はじまりは転職の面接。全国転勤の会社にて。

「希望の地域はある?」
「強いて言うなら、雪の降らない暖かいところが良いです。(まあ出身地の青森より南ならどこでもいいな)」
「…北海道の富良野に着任してもらおうと思ってるけど、いける?」
「行けます(即答)」

こんな流れで、2022年4月に北海道富良野市へ移住した私「わだふ」。
なぜ雪の降らないまちが良かったのかというと、豪雪地帯の出身だったから。除雪や交通の大変さは嫌というほど知っていたため、暖かいまちを望んでいました。
ただ実際に富良野の冬を体験して思ったことは、「めっちゃ楽!」でした。
富良野はパウダースノーと呼ばれるサラッサラな雪が特徴で、雪かきが想像以上に簡単でした。日本海側の豪雪地帯に住んでいる方からしてみれば感動レベルのはず。(元々雪に触れたことがない方は覚悟が必要です。)

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1週間雪かきせず埋もれる車

お家大好き人間は富良野でどう暮らしているのか?

さて今回は思いがけず北海道富良野市へ移住した、独身アラサー女の休日を赤裸々に公開していきたいと思います。

とは言っても、基本超インドアな私はもっぱら家派です。
掃除や買い出し以外にしていることといえば、好きなアイドルの名前を付けている観葉植物への水やりと、大好きなスコーン作りを極めることくらい。

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観葉植物たち

富良野市街地には、徒歩圏内にスーパー・ドラッグストア・ホームセンター・本屋などがあり、生活必需品もちょっとした娯楽用品も気軽に手に入れられるため、引きこもりの私には最適な環境です。
良くも悪くもみなさんが想像する不便な田舎暮らしとは少し異なるかも知れません。が、富良野にはみなさんが想像する「ザ・北海道」な景色や、大自然と触れ合えるアクティビティがたくさん存在しています。
ということで、超インドアな私が昨年体験したアウトドアな休日を一挙ご紹介します。(安心してください。ほとんどが登山女子からのお誘いです。)

四季によって異なる休日の過ごし方


移住してすぐは仕事終わりや休日の夕方によくランニングをしていました。空知川沿いの土手が私のランニングコース。東京暮らしでは簡単に見れなかった壮大な山々と広い空が私を癒してくれました。富良野は散歩やドライブだけでも景色が楽しく、好きなポイントです。

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ランニングコースの景色


富良野には海がないため、三方を海に囲まれた青森県民には少々辛い環境です。そんな私を救ってくれたのが川遊び!
激流の中をボートで進むラフティングや、緩やかな空知川がフィールドとなる川下りなど、幼い頃に戻ったように自然と遊べる素敵なアクティビティです。
また、富良野の奇祭「北海へそ祭り」もこの時期、7月下旬に2日間行われます。参加者は顔の絵が描かれたお腹を出し、顔を隠して一生まちを練り歩く、かなりの奇祭です。ぜひ一度ご覧あれ。

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北海へそ祭りの様子


巷では無くなったとされる「秋」をしっかり感じられるのが、富良野の良いところ。紅葉や積雪によって日々移り変わる山の色を見るのがとても楽しかったです。あとはひたすら、サウナの聖地「白銀荘」に行っていました。

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何に見える?たまたまブレて撮れた紅葉、大好きな写真です


自宅から車で10分程のところに「富良野スキー場」があるため、毎週末のように通っていました。おかげでみるみるうちにスノボが上達しました。
雪質が良いと、まるで自分が上手になったかのような錯覚に陥ります。注意です。

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寝ているのが私

結果、富良野はインドア派にもアウトドア派にもやさしい

私のようなインドア派も過ごしやすい都市的な環境がありつつ、流石に外部と接しないとダメだなと感じた時には、気軽に自然と触れ合えるのが富良野。
歴史の浅い北海道ならではなのか、移住者が多く根強い地域コミュニティに圧倒されることもなく、それでいて地元出身の方々は気さくでウェルカム気質。自分の暮らし方を自由に決められるまちだなと私は思います。
2年目の富良野をどう過ごすか?今からワクワクです!