢要覧
長岡のことをもっと知りたいなら
⇒長岡観光ナビ
新潟のことをもっと知りたいなら
⇒新潟U・Iターン総合サイト「にいがた暮らし」
イメージ通りの地方移住
木下さんは、地方移住について奥様と何度も何度も話し合ったそうです。どういったライフスタイルを送りたいのか、何が必要で、何が必要でないのか?私は妻とまともに話し合いもせず、10年前に南大阪へUターン移住して大失敗しました。もちろん妻の同意を得て移住したわけだけど、何もイメージがないまま、勢いで移住してしまいました。
その点、木下ご夫妻は、移住後の仕事や暮らし、とことんシミュレーションしていたようです。だから長岡の地に着いた瞬間に「幸せになれる」と感じたんだなと。私も次の移住はそうでありたい(笑)。地方移住が簡単に実現できる時代になったからこそ、しっかり家族と話し合い、しっかり準備して、素敵な地方移住を実現したいなと思いました。
筆者の地方移住の進捗
会社がリモートワークを推進していることもあり、移住へのハードルはかなり下がった。とは言え、娘の教育環境のことなども考えると、完全移住は少し先になりそう。なので第一ステップとして週末移住あるいは週中移住の二拠点居住を検討中。思春期まっさかりの娘にとってパパ不在は願ったり叶ったりかも(笑)
サラリーマンをしながら地域活性化事業(空きスペース活用、シェアハウスetc.)をやってみようかと思っています。地方でお役立ちできる事業が作れたら本望。なので色んな人にお話を聞くようにしています。地方移住&起業で人生を楽しくしていきます。今のところの移住候補地は以下の通りです。都内からアクセスの良いところを探しています。
・山梨県(都留市、大月市、上野原市) ・神奈川県小田原市
・茨城県(結城市、土浦市)など