北海道・羊蹄山の麓に広がる真狩村(まっかりむら)で、観光分野で活動する地域おこし協力隊員を1名募集します。

受入れ先は、真狩村観光協会。窓口対応からレンタサイクル、イベント、PR、そして協会の運営まで、観光のしごとに丸ごと携わるポジションです。発信で人を呼び、コンテンツで稼ぎ、ゆくゆくは協会の中核を担っていく。今回募集する「観光コンテンツチャレンジャー」は、そんな挑戦です。

この記事では、真狩村というフィールドのこと、この募集に至った背景、3年間のロードマップと任期後の出口まで、少し丁寧にお伝えします。観光や情報発信の仕事に関心がある方、小さな組織で裁量をもって働きたい方は、ぜひ最後までお読みください。

1. 真狩村というフィールド

北海道・羊蹄山の麓に広がる真狩村は、豊かな自然と清らかな水に恵まれた農業の村です。「えぞ富士」と呼ばれる羊蹄山の南麓に位置し、村の中を真狩川が流れる純農村。人口は1,941人(1,046世帯/令和8年4月30日現在)、面積は114.25km²です。

食と自然の魅力が豊富

生産量日本一を誇るゆり根をはじめ、雪下にんじんやアスパラなどの高品質な農産物のほか、地元食材を生かしたフレンチレストラン「マッカリーナ」や、個性あふれる飲食店も多数あり、食の魅力が豊富です。景色を眺めながらリラックスできるまっかり温泉や、羊蹄山の麓で楽しめるキャンプ場など、自然を楽しめる資源もたくさんあります。

ニセコ・ルスツに隣接する立地

日本有数のリゾート地「ニセコ」「ルスツ」に隣接し、国内外からたくさんの人が訪れるエリアです。真狩村だからこそ味わえる心地よさや楽しさを発信し、選んでもらえる場所にしていく余白があります。

アクセスはニセコから15分、倶知安から30分、小樽から90分、札幌から115分、新千歳空港から120分。JR函館本線「倶知安駅」下車、留寿都方面行きバスで移動できます。

次の世代へつなぐ局面

人口減少や高齢化が進むなか、地域で愛されている資源をどう続けていくか、観光資源をどう磨き上げていくか。これまでの営みを土台にしながら、新しい視点で挑戦を重ねていく入口に、真狩村は今、立っています。

2. 自慢の村を、「届ける人」が足りない

今回の協力隊の受入れ先は、真狩村観光協会です。着任後はここを拠点に、スタッフの一員として働きます。

窓口対応、レンタサイクル、イベント、PRなど多岐にわたって業務がありますが、現在は1人体制で運営しているため、日々の業務を回すだけで手一杯。新しい事業に踏み出したくても、なかなか余裕がありません。

現場が抱えている課題を、率直にお伝えします。

  • 事務局は1人体制。日々の業務で手一杯で、新しい事業展開まで手が回らない
  • 窓口が不在になると、レンタサイクルの受付ができないことがある
  • ゆり根日本一の農産物、農村風景、食。自慢の資源を発信しきれていない
  • 補助金ばかりに頼らない、「自主財源で稼げるコンテンツ」を増やしたい
  • マンネリになりがちな観光に、新しい風をおこしたい

それでもこの村には、生産量日本一のゆり根、羊蹄山を望む農村風景、マッカリーナをはじめとする食の魅力など、「自慢したいもの」が揃っています。足りないのは資源ではなく、届ける人。

そして小さな組織だからこそ、裁量は大きく、挑戦の余地も豊富です。マンネリになりがちな観光に新しい風をおこす、あなたの力を貸してください。

3. 具体的な仕事内容

募集職種は「観光コンテンツチャレンジャー」1名。真狩村観光協会を拠点に、窓口対応からイベント、PR、協会運営まで、観光のしごとに丸ごと携わります。活動の柱は、大きく3つです。

(1)観光協会のすべての事業に携わる

現在1人体制の事務局に加わり、協会の事業を実地で経験します。

  • お客様への窓口業務・観光案内(道の駅に設置する観光案内窓口)
  • レンタサイクル事業(5月〜10月)
  • 都市部への観光PR活動(観光物産展など村外のPRイベントへの参加)
  • デジタルスタンプラリーイベントや羊蹄山真狩登山コース祈願祭などの企画・運営
  • HP更新、観光協会会員向け研修会
  • 事務・銀行手続きなどの協会運営実務

