長沼町ってどんなところ?
北海道 長沼町(ながぬまちょう)は、北海道空知(そらち)管内の南部にある町。北広島市の東に隣接しています。東部は丘陵地帯(馬追(マオイ)の丘)、西部は平野が広がっています。
新千歳空港から車で30分、札幌から車で50分程度の場所にある便利な立地でありながら、畑作風景や田んぼ、牧場や丘の上にあるカフェ、キャンプ場や温泉など、北海道らしい風景や、観光の目的地があちこちに点在しています。さまざまな野菜や、果物、羊肉をはじめとした美味しい肉など、地産地消の食材も存分に味わえます。
そうした地の利もあり、域内への観光客数は空知管内では断トツの約218万人(2024年度)
人口は約9,800人で、他地域と同様に徐々に減少していますが、昨今は移住者も増えておりここ数年は社会増を実現しています。
長沼町公式チャンネル(長沼町プロモーション映像~まだ知らない長沼へ~)
そうした移住者や、関係人口となった人々や企業が、観光客が多い環境を活かして様々な事業を起こしています。そしてそれらが不思議なくらい(といったら失礼かもしれませんが)どれもオシャレで美しく、こだわりが詰まった店舗や施設ばかりです。
まずご紹介するのが、レトロモダンな雰囲気のこだわりの設備で開業したばかりの一棟貸宿泊施設「Moris Slow Naganuma(モリス・スロウ・ ナガヌマ)」。
こちらの「Nay(ナイ)」は、味わい深い表情が魅力の器が並ぶ器屋さん。店主の山坂沢子さんが、長沼町の商店街に2年前にオープンした、こだわりのクラフト作品や様々なアイテムが揃う、くつろぎの空間です。
長沼町は実は知る人ぞ知るお花の生産地でもあります。その生産者に惚れ込み、近くでお店を出したいと言う思いで札幌から移転してきた佐藤ひろ子さんが営むお花屋さん「創MAOI(ソウ・マオイ)」。
地元でリンゴやジャガイモなどを5世代にわたって生産してきた仲野満さんが営む、絵本の中のログハウスのようなレストラン「ハーベスト」。大人気で平日でも満席の日もあるようです。
年間120万人を超える来場者で大人気の道の駅「マオイの丘公園」。地元食材が楽しめるピッツェリアや地域ならではの商品が揃う売店、人気の農産物直売所が併設されていて、観光客の目的地でもあり、また地域住民の憩いの場でもあります。
そして町の東の丘にあるのが、馬追蒸溜所。2022年に”マオイ自由の丘ワイナリー”から社名、ブランドを変更。スコットランドの蒸溜器を導入し、ワインに加えてブランデーやウイスキー、ジンまで幅広く生産しています。また建物が本当に素敵で、夕日が見える西側の全面ガラス張りの窓はまさに圧巻の景色です。
その裏手にある小高い丘、から見える夕日がこれ。言葉を失う美しさとはこのことかと。
こうした風景の中、こだわりの事業者が不思議なくらい集まるまち、長沼町。
いつかどこかで事業を営みたいという夢を叶える地として、これほど魅力的な場所はなかなかないかもしれません。
是非一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
文責:ネイティブ.メディア編集部