こんにちは。私は、ローカル線 気の向くまま途中下車ぶらり旅だいすきな、「第二のふるさとを探す旅2021」ナビゲーターのたびぐらしです。コロナ禍の収まっている合間に、皆さま旅や日々の暮らしを楽しんでいらっしゃるでしょうか?

あなたには、心のふるさとがありますか?

ある方にもない方にも、この1年間、西日本エリア各地の魅力的な地域で活躍する方々の姿、おもしろいことが現在進行形で起こっている現象やスポットを、「リアル追体験型のオンライン旅と交流」でお届けすることで、1年後には皆さんにも第二・第三のふるさとと思えるような大好きな地域がいくつも生まれてしまう、そんなことを目指しているプロジェクトです。
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さて、12月11日(土)に行いました、第7回ふるさと旅【#7島根ー邑南町の旅】の振り返りをお届けします。年始1月はオンライン旅はお休みして、第1~7回の振り返りと交流会を予定しています。

 

#7島根ー邑南町の旅 の振り返り◆

2つの邑南町に出会うオンライン旅・・・・耕すシェフを育てる町と、トロッコとINAKAイルミで繋がる都市♡ローカルの絆

🍀開催概要 https://tabigurashi-07.peatix.com/

🍀見逃し配信はこちらからどうぞ。https://youtu.be/ItC_pRChyac

🍀ロケ地マップはこちらからどうぞ。ふるさと旅マップ

 

◆12月11日(土) 16:00~
◆水先案内人:(現地ご案内)邑南町役場 寺本 英仁さん
◆水先案内人:(現地ご案内/オンライン出演)NPO法人 江の川鐡道 森田 一平さん

<第1部:オンライン旅の時間 16:00~17:30頃>
16:00~ ①「第二のふるさとを探す旅」の企画主旨と旅の仕方のガイダンス
16:10~ ②アイスブレイク 参加者アンケート
16:20~ ③地域で活動する水先案内人と一緒に、オンラインまち歩き(追体験型)
<第2部:交流の時間 17:30~18:20頃>
17:30~ ④参加者との交流タイム、感想・チェックアウト

<第1部:オンライン旅の時間>

※今回訪れた場所の一覧や参考サイト等は、予告記事にも詳しくまとめていますので、あわせてご覧ください。
https://nativ.media/35157/

  • 前半は、邑南町の西部・石見エリアを、邑南町をA級グルメの町に仕立てたスーパー公務員として有名な寺本課長に、現地でご案内いただいたときの動画を駆け足で皆で追体験しながら、邑南町がどんなステップを踏んでA級グルメの町に育っていったのか、今どんな場所で耕すシェフやそば職人、牛を育てる人、A級グルメのレストランや地域商社を営む方々が活躍されているのか、を追いました。
  • 毎年のように新しい取り組みが生まれ、人材を育てたり新しい雇用を生む場が町中に転々と増え続けている様子を目の当たりにして、常に現在進行形でチャレンジが起こっているからこそ、「にっぽんA級グルメのまち連合」のように、離れた地で共鳴する自治体が現れたり、島根県立矢上高等学校のように都市部から越境入学してくる若者が増えたりし続けているのだと、短い時間でしたが腹落ちのした視察でした。

  • 後半は、邑南町の東部・羽須美エリアを、山陰中央新報の記者を4年前に早期退職し、邑南町役場 兼 NPO江の川鐡道のメンバーとして地元へUターンで帰ってきた森田一平さんに、オンラインで解説いただきながら巡りました。
  • 私が現地を訪れたのは、1年で一番森田さんのお忙しい日、「INAKAイルミ」の開催される11月20~21日だったため、当日は主催イベントの進行のお邪魔にならないようにしながら、取材を行いました。(でも結局、根掘り葉掘り色々聞いちゃいました!(笑))
  • 三江線の廃線が決まるまで、自分は出身者として何もしてこなかった・・・との反省のもとにUターンを決意された森田さん。でも、廃線が終わりではなく、地域と都市部の絆を再構築するチャレンジのはじまりであり、トロッコ運行の仲間や応援の輪が広がることで、もう一度地域を元気にできると信じて活動し続ける森田さんは、まったく悲観的でなく、しかもご自身の趣味を兼ねて日々楽しそうに生き生きと、地域を引っ張っておられる姿が大変印象的でした。
  • また、INAKAイルミの祭りの合間に、すぐそばで森田さんの活動を見続けて来られた「うづい通信部」の宿・カフェを運営される井上さん、毎月小学生の息子さんを連れて広島からトロッコの手伝いに来られるお母さま、一緒にトロッコ運行を支える片腕的な方などにもお話を聞き、いや、森田さんという存在がこの町に帰って来なければ、地域の灯びは消えたままだった…と口々におっしゃるのを聞き、たった1人の熱意が「なにかせねば」と思っていた地域の人たちに火をつけて燃え広がるということがあるのだな、と感じた旅でした。
  • 旅の2日目は、「おおなんDIY木の学校」、「新しい観光の学校」などを通して、ゲストハウスや自家製ホームセンターや古本屋等、おしゃれな古民家リノベがじわじわと増え続けている地区を探訪しました。建築を担う頼もしい若手リーダーの存在も大きいようでした。