(2)自慢の村を、発信する

生産量日本一のゆり根、羊蹄山を望む農村風景、食の魅力。村の自慢を取材し、あなたの視点で届けます。

  • 地域資源・生産者・事業者の取材、写真・動画の撮影や編集
  • SNS・Webサイト等での情報発信

(3)稼げるコンテンツをつくる

補助金ばかりに頼らない自主財源事業(現在はレンタサイクルなど)に続く、新しい観光コンテンツを企画・試行します。

  • 体験型プログラムや周遊企画の立案・試行
  • 近隣リゾート(ニセコ・ルスツ)との接点づくり

※1年目は協会の基盤業務を軸に村と人を知り、2年目以降は企画・発信の比重を高めていきます。活動内容は得意分野や関心に応じて設計します。

※同時に募集していた「地域ビジネスチャレンジャー」は採用が内定したため、募集を終了しました。

4. 3年間のロードマップ

観光協会の現スタッフは、20年にわたり事務局を担ってきました。これからの3年間は、その経験とノウハウを隣で受け取れる時間です。

YEAR 1|全部やって、覚える 窓口・レンタサイクル・イベント・事務まで、観光協会の全事業を実地で経験。村の人と資源を知り、発信を始める。

YEAR 2|稼げるコンテンツをつくる 既存事業の改善に加え、レンタサイクルに続く自主財源事業を企画・試行。発信で人を呼び、コンテンツで稼ぐ流れをつくる。

YEAR 3|バトンを受け取る準備 自分の道を選び、助走する1年。協会の中核を担うか、事業者として独立するか。働き方も事務局の体制も含めて、受入れ先と相談しながら固めていく。

5. 任期後の出口、たとえばこの3つ

「3年やって、その先はどうなるの?」

この募集には、受入れ先の観光協会とともに描いた出口のイメージがあります。代表的な3つの道のほかにも、任期中の経験を生かした仕事を見つけるなど、選択肢はひとつではありません。

EXIT A|観光協会の中核へ、ゆくゆくは事務局の担い手に 任期後は事務局の中核メンバーとして協会に加わり、ゆくゆくは事務局の運営をまるごと引き継いでいく。そんな道筋を、受入れ先とともに描いています。ひとりですべてを背負う前提ではありません。事業の育ち方に応じて、事務局の体制等も、村・観光協会とともに考えていきます。

EXIT B|起業して、観光コンテンツ事業者に 任期中に立ち上げた企画を自分の事業として独立させ、観光協会のパートナーとして村の観光を担う道。活動経費(年54万円)を研修・資格などの自己投資に使えます。

EXIT C|村内事業者へ就職する 観光協会の仕事は、宿・飲食店・農家など村内の事業者とのやりとりの連続です。3年間で築いた関係と経験を活かし、村内の事業者に就職して観光や地域の仕事を続ける道もあります。

※いずれも任期後の進路を保証するものではなく、本人の意向と適性を踏まえ、協議のうえで決めていきます。

6. こんな方におすすめ

  • 観光客や村の人と話すことを楽しめる方。窓口に立つのが好きな、コミュニケーション力のある方
  • 企画を考えるだけでなく、自分で手を動かして実行できる方(プレーヤーとして動ける方)
  • 写真・動画・SNSなどでの発信に関心がある方(スキルレベル・フォロワー数は問いません)
  • 売上や集客の数字に向き合い、「稼ぐコンテンツづくり」を面白がれる方
  • 小さな組織のこれからを、自分の手で形にしていくことに面白さを感じられる方
  • 日常会話レベルの英語力を活かしたい方(必須ではありません)

7. 真狩村の暮らし・地域資源

豊かな自然と清らかな水のなかに、滞在する価値のある資源が点在しています。

ゆり根と農の風景 生産量日本一を誇るゆり根をはじめ、雪下にんじんやアスパラなど、清らかな水と豊かな自然が育む高品質な農産物のまち。

羊蹄山を望む温泉 雄大な景色を望む温泉で、一日を締めくくれる暮らし。

地元食材を生かす、食のまち フレンチレストラン「マッカリーナ」をはじめ、個性あふれる飲食店が点在。雪下にんじんやアスパラなど、村の高品質な農産物が食卓に並びます。

演歌歌手・細川たかしの出身地 真狩川河川公園には細川たかし記念像が立つ。羊蹄山と並ぶ、村の象徴のひとつ。

農、食、観光、まちづくり――真狩村では、子育てやキャリア形成と並行して、新しい働き方を始めた人たちが少しずつ増えています。これから10年、20年を、家族や仲間とともに育てていく。そんな挑戦の入口として、この村があります。

住まいについては、着任時に公営住宅の斡旋・手配を行い、家賃手当は活動費に包含して支給されます。家族での移住も可能で、学校や保育、医療、交通などの生活導線について、移住前にご案内します。

