この記事の目次
◆なるとまるごと子育て応援パッケージがさらに内容を進化!
徳島県鳴門市では、令和4年度から「なるとまるごと子育て応援パッケージ」と称して、出会い・結婚・新生活、妊娠・出産、就学前から高校、住宅取得の各ステージの子育て世代を包括的にサポートする事業をスタートしました。
令和5年度からは、AIドリルの導入や市内の中学生を対象とした英語学習の充実など、こどもたちの学力向上をサポートする「なるとうずっ子学力向上パッケージ」事業もはじまっています。
「なるとまるごと子育て応援パッケージ」事業も3年目を迎え、従来のサポート事業に加え、新たなサポート事業が拡充・追加されました!
今回は健康増進課が担当する、『葉酸』摂取サポート事業についてお伝えします!
<関連記事:【徳島県鳴門市】が「妊娠・出産」を応援!不安に寄り添います!(2023年度版「なるとまるごと子育て応援パッケージ」より>
◆妊娠と葉酸
「神経管閉鎖障害」のリスク低減に
妊娠を計画している女性や妊娠の可能性がある女性・妊娠初期の女性は、胎児の「神経管閉鎖障害※」のリスク低減のために、葉酸を摂取することが推奨されています。
※妊娠初期(妊娠4週目から12週目)におこる赤ちゃんの先天異常のひとつ。脳や脊髄などのもととなる神経管がうまく作られず、きちんと管の形にならないことで起こる障害のひとつ
『葉酸』とは・・・
葉酸は、ビタミンB群に分類される水溶性ビタミンの一種です。
血液中の赤血球を作る際に必要な栄養素のため、「造血ビタミン」と呼ばれています。
人間は体内で葉酸を作ることができないため、食事やサプリメントから補給する必要があります。
1日に必要な摂取量はどれくらい?
では、1日にどのくらいの量の葉酸を摂取すればいいのでしょうか?
厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」によると、
・妊娠を計画している女性
・妊娠の可能性がある女性
・妊娠初期の女性
は、成人女性の推奨量(240μg/日)に加えて、1日あたり400μgを摂取することが推奨されています。
妊娠前から妊娠初期に摂取が推奨されている葉酸の量は、1日あたり640μg。
640μgを食事で摂取するには、野菜で約900g程度必要となります。
この量は、成人が1日に摂取して欲しい野菜の量350gの約2.6倍です。
※350gは野菜料理で5皿分!
食事だけで補うことは難しいので、サプリメントを上手に活用しましょう。
◆葉酸サプリメントを無償配付します!
食事では補いきれない分の葉酸を、サプリメント等を上手に活用して補っていただくため、鳴門市では下記の方を対象に、葉酸サプリメント(約75日分)を無償配付します!
■対象者
・鳴門市に夫婦どちらか一方の住民登録があり、令和6年4月1日以降に婚姻届を出された方
■受け取り期間
・婚姻日から1年間
■配付サプリメント
・大塚製薬 Nature Made 葉酸 150粒入り(75日分/1日2粒目安) 1本
↓↓↓その他、受け取り方法等の詳細はこちらをご確認ください↓↓↓
■お問い合わせ先
鳴門市 健康増進課
電話:088-684-1137
メール:kenko@city.naruto.i-tokushima.jp
鳴門市での保育所待機児童は「0人」!
そして、全ての市立幼稚園・小学校・中学校では給食センター方式の「完全給食」です。
栄養バランスのとれた食事は成長期の子どもにとって欠かせないものです。
市内には鳴門教育大学があり、就学前教育・保育施設・小中学校と大学が
連携した事業が行われていることで、教育・保育の質の向上につながっています。
また、子どもが豊かな国際感覚やコミュニケ-ション能力、英語力を身に付けられるよう、
外国語教育にも力を入れています。