世界最大級の渦潮で有名な徳島県鳴門市では、令和5年度より「半農半X」を移住コンセプトに、「おてつたび」のプラットフォームで全国から参加者を募集し、2週間の農業アルバイトを体験してもらう「半農半X」推進シェアハウス事業を実施しています。

 

徳島県と淡路島の間にある「鳴門海峡」は、イタリアのメッシーナ海峡、カナダのセイモア海峡と並び、「世界三大潮流」と言われています

 

■半農半X推進シェアハウス事業も3年目を迎え、このたび新たに、市内事業所の人手不足解消とUIJターンを促進するため、医療・介護・保育分野の福祉関連事業所で受け入れを行いました。

 

この事業は、福祉関連事業所、徳島県福祉人材センター、徳島県看護協会、(株)おてつたび、鳴門市が連携し、参加者のみなさんには1週間の滞在期間中、フルタイムで働きながら鳴門市での生活とシェアハウスでの交流を楽しんでいただく、というものです。

 

今回は、8月3日(日)~8月9日(土)までの期間に、大学生や20~30代の社会人の計6名の方が全国から参加され、この中には鳴門市でのおてつたびリピーターの方もおられました。

 

■この記事では、期間中、参加者のみなさんを対象に開催された「鳴門観光プレミアムツアー」の参加者のみなさんの様子と鳴門市の魅力をツアーの写真とともに前編・後編の2回に分けてレポートしていきます!

 

★「鳴門観光プレミアムツアー」前編はこちらから↓

https://nativ.media/85775/

 

プレミアムツアーの内容

 

燦燦と日差しが降り注ぐ令和7年8月6日

ツアーはこのような行程で行われました。

 

午前11:10。
道の駅くるくるなるとを後にした一行は、一路北へ!

ランチ会場のアオアヲナルトリゾートを目指します。

 

➃ ランチバイキング~阿波郷土料理 彩~

 

プレミアムツアーのランチは、アオアヲナルトリゾート内にあるレストラン・阿波郷土料理 彩での豪華ランチバイキング!

鳴門鯛や鳴門わかめを使ったお刺身や郷土寿司、地元食材を生かした「阿波のお惣菜」など、約60種類のメニューが食べ放題です!

揚げたての鳴門わかめやなると金時の天ぷらをはじめとする10種類の天ぷらをお好みの薬味や調味料で味わえるコーナーや、お好みのお刺身を乗せて自分だけの海鮮丼を作れるコーナーもあり、みなさん鳴門グルメを堪能していました。

 

おいしいお料理を楽しみながら、保育施設でお仕事をしている方からこんなお話をうかがえました。

「働く前は、裏方のお仕事がほとんどだと思っていたのですが、実際はこどもたちと触れ合えるお仕事をたくさんやらせてもらえてとてもうれしいです。こどもたちと接するのは想像以上に体力を使うので、へとへとになることもありますが、充実した毎日を過ごせています。」

 

前編でもお伝えしましたが、みなさん本当にお仕事が楽しく充実しているようで、素敵な笑顔でお仕事のお話をされているシーンが頻繁に見られました。

 

 

➄ 大塚国際美術館

 

食事のあとは、ランチ会場から車で約10分のところにある大塚国際美術館へ!

 

ここは、日本最大級の常設展示スペース(延床面積29.412㎡)を有する「陶板名画美術館」です。

※陶板名画とは…
陶器の大きな板に原画に忠実な色彩・大きさで作品を再現したもの。
紙やキャンパス、土壁に比べ色が経年劣化せず、また大きさも原寸大に再現されているため、実際の名画を見るがごとくの迫力や臨場感を味わうことができる。

 

この大塚国際美術館には、陶板で原寸大に再現された世界26ヵ国の西洋名画が展示されており、涼しい館内で一時の暑さを忘れて美しい名画の数々を鑑賞できます。

参加者のみなさんは、入館するやいなや小走りにそれぞれお好きな展示コーナーに向かっていきました。

 

 

 

➅ 鳴門海峡の大渦~うずしお観潮船 アクアエディ~

 

2時間ほど名画鑑賞を楽しんだあと、プレミアムツアーもいよいよ最後の行程となりました。

 

ツアーの締めを飾るのは、もちろん鳴門海峡の大渦!

 

うずしお観潮船「アクアエディ」に乗船し、渦の発生ポイントへと向かいます。
このアクアエディという観潮船は水中展望室のある高速小型船で、水面下1mの展望室から海中の渦の様子を見られます。

 

水中展望室の様子。窓の向こうには海中で渦巻く海流の様子を観察できます

 

 

海上デッキからは、渦はもちろんのこと雄大な大鳴門橋も臨め、海上と海中の両方から鳴門の大渦を楽しめるアクアエディ。

参加者のみなさんは、ツアーの締めくくりとなるこの約30分の船旅を、とても楽しんでいました。

 

 

帰りの車内も楽しい!

 

午後5:00過ぎ、参加者のみなさんを乗せたミニバンは宿舎へ・・・。

 

鳴門市内を西へ北へと移動範囲の広い1日でしたが、帰りの車内では打ち解けた様子でプライベートの話などで盛り上がっていました。

 

鳴門市での滞在もあと少し。
明るく元気なみなさんの姿を見ていると、お仕事も鳴門市での移住体験もしっかり楽しんでいただき、ぜひ鳴門市を好きになっていただきたいと、感じました。

 

2025.8.8 執筆


 

■今回の訪問先■

※この記事内の各観光施設の情報は、下記のホームページを参考にして執筆させていただきました。

 

□四国八十八箇所霊場会 一番札所 竺和山一乗院 霊山寺
所在地:徳島県鳴門市大麻町板東塚花126
電 話:088-689-1111
ホームページ:https://88shikokuhenro.jp/01ryozenji/

 

□鳴門市ドイツ館
所在地:徳島県鳴門市大麻町桧字東山田55-2
電 話:088-689-0099
ホームページ:https://doitsukan.com/

 

□道の駅 くるくるなると

所在地:徳島県鳴門市大津町備前島字蟹田の越338-1
電 話:088-685-9696
ホームページ:https://www.kurukurunaruto.com/

 

□阿波郷土料理 彩
(アオアヲナルトリゾート内)
所在地:徳島県鳴門市鳴門町土佐泊字大毛16-45
電 話:088-687-2580
ホームページ:https://www.aoawo-naruto.com/publics/index/94/#block1124-1270

 

□大塚国際美術館
所在地:徳島県鳴門市鳴門町鳴門公園内
電 話:088-687-3737
ホームページ:https://o-museum.or.jp/

 

□うずしお観光汽船株式会社
所在地:徳島県鳴門市鳴門町土佐泊字大毛264-1
(徳島県鳴門市鳴門公園亀浦観光港)
電 話:088-687-0101
ホームページ:https://www.uzusio.com/