みなさんこんにちは!
香川県出身・鳴門市在住19年目の移住者主婦です♪
4月にいただいた「子持ちタカ菜」をおいしく食してから2か月・・・
接客業の夫から、こんな連絡が入りました。
「タケノコいらんか※?」
※「タケノコは要りませんか?」という意味の阿波弁
時は6月。
タケノコの旬の時期はとうに過ぎています。

※画像はイメージです
「おかしなこと言うなぁ・・・」と思いながらもタケノコは大好きなので、ありがたくいただくことにしました。

※画像はイメージです
◇やってきたのは「破竹」!
仕事から帰ってきた夫が持っていたのは、わたしが想像していたタケノコとは違っていました。
夫がいただいたのは「破竹(はちく)」。
一般的なタケノコのような太短さはなく、見た目は「皮付きの細長い竹」といった感じです。
インターネットで調べてみると、旬の時期は5月から6月上旬だとのこと。

根元には傷まないようにラップがまかれていました。くださった方の心遣いが伝わります
「なるほど、タケノコはタケノコでも細い方のタケノコやったのね」
そう思いながらも、わたしは懐かしさを感じていました。
祖母との思い出
わたしがまだ小学生だったころ。
わたしはうどん県・香川の田舎に、両親と祖父母と一緒に住んでいました。
もちろんよくうどんを食べる家庭でしたが、6月が近づくと祖母が作ってくれる「特別なつけ出汁」が、私は大好きでした。
それは、いりこ出汁の中に薄いななめ切りにした破竹が入っているつけ出汁でした。
この、少し甘めのしょうゆ出汁で釜揚げうどんを食べると、いくらでも食べられたのを覚えています。
夫が破竹をもらってきてくれたおかげで、忘れかけていた祖母の手料理を思い出すことができました。

※画像はイメージです
◇新鮮だからできること=「丸焼き」!
それでは鮮度が落ちないうちにさっそくお料理していきましょう!
とはいっても、破竹でお料理を作るのは人生で初めて!!
一体どうやって食べればいいのか分かりません・・・。
こんなときに頼りになるのがインターネット。
調べてみると、破竹はアクが少ないので穂先を切り落として皮付きのまま焼くだけでおいしく食べられることが分かりました!
破竹の丸焼き~移住者主婦バージョン~

①穂先と根元を切り落とします

②軽く水洗いして準備完了!

③グリルに並べて・・・いってらっしゃい!

➃中火で約15分後・・・表面の皮がパリパリになり、少し焦げたところでオーブンから出します

➄おかずとお味噌汁も添えて、夕飯の完成です!
◇一味しょうゆマヨネーズがピッタリ!
焼きたては熱くて触れないので、表面を少し冷ましてから皮を剥きます。
分厚い外皮と薄い内皮を剥いていくと・・・中からホカホカのタケノコが!

こどもでも簡単に剥けました♪
皮付きのまま焼いたのでとてもみずみずしく焼きあがっていて、一味しょうゆマヨネーズをつけて食べると絶品でした!!
家族でペロリとたいらげてしまったのは言うまでもありません♪

晩酌のおつまみにもピッタリ♪
◇鳴門に住んで感じること
ここで少し、移住者目線で見た「鳴門市」と「移住」についてお話をしたいと思います。
わたしが19年前に鳴門市で住み始めたとき、
「鳴門市の人はあたたかい」
と感じました。
当時まだ赤ちゃんだった長男を抱いてスーパーで困っているわたしに、近くにいた方が当たり前のように手を差し伸べてくれました。
また、このシリーズで執筆しているように、仲のよい方からお野菜や果物をいただけたり、家の近所をウォーキングしていたらすれ違う人が必ず挨拶をしてくれたり・・・
人と人とのつながりが希薄になりつつある現代において、鳴門市は人と人とのつながりが強く、優しい人が多い街だと、19年住んでみて改めて感じています。
「移住」とは、その土地に「移り住む」ことです。
それまで住んでいた土地で感じていたいい部分を大切にしつつ、これから住む土地の「空気感」や人々の「生き方」を受け入れ、積極的に溶け込んでいこうとすることで、人々や街はきっと新しい仲間を優しく受け入れてくれるのだと感じています。
そしてこれからは、新しい移住者の方を「受け入れる側」として、優しく接していける人間でありたいと思っています。
2025.6.15 執筆