8. 募集要項

1年目は会計年度職員として真狩村に任用。2年目以降は活動内容や本人の意向を踏まえ、業務委託(個人事業主)への切替えも相談の上で選択できます。

項目内容
募集職種観光コンテンツチャレンジャー(※地域ビジネスチャレンジャーは採用内定のため募集終了)
募集人数1名
活動期間委任開始日より1年間(年次更新、最長3年間まで更新可能/特例延長あり)
雇用形態(1年目)会計年度職員(真狩村各種条例・規則に基づく/給料:毎月21日支払い)
雇用形態(2年目以降)準委任型の業務委託(個人事業主)への切替えを相談の上で選択可能
報酬(会計年度職員)月額 23.2万円、期末手当支給(年2回、計2.5か月分/在籍期間に応じて調整あり)
報酬(準委任型業務委託)月額 29万円(総支給額)
定額手当上限 81.6万円/年(住宅手当・車両借上料・PC借上料を含む)
活動経費上限 54万円/年(研修費・資格取得費・旅費・交通費・その他必要経費/事前申請制)
勤務1日7時間45分、週5日勤務
勤務場所真狩村観光協会を主な活動拠点とし、活動内容に応じて村内の現場やイベント会場で動く場面もあります
時間外・休日状況によっては時間外や休日の業務がありますが、時間外はスライド勤務、休日の業務は勤務時間の調整や代休取得が可能
副業1年目(会計年度職員)は原則不可。2年目以降、業務委託へ移行した場合は事前相談・許可制で可
公務災害会計年度職員は真狩村の公務災害補償制度に加入
住宅着任時に公営住宅の斡旋/手配あり。家賃手当は活動費に包含して支給
普通自動車運転免許は必須。原則、自家用車を使用(車両借上費は活動費に含まれます)
研修制度一般社団法人移住のすゝめによる研修を年3回程度実施(対面 or オンライン)。活動や新規事業の相談機会として活用可能
応募要件年齢不問/普通自動車運転免許/真狩村に居住し地域の一員として活動できる方/地域の方々と対話を重ねながら主体的に行動できる方
応募締切令和8年9月25日(金)まで ※定員になり次第終了
着任時期採用内定後、協議の上決定

※業務委託へ移行した場合は、契約形態・報酬体系・社会保険等の取扱いが変更となります。詳細は事前に説明の上、双方合意により決定します。

※活動経費は事前許可制とし、経費として認められないものはお支払いできません。使用計画は半期ごとに見直しを行います。

募集要項(PDF)はこちら:https://iju-susume.jp/recruit/makkari-2026/makkari_boshuyoukou.pdf

9. 選考の流れ

応募前のカジュアル面談(一般社団法人移住のすゝめが実施)から始まるのが基本の流れです。カジュアル面談は選考ではありません。

STEP 01|カジュアル面談(オンライン)※選考ではありません 応募前に、まず一般社団法人移住のすゝめによるカジュアル面談を受けていただくのが基本の流れです。職種や暮らし方の疑問にお答えする場なので、応募を決めていなくても大丈夫です。

STEP 02|応募・書類選考 顔写真付き履歴書/職務経歴書/志望動機・自己PR書類を、真狩村役場 企画情報課へメールまたは郵送でご提出ください(令和8年9月25日(金)まで)。第一次選考合格者には、地域要件確認のため住民票の写しを提出いただきます。

STEP 03|現地面接(第二次選考) 第一次選考合格者を対象に現地面接を実施します。交通費等は自己負担となります。

STEP 04|結果通知・着任準備 第二次選考の結果は、対象者にメールまたは書面で通知。着任時期は採用内定者と協議の上決定します。

10. 村から、あなたへ

自然豊かな北海道にそびえる蝦夷富士「羊蹄山」の南麓に広がる小さな村で、私たちと暮らしてみませんか。

あなたの冒険心と行動力を生かし、真狩村で新しいライフスタイルを描きましょう。まずは、お気軽にご相談ください。

―― 真狩村長 岩原 清一

20年間、この協会の事務局を担ってきました。この村には自慢できるものが山ほどありますが、今は1人体制のため、現状維持の業務が中心です。真狩の観光をさらに魅力あるものにするため、新しいことにも一緒に挑戦しながら、ゆくゆくはこの役割を引き継いでくれる人を待っています。

―― 真狩村観光協会 スタッフ

11. 問い合わせ・応募方法

まずは、話を聞くところから。応募を決めていなくても大丈夫です。オンラインのカジュアル面談で、暮らしや活動の疑問にお答えします。

カジュアル面談の申し込みはこちら https://iju-susume.jp/recruit/makkari-2026/apply/

募集ページ(詳細) https://iju-susume.jp/recruit/makkari-2026/

[応募先] 真狩村役場 企画情報課(担当:佐藤・野村) 〒048-1631 北海道虻田郡真狩村字真狩118番地 メール:kikaku@vill.makkari.lg.jp(メールまたは郵送)

[カジュアル面談・研修の実施] 一般社団法人 移住のすゝめ