きゅーうがめら
(徳之島の方言で「こんにちは」です)
2月に入り、また寒気がやってきましたね。
徳之島では、一足早く緋寒桜が咲き始めました。
そして、そんなまだ寒いこの時期に収穫が始まる柑橘があります。
それは、、、、
タンカンです!!
タンカンって聞いたことあリますか?
私は12年ほど前に、初めて鹿児島の離島である「屋久島」を訪れた際に知りました。
今回、そんな幻のミカンとも言われるタンカンを『こねくとマルシェ』という企画で東京のパティシエさんに届けるために収穫してきました。
●こねくとマルシェとは?
こねくとマルシェとは、徳之島の食材と東京のパティシエであるcache cache〜菓酒果旬さんとのコラボ企画です。
cache cache〜菓酒果旬 https://instagram.com/cachecache2020?utm_medium=copy_link
徳之島の食材を使ってとっても美味しいお菓子を作ってもらっています。
また、そのお菓子を徳之島に送ってもらい、食材の生産者さんたちと試食会をして、島の食材の活用のアイデアをもらったりなんかしています。
食材は、市場に出すことができない「キズ」や「規格外」のいわゆるB品やC品を使用しています。
新たな活用方法が見つかることで、廃棄を減らす一助になればとも思っています。
今回は、その第五回目となります。
今までには
【第一回】 宮出珈琲農園さん(コーヒーの木まるごと)
【第二回】福留果樹園さん(島みかん、しょうが)、高岡醸造さん(ラム酒)
【第三回】 規格外のじゃがいも(販売、スコーン試作)
【第四回】 センチュリー果樹園さん(マンゴー)、ジミー農園さん(ドラゴンフルーツ)
などなど、とても美味しいお菓子やデザートになりました!!
【試食会の様子】
●タンカンとは?
タンカンは、ポンカンとネーブルオレンジの自然交配種「タンゴール」の一種と言われており、果実の大きさは平均150g前後。
みかんよりやや大きめが多く、外皮は3~4㎜と硬く厚みがあってゴツゴツしています。
表皮は熟すと明るいオレンジ色になりますが、他の柑橘類よりシミや傷が付きやすく、見栄えが良くないものが多々あります。
くぼみがあったり大小さまざまであったり、形は違っても果実のおいしさに違いはありませんのでご安心下さい。
また、タンカンは南国だけで栽培され、本土にはあまり出回ることのない希少な柑橘類の一種。
オレンジに似た芳醇な香りと、一口食べるとあふれ出るジューシーな果汁が南国を感じさせてくれます。
出典:奄美物産公式ブログ
とにかく、甘く、ジューシーなみかん!それがタンカンです。
●いざ収穫
今回、徳之島の北部にある手々集落の政さんの所にお邪魔させてもらいました。
政さんは、タンカン農家さんでありながら、徳之島虹の会という自然保護をされているNPO法人の理事長さんでもあります。
とにかくお話が面白く、今回の記事ではその魅力を伝えきれません!!
徳之島の素敵な島人が各回お話しているYouTubeがあり、そこに政さんも出られています。
面白いので、ぜひ動画を見てみてください!!
ちなみに私が出ている回もあります。笑
https://www.youtube.com/watch?v=IYXQWXrVcqs
さあ、では小雨降る中でしたが、どんどん収穫していきます。
また、タンカンの収穫は少し上の方の枝から切り、剪定も兼ねながら行うそうです。
こちらは皮が黒くなっている為、市場へ出荷はできませんが、太陽の光をいっぱい浴びとても甘いそうです。
糖度も測ってみると13度近くありました!!
●選別作業へ
収穫後は、磨き〜選別の作業になります。
ひと昔前は、収穫したタンカンを一つひとつ手作業で全て磨いていたそうです。
今は機械で磨き〜選別を行うそうです。
この後、農家さんより出荷してもらい、いざ東京へ!!
美味しいお菓子になりますように。
最後まで読んでいただき、おぼらだれん。(徳之島の島口で「ありがとう」)
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【プロフィール】
関西から、Iターンで徳之島に移住して2年経過
半自給自足をしながら、移住支援や空き家再生に取り組む
今春より、島暮らしお試し住宅を開始予定
ヒト×イエ×シゴトを繋ぐクラファンも準備中!!
https://instagram.com/shima_base_tokunoshima?utm_medium=copy_link