福岡県への移住や就職に興味のある方向けに、地域や仕事場に訪れ、
「くらし」と「しごと」を体験いただく企画が「福岡くらしごと体験」です。

利用者が希望する事業者のもとで「しごと」を体験しながら、
周辺地域の先輩移住者や地域住民の方との交流を通じて「くらし」の体験を行い、
移住後の生活をイメージすることができます。体験費は無料です。その“体験先”をご紹介します。

 

アドブレーン九州株式会社


住所 春日市春日公園7-34 KASUGANO・BD B号室/事業内容 :「情報誌Otonari」の制作、動画制作/写真撮影、ジオターゲティング、ポスティング、イベント企画運営、Webサイト制作、印刷/DM

 

福岡県の都市圏中央部に位置する春日市。博多や天神といった繁華街へアクセスしやすく、周辺には自然豊かな公園の多い生活しやすいエリアです。買い物をしに博多へ行ったり、自然に癒されたりもできる場所。

そんな春日市に、フリーペーパー「情報誌Otonari」を制作しているアドブレーン九州があります。

「情報誌Otonari」は2020年9月に創刊した比較的新しいフリーペーパー。コロナ禍でも業績を伸ばし続け、現在に至ります。

業績が伸びている理由について、「ネットで見つけられないような記事や、お店の情報をお届けしている」とチーフエディターの高倉愛咲美さんは言います。

情報誌を制作している6名の編集部員が、現地へ足を運び、地元情報を集めてくる。この「足で稼ぐ」という方法でネットとの差別化ができているそう。
編集部員が見聞きした「生のモノ」を掲載しています。例えば、飲食店ではオーナーおすすめの料理メニューや、水遊びスポットでは水の深さが浅いところで子供の足首程までなど、ネットで検索しても出てきません。

反響の大きかった特集記事は、近所のおでかけ情報。コロナ禍では遠出することができないため、子どもと遊べる地元の公園情報や、海外に行った気分になれる、海外料理店の特集などを企画しました。

「情報誌Otonari」は、ファミリー層をターゲットにした媒体のため、「子連れで行けるところを教えてほしいという声が多い」と高倉さんは言います。

子育てママさんが行きやすいお店のランチ紹介、子どもと一緒にピザ作り体験ができる紹介記事など。

いかにしてターゲットに刺さる企画ができるか。日々、自ら足を使って、地元の情報を得ています。

 

今回体験できる内容


今回の福岡くらしごと体験では、アドブレーン九州の仕事の一部をお手伝いできます。

「情報誌Otonari」の収益になるのは、フリーペーパーに掲載する地元の企業やお店の広告料。編集部員が企業やお店へ提案・企画をし、掲載に繋げています。今回の体験の中では、編集部員の営業に同行し、どのような提案をしているのかを見て、聞いて学びましょう。タイミングが合えば、編集会議にも参加することも可能。誌面の企画がどのようにして行われているのか、実際に見聞きすることができます。

また、今回の体験の中では、アドブレーン九州の編集メンバーと一緒に食事する時間も設けています。仕事のやりがいや大変なことといった仕事についてや、福岡県内にどのような仕事があるのか、福岡県の地域の特長など様々なお話をおうかがいできます。

「情報誌Otonari」は福岡市東区、筑紫野市、大野城市など福岡市内外14カ所で配布されているため、編集メンバーは県内の各エリアについて精通。

福岡県への移住を検討されている方や、移住後の仕事について悩んでいる方にとって、得られる情報が沢山あります。

 

しごと・くらしの特徴


「情報誌Otonari」の編集部員は6名が在籍。メンバー全員が元々は他社で別のフリーペーパー制作に携わっていました。しかし、コロナ禍の外出自粛によって、フリーペーパーが休刊。中には、会社が廃業してしまったという人もいます。

それでも、紙のメディアに可能性を信じているメンバーがアドブレーン九州に集結。クラウドファンディングで「情報誌Otonari」プロジェクトを立ち上げました。

ネットで情報を集める時代だからこそ「紙のメディアの可能性がある」と高倉さんは言います。

例えば、Web広告において地域の中小企業は、大手企業の出稿量にかないません。オンラインで発信しても情報が埋もれがちです。だからこそ、ネットでは見られない”お隣さん”の情報は、紙媒体で知ってもらおう。フリーペーパーなら地域のニーズに応えられる。創刊にはこの逆転の発想がありました。

クラウドファンディングは100%を超える支持を得て、「情報誌Otonari」が創刊。「情報誌Otonari」は、「あそこにできた新しいお店に行ってみた?」「あれが安くなっているみたいよ」など、まるでお隣さんと話しているような身近で気軽な存在になりたいという思いから名付けられました。

発行部数は、14万部。自宅へ投函したり、商業施設で配布したりすることで、多くの地元住人に認知される媒体に。「ここにこんなお店あったんだ!」「県外から引っ越してきているので助かる」「割引クーポンが付いてきてありがたい」といった、嬉しい言葉が寄せられているそう。

地元住民がフリーペーパーを手にすることで、広告主である企業やお店の認知にも繋がります。新規オープンの飲食店を知ってもらえ、料理がおいしいと思われれば、リピーターのお客さんになる。それによって、売上も伸びていく。

フリーペーパーを通じて、地元住人と広告主の双方に良い影響を与えているアドブレーン九州。ここでの体験には、地域を活性化させるためのヒントがありそうです。編集や広告の仕事に関心がある方にも、もちろんおすすめ。

 

スケジュール


1日目(13:00~17:00)
1.ごあいさつ、やりたいことや目的の確認
2.「アドブレーン九州」の仕事の説明
3.仕事のお手伝い
・営業活動
・編集会議への参加(タイミングが合えば)
※実際の仕事状況によって変更があります。

2日目(9:00~17:00)
1.仕事のお手伝い
・営業活動
・編集会議への参加(タイミングが合えば)
※実際の仕事状況によって変更があります。

3日目(9:00~15:00)
1.仕事のお手伝い
・営業活動
・編集会議への参加(タイミングが合えば)
2.最後のまとめ
・体験の感想、質疑応答
※実際の仕事状況によって変更があります。

 

補足事項


最少催行人数:1名
宿泊場所 :近隣宿泊施設
集合場所:アドブレーン九州|春日市春日公園7-34 KASUGANO・BD B号室

 

体験経費


参加費:無料
宿泊費:3,000円/泊まで補助あり
食費:自己負担
交通費(自宅~集合場所):自己負担

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