 

<第2部:交流の時間>

今回のリアルタイム参加は少人数でしたので、お一人お一人じっくり、ご感想や質問をお聞きできました。

レポーターの私自身も、オンライン旅のご参加者も皆、新しい都市部とローカルの関係人口の可能性を知る旅となったかと思います。これまでのローカルから見た都市人材は、やはり頑張って地域の良さをPRして、足を運んでもらって、現地に来たらおもてなしをして、喜んで帰ってもらって・・・そういう関係性が多かったと思います。

邑南町西部で見聞きしたのは、「他都市・農村にはない、ここでしか学べないハイクオリティな食材とレシピと人材が揃っているから、わざわざここに飛び込んで、厳しいけど自立して頑張るんだ」という人材。

邑南町東部で出会ったのは、「誰か頼まれたわけじゃないけど、自分が好きだから、一緒にトロッコを走らせたい、INAKAイルミの灯りをともすお手伝いをしたい。お金を払ってでも、枕木を一緒に交換したい。県境を跨いでトロッコを走らせる夢を実現する一員を担いたい」という各自の意志のもとにやってきている人材。宿にお客さんとして泊まりに来ているはずなのに、お金を払ってカフェ運営をお手伝いする人。

まったく異なる世界ですが、持続可能な地域をかき混ぜ動かしていくのは、こういう関係人口の存在かもしれない、と思えた体験でした。

邑南町の皆さま、大変大きな学びを、ありがとうございました。

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🍀第二のふるさとを探す旅 とは?🍀

これは、あなたの新たな心のふるさとになるかもしれない、西日本エリアの12の地域のものがたりです。それぞれの地域で活躍する方々の想いと、地域の魅力をめいっぱいに詰め込んだものがたりを、2021年6月から毎月1地域、オンラインでお届けします。(ロケ班による現地訪問を追体験するオンライン旅と、地域で活動する方々とのオンライン交流・意見交換等で構成されます。)

2020年、私たちはコロナ禍に翻弄されながらも、オンラインで会議も旅も懇親会もできてしまうことを学びました。それと同時に、心の底から共感したり腑に落ちる体験は、現地に行って、生身の人間と接して、全身と五感を使って空気を感じ取らないと得られないことも実感しました。

私は、いま会いたいけれども会えない地域の人びとと、「いつか会おうね」と言いながら、オンラインで想いを交換するうちに、「第二・第三のふるさと」と思える愛おしい地域が1つずつ増えていきました。そして、タビマエ交流を経てからの現地旅は、リアルで触れ合えた感動がより一層高まることを実感しました。

あなたには「ふるさと」がありますか?

今は思い入れのある地域がない、帰るべきふるさとがない方も、このものがたりを聞いた後は、「いつか足を運びたい、現地で会いたい、関わり続けたい!」自然とそんな気持ちになる、宝の原石のような地域ばかりを集めました。

今ふるさとのある方にとっても、第二・第三のふるさととの出会いは、忘れていた何かを思い出したり、今までの暮らしに新しい価値を添えてくれるはずです。さぁ、今月から一緒に、第二のふるさとを探す旅に旅立ちましょう。

 

🍀今後の予定🍀

2022年も、龍野・津山・北九州・奥大和…等の地域を予定しています。
※今後、特集地域や配信時期は変更となる場合があります。(日時決まり次第お知らせします)

 

=第二のふるさとを探す旅とは?=

◆まとめ記事は、【Nativチャンネルへ】

◆各回レポートは、【公式Facebookページへ】

◆毎月のプログラムお申込みは、【Peatixへ】

◆見逃し配信は、【YouTubeへ】

◆ロケ地に訪問したい方は、【プロット地図をご活用ください】

🌱5月29日開催のプレ座談会のアーカイブをご覧いただくと12地域の概要がつかめます。

🌱オンライン旅ではありますが、ライブ感、現地水先案内人との交流を主眼としていますので、ぜひZoom参加にて双方向交流をお楽しみください。(参加費無料)

🌱どうしてもリアルタイム参加叶わなかった方、YouTubeの見逃し配信もご活用ください。

🌱「第二のふるさとを探す旅」の企画主旨に共感いただいた皆様方、ぜひぜひFacebookページへのいいねやコメント、記事のシェアもよろしくお願いいたします。

🌱ご一緒にオンライン&リアル旅できる日を心待ちにしております♪

 【主催】ふるさと旅企画チーム Mail:tabigurashi.2021@gmail.com

(※私はJR西日本の社員ですが、本企画は、お仕事としてではなく、ビジョンにご賛同いただいた各地域で活躍する組織・個人の皆さま方、及び個人的に支援くださるJR西日本社員有志メンバーで企画・運営しております。)