[おすすめ書籍]日本人の勝算〜大変革時代の生存戦略〜デービッド・アトキンソン著

現在の日本の観光戦略の礎となった『新・観光立国論』の出版が2015年6月。それから4年足らずの間に数多くのベストセラーを上梓し続けてきたデービット・アトキンソンさんの最新の著作「日本人の勝算」は、自分にとっては今まで以上のインパクトのあるものでした。 人口減少・少子高齢化・資本主義の行き詰まり...誰かが言っていましたが、「一億総不安社会」と言っても違和感のない時代に突入。オリンピックの高揚感でなんとかそれをかき消そうという雰囲気にも限界があるのはみんなわかっているはず。でもだれもが「こうすればいい」という解は持ち得ていません。 [...]

[おすすめ書籍]ビレッジプライド〜0円起業の町をつくった公務員の物語〜寺本英仁著

[Amazonへはこちらから] NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」に登場し、一躍脚光を浴びられたのが2016年というから、もう2年前。そこから加速して島根県邑南町(おおなんちょう)の変革をリードしてきた、スーパー公務員の寺本英仁さんが、満を持してその経緯を克明に綴った書籍を出されました。人口1万人の町で、食を中心に次々と起業する人を排出し、年間90万人もの集客をしている驚くべき邑南町。自分も二度ほど訪問し、山間の町に(というか”村”という雰囲気ですが)、予約の取れないレストランや、人が耐えない地産品を販売するお店が数多く点在するそのギャップに、本当に不思議な、しかし非常に深い感動を感じざるを得ませんでした。実は二度目の訪問は、弊社の会社の合宿として、東京・沖縄・広島、長野で仕事をしている10数名の社員を集めて伺ったくらいです。そうした中で、寺本さんには何度もお会いし、直接お話も伺い、講演やセミナーなども拝聴してきた自分としては、当然の如く初日にこの本を入手し、早速読みました。3時間くらいであっという間に読めたのですが、読み進める中で、邑南町のことはもう大体知っていると思い込んでいた自分にとっても、大変驚くことがいくつかありました。 [...]

By |2019-10-24T17:22:47+09:002018.11.11|Tags: , , , |

[おすすめ書籍]九州バカ〜世界とつながる地元創生起業論〜村岡浩司著

自分がこの地域事業に参入して間もないころ、実は「九州」に「営業」したことがありました。2012年当時、北海道で展開し、うまくいって話題にもなった観光メディアの経験を九州でも活かせるんじゃないか、九州全体を網羅する「地域メディア」を作れるんじゃないかと思い、つてを辿ってあちこちの企業を訪問したのです。 その時に耳にした、衝撃の言葉がありました。それは「九州は、一つにはまとまらないよ」という言葉です。 はじめはどういう意味かよくわからず、しかもその言葉を発したのは、日本にDMOなどがまだなかった当時、そういう事をするのが役割だと思っていた"九州観光の公的な協会組織"のご担当者だったので、二度びっくりでした。その方は、全身から“君そんなことも知らないの?”オーラを発しながら、「あのね、九州っていうのはね、右上が長州で、下のほうが薩摩なわけ。今もね。」とか、「九州にはね、七社会というのがあってね、君の提案を動かせるのは、JR九州か、西鉄だろうけど、どっちも景気悪いから動かないだろうね〜」という話しだったと記憶しています。 [...]

By |2019-10-24T17:23:11+09:002018.05.05|Tags: , , |