海外経験と人類学の素養を生かして地域の特性を理解しつなげる「通訳」

日本に生まれながらも、3歳から6歳の幼少期をアメリカで過ごし、高校時代をカナダで、大学時代をイギリスで過ごした渡邊さん。彼女はいつも刺激を求めて外に出ていた。そんな彼女が八女で行っているのは「地域のフィールドスタディ」。大学で社会人類学を学んだ彼女は、社会の構造や文化ごとの個性に興味を持つ。特殊ポンプを扱う会社に勤務後、転職した株式会社うなぎの寝床で「通訳」として、地域の魅力を掘り起こし、因数分解して、八女とは文化の違う「別の世界」に住む人たちへ発信していく。そんな彼女を形成してきたものとは。今考えることとは。 記事のポイント [...]

地域ベンチャーにも東京とのコミュニケーションは不可欠!福岡のうなぎの寝床が東京に新拠点。

ネイティブでも以前から紹介している福岡のベンチャー「うなぎの寝床」。ビジネスを通して、九州地方に眠るものづくり・文化の価値を社会に改めて問い、継承につなげてきた企業です。 そのうなぎの寝床が12月1日から新たに東京新川分室を中央区新川にオープンしました。早速編集部がオープン初日にうかがい、新拠点の位置づけと今後の展望を代表白水高広(しらみずたかひろ)さんに聞いてきました! [...]

福岡をIT・クリエイティブビジネスの集積地、そして発信地へ!構想を率いる攻めの市役所の仕掛け人。

「アジアのリーダー都市」を目指して近年発展めまぐるしい福岡市。交通の利便性や食、豊かな自然環境、アジア圏との近さなどを武器に、成長を続けている。移住先進地域としても注目を集めるが、市民の働き先として、福岡市では特に「知識創造型産業」の企業誘致・スタートアップ支援に力を入れてきた。その先鋒として経済観光文化局で主に企業誘致をリードするのが、大手メーカーからの転職Uターン組の1人でもある山下龍二郎さんだ。企業誘致を進める山下さんたちの前に立ちふさがる「人材確保」という壁。その突破口として始まり、5年目を迎えた「福岡クリエイティブキャンプ(以下、FCC)」や、そこから見えてきた福岡市の未来や夢について、お話を伺った。 記事のポイント [...]

By |2019-08-24T23:22:35+09:002017.12.12|Tags: , , , , , |

うなぎの寝床にみる「弱者・地域ベンチャーの戦い方」、情報を売るものづくり

お金もない。人もいない。実績もない。圧倒的な弱者。 一体これは何の話だろう。ベンチャー企業のことである。この表現には多少の誇張があるとしても、大企業と比較したときに弱者であるというのは、間違った話ではないだろう。ここで、話を「地域ベンチャー」に絞ってみる。日本国内に限れば、首都東京以外を拠点とするベンチャーを指すとする。言ってしまえばこちらはもっとひどい。企業内だけではなく、その周辺でもお金・人の流通が少ないのである。当然それらのリソースを得る機会は都市に比べ減ることになる。 [...]

地域文化をビジネスとして花咲かせる。 「うなぎの寝床」で見つけた地域文化ベンチャーの肝。

伝統工芸品であり、日本三大*絣(かすり)にも数えられる久留米絣(くるめがすり)。最盛期には300軒あった久留米絣の織元も、現在では23軒程度。衰退は目に見えていた。しかし、下降線を辿る一方であるはずの伝統工芸産業に異変が起きつつある。その中心にあるのは2012年立ち上げ(2015年に株式会社化)の「うなぎの寝床」。久留米絣で作ったもんぺの製造販売が主な事業だ。その粗利は実に57%。地域の伝統産業をビジネスとして花咲かせ、継続的な文化継承につなげるうなぎの寝床のその仕組みをきいた。 *絣とは、織物の一種で、前もって染め分けた糸をたて糸かよこ糸、あるいはその両方に使って織りあげることで文様を表す技法により織られた織物を指す。 [...]

By |2019-08-10T16:19:39+09:002017.11.27|Tags: , , |

移住してゼロからリスタート。IT社長が体当たりでつくってきた、移住サポートと他拠点の働き方とは?

ライフスタイルが変化し、多様化する現代。様々な技術や制度の発達とともに、自分が住みたい地域に、住んで、働くという選択をする人も増加しています。しかし仕事や環境が大きく変わる移住は、必ずしもメリットばかりではありません。今回は自身も見知らぬ土地で移住を選んだ、IT企業社長、須賀大介さんに、移住することのリアルと、福岡で、暮らしを支える移住サポート事業を起こすまでをお伺いしました。 須賀大介 [...]

By |2019-08-25T02:07:15+09:002017.11.05|Tags: , |

福岡ローカルから世界へ。地方から時代を先取りする、遊休不動産活用型コワーキングスペース事業。

働き方が多様化、複雑化している現代、ノマドワーカーや他拠点居住など住む場所を固定しないという選択をする人に加えて企業で働く人にも働く場所の選択肢が増えてきた。それを選ぶ際に重要なのが、環境の整ったワークスペースを確保するだけでなく価値観の近いコミュニティに属することができたり、コラボレーションなど入居する人や企業の価値を高められることだ。 今回は、今地方でも盛り上がりを見せている福岡から時代を先取りにするコンセプトでコワーキングスペース運営と、それに伴った人材流動を創造しているサービスを紹介する。それが、スマートデザインアソシエ―ションが手掛ける福岡移住計画である。福岡と東京を中心に6拠点、シンガポールなどの海外連携も果たした福岡移住計画のコワーキングスペース。この数年で会員数が3倍になるなど、どこが従来のコワーキングスペース運営と違うのか、その特異性を探る。 [...]

By |2019-08-10T16:20:35+09:002017.11.03|Tags: , , , |

舞台は都心から福岡市郊外へ。元大手私鉄不動産マンが挑む、地方都市発、不動産の価値転換。

—「何か違うような気がして。」 そう語りはじめてくれたのは、東京の大手私鉄グループの不動産会社で首都圏の不動産開発を通じて街づくりに挑んでいた、鎌苅竜也(かまかりたつや)さん。彼は2016年からその不動産を通じて発信していく舞台を東京から遥か1,000km以上も離れた福岡市郊外の海辺の閑静な田舎町、今宿(いまじゅく)に移した。 [...]

By |2019-08-10T16:21:35+09:002017.09.08|Tags: , , , , |

釣りの会社で、起業する ウミーベCEOカズワタベさんのマイノリティー的生き方とは

福岡の今宿の海辺にオフィスを構える「ウミーベ」。 「釣りをやさしく」をコンセプトに、月間200万PV(2017年6月現在)を誇る釣り情報サイト「ツリホウ(釣報)」や、スマートフォンアプリ「ツリバカメラ」を運営しています。 [...]

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